2023年10月28日
新星堂フリー・ペーパー「MUSIC TOWN」2003年12月号
今回は2003年、「ローマの休日」DVD発売時に新星堂さんに置かれていたフリー・ペーパーの「MUSIC TOWN」2003年12月号、vol.199の紹介。
もうね、2003年の「ローマの休日」というと全部このビジュアルなんでね、同じのばっかりで申し訳ない!と思うのですけど、許してくださいです。
2003年リバイバルからもうちょうど20年経つんですけれども、2003年のリバイバルは凄かったですよね。
当時は座席指定ではなかったので、東京も大阪も、劇場の開場前から行列ができるんです。僕が行った大阪でもぐるっと劇場を囲んでるんですよね。
80年代後半〜90年代前半にかけて、オードリーの大ブームが起きていましたけど、その時の配給元の日本ヘラルドの権利が2000年ごろに次々と切れて、2003年ともなるとオードリー作品がまたさっぱりリバイバルで来ないという70年代後半〜80年代前半のような状態に逆戻り。
そんな中、やっと来てくれたのがこのパラマウント配給の「ローマの休日」でした。
そして上映がまだ地方で続いているにもかかわらず、告知が打たれたのがこの「ローマの休日」DVDの発売。
僕なんかはまだ上映が続いてるし、公開予定はあるものの、まだリバイバルされてない地方もあるのに、なんでこんなに早くDVD出すんやろ、と思いましたけど、まあ今考えると「ローマの休日」の著作権が製作50年の2003年末で切れてパブリック・ドメインになってしまいそうなので、格安DVDで出る前にたくさん売っておきたかったんだと想像するんですけれどもね。実際2004年からは続々格安DVDで出て来たし。
でもまあ本家パラマウントが出すDVD、2枚組で出してきて特典も豪華。来年出るかもしれない格安DVDとの違いを印象付けていますよね。
当時、「マイヤーリング」をDVDで出して欲しかった僕は(当時はさすがに劇場公開されるとは思っていなかった)、パラマウントさんに直接電話して担当の方とお話しさせていただきました。
すると「ローマの休日」のDVDジャケットは日本独自で変更させてもらったこと、でも勝手にジャケットを変更するのは出来ず、必ずパラマウント本社の許可がいること、しかも変更しようとするとそのジャケットに変更することでどれだけ売上が上がるかなどを出さないといけないと教えていただきました。
昔は日本独自でポスターやプレスを作って、それが本国よりも上出来、なんてことがざらにありましたから(60年代後半から70年代前半の日本のデザインは凄かった!)、2003年ごろには著作権がうるさくなっていたのでしょうね。
でも2003年ごろだと、まだ僕がパラマウントさんや20世紀フォックスさん、ユニバーサルさん、ジェネオンさんなど映画会社と直接電話できたというのもすごいこと。
まだまだ電話が主流で、NTTの電話番号案内でそれらの会社の電話番号を教えてもらえたんですからね。
おっと、また絶賛脱線中ですけど、こちらの新星堂さんのフリー・ペーパー、サイズはA4で40pのマットコート紙。うち24pがフルカラーというタダで配るには豪華版。
それだけ当時の新星堂さんにはパワーがあったということなのでしょう。
今も発行されてるのでしょうか?なんとなく、もう無いような気がします。2003年はまだ新星堂さん本体がやっていましたが、その後何度も経営母体が変わってしまってますからね。
ここでも、後ろの方のページでは新星堂だけで235店舗、それ以外に楽譜が22店舗、スポーツ店関連で22店舗、書籍で9店舗、ゲームで1店舗、チェーン店が10店舗とすごい規模なのがわかります。
現在の新星堂のHPでは44店舗くらいになっています。今年に入ってからも6店舗閉店しているようです。
やはり音楽の聴き方や映像の見方が変わってきているから、実店舗というのは苦しいのでしょうね。
神戸には昔新神戸オリエンタルホテル(現:ANAクラウンプラザホテル)のOPA内にあって「マイ・フェア・レディ」のコレクターズ・ボックスのチラシなどをもらったりしていましたが、阪神大震災後閉店。
その後ハーバーランドのオーガスタプラザ(現:プロメナ神戸)に出来て、たまにクラシックなどを買っていました。「オードリー・ヘプバーンの庭園紀行」のサントラCDを買ったのもハーバーランドの新星堂でした。
そこではクラシックCDの海外盤を注文していたのですが、突然ハーバーランド店が閉店になるということを知り、その発注がどうなるのかと店員さんに訊いたのですが、発注は」取り消しになってしまうだろうとのことでした。でもそれよりも店員さんも閉店は寝耳に水みたいで、かわいそうだと思ったものでした。
この2003年の12月号ではもう神戸はカナート西神戸店というところしかないので、既にハーバーランドからは撤退済み。
神戸市西区には行かないので、この「MUSIC TOWN」も大阪で手に入れたと思います。
行動範囲から考えると、京橋店だったと思うのですが、この店舗は今も現存しています。
さてこの「MUSIC TOWN」、表紙は「ローマの休日」2003年版メインビジュアルのオードリー。
劇場でのリバイバルでも大ヒットで、いまだ根強い人気を見せつけた「ローマの休日」。DVDも絶対売れる!ってんで、タワーレコードなど同業他社もお客の取り込みに力を入れており、新星堂もいかに買ってもらうかで工夫しています。
まず販売価格を3980円から3582円に10%引き、さらに新星堂で買った人には2003年版メインビジュアルのクリアファイルをプレゼント!ってなってます。
この時に、新星堂の予約券も作られていました。片面4色刷りでコート紙。本当にチカラ入ってます。
そういえば新星堂ではなくジョーシンだったかな?そこには今後のオードリーのDVDで発売して欲しいのはどれですか?ってアンケートがあって、「ニューヨークの恋人たち」とか「おしゃれ泥棒2」とかも載っていたのを覚えています。
中身でも巻頭2ページを割いて「ローマの休日」の宣伝。左ページの文章では大船ルミネ店と西日本地区統括の方が文章を書いています。右ページは各DVDの説明やオードリーとグレゴリー・ペックとウィリアム・ワイラー監督の簡単なプロフィールなどとなっています。
他に今や伝説化されようとしている中森明菜さんが「歌姫3」のアルバムの発売に合わせて普通にインタビューを受けているのがおおっ!と思いました。
もうね、2003年の「ローマの休日」というと全部このビジュアルなんでね、同じのばっかりで申し訳ない!と思うのですけど、許してくださいです。
2003年リバイバルからもうちょうど20年経つんですけれども、2003年のリバイバルは凄かったですよね。
当時は座席指定ではなかったので、東京も大阪も、劇場の開場前から行列ができるんです。僕が行った大阪でもぐるっと劇場を囲んでるんですよね。
80年代後半〜90年代前半にかけて、オードリーの大ブームが起きていましたけど、その時の配給元の日本ヘラルドの権利が2000年ごろに次々と切れて、2003年ともなるとオードリー作品がまたさっぱりリバイバルで来ないという70年代後半〜80年代前半のような状態に逆戻り。
そんな中、やっと来てくれたのがこのパラマウント配給の「ローマの休日」でした。
そして上映がまだ地方で続いているにもかかわらず、告知が打たれたのがこの「ローマの休日」DVDの発売。
僕なんかはまだ上映が続いてるし、公開予定はあるものの、まだリバイバルされてない地方もあるのに、なんでこんなに早くDVD出すんやろ、と思いましたけど、まあ今考えると「ローマの休日」の著作権が製作50年の2003年末で切れてパブリック・ドメインになってしまいそうなので、格安DVDで出る前にたくさん売っておきたかったんだと想像するんですけれどもね。実際2004年からは続々格安DVDで出て来たし。
でもまあ本家パラマウントが出すDVD、2枚組で出してきて特典も豪華。来年出るかもしれない格安DVDとの違いを印象付けていますよね。
当時、「マイヤーリング」をDVDで出して欲しかった僕は(当時はさすがに劇場公開されるとは思っていなかった)、パラマウントさんに直接電話して担当の方とお話しさせていただきました。
すると「ローマの休日」のDVDジャケットは日本独自で変更させてもらったこと、でも勝手にジャケットを変更するのは出来ず、必ずパラマウント本社の許可がいること、しかも変更しようとするとそのジャケットに変更することでどれだけ売上が上がるかなどを出さないといけないと教えていただきました。
昔は日本独自でポスターやプレスを作って、それが本国よりも上出来、なんてことがざらにありましたから(60年代後半から70年代前半の日本のデザインは凄かった!)、2003年ごろには著作権がうるさくなっていたのでしょうね。
でも2003年ごろだと、まだ僕がパラマウントさんや20世紀フォックスさん、ユニバーサルさん、ジェネオンさんなど映画会社と直接電話できたというのもすごいこと。
まだまだ電話が主流で、NTTの電話番号案内でそれらの会社の電話番号を教えてもらえたんですからね。
おっと、また絶賛脱線中ですけど、こちらの新星堂さんのフリー・ペーパー、サイズはA4で40pのマットコート紙。うち24pがフルカラーというタダで配るには豪華版。
それだけ当時の新星堂さんにはパワーがあったということなのでしょう。
今も発行されてるのでしょうか?なんとなく、もう無いような気がします。2003年はまだ新星堂さん本体がやっていましたが、その後何度も経営母体が変わってしまってますからね。
ここでも、後ろの方のページでは新星堂だけで235店舗、それ以外に楽譜が22店舗、スポーツ店関連で22店舗、書籍で9店舗、ゲームで1店舗、チェーン店が10店舗とすごい規模なのがわかります。
現在の新星堂のHPでは44店舗くらいになっています。今年に入ってからも6店舗閉店しているようです。
やはり音楽の聴き方や映像の見方が変わってきているから、実店舗というのは苦しいのでしょうね。
神戸には昔新神戸オリエンタルホテル(現:ANAクラウンプラザホテル)のOPA内にあって「マイ・フェア・レディ」のコレクターズ・ボックスのチラシなどをもらったりしていましたが、阪神大震災後閉店。
その後ハーバーランドのオーガスタプラザ(現:プロメナ神戸)に出来て、たまにクラシックなどを買っていました。「オードリー・ヘプバーンの庭園紀行」のサントラCDを買ったのもハーバーランドの新星堂でした。
そこではクラシックCDの海外盤を注文していたのですが、突然ハーバーランド店が閉店になるということを知り、その発注がどうなるのかと店員さんに訊いたのですが、発注は」取り消しになってしまうだろうとのことでした。でもそれよりも店員さんも閉店は寝耳に水みたいで、かわいそうだと思ったものでした。
この2003年の12月号ではもう神戸はカナート西神戸店というところしかないので、既にハーバーランドからは撤退済み。
神戸市西区には行かないので、この「MUSIC TOWN」も大阪で手に入れたと思います。
行動範囲から考えると、京橋店だったと思うのですが、この店舗は今も現存しています。
さてこの「MUSIC TOWN」、表紙は「ローマの休日」2003年版メインビジュアルのオードリー。
劇場でのリバイバルでも大ヒットで、いまだ根強い人気を見せつけた「ローマの休日」。DVDも絶対売れる!ってんで、タワーレコードなど同業他社もお客の取り込みに力を入れており、新星堂もいかに買ってもらうかで工夫しています。
まず販売価格を3980円から3582円に10%引き、さらに新星堂で買った人には2003年版メインビジュアルのクリアファイルをプレゼント!ってなってます。
この時に、新星堂の予約券も作られていました。片面4色刷りでコート紙。本当にチカラ入ってます。
そういえば新星堂ではなくジョーシンだったかな?そこには今後のオードリーのDVDで発売して欲しいのはどれですか?ってアンケートがあって、「ニューヨークの恋人たち」とか「おしゃれ泥棒2」とかも載っていたのを覚えています。
中身でも巻頭2ページを割いて「ローマの休日」の宣伝。左ページの文章では大船ルミネ店と西日本地区統括の方が文章を書いています。右ページは各DVDの説明やオードリーとグレゴリー・ペックとウィリアム・ワイラー監督の簡単なプロフィールなどとなっています。
他に今や伝説化されようとしている中森明菜さんが「歌姫3」のアルバムの発売に合わせて普通にインタビューを受けているのがおおっ!と思いました。