2025年02月05日
日本旅行「忘れえぬヨーロッパの休日」パンフレット その2

30年前の1995年出発の販促パンフレットですね。
以前紹介したのが1994年11月〜1995年3月出発版でしたから、出発がちょうど1年後のものになります。
以前紹介した時に、“オードリーがグレゴリー・ペックに抱きついているタイプもあったはずなんですが…” てなことを書いてましたが、無事見つかりましたので、95年から30年後の今回、紹介しますね(でも想像していた絵柄とはちょっと違ったんですけどね)。
ちなみに、その時にさらに別のパターンのも見つかりましたので、それもまた今後紹介するかと思います。
さて、今回紹介のぶんは、日本旅行の三ノ宮支店の印が押してあるのですが、11月出発だったら30年前の今頃はもう駅に置いていたでしょうね。
僕も、JRの三ノ宮駅の柱のとこにあったスタンドで見つけてもらって帰った記憶があります。
でもちょっと待ってくださいね。以前の記事でも書きましたが、30年前の1月17日に実は震度7の阪神大震災が起こっています。

もちろん神戸の中心街の三宮も甚大な被害がありましたし、JRも阪急も阪神もレールはたわみ、高架や駅が落ちたりなどで、神戸の交通網はぐじゃぐじゃに寸断されていた頃。
なのでこのパンフレットは震災前にもらっていたのでしょうかね。でも裏には発行が95年であることがわかる印刷があります。
なのでもしかしたらボロボロになってしまった神戸の街で、僕にはオードリーがかすかな希望のように見えたのかもしれません。
今年は阪神大震災から30年ということで、1月には色んなテレビ番組でも阪神大震災のことが取り上げられていました。
そのうちの1つで倒れた阪神高速道路の下敷きになっているトラックやバスの映像を見た時は泣いてしまいました。
それらの車両の中にも人がいて、消防士さんが呼びかけても“ダメだ”と言っているのを聞くと、それらの人にも日常や家族があったはずなのに…と思うと涙が抑えられませんでした。
前回のパンフレットの出発は地震をまたいでいましたので、旅行から帰って地震に遭った人、旅行に出ている時に神戸で地震があったことを聞いた人、色んな人がきっといたのだろうと思っていました。

でも今回は地震後の出発ですよね。果たして地震の後に海外旅行に行く気分になれるだろうか?とも思いますが、崩れた神戸の街から精神的に逃れたい人、気分を一新して新たにやり直したい人、などもきっといたことでしょうね。
さて、神戸の話が長くなってしまいましたが、前回のパンフが巻き三つ折りだったのに対して、このパンフは、観音折りになっています。
A4サイズ1枚分紙が増えているということで、さらにパンフが豪華になっているということですね。
載せている写真は、上から順に表紙・中を開いた所・さらに観音開きの左を開いた所・右を開いた所・裏面、となっています。
前回と比べてオードリーの画像は増えているんですけど、小さくなってますね。
それと宣伝写真ではなく、すべて映画から直接キャプチャーした画像ばかりなので、珍しいものなどはありません。
それとCコースというのが場所が変更になっています。
前回はローマ・パリ・ジュネーブだったんですが、今回のではニース・ローマ・パリになってます。
他のは前回と同じ。Aコースがローマ・パリ。Bコースはロンドン・ローマ・パリ。Dコースはイタリア周遊。
どのコースも8日間です。

でも、前回も書きましたが、この日本旅行のコースは海外旅行もオードリーも初心者向き。
行く所も基本中の基本だし、「ローマの休日」のファンでもちょっとロケ地が数少なくて物足りないし。
パリは特に酷くて、パンフレットでも “「パリの恋人」「昼下がりの情事」「シャレード」「パリで一緒に」「麗しのサブリナ」「おしゃれ泥棒」と数えあげれば切りがないほど。”(原文ママ)と書いてるのに、行くのは “「シャレード」にも描かれていたノートルダム寺院は入場して見学”ってくらいで、エッフェル塔は眺めるだけ、オペラ座・凱旋門・シャンゼリゼはバスで通るだけ、という有様。
「昼下りの情事」の表記も間違えるほど、日本旅行でこの企画をした人もオードリーに対しては初心者っぽい。
「ローマの休日」も全然深くロケ地を掘り下げていないし、他のオードリーのパリ映画に至っては、全部見たのかどうかも怪しい。
なので僕もですけど、こちらにお越しいただいてるようなコアなオードリーファンの皆様だったら、きっとこんなツアーでは満足いただけないと思います。
きっとこのツアーで皆さんや僕が参加しているとしたら、みんなで相談してローマのフリータイムの日に「ローマの休日」のロケ地をもっと回るでしょうし、オードリーがローマでアンドレア・ドッティと住んでた家や、別居してからの家(現在のルカの家でしたっけ)も見にいく計画を立てるでしょうね。

南仏のニースまで行くのなら、もうこれは「いつも2人で」のロケ地のサン=トロペも行きたいですよね(ムリか?)。
この辺はやはり高くても “I’ll オードリーツアー”の方がコアなファン向けですよね。
というか、こちらに来ていただいているオードリーファンの方と、オードリーゆかりの地を旅行なんてめっちゃ楽しそうですよね!
70年代前半に名古屋にあったという300坪の明智常楽さんの泊まれるオードリーファンクラブの家に行くのに負けないくらい楽しそう!
というか、料金!安すぎませんか!?マジですか??
円高の昔だったからなのか、ヨーロッパ8日間で12万8000円とか安すぎなんですけどーっ!
今の円安だったら、絶対にできなさそうな価格設定ですよね!日本にチカラがあったからこそ出来ていた値段だった、ということですよね。
てか、今ならインバウンドの影響と物価高のダブルパンチで国内旅行でも8日間はムリそうですよね。
この記事へのコメント
伏せた睫毛
大好きなアングル
瞼がパタパタするのが魅力
神戸からも名古屋に来てくれたファンの方と音信不通
必ず来る大地震
怖いですね。
大好きなアングル
瞼がパタパタするのが魅力
神戸からも名古屋に来てくれたファンの方と音信不通
必ず来る大地震
怖いですね。
Posted by 明智常楽 at 2025年02月07日 13:03
おー!明智常楽さんのお好きなアングルでしたか!
オードリーは目が魅力ですけど、目を開けていなくても素敵ですよね。
オードリーファンの神戸の方も地震で音信不通になったのですか…。
南海トラフが来たら、静岡〜西日本は甚大な被害になりそうですよね。
明智常楽さんもお気をつけください。
オードリーは目が魅力ですけど、目を開けていなくても素敵ですよね。
オードリーファンの神戸の方も地震で音信不通になったのですか…。
南海トラフが来たら、静岡〜西日本は甚大な被害になりそうですよね。
明智常楽さんもお気をつけください。
Posted by みつお
at 2025年02月07日 18:30
