2023年01月20日

1993年1月21日 日本経済新聞夕刊のオードリー死去のニュース

1993年1月21日 日本経済新聞夕刊のオードリー死去のニュース

 本日はオードリー死去の知らせを告げる、1993年1月21日の日本経済新聞夕刊の切り抜き。

 と言ってもこれは頂きものです。
 当時僕は独り暮らしで新聞は取っていなかったので。

 2002年ごろだったでしょうか、ヤフオクでオードリーのものを買った時にこれを付けてきていただきました。
 このような切り抜きを持っているということは、その方もオードリーファンだったのでしょうか。
 僕に託していただいたのだと思っています。

 さて、今日1月20日がオードリーの亡くなった日とされていますが、実際にオードリーが亡くなったのはスイス時間の午後7時だったので、日本時間では本当は21日の午前3時過ぎです。

 ということで日本の21日朝刊には間に合わないので、21日の夕刊に掲載されたようです。

 ウィキペディアではオードリーの死因は虫垂ガンって書かれてますけど、ここでは結腸ガンになってますね。
 他にも大腸ガンと書かれているものもありましたね。

 ここでは見出しで“A・ヘップバーンさん死去 知的で清楚「ローマの休日」”と書かれてますね。

 まず導入部で
 “魅力的な演技と清楚で、妖精のような雰囲気で世界的な人気を集めた米国の映画女優オードリー・ヘップバーンさんが20日、死去した。63歳。結腸ガンのため、スイスのローザンヌに近いレマン湖北岸のリゾート地トロシュナの自宅で療養していた。24日にトロシュナの教会で葬儀が行われる。”
と書かれています。

 本文ではオードリーの生涯の紹介があった後、“エレガント、憧れの代表”として淀川長治さんと大内順子さんの文章が載っています。

 淀川長治さんは例によって “恵まれた容姿の反面、演技の幅は狭く、苦労したようだ。晩年に代表作がないのはそのためだろう。”と自分の尺度で決めつけ文章で締めています。
 別にオードリー自身は演技の幅が狭くとも気にしてなかったんですけどね。

 でも最初の方には“日本で彼女の映画を現在上映しても大勢の客が入る珍しいタイプの女優。”と書いてます。

 大内順子さんは “二度とあんな人は現れないのではないか。私のある時代が終わったように思え、とても感慨深い。”と書いてます。

 最後の部分では “個性派、今も人気”と書いてあり、日本での時代とオードリーの関わりを述べています。

 ヘップバーン・カットのこと、サブリナパンツのこと。晩年はスクリーンから遠去かったこともあり、全盛期の個性はそのまま冷凍保存された感があったこと。いまでもファッション雑誌で特集が組まれるほど、などが書かれています。

 とにかく、オードリーが亡くなったことを痛切に感じる新聞記事ですね。
 今さらながら悲しく、心が痛みました。

 オードリーに合掌。


タグ :追悼記事

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この記事へのコメント
アーメン
本日は
尼僧物語放映
オードリーしのびます。
Posted by 明智常楽 at 2023年01月20日 16:26
明智常楽 さん、こんばんは。
NHKも今日に合わせて「尼僧物語」を持ってきていますね。
Posted by みつおみつお at 2023年01月20日 17:44
寒中見舞い申し上げます。

この記事、なんとなく覚えています。
当時購読していたからかもしれませんが、確かに淀川さんの記事にはちょっと反発を感じていました。すっかり忘れていましたがこれを見て思い出しました。
同様のことを図書館にあった百科事典の年鑑みたいな分厚い書籍にも、物故人の章に淀川さんが記事を書かれていて違和感を覚えました。
あんまりこんなことは書かないでいただきたいと思います。わざわざ書くことなのでしょうかね。
それはそうと、命日がまたやってきました。追悼でAUDREY(More Than an Icon)をまた観ています。
30年経つんですね・・・30年!ですよ・・・
僕ら30年も生きてきたんですよねぇ・・・当たり前のようでいて凄いことです。
幸福であれば尚更よいのですが、幸福をどう捉えるのかですよね。
これからもお互い健康に注意して、行けるところまで生きていきましょうね。
Posted by まる at 2023年01月21日 08:08
おー!さすがまるさん!
この新聞もご存知でしたか!

淀川長治さん、なんでオードリーが演技の幅が狭くて苦労してると決めつけてるんでしょうね。オードリーが再ブームになった時もFLIXでオードリーがマネージャーに泣きついたとかって架空のオードリーを作り上げて、さも本当のことのように書いてましたよね。
「風と共に去りぬ」でも妄想話を書いてて、昔信じてたことがありました。その後詳しくなってくるとそれも淀川長治さんの妄想だってわかりましたけど。
とにかく、淀川長治さんが妄想で作ったオードリーらしからぬ話はどれもキライです。

映画「オードリー・ヘプバーン」は、日本語版Blu-rayはまだ買ってないんですよー。いつか欲しいと思いつつ、「モンテカルロへ行こう」とか「昼下りの情事」を欲しいなーと思ってしまって…。
そういえば「許されざる者」のブルーレイが出ますね!
今度は日本語吹替付きですね!

それと、オードリーが亡くなって30年!ってのもすごいですけど、ファンになってからだとさらに15年以上ですから、それも凄いことですよね!
これからもまるさんのオードリー話を伺って行きたいので、まるさんも元気でいて下さいよー!
Posted by みつおみつお at 2023年01月21日 21:59
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