2022年03月01日
「ジジ」上演70周年「THEATRE arts」1952年7月号
「いつも2人で」…「午前十時の映画祭12」にて上映。4/29(金)〜5/12(木)TOHOシネマズなど全国で上映!
「オードリー・ヘプバーン」…5/6(金)からTOHOシネマズなど全国で上映!
あれっ!この2作品、被ってる時期があるじゃないですかーっ!5/6〜5/12は両方やっている劇場がありますね!すごいすごい!
それと、今年の「SCREEN」での人気投票ですが、オードリーは第6位でした!
凄いことですが、でも昔と比べて全体の投票者数が圧倒的に少ないので…。
さて今日は1952年から70周年ということで、70年前のちょうど今頃(1951年11月24日から1952年5月末まで)オードリーがブロードウェイのフルトン劇場で演じていた「ジジ」が載ったアメリカの雑誌、“THEATRE arts”1952年7月号を紹介!
これ、今年になって手に入りました!
1952年のことでは何も書けないかなーと思っていたので、記事に出来て良かったです!
表紙は全くオードリーとは関係ないですね。表紙だけだったら、絶対買ってない。
でもよく見ると表紙の最下段に
“Complete Play: Colette's Gigi, Dramatized by Anita Loos”
と書いてますね。これに気づけばすごいことだとわかりますね!
なんせオードリーの演じた「ジジ」の台本がそのまま完全版で載っている!ということになりますからね。
まあ買うときにはそこまで気づいてなかったんですけれども。
これ、アメリカの発行している雑誌なんですけど、1952年なのに、紙は薄いんですけど全ページコート紙みたいなので刷られてます。さすがアメリカですね。
当時の日本の雑誌って、必ずわら半紙みたいな紙を使ってて、保存状態は良くても茶色く変色してますもんね。
それがこの時代でこの紙で刷れるのがやっぱりアメリカですね。
さて、最初に登場するオードリーは、演劇界で話題になっているニュースを取り上げた「オフステージ」っていうページで、「ジジ」の演技でシアター・ワールド賞を取ったオードリー。
記事にも“この賞はブロードウェイの舞台で最も有望な人物に贈られた”と書いてますね。
オードリーがその人生で数多くもらうことになる賞の1番最初のものです。
「ジジ」では次にビルボード誌のドナルドソン賞の女性最優秀デビュー演技賞ってのも獲ってますね。
でも「ジジ」でオードリーは羽ばたいたのは確かですけど、「ジジ」と「ローマの休日」はなんというか重要度が繋がってないんですよね。
「ジジ」を見たパラマウントから「ローマの休日」に抜擢されたわけではなく「素晴らしき遺産」を見たパラマウントに見出されたわけなので、「ジジ」が無くても、オードリーは「ローマの休日」でスターにはなっていたんでしょうね。
次に収録されている「ジジ」の完全版台本に移る前に、この雑誌って、ちょっと不思議構成。
ところどころに黄緑一色で刷られたアートのページが見開きであるんです。ほとんど白いページのままですこーし黄緑のアート。
最初は印刷ミスで黒を刷り忘れたんかと思いましたよ。
全16ページ。まあ印刷では元の紙では同じ1面×2だけに刷ってあるんでしょうけどね。
印刷って、A4の雑誌なら、その見開きのA3で刷るわけじゃなくて、大きな紙(A判なら菊判、B判なら四六判)で一気に刷って本のように綴じてから断裁するんですよね。
まあそういうのは専門用語で面付けとか折丁とかって言うんですけど、興味があれば調べてください。
なのでこの16ページだけ黄緑ということは、印刷する際に2面だけ黄緑で刷ったんだなーとわかるわけですね。
さて、次はページが飛んで、真ん中辺にある「ジジ」の完全版台本ですね。オードリーの有名なセーラー服の写真を使って扉としています。
この台本と、さらにその真ん中で「ジジを探して」っていう解説みたいなものもあって、全27ページも「ジジ」のために費やしてくれています!
この雑誌、ノンブル(ページ数)のあるところまでで全96ページ、表紙周りを入れて全100ページですから、「ジジ」に割いているページがめっちゃ多いことがおわかりいただけますよね?
この扉のページには“コレットの小説からのアニタ・ルースによる2幕のドラマ化”って書いてあります。
次のページからいよいよ台本が始まるんですけど、キャストや監督なんかの名前が載ってます。
でもフルトン・シアターで1950年11月24日に初演って書いてますけど、1年日付を間違えてますね笑。
正確には1951年11月24日です。
1950年だったら、オードリーはコレットに発見された「モンテカルロへ行こう」の撮影どころか、「初恋」の撮影すら始まってないので、全然ムリですがな。
この見開きページの画像は扉と同じもの。うーん、よく見る画像だし、ありがたみがない…。
次の見開きとその次の見開きは文字ばかりでさらにありがたみがない。
その次の見開きから「ジジを探して」のページになるんですが、ここで原作者であり、「モンテカルロへ行こう」撮影中のオードリーを見て「私のジジがいるわ!」と発見したガブリエル・コレットとオードリーの画像。別ショットの写真はよく見るんですけど、このショットは初めてじゃないかな?
てか、この時ってコレットとオードリーだけじゃなくて、後ろにプロデューサーのギルバート・ミラーもいたんですね。
ここと次の見開きで「ジジを探して」というこの舞台のプロデューサーであるギルバート・ミラーによる寄稿が挟まれてるんですが、3ページめではオードリーの伝記に出て来るアニタ・ルースさんのお顔を見ることができます。
右のページには1949年のフランス映画版「ジジ」でジジ役を演じたDaniele Delorme(ダニエル・デローメ?)という人が載っています、。
てか、1958年の「恋の手ほどき」以外に、1949年にも映画化されていたとは知らなかったです。
この4ページに書かれていることは、きっとものすごい興味深いことが書かれているのでしょうが、詳しくは読めないので…。
でも、僕でもわかる単語が目に入ってきたんですが、それがピア・アンジェリ!
その周辺を読むと、このアメリカ舞台版を上演するに当たって、ジジ役の候補になっていたのがまずピア・アンジェリだったということ。
でも彼女の英語にはイタリアのアクセントが強くて、とても越えられそうもない高いハードルだったということ。
それでその次の候補がレスリー・キャロンだったけれども、こちらはあまりにもフランス人っぽいということだったそうです。
このピア・アンジェリとレスリー・キャロンって、よくオードリーと候補が被ってますよね。
ピアは清純派、キャロンはファニー・フェイスってとこがオードリーと重なってるんですかね。
「緑の館」はピア・アンジェリで考えられていたそうですし、レスリー・キャロンの「ファニー」も元々はオードリーが演じる予定でした。キャロンの「がちょうのおやじ」もオードリーに最初オファーが行ってたそうですし、この「ジジ」の映画版「恋の手ほどき」でジジを演じたのがレスリー・キャロン。
50年代はこの2人と役柄が被ってて、60年代になるとジュリー・アンドリュースと被りますよね。
さて、モンテカルロでコレットがオードリーを見て喋ったことが載ってるんですが、ギルバート・ミラーが喋ってるので間違いないでしょうと思うのですが、実際にはコレットは“This would be a very good Gigi.”と喋ったそうです。
“私のジジを見つけたわ!”とはちょっとニュアンスが違いますね。
そしてまだ「ローマの休日」はこの雑誌が出た段階では撮影もされてないのですが、すでに映画に関わる人たちには未来の1流スターだとみなされている、と書かれていることです!オードリーのオーラ、半端ないですね!
それと、この「ジジ」の監督として最初に決まっていたのはなんとジョージ・キューカーだったということ!
ところがハリウッドで「The Marrying Kind」という作品を撮ることになって降りたということが書かれていました。
もし実現していたら「マイ・フェア・レディ」以前にジョージ・キューカーに監督してもらっていたのかもしれませんね。
それと、「ジジ」はイタリアでの映画の撮影のため5月末で終了しました。と書いてあるんですが、これ7月号なのに5月末のことが書かれているなんて、昔のアメリカは7月号って本当に7月に発売されていたんでしょうかね?
そして次のシーズンでは全国ツアーを行うことが書いてあります。
70年前の今年の後半にはオードリーはアメリカ各地で「ジジ」を上演してたことになるわけですね。
次の見開きからまた台本に戻りますが、ここでの画像も良く見るもの。
さらにその次の見開きで初めてレアな画像にお目にかかれます!はい、キター!これこれ!こういうのが嬉しいんですよね!
ジジとガストンが向かい合って座っている横にジジのお母さん。
次からまた文章だけの見開きが4ページ続いて、さらにその次にはまた珍しい画像!
オードリーと(オードリーの伝記でお馴染みの)キャスリーン・ネスビット、そしてガストン役の俳優さん。
そしてまた画像のない見開き、ガストンとネスビットだけの画像の見開き、そしてあの黄緑のページと続いて、「ジジ」の最終見開きのページへ。
ここではまた珍しい画像が見れます。
それと、もう終演してるんで売ってないと思うんですけど、「ジジ」のチケット代が載ってます。
昼間の水曜日は3.6ドル、昼間の土曜日も3.6ドル、夜は4.8ドルだそうです。
やすっ!って思ったらダメですよ。今の感覚とレートの400円とか500円じゃないですからね。
当時は1ドル360円の時代。そして公務員の初任給は6500円の時代ですから、今に換算すると昼間で40000円くらい、夜は50000円超えですからね。
以前別の記事で書きましたけど、アメリカって昼間は映画もやってないんですよね。
だから今回も納得しましたが、「ジジ」も昼間にやってるのは水曜と土曜だけなんですね。あとは夜公演のみ、と。
70年前の当時だからわかることも多くて、とっても実りある雑誌でした!
オードリーはやっぱりこの時代からすでにオードリーですよね!かわいい!
「ジジ」の時期の貴重な動画を埋め込んでおきます。↓
「オードリー・ヘプバーン」…5/6(金)からTOHOシネマズなど全国で上映!
あれっ!この2作品、被ってる時期があるじゃないですかーっ!5/6〜5/12は両方やっている劇場がありますね!すごいすごい!
それと、今年の「SCREEN」での人気投票ですが、オードリーは第6位でした!
凄いことですが、でも昔と比べて全体の投票者数が圧倒的に少ないので…。
さて今日は1952年から70周年ということで、70年前のちょうど今頃(1951年11月24日から1952年5月末まで)オードリーがブロードウェイのフルトン劇場で演じていた「ジジ」が載ったアメリカの雑誌、“THEATRE arts”1952年7月号を紹介!
これ、今年になって手に入りました!
1952年のことでは何も書けないかなーと思っていたので、記事に出来て良かったです!
表紙は全くオードリーとは関係ないですね。表紙だけだったら、絶対買ってない。
でもよく見ると表紙の最下段に
“Complete Play: Colette's Gigi, Dramatized by Anita Loos”
と書いてますね。これに気づけばすごいことだとわかりますね!
なんせオードリーの演じた「ジジ」の台本がそのまま完全版で載っている!ということになりますからね。
まあ買うときにはそこまで気づいてなかったんですけれども。
これ、アメリカの発行している雑誌なんですけど、1952年なのに、紙は薄いんですけど全ページコート紙みたいなので刷られてます。さすがアメリカですね。
当時の日本の雑誌って、必ずわら半紙みたいな紙を使ってて、保存状態は良くても茶色く変色してますもんね。
それがこの時代でこの紙で刷れるのがやっぱりアメリカですね。
さて、最初に登場するオードリーは、演劇界で話題になっているニュースを取り上げた「オフステージ」っていうページで、「ジジ」の演技でシアター・ワールド賞を取ったオードリー。
記事にも“この賞はブロードウェイの舞台で最も有望な人物に贈られた”と書いてますね。
オードリーがその人生で数多くもらうことになる賞の1番最初のものです。
「ジジ」では次にビルボード誌のドナルドソン賞の女性最優秀デビュー演技賞ってのも獲ってますね。
でも「ジジ」でオードリーは羽ばたいたのは確かですけど、「ジジ」と「ローマの休日」はなんというか重要度が繋がってないんですよね。
「ジジ」を見たパラマウントから「ローマの休日」に抜擢されたわけではなく「素晴らしき遺産」を見たパラマウントに見出されたわけなので、「ジジ」が無くても、オードリーは「ローマの休日」でスターにはなっていたんでしょうね。
次に収録されている「ジジ」の完全版台本に移る前に、この雑誌って、ちょっと不思議構成。
ところどころに黄緑一色で刷られたアートのページが見開きであるんです。ほとんど白いページのままですこーし黄緑のアート。
最初は印刷ミスで黒を刷り忘れたんかと思いましたよ。
全16ページ。まあ印刷では元の紙では同じ1面×2だけに刷ってあるんでしょうけどね。
印刷って、A4の雑誌なら、その見開きのA3で刷るわけじゃなくて、大きな紙(A判なら菊判、B判なら四六判)で一気に刷って本のように綴じてから断裁するんですよね。
まあそういうのは専門用語で面付けとか折丁とかって言うんですけど、興味があれば調べてください。
なのでこの16ページだけ黄緑ということは、印刷する際に2面だけ黄緑で刷ったんだなーとわかるわけですね。
さて、次はページが飛んで、真ん中辺にある「ジジ」の完全版台本ですね。オードリーの有名なセーラー服の写真を使って扉としています。
この台本と、さらにその真ん中で「ジジを探して」っていう解説みたいなものもあって、全27ページも「ジジ」のために費やしてくれています!
この雑誌、ノンブル(ページ数)のあるところまでで全96ページ、表紙周りを入れて全100ページですから、「ジジ」に割いているページがめっちゃ多いことがおわかりいただけますよね?
この扉のページには“コレットの小説からのアニタ・ルースによる2幕のドラマ化”って書いてあります。
次のページからいよいよ台本が始まるんですけど、キャストや監督なんかの名前が載ってます。
でもフルトン・シアターで1950年11月24日に初演って書いてますけど、1年日付を間違えてますね笑。
正確には1951年11月24日です。
1950年だったら、オードリーはコレットに発見された「モンテカルロへ行こう」の撮影どころか、「初恋」の撮影すら始まってないので、全然ムリですがな。
この見開きページの画像は扉と同じもの。うーん、よく見る画像だし、ありがたみがない…。
次の見開きとその次の見開きは文字ばかりでさらにありがたみがない。
その次の見開きから「ジジを探して」のページになるんですが、ここで原作者であり、「モンテカルロへ行こう」撮影中のオードリーを見て「私のジジがいるわ!」と発見したガブリエル・コレットとオードリーの画像。別ショットの写真はよく見るんですけど、このショットは初めてじゃないかな?
てか、この時ってコレットとオードリーだけじゃなくて、後ろにプロデューサーのギルバート・ミラーもいたんですね。
ここと次の見開きで「ジジを探して」というこの舞台のプロデューサーであるギルバート・ミラーによる寄稿が挟まれてるんですが、3ページめではオードリーの伝記に出て来るアニタ・ルースさんのお顔を見ることができます。
右のページには1949年のフランス映画版「ジジ」でジジ役を演じたDaniele Delorme(ダニエル・デローメ?)という人が載っています、。
てか、1958年の「恋の手ほどき」以外に、1949年にも映画化されていたとは知らなかったです。
この4ページに書かれていることは、きっとものすごい興味深いことが書かれているのでしょうが、詳しくは読めないので…。
でも、僕でもわかる単語が目に入ってきたんですが、それがピア・アンジェリ!
その周辺を読むと、このアメリカ舞台版を上演するに当たって、ジジ役の候補になっていたのがまずピア・アンジェリだったということ。
でも彼女の英語にはイタリアのアクセントが強くて、とても越えられそうもない高いハードルだったということ。
それでその次の候補がレスリー・キャロンだったけれども、こちらはあまりにもフランス人っぽいということだったそうです。
このピア・アンジェリとレスリー・キャロンって、よくオードリーと候補が被ってますよね。
ピアは清純派、キャロンはファニー・フェイスってとこがオードリーと重なってるんですかね。
「緑の館」はピア・アンジェリで考えられていたそうですし、レスリー・キャロンの「ファニー」も元々はオードリーが演じる予定でした。キャロンの「がちょうのおやじ」もオードリーに最初オファーが行ってたそうですし、この「ジジ」の映画版「恋の手ほどき」でジジを演じたのがレスリー・キャロン。
50年代はこの2人と役柄が被ってて、60年代になるとジュリー・アンドリュースと被りますよね。
さて、モンテカルロでコレットがオードリーを見て喋ったことが載ってるんですが、ギルバート・ミラーが喋ってるので間違いないでしょうと思うのですが、実際にはコレットは“This would be a very good Gigi.”と喋ったそうです。
“私のジジを見つけたわ!”とはちょっとニュアンスが違いますね。
そしてまだ「ローマの休日」はこの雑誌が出た段階では撮影もされてないのですが、すでに映画に関わる人たちには未来の1流スターだとみなされている、と書かれていることです!オードリーのオーラ、半端ないですね!
それと、この「ジジ」の監督として最初に決まっていたのはなんとジョージ・キューカーだったということ!
ところがハリウッドで「The Marrying Kind」という作品を撮ることになって降りたということが書かれていました。
もし実現していたら「マイ・フェア・レディ」以前にジョージ・キューカーに監督してもらっていたのかもしれませんね。
それと、「ジジ」はイタリアでの映画の撮影のため5月末で終了しました。と書いてあるんですが、これ7月号なのに5月末のことが書かれているなんて、昔のアメリカは7月号って本当に7月に発売されていたんでしょうかね?
そして次のシーズンでは全国ツアーを行うことが書いてあります。
70年前の今年の後半にはオードリーはアメリカ各地で「ジジ」を上演してたことになるわけですね。
次の見開きからまた台本に戻りますが、ここでの画像も良く見るもの。
さらにその次の見開きで初めてレアな画像にお目にかかれます!はい、キター!これこれ!こういうのが嬉しいんですよね!
ジジとガストンが向かい合って座っている横にジジのお母さん。
次からまた文章だけの見開きが4ページ続いて、さらにその次にはまた珍しい画像!
オードリーと(オードリーの伝記でお馴染みの)キャスリーン・ネスビット、そしてガストン役の俳優さん。
そしてまた画像のない見開き、ガストンとネスビットだけの画像の見開き、そしてあの黄緑のページと続いて、「ジジ」の最終見開きのページへ。
ここではまた珍しい画像が見れます。
それと、もう終演してるんで売ってないと思うんですけど、「ジジ」のチケット代が載ってます。
昼間の水曜日は3.6ドル、昼間の土曜日も3.6ドル、夜は4.8ドルだそうです。
やすっ!って思ったらダメですよ。今の感覚とレートの400円とか500円じゃないですからね。
当時は1ドル360円の時代。そして公務員の初任給は6500円の時代ですから、今に換算すると昼間で40000円くらい、夜は50000円超えですからね。
以前別の記事で書きましたけど、アメリカって昼間は映画もやってないんですよね。
だから今回も納得しましたが、「ジジ」も昼間にやってるのは水曜と土曜だけなんですね。あとは夜公演のみ、と。
70年前の当時だからわかることも多くて、とっても実りある雑誌でした!
オードリーはやっぱりこの時代からすでにオードリーですよね!かわいい!
「ジジ」の時期の貴重な動画を埋め込んでおきます。↓
この記事へのコメント
1949年版『ジジ』は『恋の手ほどき』ブルーレイに映像特典として収録されていますね。
https://warnerbros.co.jp/home_entertainment/detail.php?title_id=2460
改めて調べてみると、女性監督ジャクリーヌ・オードリー(Jacqueline Audry)の監督作品でした。
https://warnerbros.co.jp/home_entertainment/detail.php?title_id=2460
改めて調べてみると、女性監督ジャクリーヌ・オードリー(Jacqueline Audry)の監督作品でした。
Posted by take at 2022年03月02日 14:23
オードリーとレスリー・キャロンで一つ思い出したことが。それは指揮者で作曲家のマイケル・ティルソン・トーマスとオードリーが協演した「アンネ・フランクの日記から」ですが、‘90年の初演の翌‘91年にトーマスがドビュッシー(ダンヌンツィオ台本)の神秘劇「聖セバスティアンの殉教」の録音に際して語り手にキャロンを起用したことで。年代的にオードリーにオファーがあったのではなどと想像するのですが。
またトーマスはサンフランシスコ響退任に当たって「アンネ〜」を別のナレーターで録音し、昨年グラミー賞を授賞したと。初演時にオードリーと収録してくれてたら…。
モンテカルロでオードリーを視たコレット女史の一言、"Voilà,ma Gigi!(見て、私のジジよ!)"と記憶しておりました。この方がいかにも簡潔で良さそうだなぁと…。
またトーマスはサンフランシスコ響退任に当たって「アンネ〜」を別のナレーターで録音し、昨年グラミー賞を授賞したと。初演時にオードリーと収録してくれてたら…。
モンテカルロでオードリーを視たコレット女史の一言、"Voilà,ma Gigi!(見て、私のジジよ!)"と記憶しておりました。この方がいかにも簡潔で良さそうだなぁと…。
Posted by Edipo Re at 2022年03月02日 18:55
>takeさん
おー!「恋の手ほどき」に入っているとは!
オードリー作品ではないのに、なんか見てみたくなります。ジジ比べですね。
でも映画化もしていたのに、その過去のジジは、コレットは気に入ってなかったんでしょうかね。なんか訊いてみたいところです。
あと、結局レスリー・キャロンにジジ役が回って行ってるのも運命なんでしょうか。
アメリカのステージではなく、今度はフランスが舞台なので、フランスそのままのようなシュバリエも出てるので、むしろオードリーよりキャロンの方がピッタリだったんでしょうかね。
ジャクリーヌ・オードリーという監督さんは全く知らなかったのですが、作品を調べに行っても、日本のサイトでは2.3作品しか出てこないですね。
オードリーという名前には、つい反応してしまいます。
おー!「恋の手ほどき」に入っているとは!
オードリー作品ではないのに、なんか見てみたくなります。ジジ比べですね。
でも映画化もしていたのに、その過去のジジは、コレットは気に入ってなかったんでしょうかね。なんか訊いてみたいところです。
あと、結局レスリー・キャロンにジジ役が回って行ってるのも運命なんでしょうか。
アメリカのステージではなく、今度はフランスが舞台なので、フランスそのままのようなシュバリエも出てるので、むしろオードリーよりキャロンの方がピッタリだったんでしょうかね。
ジャクリーヌ・オードリーという監督さんは全く知らなかったのですが、作品を調べに行っても、日本のサイトでは2.3作品しか出てこないですね。
オードリーという名前には、つい反応してしまいます。
Posted by みつお at 2022年03月02日 20:26
> Edipo Re さん
オードリーの「聖セバスティアンの殉教」!なんか聴いてみたいですね!
基本、歌や声が入る楽曲はあんまり好きではないのですが、オードリーがやってくれるなら話は別です!
むしろ食わず嫌いを治してくれそうですよね。
「聖セバスティアンの殉教」って、題名だけで荘厳で面白そうだと思ってしまうのですが、やはり声が災いして一度も聴いたことがありません。
ラヴェルと違って、ドビュッシーは今までほとんど縁がなかったんですよ。
オードリーだったら聴き始めるきっかけになったかもしれないのに残念ですね。
オファー、きっとあったと思うのですが、ユニセフとの調整もつかなかったのでしょうね。
それにアンネと続けてだと、オードリーにはしんどかったのかもしれませんね。
「聖セバスティアンの殉教」をよく知らないで言うのもなんですけど、荘厳で重いのはオードリー、あんまり気が向かなさそうですし。
もっと明るいのだとやってくれそうですけど、アンネと「聖セバスティアンの殉教」ではだいぶ命を削られそうな感じがします。
アンネ、本当にオードリーと遺してくれてたら良かったでしょうねー。
まだ若きティルソン=トーマスとの熱情と、オードリーの思いのこもった朗読でいかばかりか…と思います。
それもまた賞がもらえそうですよね。
コレット女史のセリフ、本当のが知りたいですよね。コレット自身が残した記録は無いんでしょうか。まあ後で書いた物だと、コレット女史は自分のことでもちょっと話を盛りそうですけどね。
今回のギルバート・ミラーの寄稿も、コレットの夫のグドケから聞いたらしいので、やはり覚え違いの可能性がありますね。
オードリーの「聖セバスティアンの殉教」!なんか聴いてみたいですね!
基本、歌や声が入る楽曲はあんまり好きではないのですが、オードリーがやってくれるなら話は別です!
むしろ食わず嫌いを治してくれそうですよね。
「聖セバスティアンの殉教」って、題名だけで荘厳で面白そうだと思ってしまうのですが、やはり声が災いして一度も聴いたことがありません。
ラヴェルと違って、ドビュッシーは今までほとんど縁がなかったんですよ。
オードリーだったら聴き始めるきっかけになったかもしれないのに残念ですね。
オファー、きっとあったと思うのですが、ユニセフとの調整もつかなかったのでしょうね。
それにアンネと続けてだと、オードリーにはしんどかったのかもしれませんね。
「聖セバスティアンの殉教」をよく知らないで言うのもなんですけど、荘厳で重いのはオードリー、あんまり気が向かなさそうですし。
もっと明るいのだとやってくれそうですけど、アンネと「聖セバスティアンの殉教」ではだいぶ命を削られそうな感じがします。
アンネ、本当にオードリーと遺してくれてたら良かったでしょうねー。
まだ若きティルソン=トーマスとの熱情と、オードリーの思いのこもった朗読でいかばかりか…と思います。
それもまた賞がもらえそうですよね。
コレット女史のセリフ、本当のが知りたいですよね。コレット自身が残した記録は無いんでしょうか。まあ後で書いた物だと、コレット女史は自分のことでもちょっと話を盛りそうですけどね。
今回のギルバート・ミラーの寄稿も、コレットの夫のグドケから聞いたらしいので、やはり覚え違いの可能性がありますね。
Posted by みつお at 2022年03月02日 20:42
みつおさん
お宝発掘ですね。
素晴らしい!
お宝発掘ですね。
素晴らしい!
Posted by 明智常楽 at 2022年03月06日 02:40
明智常楽さん、こんばんは!
そうなんです!同時にもう1冊買ってて、そちらは「オンディーヌ」表紙の同じ雑誌だったんですけど、オードリーは表紙だけでした。
あまり期待せずに買ったこちらの方が充実しててビックリしましたよー!
そうなんです!同時にもう1冊買ってて、そちらは「オンディーヌ」表紙の同じ雑誌だったんですけど、オードリーは表紙だけでした。
あまり期待せずに買ったこちらの方が充実しててビックリしましたよー!
Posted by みつお at 2022年03月06日 19:12
wimpoleさん、こんにちは!
「パリの恋人」の情報をありがとうございます!
僕がこの吹替を苦手って言うのもご存知ということは、過去記事を読んでくださってるということですよね!?ありがとうございます!
たしかにいつもの池田昌子さんじゃなくて、全然入り込めなくて、「パリの恋人」の最初の印象が最悪になってしまった吹替なんですが、その後全然見れないとなると気になるもんですね。
思わずタダの契約ってなかったっけ?と思いましたが、よーく考えると、そしたら「ローマの休日」の池田昌子さんじゃない吹替で契約するかと言うと絶対しないと思うので、冷静になって思いとどまろうかと考えてます。
むしろフジテレビ版の「ティファニーで朝食を」の方が契約したくなりますよね。それなら池田昌子さんですしね。
貴重な情報をありがとうございます!!
「パリの恋人」の情報をありがとうございます!
僕がこの吹替を苦手って言うのもご存知ということは、過去記事を読んでくださってるということですよね!?ありがとうございます!
たしかにいつもの池田昌子さんじゃなくて、全然入り込めなくて、「パリの恋人」の最初の印象が最悪になってしまった吹替なんですが、その後全然見れないとなると気になるもんですね。
思わずタダの契約ってなかったっけ?と思いましたが、よーく考えると、そしたら「ローマの休日」の池田昌子さんじゃない吹替で契約するかと言うと絶対しないと思うので、冷静になって思いとどまろうかと考えてます。
むしろフジテレビ版の「ティファニーで朝食を」の方が契約したくなりますよね。それなら池田昌子さんですしね。
貴重な情報をありがとうございます!!
Posted by みつお at 2022年03月11日 17:59
やはり好まれませんよね。同時期放送の『いつも2人で』で吹き替えを発掘してくれれば良かったのに。(笑い)
私は、この坂口版『パリの恋人』の短縮版をベータのテープで持っているので、なおのこと微妙です。ただ、この作品を含めてスターチャンネルの『「激レア地上波吹替版」を観る』特集には、いくつか見たいものがあります。
https://www.star-ch.jp/feature/detail.php?special_id=20220408
「アンコール」なので、これでオシマイかな。
来年はオードリーの没後30年なので、レアな吹き替えが出てくることを祈りましょう。
私は、この坂口版『パリの恋人』の短縮版をベータのテープで持っているので、なおのこと微妙です。ただ、この作品を含めてスターチャンネルの『「激レア地上波吹替版」を観る』特集には、いくつか見たいものがあります。
https://www.star-ch.jp/feature/detail.php?special_id=20220408
「アンコール」なので、これでオシマイかな。
来年はオードリーの没後30年なので、レアな吹き替えが出てくることを祈りましょう。
Posted by wimpole at 2022年03月11日 21:36
「いつも2人で」はwimpoleさんに頂いたのがあるので、僕的には満足しているのですが、一般的には是非見たい吹替版ですよね。
あっ!そういえば「パリで一緒に」の方の感想をまだ送ってませんね!
入院が続いたりで、お送りするのを失念しておりました!申し訳ありません!もちろん「パリで一緒に」、気に入ってますよー!!
他に聞きたいのは、慣れ親しんだ「ティファニーで朝食を」フジテレビ版、それとテレビで見たきりの「マイ・フェア・レディ」テレ朝版とかですかね。「パリで一緒に」も追悼で新しい吹替があるみたいですし、それも気になりますよね。
「ローマの休日」なんかは需要あると思うので、全部の池田昌子さんの吹替を見てみたいですね。
あとは音源が見つかっていない「昼下りの情事」のテレビ版とか、池田昌子さんがまだ吹き替えていない「緑の館」、「初恋」、「おしゃれ泥棒2」、「ニューヨークの恋人たち」、「マイヤーリング」なんかもどこかが新録してくれるといいのになーと思います。
あっ!そういえば「パリで一緒に」の方の感想をまだ送ってませんね!
入院が続いたりで、お送りするのを失念しておりました!申し訳ありません!もちろん「パリで一緒に」、気に入ってますよー!!
他に聞きたいのは、慣れ親しんだ「ティファニーで朝食を」フジテレビ版、それとテレビで見たきりの「マイ・フェア・レディ」テレ朝版とかですかね。「パリで一緒に」も追悼で新しい吹替があるみたいですし、それも気になりますよね。
「ローマの休日」なんかは需要あると思うので、全部の池田昌子さんの吹替を見てみたいですね。
あとは音源が見つかっていない「昼下りの情事」のテレビ版とか、池田昌子さんがまだ吹き替えていない「緑の館」、「初恋」、「おしゃれ泥棒2」、「ニューヨークの恋人たち」、「マイヤーリング」なんかもどこかが新録してくれるといいのになーと思います。
Posted by みつお at 2022年03月12日 15:32