2014年03月14日

オードリーを使った宣伝 その4 NICOSカード 申込書

 “AUDREY A ROMA”の日本版が発売されるようです!本来の“ローマのオードリー”ではなく、「オードリーのローマ」という題名。発売日は4月21日。六耀社(りくようしゃ)の発行です。

オードリーを使った宣伝 その4 NICOSカード 申込書 オードリーを使った宣伝、今回は日本信販株式会社のNICOSカードのこれは申込書。

 後ろには“03.07”の文字があるので、2003年7月発行のもの。

 これ、僕は「ローマの休日」の2003年デジタル・リマスター版のリバイバル時にテアトル梅田で置いてあったのをもらって帰りました。
 最初の画像はそのNICOSカードの申込書に“ローマの休日 5日間の旅プレゼント!”というキャンペーンの紙が挟み込まれてます。

 2003年は「ローマの休日」製作50周年でもあり、オードリーの没後10年でもあったので、「ローマの休日」リバイバルと共に、他にもパラマウントと組んで大々的なキャンペーンが展開されていました。
 営団地下鉄(現:東京メトロ)の「ローマの休日」パスネットとか(全駅即日完売!だったそうです)、株式会社フェヴリナのNANO ACQUAとか(「ローマの休日」の映像と池田昌子さんのナレーションでした。「ローマの休日」上映前に劇場でも宣伝していた)、ジバンシィのランテルディが復刻発売されたりとか…。それらはどれも僕は残念ながら何も持ってませんけどね。

 それにこの時期には他にPASONAやロンジンも既にオードリーを使ってましたし、2000年にやっていた「午後の紅茶」でのオードリーも記憶に新しい時だし、翌年の2004年には“timeless audrey”展もあるしで、本当にオードリーのメディアへの露出が凄かった時期なんですねー。

 このNICOSカードはこの当時、3種類のオードリーのデザインから選べるようになっていました。「SABRINA」「Funny Face」「Roman Holiday」の3つ。

オードリーを使った宣伝 その4 NICOSカード 申込書

 でもこれ、「白金タワー」の所でも書きましたけど、「SABRINA」って書いてる画像は「パリの恋人(Funny Face)」のもの。
 画像を貸し出しているパラマウントさん、しっかりしてよ〜!メイクもヘアスタイルも「パリの恋人」やんかー!

 DVDのジャケットといい、パラマウント社内では「麗しのサブリナ」と「パリの恋人」がぐじゃぐじゃになっているようですね。しかもそれらをきちんと見分けられる人がアメリカにも日本にもいないという…。オードリー作品の権利を一番持っているパラマウントだけに残念やなー…。

 後に「プライベート」としてもう1種類追加され、最終的には4種類から選べるようになってました。その画像こそが「麗しのサブリナ(SABRINA)」の撮影合間のスナップでした。
 でも、イチオシはこの申込書からもわかるように、「パリの恋人」のオードリー。

 このNICOSカード、当時作らなかったんですけど、今考えると作っておけばよかったかなー…とちょっと後悔。と言ってもすぐに日本信販は三菱UFJニコス株式会社になっちゃうんで、更新の際にはオードリーのカードじゃなくなってしまったらしいんですけど…。
 もちろん僕が作るなら「Funny Face」のオードリーで。「SABRINA」(っていう「パリの恋人」)は、なんか切り抜きもヘンですしね。

オードリーを使った宣伝 その4 NICOSカード 申込書 これ、テアトル梅田で見つけた時は、この申込書はビニールの袋に入ってて、しかもポストカードが1枚付いてました。モノクロですけど、これ本来はカラー写真なんですよねー。

 宛名書きの側には、下部に思いっきりNICOSカードの宣伝が…。これ嬉しいけど、ポストカードとして友人に送るとかは考えられへんなー。(^^;A
 なんか“お前はNICOSの回し者か?”と思われそうだし、せいぜいオードリーファンに送れるかなー…くらい。
 ま、それでもポストカード入りとわかった時は嬉しかったですけども。

 この申込書が置いてあったテアトル梅田での「ローマの休日」公開は、本当に凄かったですよー。劇場自体は100人も入らないし(入って右側の、たしかシアター2の方だったので60席)、先行のテアトル銀座での公開が映画館始まって以来の大ヒットで行列だって新聞にも載るほどだったので、心配になった僕は見に行く日の前にテアトル梅田に問い合わせ。

 そしたら、やっぱり大変なことになってるみたいで、見たい回の数十分前に行っても全然ムリらしくて、朝一に昼までの回は売り切れてしまって、整理券を発行することになってるそうで…。今みたいにネットで座席指定、なんてのが無かったですからねー。

オードリーを使った宣伝 その4 NICOSカード 申込書 それで見に行く日は、開場30分くらい前にテアトル梅田に到着したんですけど、既に劇場の周りを囲んで、行列が出来てました。ヒエー!って思いましたよね。最終的には劇場の角を回り込んでしまって、最後尾が見えなくなってました。
 それでも、僕は3回目くらいの上映が目的だったので、なんとかその回でのトップの整理券が取れましたけど。そのあと、大阪をぶらぶらして時間をつぶしました。

 そして当時オードリーのHPをやっていたMさんと待ち合わせして劇場へ。当然3回目の時間には3回目の回は売り切れ状態。前の回の終わる15分くらい前になると、整理券順にシアター2番の横の出入り口に全員並ばされるんです。

 で、前の回が終わって、ゾロゾロ人が出て行った後に劇場の軽い清掃をしてから整理券順に入場。席も完全に自由席制だったので、劇場の人に“どこが見やすいんですか?”って訊いたら、最後尾の列だと伺ってたので、迷わず最後尾の列へ。確かにかなり小さい劇場だったので、前の方は首が痛いかも…って思ってました。

 この上映時にテアトル梅田さんでは西宮のシネマガイドさんと提携してオードリーの昔のパンフレットを色々売ってたんですけど、その時に僕のパンフレットリストの旧版がテアトル梅田さんで在庫管理に活躍してたのは、以前の記事に書いた通りです。なんか嬉しくて、“それ僕が作ったんですよ!”って言いたい衝動をこらえるのが大変でした(笑)。





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Posted by みつお at 18:00│Comments(8)その他グッズ
この記事へのコメント
みつおさん、はじめまして。
いつもブログ拝見させていただいています。
突然の書き込み失礼します。


「Audrey A Rome」の日本版発売ですか…。
日本版発売はないと思って数日前に楽天さんで英語版を注文。昨日届きました。
この記事を読んだ瞬間、「はやまったかなー。」と思いましたが、中身を見ると大興奮!
見たことのないオードリーばかりでした。やはりオードリーは素敵ですね。

今は受験生であまり読む時間が無いのですが、休憩代わりに読んでみようかと。
高校生でも読めそうな感じですしね。
英語の勉強に良さそうです(笑)



実は、みつおさんには数ヶ月前から(勝手に)お世話になっていて、オードリーの写真集を買う際、みつおさんの感想を参考にさせていただいているんです。
数ヶ月前に「Audrey Hepburn Treasures」をみつおさんの感想を参考に、購入したのですが、大正解でした。
ありがとうございました。


世代的なものもあるのかもしれませんが、私の周りにはオードリーファンがいないので、このブログでとても楽しませていただいています。

もしよければ、オードリーのおすすめ等、教えていただけると嬉しいです。


初めての書き込みで乱文になってしまいすみません。
書き込み失礼しました。
Posted by あさ at 2014年03月15日 13:51
あささん、初めまして!
コメントありがとうございます!(^-^

そうですね、僕も「AUDREY A ROMA」日本版の発売が無いかな〜と思っていたので、日本版発売を知ってちょっとショックでした(笑)。まあ英語版を買わなかっただけでもマシかなーと。(^^;

でも中身は物凄く良いですよね!
僕も最初に届いたときは嬉しくて歓声あげてました。やっぱり見たことの無い画像ってのは感激も大きいですよね。(^^

それと、写真集の購入の際に参考にしてくださって、ありがとうございます!僕もそういう参考にしていただきたくてオススメ度とかを付けてますから、そう言っていただけると書いている甲斐があります。

オードリーファンが周りにいなくて話す人がいない…というのは、僕も中学〜大学で経験していたことなので、僕もよーくわかります。もし僕でよろしければ、オードリーのことは何でも書き込みしてください!

オードリーのオススメ、というのは写真酒で良いのでしょうか?
基本的に★5つとか、★4つとかを付けた写真集がオススメ度が高いのですけど、あささんへは
「映画の友 オードリイ・ヘップバーン全集」
http://audreyhepburn.ko-co.jp/e3592.html
が一番のオススメでしょうか。
問題は、なかなか手に入りづらいところなんですが…。
読む所も一日ではムリで、今では見ないような貴重な画像もめちゃめちゃ多いです。オードリーがリアルタイムで人気があった時代の物なので、当時の雰囲気も味わえると思います。

あとはやっぱり

「デラックスカラーシネアルバム1 オードリー・ヘプバーン」
http://audreyhepburn.ko-co.jp/e8142.html
その改訂版、「決定版 オードリー・ヘプバーン」
http://audreyhepburn.ko-co.jp/e94230.html
のどちらかが画像的にも優れています。

それと
「カタログ オードリー・ヘプバーン」
http://audreyhepburn.ko-co.jp/e4073.html
は日本でのオードリーの歴史がわかります。

ハウエル・コナン撮影の「Audrey Hepburn in Breakfast at Tiffany's and other Photographs 」
http://audreyhepburn.ko-co.jp/e10552.html
でのオードリーは珍しく、かつ綺麗な画像がいっぱいです。オードリー全盛期の60年代の画像が楽しめます。

もっと若い時期のオードリーがお好きでしたら、
「オードリーに魅せられて~サブリナの日々~」
http://audreyhepburn.ko-co.jp/e43125.html
が「麗しのサブリナ」の撮影時のオードリーのスナップ写真だけで構成されていて、しかも珍しい画像が多く、とても良かったです。

2000年の「オードリー・ヘプバーン:私のスタイル」展の図録
http://audreyhepburn.ko-co.jp/e9345.html

2004年の「timeless audrey」展での図録
http://audreyhepburn.ko-co.jp/e9558.html
はどちらもやっぱり落とせない、素晴らしい物ですけど、ショーンが関わっているので「the audrey hepburn treasures」とかぶる写真も多いです。

TASCHEN社の「MOVIE★ICONS A.HEPBURN」
http://audreyhepburn.ko-co.jp/e4580.html
もかなり良い画像が多く、手に入りやすいのでオススメです。ただ、上記の物よりほんの少し劣るかなー。

「妖精の詩 -オードリー・ヘプバーン写真集-」
http://audreyhepburn.ko-co.jp/e4409.html
も、オフィシャル版というのはウソでしょうが、珍しい画像が多くオススメです。ただ、印刷が濃すぎてオードリーが老けて見えているので、これは上記の写真集達を手に入れて、オードリーのファン度が深くなってきて、“これ、実際よりもシワが濃く写ってるよねー。”ってわかるようになってからの方がいいかもしれません。(^^;;;

でも、あささんは受験生とのこと。今年受けたんでしょうか?それとも来年に向けてですか?オードリーは気分転換にピッタリですよね!
でも受験が済むまでは度を超えない程度にしておいてくださいです。(^^;
受験というと僕はイヤな気分(自分が努力しなかったのが悪いのですが)で過ごしたことを思い出しますが…あささんは頑張ってください!
Posted by みつおみつお at 2014年03月15日 22:31
ニセモノの噴飯ものコメントが削除されていて安心しました。
フランスの「Audrey1」もサイト攻撃がひどい時期がありました。
いたずらコメントはやめて欲しいですね。
Posted by 常楽 at 2014年03月16日 10:06
常楽さん

常楽さんが見ていらっしゃらなければいいなあと思ってたんですが、見てらしたのですね!
常楽さんにイヤな思いをさせてしまい、申し訳ないです。
大丈夫です。常楽さんの文章ではないと、コメントした段階でIPアドレスが残り、即行わかりますから。

ソフトバンクのiphoneから同一人物による嫌がらせコメントが何度か続いています。
ログには残してありますので、ソフトバンクが調べたら、どこの誰かがすぐにわかるそうです。なのでソフトバンクにはそろそろしかるべき方法で対処してもらおうかと思っている所です。
Posted by みつおみつお at 2014年03月16日 14:55
神戸の「パルシネマしんこうえん」で
http://www.sam.hi-ho.ne.jp/dragonfly/05lineup.html
3月21日(金) ~ 3月31日(月) ―――――― 恋する女たち
と題して
『昼下がりの情事('57 アメリカ)』上映されますよ。
Posted by イッチ at 2014年03月18日 22:04
はじめまして。はじめてカキコさせて頂きます。
「マイヤーリング」のパンフで、オードリーの全出演作の解説を書いてらしたのは、みつおさんだったんですか。見事な解説、堪能しました。
ヘプバーンは、たしか80年代に2回日本に来てますね。初めて来日した時
オードリーに会いたくて宿泊している筈のホテルに行ったら、ファンらしき人たちがすでに数人待っていました。それからその人たちとしばらくロビーでオードリーが現れるのを待っていたのですが、一向に現れないのです。それで隣で待っていた人に「オードリー、いつ来るんですかね」と話かけたら、「えっ、
オードリー?」とけげんな顔をされたので、「オードリーが来るのを待ってるんでしょう?」と言ったら、「違います。ジャッキー・チェンを待ってるんです。」と言われてしまいました(笑)。そのホテルの名は、帝国ホテル。オードリーが宿泊していたのは都ホテル東京だったというのに。「オードリーは、帝国ホテルに泊まる」と勝手に思い込んでいたのです。取り返しのつかない失敗をしてしまいました。
もう長男のショーン君が50代、二男のルカ君が40代なんですよね。歳月の流れのなんという早さ!愕然としてしまいます。
みつおさんが仰っていたように、「マイヤーリング」の狩猟館、ちゃちなお菓子の家って感じでしたね(笑)。
Posted by ヴェロニカ・ハメル at 2014年03月19日 02:25
>イッチさん

オードリーの神戸での上映の情報をありがとうございます!
僕もなんとか都合をつけて見に行きたいと思います。(^-^

湊川公園か〜、なんとかチャリンコで行けるかな?
運動がてらチャリンコで行くのもいいかなーと。
その後長田まで言って、お好み焼きとかもいいですよねー。
Posted by みつおみつお at 2014年03月19日 21:11
>ヴェロニカ・ハメルさん

書き込みありがとうございます!
それに「マイヤーリング」のパンフレットも読んでいただいたんですね。
楽しんでいただけて良かったです!&嬉しいです!(^-^

それにヴェロニカ・ハメルさんもオードリーをホテルで待っていたと。
なんか僕と同じようなことをしてらして、懐かしくなりました。

今から考えれば、あの当時の個人情報のユルさなら、近代映画社に訊いても教えてくれたんじゃないか…とも思いますが、僕もオードリーに会うのを失敗してしまって、後悔しまくったものです。

当時のヴェロニカ・ハメルさんにお会い出来ていれば、いっぱいオードリーのことでお話も出来たでしょうねー。

ショーンとルカの年齢には僕も驚いてしまいます。
それでもショーンはちょくちょく出てきていたので、なんとなく変遷はわかっていたのですが、ルカはしばらく顔を見せなかったので、最近出てくるようになった姿が唐突に変わってしまった感じでビックリ度が高かったです。
なんとなくルカはいつまでも少年ぽい感じかなーと思っていたので。もう子供もいるんですもんねー。
ま、でも自分もそれだけ年をとっているということなんですが…。

それと「マイヤーリング」の外観、あれはちょっといただけませんよね(笑)。
ヴェロニカ・ハメルさんもそう思ってくださったみたいで、安心しました。あんな所に目が行くのは僕だけなんやろかーって思っていましたので。
なぜあそこだけロケではなく、ミニチュアだったんでしょうか。それもあんな…。(^^;A

またよろしければお気軽に書き込んでください。
Posted by みつおみつお at 2014年03月19日 21:27
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