2024年01月30日
「マイヤーリング」紹介 キネマ旬報2013年12月下旬号

1954年の「ローマの休日」日本初公開、「麗しのサブリナ」初公開、舞台「オンディーヌ」、メル・ファーラーとの結婚70周年
1964年の「パリで一緒に」初公開、「マイ・フェア・レディ」初公開、「戦争と平和」リバイバルから60周年
1974年「マイ・フェア・レディ」リバイバル50周年
2014年「マイヤーリング」日本初公開から10周年。
さらに
1959年の「尼僧物語」「緑の館」初公開65周年
1969年「ティファニーで朝食を」リバイバル、「マイ・フェア・レディ」リバイバル、アンドレア・ドッティとの結婚55周年
1979年「華麗なる相続人」アメリカ公開45周年
1989年「昼下りの情事」「戦争と平和」リバイバル、「オールウェイズ」アメリカ公開35周年
などにも当たります。
それぞれ、今年紹介していきたいと思いますので、またよろしくお願いいたします。
そして、実は「麗しのサブリナ」の著作権が日本でパラマウントにあるのは今年限りとなります。
著作権が1954年以降の作品は70年に延長されましたが、とうとう「麗しのサブリナ」が来年切れてしまいます。
アメリカは95年なので、まだまだ切れないので、勝手にアメリカとかで使うと著作権法違反になって捕まりますので、その点はご注意を。
あくまでも日本でだけです。
でもそれ以降は27年には「戦争と平和」、28年には「パリの恋人」と「昼下りの情事」と「マイヤーリング」、30年には「尼僧物語」「緑の館」と続々と著作権が切れていきますね。
ただ、僕は著作権法には詳しくないので、映画としての著作権は切れても、肖像権のある宣伝のポートレートや、音楽家にも著作権があるサントラなどはどうなるのかはわかりません。
むしろ宣伝写真や音楽はどうなるのか教えて欲しいです。
さて、そんな中での今回は2014年1月4日に日本で劇場公開された「マイヤーリング」から10周年ということで、公開前に紹介された「キネマ旬報」2013年12月下旬号を紹介。
と言っても、「マイヤーリング」はたった1ページのみ。
1993年に同じく亡くなったリバー・フェニックスと共に“没後20年の奇蹟”ということで、それぞれに新作が初公開されるということで載っています。

文章はブロードメディア・スタジオさんからの宣伝文と、同じくブロードメディア・スタジオさんから配布されたショーンの言葉が掲載されているだけ。
最近の映画雑誌にありがちな、映画評論家や編集者が文章を組み立てるのではなく、配給会社から配布されたものをそのまま載せる、という悪しきものになっています。
画像も珍しくないものだし、当時も買うべきかどうか、かなり悩みました。
正直、買う価値は無しに等しいです。
特に僕の場合、「マイヤーリング」のプレスシートとパンフレットでは文章に関わっていて、宣伝資料などはいただいていましたから、本当に見知った内容ばかりで…。
でも結局買うことにしたのは、やはり「マイヤーリング」が映画雑誌 “キネマ旬報”に載った、という証左として残しておこうと思ったからに他なりません。
まあこうしてここで紹介できたので、少しは買った意味もあったかもしれませんね。
でももう公開から10年も経ってしまったのですね!
初日の1回目の上映にtohoシネマズ梅田へ駆けつけたのを覚えています。
やはり、日本で東京圏に次いで大きい大阪圏の上映だったので、ブロードメディア・スタジオさんの関係者らしき人が様子見に劇場の後ろに立っていたのを覚えています。
初日は3回の上映でしたが、僕が朝行った段階で初回・2回目はSOLD OUT、3回目も残り少なくなっていました。
予約せずに劇場に来たお客さんが、従業員の人に尋ねてて、“明日の回か、今日でしたら19時50分の回になるんですよー。”と申し訳なさそうに話していたのを覚えています。
後でブロードメディア・スタジオさんに聞くと、東京も満席だったそうで、tohoシネマズ梅田では2週目は大きな箱に変えられていました。
当時の状況はこちらやこちらでお読みください。
「マイヤーリング」なんて、2度と劇場でリバイバルはされないでしょうから、映画パンフレットの文章を書いたことも含めて、貴重な体験をさせていただきました。映画パンフレットも、海外ではもちろん発売されていない貴重な “「マイヤーリング」写真集”として大事にさせてもらってます。