2023年05月01日

“AUDREY in Cinema” 美術館「えき」KYOTO チラシ他と感想

“AUDREY in Cinema” 美術館「えき」KYOTO チラシ他と感想 今日は、「マイ・フェア・レディ」上映や「ローマの休日」上映と合わせて、このゴールデンウォークに行っておきたいところ、“AUDREY in Cinema”の展示会の紹介。

 この展示会4月1日から始まってますが、5月の14日まで。ということで、まだの人はこのゴールデンウィーク中に行っておきたいですよね。

 僕は4月に行ってきたので、その時の感想なども合わせて、チラシや物販の紹介。

 この “AUDREY in Cinema”は京都駅ビルの7階にある、美術館「えき」でやっています。

“AUDREY in Cinema” 美術館「えき」KYOTO チラシ他と感想 ここ、2004年には“timeless audrey”展もやっていて、一度来たことがあるはずなんですが、もう19年も前のことなのですっかり忘れていて、どこから入るんやろ?そんで何階やったっけ〜?って探しながら行きました。

 入ってわかりましたが、かなり小さい展示会場です。“timeless audrey”展の時、東京では11のブースがあったのに、京都では7つまで減らされていたのを思い出しました。

“AUDREY in Cinema” 美術館「えき」KYOTO チラシ他と感想 この “AUDREY in Cinema”は、現在 “オードリー・ヘプバーン”“オードリー・スタイル 飾らない生き方”と合わせて3つの展示会を開いている株式会社クレヴィスさんの1番新しいオードリー展示会。

 うーん、でもね、3つの展示会どれも似たり寄ったりかなー。写真もダブってるしね。
 これが3つの展示会で全部写真が違うとかだったら凄いんですけどねー。

“AUDREY in Cinema” 美術館「えき」KYOTO チラシ他と感想 クレヴィスさんはオードリー展を何度もやってきてるので、最初の “オードリー・ヘプバーン”展のような「素人が手を出しました」感は無くなってます。
 キャプションでおかしなこと書いたり、「昼下りの情事」って書いたりとか。

 でもね、取り立ててどうこうってのも思わなかったです。

“AUDREY in Cinema” 美術館「えき」KYOTO チラシ他と感想 まあこれは2000年の “オードリー・ヘプバーン:私のスタイル”展と2004年の “timeless audrey”展という2つの大規模なオードリー展を見た身としては、どうしても落ちると感じるのは仕方ない。

 あちらはジバンシィやフェラガモ、オードリーの息子たちが直接関わってるので、オードリーの写真だけじゃなく、オードリーが着ていた私服、映画の本物の衣装、持っていた私物、アクセサリーまで展示されてたし、映画会社や家族の秘蔵写真やビデオを出されたら、太刀打ちできない。

 あくまでこちらはレンタルポジとかで借りた画像がメインだしね。画質も悪い。
 カラー写真なんか、本当に色が汚い。本来のカラーポジがモノクロ展示とかね。
 その上、一般受けしそうな(平凡な)画像メインだから面白味もない。

  “オードリー・ヘプバーン:私のスタイル”展と “timeless audrey”展が100点だとすると、こちらは30点くらい。
 それくらい差は歴然。

“AUDREY in Cinema” 美術館「えき」KYOTO チラシ他と感想 でも最初の “オードリー・ヘプバーン”展がヒドイ!って思ったのとは違って、頑張ったで賞くらいはあげたいです。
 最初のが「マイ・フェア・レディ」までの画像しかなかったのと違って、今回とかは「ニューヨークの恋人たち」とかもあるしね。

 さて、展示会に行った時ですが、会場に着くまでにポスターがあったので写真を撮りました。
 7階に着くと、廊下に欲しかったこの展示会のチラシがちょっとだけ残ってたので自分と友達のぶんを手に入れられました。
 これ、帰りに見たらもう無くなってました。間一髪でしたね。

 さて、そのチラシですが、メイン画像は「麗しのサブリナ」。
 これはかなり鮮明で、腰に締めているベルトがわかるくらい。
 この画像、鮮明じゃないとベルトわかりませんもんね。

 あと、 “オードリー・ヘプバーン”展でも“オードリー・スタイル 飾らない生き方”展でもメインカラーはティファニー・ブルーで、「ティファニーで朝食を」のイメージに引きずられてたんですが、今回はオードリーのイメージのピンクがメインカラーになってて、ここも良かったと思いました。

“AUDREY in Cinema” 美術館「えき」KYOTO チラシ他と感想“AUDREY in Cinema” 美術館「えき」KYOTO チラシ他と感想 裏は5点の画像がありますが、「ティファニーで朝食を」の画像は本来美麗カラー。クレヴィスさんが借りてる画像のところではカラーがなかったそう。
 にしても本来カラーの画像を白黒で使われるのは僕は好きではありません。減点その1。

 右端には珍しい「昼下りの情事」のカラーがありますが、これは裏焼きでしょう。鼻が左から撮った鼻になっています。
 オードリーって右から撮ると、隣の「マイ・フェア・レディ」のカラー写真のように、ちょっと鼻の形が美しくないんですよね。

“AUDREY in Cinema” 美術館「えき」KYOTO チラシ他と感想 そして美術館が近づいてくるとまたポスターがあったのでこれも写真を撮りました。柱というか壁には白と赤の展示会の名前だけのものもありました。
 入り口には大きな展示会のパネルも。

 パネルの横にはBGMが書いてありましたけど、全部CD「オードリー・ヘプバーン・スクリーン・テーマ・ベスト」のもの。

 いいんですけど、これクレヴィス社最初の “オードリー・ヘプバーン”展でも一緒やったやん!

 オードリーのサントラって今やいっぱいあるのに、何も新しくされてない、何も追加されていない。
 こういうところが初回以降何も調べてないんやなーと雑に感じられてあかんのですよね。

“AUDREY in Cinema” 美術館「えき」KYOTO チラシ他と感想 今回はオードリーの「ローマの休日」以降の20作品の展示なんだから、「スクリーン・テーマ・ベスト」では足りない作品を追加しようとして、でも出てないのがあって全部は揃えられませんでした、っていうなら努力の跡が見えて好感を抱くんですけど…。
 “同じでいいやん”って思ってるのが見えてしまってるので減点その2。

 これの半券もありますが、これは実は会場でいただいたもの。
 僕は前売り券をローソンで買っておいたのですが、ローソンで発行してもらう券なんか、オードリー付いてませんよね。

 それで会場に行った時に、“当日券買ったら、オードリーの画像付いてますか?”って尋ねたら、なんと!使用済みの半券ですけどってくださったんです!
 ありがたいですね。
 会場の方には大感謝!

 そして展示会場は写真禁止です。

“AUDREY in Cinema” 美術館「えき」KYOTO チラシ他と感想 入ってすぐに「パリの恋人」の宣伝画像が「ローマの休日」のトップで飾ってありました。
 これって何か意味があるのかな?とちょっとモヤモヤしながら見て回りました。

 でも「戦争と平和」の日本版ポスターが展示してあったんですが、これが1987年版のを展示してて、“1973年のポスター”ってキャプションになってたので、これはアカン!とこれは会場の方に伝えました。

 1973年版はキャッチコピーが全然違うのと、73年版は配給がCIC、87年版はUIP、それと紙の質が全然違います。73年版は上質紙ですが、87年版はコート紙。

 展示会はそれでも2周しましたが(友人は2周めは椅子で座っててもらった)、終わるとお決まりの物販コーナーがありました。

 何を買おうかと思いましたが、写真集もまだなんですけどこれはカバーが欲しいので本屋で買うことにして、でも写真集も買うなら小さなポストカードは要らんよな、と思い、例によって大きな画像のクリアファイルのところへ。

“AUDREY in Cinema” 美術館「えき」KYOTO チラシ他と感想 物販は前回の阪急百貨店での“オードリー・スタイル”とも一緒のがありましたが、今回初めて見るものもありました。

 その中で僕が買ってあげなければ!と思うのが60年代のオードリー。阪急でも買っていますが、そこにはなかった(と思う)「マイ・フェア・レディ」と「ティファニーで朝食を」のクリアファイルをゲット。

 でも画質が悲しくなるくらい悪い…。「マイ・フェア・レディ」なんかは同じ画像の70年代のポスターで作った美麗パネルを持っているので、その汚さが涙出そうになります。

 「ティファニーで朝食を」も別カットですけど、やはり70年代の「ロードショー」で、ものすごい綺麗な画像を見ているので、このバックの色の汚さがめっちゃわかります。
 オードリーの肌もノッペリ。

“AUDREY in Cinema” 美術館「えき」KYOTO チラシ他と感想 最近は80年代・90年代と違って、カラーのオードリーも人気が出てきてますけど、質が悪いのが多いのが残念です。
 ちなみに「マイ・フェア・レディ」の裏は「麗しのサブリナ」、「ティファニーで朝食を」の裏は「パリの恋人」です。
 それらはなぜか綺麗。

 あと、前回あったのかどうかわかりませんが、オードリーのカラー写真のマスキングテープがあったので、これも買いました。
 「ティファニーで朝食を」「マイ・フェア・レディ」「緑の館」「麗しのサブリナ」などなどです。
 でもこれもクリアファイルともども、使えません。

 いよいよ14日までなので、行くかたはお早めに!です。

 僕はついでに京都タワーに昇って、渉成園と東本願寺を見て、宇治茶や生八ツ橋(ニッキ無し)などのお土産を買って、ちょっと贅沢して新快速のAシートに乗って帰りました。
 皆さんも京都観光を付けるとより楽しめると思いますよー。


タグ :展示会

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この記事へのコメント
お久しぶりです。ご無沙汰して申し訳ないですが、こちらの記事のことで…

「オードリーと相手役との年齢差について その1。かなりな年上との共演が多いのはなぜか」
https://audreykathleen.blog.fc2.com/blog-entry-111.html

1920年代生まれ・50年代に活躍し始めた男優たちについて、コメントさせていただいた時は不覚にもマーロン・ブランドとポール・ニューマンのことを見落としておりました…

今回の記事と直接関係なさそうな話題で失礼いたします。
Posted by take at 2023年05月02日 11:22
takeさん、こんにちは!
お越しいただいて、とても嬉しいですよー!

マーロン・ブランドもポール・ニューマンも、初期の頃はオードリーが出るようなロマンティックな映画とは縁がなさそうでしたもんね。

その中でも特にオードリー映画は女性が能動的な役が多いので、主演と言いつつも受動的な役だとOKを出さなさそうですよね、2人とも。
Posted by みつおみつお at 2023年05月02日 12:18
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