2020年01月04日

「マイヤーリング」B1劇場ポスター ピンク版

「マイヤーリング」B1劇場ポスター ピンク版 さて今日は「マイヤーリング」劇場公開からちょうど6年です。
 2014年1月4日からまずTOHOシネマズ六本木、梅田、二条で公開。その後11日から全国で上映されていきました。

 なんかついこの間のように感じてしまいますが、もう6年…早いですねー。
 今回は記事のアップも、僕が見に行った6年前の大阪の初回と東京での2回目の上映開始時刻11時30分に合わせてアップしています。

 初めて井上由一さんから「マイヤーリング」のパンフレットへの寄稿のお話を頂いたのが2013年の9月。もうもう超驚いて嬉しくて感激しました!
 大急ぎで原稿を仕上げて、プレスシートになった時は嬉しかったですね〜!

 そして9月30日12時に情報解禁日があって、このブログでも晴れて記事をアップ出来ました!その時はこんなビッグニュースを皆さんに伝えできることが嬉しくて、皆さんの反応が楽しみでワクワクしてました。

 初日はみんなが劇場に見にきてくれるのかが心配でしたが、僕が行ったTOHOシネマズ梅田では1日3回しか上映されなかったのに、なんと初回の上映に行った段階で1・2回目はSOLD OUT!

 そうとは知らず見に来てくれたお客さんたちに、劇場の方が売り切れの説明をしていて、まだ11時台なのに、19時50分の3回目ならまだ席が残っていますと申し訳なさそうに案内していたのが印象に残っています。
 そして見終わって帰るときにチェックしたら、その3回目もすでに半分以下になっていました。

 井上由一さんに訊いたら、初日は大阪は完売、六本木もほぼ満席だったそうです。これは劇場側も予想もしないヒットだったんですね。二条はどうだったんだろ?

 さて、そんな「マイヤーリング」ですが、このあいだの井上由一さんの「オードリー・ヘプバーン 映画ポスター・コレクション」でひとつわかったことがありました。

 無料で寄稿する代わりに、宣材は全ていただくと言うことになっていたのですが、「映画ポスター・コレクション」に載っていた「マイヤーリング」のB2版ピンクポスターはいただいてましたが、B1ポスターピンク版を頂いてないことがわかって、その事を井上さんにお伝えすると、なんと!公開から6年近く経っていたのに、会社の方から送っていただけるように手配してくださいました!ありがたいことです。m(_ _)m

 ポスターといえば、井上さんの写真集でも書かれていましたが、最近は全世界同一イメージでポスターが作られることが多いんですが、もちろん「マイヤーリング」は世界中のどこでも劇場公開されていませんから、往年のように日本で完全オリジナルのポスターを作ることが出来たんですよね。

 ちなみに “ヨーロッパのどこかで劇場公開された” と書かれているオードリーの伝記がありますが、生放送中の当時のごく小さい湾曲しまくったテレビを、テレビとフィルムを同期させるために、超高価な機材を使ってフィルムでモノクロ撮影するというキネスコープ・レコーディングしかテレビを保存する方法が無かった時代ですから(現存するのはごくまれ)、デジタル・リマスターも無い時代に劇場で掛けることは不可能です。

 伝記でもどこの国か書いていませんし、劇場公開したのならあるはずの証拠の劇場ポスターも無い。もう完全な都市伝説(デマ)ですね。英語版Wikipediaの「マイヤーリング」やIMDbなどではやっぱり “ヨーロッパで劇場公開された” というデマがなんの検証もされず、証拠もなくそのまま載っています。

 さて、このポスターについても当時井上さんに色々と質問していましたが、当初はこのピンク版が社内でも好評だったそうで、こちらで行く予定だったそうです。

 ところが元々はカラー作品でしたが現存するのはモノクロ版のみなので、上司の方から “上映するのはモノクロなのに、カラーでポスターを作るのはおかしい” と横槍が入り、モノクロ版のポスターが作られたそうです。

 なので僕が「マイヤーリング」を見に行った大阪や神戸ではモノクロ版のみしか掲出されていませんでしたし、カラー版はめっちゃ貴重です。
 今回井上さんにお訊きしたところ、このカラー版は劇場に送るか、関係者に配布した程度だそうです。

 「マイヤーリング」を劇場でご覧になった皆さんはこのピンク版のポスターはご覧になったことはありましたか?もし見ることができてたら、めっちゃラッキー!

 今回6年ぶりに「マイヤーリング」の新しいポスターが手に入るなんて思っても見ませんでしたし、こうして久しぶりに「マイヤーリング」のポスターを紹介出来ることが嬉しいです!

 カテゴリーを見ていただくとわかるんですが、オードリーのチャレンジ3部作(「尼僧物語」「緑の館」「許されざる者」)はもちろん、「昼下りの情事」「シャレード」「暗くなるまで待って」という錚々たる作品よりも「マイヤーリング」の方が紹介数が多いんですよ!

 ただしこんな風に切り抜きされてますけど、本当のこの時のオードリーの髪型はロングヘアのカツラなんですよ〜。

レア度:★★★★★(相変わらずポスターの撮影がヘタですみません…。本当はもっとキレイです!)



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この記事へのコメント
お宝ですね❤(ӦvӦ。)
部屋に飾りたい!
Posted by 明智常楽 at 2020年01月05日 23:09
新年おめでとうございます。

さて、大晦日に突如明るみに出たカルロス・ゴーン被告の逃亡劇、詳細が判るにつれまるで「おしゃれ泥棒」みたいだなと。まず年末に日産が手配した行動確認を告訴をちらつかせて中止させたのは、サイモンがブーメランで再三警報装置の誤作動を誘ってオフにさせたみたいで。またデイヴィス・リーランドが盗品のヴィーナス像と知りながら自分のプライベートジェットで国外に持ち出すあたりも何か似た感じが。楽器ケースに身を潜めたのも、ニコールとサイモンが用具戸棚に隠れたような。

まあ映画は誰も傷付くことなく(唯一腹を立てたのは誤作動で安眠を妨げられたエリゼ宮の住人=ド・ゴール大統領?)ハッピーエンドでしたが、現実の方は日本の法曹関係者のほとんどが頭から湯気立ててるでしょうが。およそ爽やかでない成り行きながら正義が勝つ?ことを信じたいですが…。

改めて本年もよろしくお願いいたします。
Posted by Edipo Re at 2020年01月06日 17:32
ついでにもう少し。ゴーン被告の保釈時の変装は、ニコールが掃除婦に化けたみたいかも。またニコールのパパのボネ氏のファーストネームはシャルル=カルロスですから、似てるとこだらけで。でもヴィーナス像の値段は百万ドル=当時の三億六千万円ですから、十五億の保釈金をあっさり投げ打ったゴーン被告の方が大物なのかも?まあ日産を金の成る木か打出の小槌のように考えていたのは確実でしょう。ゴーン夫人もまるでマクベス夫人みたいですが…。
Posted by Edipo Re at 2020年01月09日 19:17
>明知常楽さん

そうなんです!部屋で飾りたいのは山々なんですが、飾ると色褪せてしまう…という切実な問題がありまして、部屋の隅でいつも眠っている状態なのが残念です。
せめてB2みたいなポスター用クリアファイルが有れば、いつでも取り出して楽しめるのですが…B1にはないんですよねー。
Posted by みつおみつお at 2020年01月09日 19:26
>Edipo Reさん

あけましておめでとうございます!
お返事差し上げるのが遅くなってしまい、申し訳ありません。
インターネットのプロバイダの変更をしまして、年末年始ネットが繋げない環境になっておりましたm(_ _;)m
やっと今日繋がりました!
この記事も年末に予約投稿しておいたものだったんですよー。

さて、最近話題のゴーン被告。「おしゃれ泥棒」に例えるとは!笑
もっとも「おしゃれ泥棒」は微笑ましいものでしたが、こちらは日本の悪口と司法を蔑ろにしたものばかりで、ニュースを見てても腹が立つだけなので、あまり見ないようにしております。
もう十分お金持ちなのに、それでもお金に汚なくなるというのが、浅ましくて人間性が出てしまいますね。
と言ってもこちらはただの貧乏人ですが笑。
今年もよろしくお願いいたします!
Posted by みつおみつお at 2020年01月09日 19:34
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