2019年05月20日
雑誌「SCREEN」2019年6月号 オードリー特集
まずはスター・チャンネルのオードリー映画の放送予定から。
6月
「素晴らしき遺産」「華麗なる相続人」「戦争と平和」「ラベンダー・ヒル・モブ」「ティファニーで朝食を」「ロビンとマリアン」「オールウェイズ」
7月(オードリー特集の最後の月)
20作品の一挙放送。特集では「許されざる者」「いつも2人で」「マイ・フェア・レディ」。
だそうです。
さて、長く開いてしまってすみません。本当はこの記事をオードリーの誕生日に…と思っていたのですが、写真の撮影と処理が進まなくって、その上GWにも突入し…ってことでここまでずれ込みました。
先にオードリーが今年の5月4日で生誕90年を迎えました。もしまだ生きていたら90才だったんですね!そのことにもビックリです。
今回は雑誌「SCREEN」の2019年6月号の紹介。最新号…と言いたいのですが、もう次が出てしまいますね。
さて、この号ではオードリーの生誕90周年に合わせて、スター・チャンネルとのコラボで大々的に特集が組まれています。全14pで、さらにスター・チャンネルの宣伝でさらに2pオードリーのページがあります。
まずは表紙にも小さく円で囲まれた部分に “生誕90周年特別企画 いま甦るオードリー・ヘプバーンの魅力”と書かれています。
てか、2000年頃には“SCREEN”の文字はスターの前に来ていましたが、今ではスターの後ろ。ほとんど雑誌名が読めません。
さらに表紙裏にはスター・チャンネルの1p広告。このスター・チャンネルの“総力特集”という部分にはちょっとひとこと言いたい部分も多いのですけど、全てはオードリー映画祭でチャラですかね。
この画像、「ローマの休日」撮了後に撮られた宣伝写真なんですけど、実はこの画像にはオードリーの右頬(向かって左)に目立つ笑いじわがあります。
今ならパッパッと画像加工で消してしまえると思うんですが、なぜかスター・チャンネルではシワのあるそのままで使用しています。
目次にもめっちゃちっちゃい画像はありますが、まあそれは数えないことにして、本文ページにもスター・チャンネルの広告で「ティファニーで朝食を」のオードリーが使われています。
ちなみにこの号から「SCREEN」は全ページオールカラーに刷新されています。50年代はカラーページが数ページでめちゃめちゃ貴重だったのに比べるとすごいことですね!
ただ、ページ数は138p+表紙周りとめっちゃ減っていますので、別に無線綴じでなくても、中綴じでいけるんでは?というほど少ないです。まあ本棚に入れられた時に背表紙がないと探して買ってもらえない可能性があるので、無線綴じで行くとは思いますが。
(無線綴じは紙を綴じる側を断裁して、糊で表紙を巻きつける綴じ方。背表紙が出来る。中綴じは真ん中をホッチキスで留める綴じ方。基本背表紙は出来ない。)
まあでも全ページカラーなので、それまで上質紙(ザラザラの紙)に集中させていた文字が全ページに分散されるので、どのページも画像は小さく文字がゴチャゴチャ。
かつてのようにお気に入りのスターを大きなグラビアで眺める、という楽しみ方は出来なくなっています。
今の流行りなのかもしれませんが、こういう体裁だと大好きな洋画スターというのは生まれにくそう…と思っちゃいます。
あと、読者のページとかがめっちゃ少なくなってる!ページ数というより、文字が大きくなって読者の声がすっごい少ないです。
それと言わせていただくと、毎号載っている“あなたが選んだスターランキング”ってのが過去の雑誌「ロードショー」みたいで、なんでこんなのが「スクリーン」に載りだしたのか疑問。「ロードショー」廃刊以降なんですけど、毎号の人気投票なんて必要?模倣みたいだし、いい気分じゃないです。
しかも毎年の人気投票(ゴールデン・グランプリ)でも票数が落ちてきてるのに、こんな毎号の読者アンケートなんて、めっちゃ票数少ないと思いますよ。なので以前は票数が書いてあったのに、いまは票数すら載せてない状態。そんな死に体状態なら、無理にしなくてもいいのに…。
さてオードリーの特集ですけど、p120からスタート!なんですが、目次にはp123なんて書いてあるんですよね。えーっ、校正はどうなってるの?
最初のページは「ティファニーで朝食を」のカラー。この画像、オードリーが亡くなった時の追悼号の「キネマ旬報」の表紙だったなーとか。
左に載っている“主なフィルモグラフィー”って所には「昼下りの情事」と「緑の館」の間に「マイヤーリング」が載ってる!
これってなんか嬉しい!「マイヤーリング」が堂々と載るなんて、2000年ごろのオードリーファンのサイトで会話してる頃には考えられなかった!
「マイヤーリング」の存在自体知られてなかったし、現存してるかどうかすらハッキリしなかった。
2004年ごろだったかな?パラマウントジャパンの方と直接喋って、「マイヤーリング」の存在とDVDで出して欲しいことを伝えましたけど、反応は薄かった。
こちらのサイトで「マイヤーリング」が現存してること、現在の権利元の情報を教えていただき、僕が自分でDVDが出せないかと考えていたのが2010年ごろ。でもその時は権利金が高くて(オードリーが日本で人気があるのが知られていた。約1000万くらい)断念したのを思い出します。
でもブロードメディアスタジオ株式会社さんのおかげで2014年に劇場公開していただいたし、今ではパラマウントさんからDVDが発売されていて、いつでも見れるんですからね!すごいなあ〜って思いますよね。
次のページは「パリの恋人」宣伝写真のカラーオードリー。これってハッキリ見えてないですけど、後ろで髪をくくってるんですよね。実はポニーテール。
公開当時の映画雑誌では“髪をくくれるほど伸ばしているヘプバーン”なんて書かれてました。よっぽどショートのイメージが強かったんでしょうね。
ここからは金子裕子さんという方がオードリーの生涯をまとめています。
けど “「マイ・フェア・レディ」のイライザはジュリー・アンドリュースと争って獲得。”なんてしてませんからね。もともとワーナーはジュリーに演じさせるつもりは全く無かった。オードリーにオファーが行って、オーディションとかは一切なし。
もしオードリーが辞退しても次のワーナーの候補はエリザベス・テイラー。リズはイライザに乗り気だったから、ジュリーに行くことは100%無かった。
こういう微妙な書き方ひとつで事情を知らない若いファンとかが “オーディションでジュリーが落ちた”とかネットで書き込むんですからね。プロならこの辺はきっちりして欲しい所です。
ちなみにジュリーはワーナーのスクリーンテストに“舞台で何百回とやっているのに!”と拒否したんでしたっけ?この辺、ジュリーらしくない気もしますが、若い頃は何かと尖ってたりしますもんね。真偽はどうなんでしょう。
でも舞台で何千回と演じていても、やっぱりスクリーンテストは受けないとね。遠目に全体を見る大げさなセリフ回しの舞台と、アップの多用で自然なセリフ回しが求められる映画では全然違いますからね。イライザが本気で欲しかったら、舞台の主演女優のプライドは捨てるべき。
それにスクリーン・テストはイコールオーディションじゃない。どうやったらその俳優さんが一番綺麗に写るか、スクリーンに映えるか、ってことを考えながらやるものですしね。
結果ジュリーは「マイ・フェア・レディ」は演じられなくても、「メリー・ポピンズ」を得たのだから結果オーライですよね。
それとジュリーではもう一つの舞台の当たり役、「キャメロット」でも映画で主演を演じたい、と言っていたのに、これまたワーナーはヴァネッサ・レッドグレイヴを起用したんですよね。
撮影のあった1966年にはもうすっかり大スターだったジュリーだから、まさか自分に回ってこないとは思いもしなかったでしょうね。ある意味「マイ・フェア・レディ」よりショックでは?と思います。
あるいはジュリーがワーナーにオファーされたのに「マイ・フェア・レディ」の意趣返しをしたとか?
まあジュリーはそんな根に持つ性格ではないと思いますが。
話がめっちゃ飛びましたが、ここではオードリーの父が銀行家だとか、資料がちょっと古いですね。金子さんのページは4pあります。
その次には“二人の愛息が語る母オードリー・ヘプバーン”ということでショーンとルカのインタビューが。
一瞬“えっ!ショーンとルカ、仲直りしたの!?”と思いましたが、そうではなくて、別々の時期と場所でのインタビューでした。
ルカは昨年秋に来日してたんですね!そしてルカが子供の頃、日本からの多くのファンレターやプレゼントの管理をするアシスタントに任命されていた、というのが可愛くて微笑ましくていいですね!
それと、「ロビンとマリアン」にオードリーが出演したきっかけの一つがルカがショーン・コネリー(というかジェームズ・ボンド)に会いたかったから、というのは知っていましたが、映画の宣伝用のお話かと思っていた部分もあったのですが、ルカ自身の口から本当だということが明かされているのが収穫です。
次のページには4月から5月にかけてスター・チャンネルで放送されるオードリー作品の紹介がされています。
が、文章を書いた田中雄二さんとおっしゃる方、「いつも2人で」が20年にわたる夫婦の旅なんて書いてますよ!実際は12年ですからね!
思い込みで間違えて書いてしまったのかなあ…、というか、これキネマ旬報さんのデータベースを元に書いてませんか?
キネマ旬報のデータベースで「いつも2人で」が20年間の夫婦の歴史なんて書かれてるんですよね。
なので、これをベースにしてしまったAmazonやムービーウォーカーなど、20年になってるものが多い多い!
1966年撮影の現代劇で20年間て、1946年に出会ったことになってしまう。それなのに40年代のお話に50年代後半のクルマとかって時代考証有り得ないですからね、ホント。
映画の専門誌でこういう間違いって本当にして欲しくないですね。
キネマ旬報って、昔はお堅いけど信頼できる所、っていうイメージだったんですが(娯楽作品は鼻にもひっかけないけど)、オードリーの追悼特集で吉村英夫氏を使う辺りから“ん?待てよ?”と思い始めて、「オールタイムベスト映画遺産 外国映画男優・女優100」っていう本でもうびっくりするくらいの間違いだらけだったので一気に僕の中での信頼を失ってしまったんですが、やっぱり世間的には今だに映画のことなら、っていうイメージがあると思うので、それを元に拡散されて広まってしまうと手がつけられませんね。
こういう「SCREEN」などの専門誌でも、過去の自分のところの記事を調べずに安易なデータベースなどを元に書いてしまうとこういうことなってしまう、また読者が本に書いてあることだから…とそれを信じてしまう、という悪循環に陥るのが残念です。
映画の専門誌ではやっぱりビシッとして欲しいですね。
次の最後のページはオードリー・ヘプバーン映画祭のこととSCREENが売り出すオードリーのサインの紹介ページ。「おしゃれ泥棒」の写真は裏焼きですよー。
そういえば、僕はあんまりオードリーのサインって欲しくないんですよねー。本当にオードリーが僕のために書いてくれたものならともかく、誰宛かわからないものとかあんまり。
しかもサインってかなりの偽物が混じってますからねー。ヤフオクで5000円程度のもの、黒や金や銀でサインが書かれたもの、オードリーの死後もう30年近いのに写真が褪せてないもの、なのに若い写真のもの、出所のハッキリしないものなんかはほぼ100%偽物ですもんね。
今回は1987年来日時のカラー写真や、ショーンのインタビューページのカラー写真、ルカとオードリーのカラー写真などが収穫ですね。
6月
「素晴らしき遺産」「華麗なる相続人」「戦争と平和」「ラベンダー・ヒル・モブ」「ティファニーで朝食を」「ロビンとマリアン」「オールウェイズ」
7月(オードリー特集の最後の月)
20作品の一挙放送。特集では「許されざる者」「いつも2人で」「マイ・フェア・レディ」。
だそうです。
さて、長く開いてしまってすみません。本当はこの記事をオードリーの誕生日に…と思っていたのですが、写真の撮影と処理が進まなくって、その上GWにも突入し…ってことでここまでずれ込みました。
先にオードリーが今年の5月4日で生誕90年を迎えました。もしまだ生きていたら90才だったんですね!そのことにもビックリです。
今回は雑誌「SCREEN」の2019年6月号の紹介。最新号…と言いたいのですが、もう次が出てしまいますね。
さて、この号ではオードリーの生誕90周年に合わせて、スター・チャンネルとのコラボで大々的に特集が組まれています。全14pで、さらにスター・チャンネルの宣伝でさらに2pオードリーのページがあります。
まずは表紙にも小さく円で囲まれた部分に “生誕90周年特別企画 いま甦るオードリー・ヘプバーンの魅力”と書かれています。
てか、2000年頃には“SCREEN”の文字はスターの前に来ていましたが、今ではスターの後ろ。ほとんど雑誌名が読めません。
さらに表紙裏にはスター・チャンネルの1p広告。このスター・チャンネルの“総力特集”という部分にはちょっとひとこと言いたい部分も多いのですけど、全てはオードリー映画祭でチャラですかね。
この画像、「ローマの休日」撮了後に撮られた宣伝写真なんですけど、実はこの画像にはオードリーの右頬(向かって左)に目立つ笑いじわがあります。
今ならパッパッと画像加工で消してしまえると思うんですが、なぜかスター・チャンネルではシワのあるそのままで使用しています。
目次にもめっちゃちっちゃい画像はありますが、まあそれは数えないことにして、本文ページにもスター・チャンネルの広告で「ティファニーで朝食を」のオードリーが使われています。
ちなみにこの号から「SCREEN」は全ページオールカラーに刷新されています。50年代はカラーページが数ページでめちゃめちゃ貴重だったのに比べるとすごいことですね!
ただ、ページ数は138p+表紙周りとめっちゃ減っていますので、別に無線綴じでなくても、中綴じでいけるんでは?というほど少ないです。まあ本棚に入れられた時に背表紙がないと探して買ってもらえない可能性があるので、無線綴じで行くとは思いますが。
(無線綴じは紙を綴じる側を断裁して、糊で表紙を巻きつける綴じ方。背表紙が出来る。中綴じは真ん中をホッチキスで留める綴じ方。基本背表紙は出来ない。)
まあでも全ページカラーなので、それまで上質紙(ザラザラの紙)に集中させていた文字が全ページに分散されるので、どのページも画像は小さく文字がゴチャゴチャ。
かつてのようにお気に入りのスターを大きなグラビアで眺める、という楽しみ方は出来なくなっています。
今の流行りなのかもしれませんが、こういう体裁だと大好きな洋画スターというのは生まれにくそう…と思っちゃいます。
あと、読者のページとかがめっちゃ少なくなってる!ページ数というより、文字が大きくなって読者の声がすっごい少ないです。
それと言わせていただくと、毎号載っている“あなたが選んだスターランキング”ってのが過去の雑誌「ロードショー」みたいで、なんでこんなのが「スクリーン」に載りだしたのか疑問。「ロードショー」廃刊以降なんですけど、毎号の人気投票なんて必要?模倣みたいだし、いい気分じゃないです。
しかも毎年の人気投票(ゴールデン・グランプリ)でも票数が落ちてきてるのに、こんな毎号の読者アンケートなんて、めっちゃ票数少ないと思いますよ。なので以前は票数が書いてあったのに、いまは票数すら載せてない状態。そんな死に体状態なら、無理にしなくてもいいのに…。
さてオードリーの特集ですけど、p120からスタート!なんですが、目次にはp123なんて書いてあるんですよね。えーっ、校正はどうなってるの?
最初のページは「ティファニーで朝食を」のカラー。この画像、オードリーが亡くなった時の追悼号の「キネマ旬報」の表紙だったなーとか。
左に載っている“主なフィルモグラフィー”って所には「昼下りの情事」と「緑の館」の間に「マイヤーリング」が載ってる!
これってなんか嬉しい!「マイヤーリング」が堂々と載るなんて、2000年ごろのオードリーファンのサイトで会話してる頃には考えられなかった!
「マイヤーリング」の存在自体知られてなかったし、現存してるかどうかすらハッキリしなかった。
2004年ごろだったかな?パラマウントジャパンの方と直接喋って、「マイヤーリング」の存在とDVDで出して欲しいことを伝えましたけど、反応は薄かった。
こちらのサイトで「マイヤーリング」が現存してること、現在の権利元の情報を教えていただき、僕が自分でDVDが出せないかと考えていたのが2010年ごろ。でもその時は権利金が高くて(オードリーが日本で人気があるのが知られていた。約1000万くらい)断念したのを思い出します。
でもブロードメディアスタジオ株式会社さんのおかげで2014年に劇場公開していただいたし、今ではパラマウントさんからDVDが発売されていて、いつでも見れるんですからね!すごいなあ〜って思いますよね。
次のページは「パリの恋人」宣伝写真のカラーオードリー。これってハッキリ見えてないですけど、後ろで髪をくくってるんですよね。実はポニーテール。
公開当時の映画雑誌では“髪をくくれるほど伸ばしているヘプバーン”なんて書かれてました。よっぽどショートのイメージが強かったんでしょうね。
ここからは金子裕子さんという方がオードリーの生涯をまとめています。
けど “「マイ・フェア・レディ」のイライザはジュリー・アンドリュースと争って獲得。”なんてしてませんからね。もともとワーナーはジュリーに演じさせるつもりは全く無かった。オードリーにオファーが行って、オーディションとかは一切なし。
もしオードリーが辞退しても次のワーナーの候補はエリザベス・テイラー。リズはイライザに乗り気だったから、ジュリーに行くことは100%無かった。
こういう微妙な書き方ひとつで事情を知らない若いファンとかが “オーディションでジュリーが落ちた”とかネットで書き込むんですからね。プロならこの辺はきっちりして欲しい所です。
ちなみにジュリーはワーナーのスクリーンテストに“舞台で何百回とやっているのに!”と拒否したんでしたっけ?この辺、ジュリーらしくない気もしますが、若い頃は何かと尖ってたりしますもんね。真偽はどうなんでしょう。
でも舞台で何千回と演じていても、やっぱりスクリーンテストは受けないとね。遠目に全体を見る大げさなセリフ回しの舞台と、アップの多用で自然なセリフ回しが求められる映画では全然違いますからね。イライザが本気で欲しかったら、舞台の主演女優のプライドは捨てるべき。
それにスクリーン・テストはイコールオーディションじゃない。どうやったらその俳優さんが一番綺麗に写るか、スクリーンに映えるか、ってことを考えながらやるものですしね。
結果ジュリーは「マイ・フェア・レディ」は演じられなくても、「メリー・ポピンズ」を得たのだから結果オーライですよね。
それとジュリーではもう一つの舞台の当たり役、「キャメロット」でも映画で主演を演じたい、と言っていたのに、これまたワーナーはヴァネッサ・レッドグレイヴを起用したんですよね。
撮影のあった1966年にはもうすっかり大スターだったジュリーだから、まさか自分に回ってこないとは思いもしなかったでしょうね。ある意味「マイ・フェア・レディ」よりショックでは?と思います。
あるいはジュリーがワーナーにオファーされたのに「マイ・フェア・レディ」の意趣返しをしたとか?
まあジュリーはそんな根に持つ性格ではないと思いますが。
話がめっちゃ飛びましたが、ここではオードリーの父が銀行家だとか、資料がちょっと古いですね。金子さんのページは4pあります。
その次には“二人の愛息が語る母オードリー・ヘプバーン”ということでショーンとルカのインタビューが。
一瞬“えっ!ショーンとルカ、仲直りしたの!?”と思いましたが、そうではなくて、別々の時期と場所でのインタビューでした。
ルカは昨年秋に来日してたんですね!そしてルカが子供の頃、日本からの多くのファンレターやプレゼントの管理をするアシスタントに任命されていた、というのが可愛くて微笑ましくていいですね!
それと、「ロビンとマリアン」にオードリーが出演したきっかけの一つがルカがショーン・コネリー(というかジェームズ・ボンド)に会いたかったから、というのは知っていましたが、映画の宣伝用のお話かと思っていた部分もあったのですが、ルカ自身の口から本当だということが明かされているのが収穫です。
次のページには4月から5月にかけてスター・チャンネルで放送されるオードリー作品の紹介がされています。
が、文章を書いた田中雄二さんとおっしゃる方、「いつも2人で」が20年にわたる夫婦の旅なんて書いてますよ!実際は12年ですからね!
思い込みで間違えて書いてしまったのかなあ…、というか、これキネマ旬報さんのデータベースを元に書いてませんか?
キネマ旬報のデータベースで「いつも2人で」が20年間の夫婦の歴史なんて書かれてるんですよね。
なので、これをベースにしてしまったAmazonやムービーウォーカーなど、20年になってるものが多い多い!
1966年撮影の現代劇で20年間て、1946年に出会ったことになってしまう。それなのに40年代のお話に50年代後半のクルマとかって時代考証有り得ないですからね、ホント。
映画の専門誌でこういう間違いって本当にして欲しくないですね。
キネマ旬報って、昔はお堅いけど信頼できる所、っていうイメージだったんですが(娯楽作品は鼻にもひっかけないけど)、オードリーの追悼特集で吉村英夫氏を使う辺りから“ん?待てよ?”と思い始めて、「オールタイムベスト映画遺産 外国映画男優・女優100」っていう本でもうびっくりするくらいの間違いだらけだったので一気に僕の中での信頼を失ってしまったんですが、やっぱり世間的には今だに映画のことなら、っていうイメージがあると思うので、それを元に拡散されて広まってしまうと手がつけられませんね。
こういう「SCREEN」などの専門誌でも、過去の自分のところの記事を調べずに安易なデータベースなどを元に書いてしまうとこういうことなってしまう、また読者が本に書いてあることだから…とそれを信じてしまう、という悪循環に陥るのが残念です。
映画の専門誌ではやっぱりビシッとして欲しいですね。
次の最後のページはオードリー・ヘプバーン映画祭のこととSCREENが売り出すオードリーのサインの紹介ページ。「おしゃれ泥棒」の写真は裏焼きですよー。
そういえば、僕はあんまりオードリーのサインって欲しくないんですよねー。本当にオードリーが僕のために書いてくれたものならともかく、誰宛かわからないものとかあんまり。
しかもサインってかなりの偽物が混じってますからねー。ヤフオクで5000円程度のもの、黒や金や銀でサインが書かれたもの、オードリーの死後もう30年近いのに写真が褪せてないもの、なのに若い写真のもの、出所のハッキリしないものなんかはほぼ100%偽物ですもんね。
今回は1987年来日時のカラー写真や、ショーンのインタビューページのカラー写真、ルカとオードリーのカラー写真などが収穫ですね。
Posted by みつお at 20:00│Comments(6)
│スクリーン
この記事へのコメント
今回のスクリーンは万難を排して、手に入れたい。
定年後1年自治会専念で無職。
任期満了でホテルマンになりました。
給料、退職金、年金は妻に差押えられています。
ホテルは現金支給。
チャンスです。
定年後1年自治会専念で無職。
任期満了でホテルマンになりました。
給料、退職金、年金は妻に差押えられています。
ホテルは現金支給。
チャンスです。
Posted by 明智常楽 at 2019年05月21日 10:53
お久しぶりです。
生誕90年の誕生日をスルーされていたので、
もしや何かあったのでは?と心配しておりました。
スタチャンの総力特集はそれなりに楽しんでおります。
ただし作品によって放送回数にバラツキがあるのがなんだかな~
「ローマの休日」はやたら多いのに、
「暗くなるまで待って」はなかなかやらず、
「ニューヨークの恋人たち」(彼らは皆笑った)はどうもやらなさそう・・・
ジュリーのイライザ役をワーナーが断固拒否した件は、
なんか違和感ありまくりですよね。
どうしても理由を知りたくて調べまくったら、
確かにカメラテストでこじれたような話を読んだ覚えがあります。
それにしても「キャメロット」はなんでジュリーじゃなかったんでしょうね。
「ボーイフレンド」はともかく(ツイッギーがあまりに鮮烈)
ヴァネッサ・レッドグレーヴの吹き替えはマーニーなんですかッ?
日本版ウィキを見ると確かにそうなっていますね。
でもマーニーの英語版ウィキでは、フィルモグラフィになし。
ヴァネッサの声ってオードリィ以上にマーニーと声質が違うし・・・
う~ん、どうなんだろ?
ところで・・・
最近ウィキでオードリィ関連の記事を読んだら
以前と変わっている箇所がいろいろあって・・・
なかでも「いつも2人で」が刷新されて、かなりよくなっています。
もしかして、みつおさん?
僕はスピルバーグ監督のコメント紹介が気になって、
リンク先記事を読んで感動しました。
スピルバーグ監督の個人的お気に入りが
「シャレード」「いつも2人で」「悪いことしまショ!」だなんて・・・(^^♪
特に「シャレード」「いつも2人で」が好きな人って
もう勝手に親友、ソウルメイトにしちゃっています。
これは収穫でした~!(^^)!
生誕90年の誕生日をスルーされていたので、
もしや何かあったのでは?と心配しておりました。
スタチャンの総力特集はそれなりに楽しんでおります。
ただし作品によって放送回数にバラツキがあるのがなんだかな~
「ローマの休日」はやたら多いのに、
「暗くなるまで待って」はなかなかやらず、
「ニューヨークの恋人たち」(彼らは皆笑った)はどうもやらなさそう・・・
ジュリーのイライザ役をワーナーが断固拒否した件は、
なんか違和感ありまくりですよね。
どうしても理由を知りたくて調べまくったら、
確かにカメラテストでこじれたような話を読んだ覚えがあります。
それにしても「キャメロット」はなんでジュリーじゃなかったんでしょうね。
「ボーイフレンド」はともかく(ツイッギーがあまりに鮮烈)
ヴァネッサ・レッドグレーヴの吹き替えはマーニーなんですかッ?
日本版ウィキを見ると確かにそうなっていますね。
でもマーニーの英語版ウィキでは、フィルモグラフィになし。
ヴァネッサの声ってオードリィ以上にマーニーと声質が違うし・・・
う~ん、どうなんだろ?
ところで・・・
最近ウィキでオードリィ関連の記事を読んだら
以前と変わっている箇所がいろいろあって・・・
なかでも「いつも2人で」が刷新されて、かなりよくなっています。
もしかして、みつおさん?
僕はスピルバーグ監督のコメント紹介が気になって、
リンク先記事を読んで感動しました。
スピルバーグ監督の個人的お気に入りが
「シャレード」「いつも2人で」「悪いことしまショ!」だなんて・・・(^^♪
特に「シャレード」「いつも2人で」が好きな人って
もう勝手に親友、ソウルメイトにしちゃっています。
これは収穫でした~!(^^)!
Posted by まる at 2019年05月21日 21:29
>明智常楽さん
こんばんは!(*´ー`*)
うーん、この「SCREEN」は万難を排してまで手に入れるべきものかはちょっと疑問ですが…(^_^;)
いつも“いいね!”を押してくださってありがとうございます!
もしかして明智常楽さんだけが押してくださってるのかな?(・・;)
こんばんは!(*´ー`*)
うーん、この「SCREEN」は万難を排してまで手に入れるべきものかはちょっと疑問ですが…(^_^;)
いつも“いいね!”を押してくださってありがとうございます!
もしかして明智常楽さんだけが押してくださってるのかな?(・・;)
Posted by みつお at 2019年05月22日 00:35
>まるさん
こんばんは!
ご心配かけて申し訳ないです…m(_ _;)m
画像が多くなる雑誌の紹介は、時間がかかるので日が迫ってる時には不向きですね。
スター・チャンネルのオードリー特集は結局「ニューヨークの恋人たち」をやりませんでしたね。
なんやかんやで現在DVDやブルーレイで見れるものばかり…(-_-;)
この辺がDVDでも見れない「オランダの7つの教訓」とか「若気のいたり」とか「昼下りの情事」ヨーロッパ版とかだったら本気のオードリー特集だったのでしょうが、ちょっと安易なプログラムでしたね。
オードリー・ヘプバーン映画祭はありますが、結局関東圏以外の人はなかなか見に行けないですしね。
「キャメロット」は僕が読んだ当時の映画雑誌では、ジュリー自身が「出来れば演じたい。ワーナーさんが今度は許してくれればですけど(笑)」みたいなことを言ってたので、結局出演出来てないのが可哀想でした。
その後の「スター!」は20世紀フォックス、「暁の出撃」はパラマウントなので、ワーナーとはほんとに縁がなかったんてすね。
それと「キャメロット」のマーニ・ニクソンはデマっぽいですね!騙されました!すみません…。
なので記事の方も訂正を入れておきました。ようつべで「キャメロット」を見てきましたけど、明らかにマーニの声ではありませんでした。
ウィキの方の文章は…僕なんでしょうか?なんか僕っぽいですが…( ̄▽ ̄;)
まあ僕だとわかれば、反感を持ってる人がいたずらする人もいるかもしれませんし…。
僕は未だにウィキの編集はよくわからない…と書いておきますね。
でもスピルバーグ監督の「いつも2人で」が好き!発言はめっちゃ嬉しいですよね!
僕も「いつも2人で」が好き!と言ってくださる方にはめちゃめちゃシンパシー感じます!共感主義、ですね!
スピルバーグ監督はもともと「オールウェイズ」でオードリーを起用してくれたり、「E.T.」などで好きだったんですけど、さらに好感度が上がりますよね!
「いつも2人で」会とか作れればいいですね!((o(^∇^)o))
こんばんは!
ご心配かけて申し訳ないです…m(_ _;)m
画像が多くなる雑誌の紹介は、時間がかかるので日が迫ってる時には不向きですね。
スター・チャンネルのオードリー特集は結局「ニューヨークの恋人たち」をやりませんでしたね。
なんやかんやで現在DVDやブルーレイで見れるものばかり…(-_-;)
この辺がDVDでも見れない「オランダの7つの教訓」とか「若気のいたり」とか「昼下りの情事」ヨーロッパ版とかだったら本気のオードリー特集だったのでしょうが、ちょっと安易なプログラムでしたね。
オードリー・ヘプバーン映画祭はありますが、結局関東圏以外の人はなかなか見に行けないですしね。
「キャメロット」は僕が読んだ当時の映画雑誌では、ジュリー自身が「出来れば演じたい。ワーナーさんが今度は許してくれればですけど(笑)」みたいなことを言ってたので、結局出演出来てないのが可哀想でした。
その後の「スター!」は20世紀フォックス、「暁の出撃」はパラマウントなので、ワーナーとはほんとに縁がなかったんてすね。
それと「キャメロット」のマーニ・ニクソンはデマっぽいですね!騙されました!すみません…。
なので記事の方も訂正を入れておきました。ようつべで「キャメロット」を見てきましたけど、明らかにマーニの声ではありませんでした。
ウィキの方の文章は…僕なんでしょうか?なんか僕っぽいですが…( ̄▽ ̄;)
まあ僕だとわかれば、反感を持ってる人がいたずらする人もいるかもしれませんし…。
僕は未だにウィキの編集はよくわからない…と書いておきますね。
でもスピルバーグ監督の「いつも2人で」が好き!発言はめっちゃ嬉しいですよね!
僕も「いつも2人で」が好き!と言ってくださる方にはめちゃめちゃシンパシー感じます!共感主義、ですね!
スピルバーグ監督はもともと「オールウェイズ」でオードリーを起用してくれたり、「E.T.」などで好きだったんですけど、さらに好感度が上がりますよね!
「いつも2人で」会とか作れればいいですね!((o(^∇^)o))
Posted by みつお at 2019年05月22日 01:01
あ、やっぱりみつおさんではなかったんですね。
イギリス映画ってなっていたからちょっとひっかかったんですよ。
ただ全体的に酷似しているので迷ったのです。
どこかの信奉者なんでしょうかねぇ~。
これまでは「パリの恋人」でもコンビを組んだ・・・となっていて、
それを書くなら「シャレード」だろうって思っていました。
いや両方なんですけどね、で今は両方になっていてホッ
スピルバーグ監督の映画学校時代
ドーネン監督は講師だったとは!
そういえば「いつも2人で」は、編集の好例ということで
教材として使われていたと何かで読んだ覚えがあります。
そう、脚本だけではないんですよね。
オスカーも一部門だけでなく、そのあたりも考慮してほしかった。
で、残る1本の「悪いことしまショ!」
冴えない男が悪魔に魂を売る条件で、願い事を叶えようとするコメディですが、
その悪魔の唱える呪文というのが・・・“ジュリー・アンドリュース!”
(笑)
イギリス映画ってなっていたからちょっとひっかかったんですよ。
ただ全体的に酷似しているので迷ったのです。
どこかの信奉者なんでしょうかねぇ~。
これまでは「パリの恋人」でもコンビを組んだ・・・となっていて、
それを書くなら「シャレード」だろうって思っていました。
いや両方なんですけどね、で今は両方になっていてホッ
スピルバーグ監督の映画学校時代
ドーネン監督は講師だったとは!
そういえば「いつも2人で」は、編集の好例ということで
教材として使われていたと何かで読んだ覚えがあります。
そう、脚本だけではないんですよね。
オスカーも一部門だけでなく、そのあたりも考慮してほしかった。
で、残る1本の「悪いことしまショ!」
冴えない男が悪魔に魂を売る条件で、願い事を叶えようとするコメディですが、
その悪魔の唱える呪文というのが・・・“ジュリー・アンドリュース!”
(笑)
Posted by まる at 2019年05月24日 23:27
まるさん、こんにちは!
僕には信奉者などいないですよ〜(*´∀`) カラカラ
まるさんみたいに大事な仲間の方はいらっしゃいますけど。
でも「いつも2人で」がアメリカ映画、あるいは米=英映画っていうのはどうやって証明したらいいんでしょうね?
でもスピルバーグ監督が生徒でドーネン監督が講師って…
どんだけ豪華な学校や!(; ゚Д゚) って思いますよね。
「いつも2人で」が編集の好例ですか!それは嬉しい!
ただ、ネットで見ると「いつも2人で」の時系列は本当にわかっている人が少ないですよね。
あの清藤秀人さんでも間違ってるみたいですし…。
オスカーはオードリーの主演女優賞も含めて、もっと高く評価して欲しいですよね。
ただ「いつも2人で」はわかる人とわからない人の差が激しいので、万人には受けにくいのかもしれませんよね。
「悪いことしまショ!」はまだ見たことないですねー。
でも呪文がジュリー・アンドリュースって…( ̄∇ ̄;)
そういえば、ドーネン監督って3本もオードリーを監督してますけど、実はドーネン監督にとってもオードリーはミューズだったんでしょうかね?
ヒッチコックに対するバーグマンとかグレース・ケリーのような立ち位置だったんだろうか…。
僕には信奉者などいないですよ〜(*´∀`) カラカラ
まるさんみたいに大事な仲間の方はいらっしゃいますけど。
でも「いつも2人で」がアメリカ映画、あるいは米=英映画っていうのはどうやって証明したらいいんでしょうね?
でもスピルバーグ監督が生徒でドーネン監督が講師って…
どんだけ豪華な学校や!(; ゚Д゚) って思いますよね。
「いつも2人で」が編集の好例ですか!それは嬉しい!
ただ、ネットで見ると「いつも2人で」の時系列は本当にわかっている人が少ないですよね。
あの清藤秀人さんでも間違ってるみたいですし…。
オスカーはオードリーの主演女優賞も含めて、もっと高く評価して欲しいですよね。
ただ「いつも2人で」はわかる人とわからない人の差が激しいので、万人には受けにくいのかもしれませんよね。
「悪いことしまショ!」はまだ見たことないですねー。
でも呪文がジュリー・アンドリュースって…( ̄∇ ̄;)
そういえば、ドーネン監督って3本もオードリーを監督してますけど、実はドーネン監督にとってもオードリーはミューズだったんでしょうかね?
ヒッチコックに対するバーグマンとかグレース・ケリーのような立ち位置だったんだろうか…。
Posted by みつお at 2019年05月26日 12:17