2007年09月10日

「ローマの休日」54年初公開外映版パンフレット その1

 *札幌三越で「オードリー・ヘップバーン ボブ・ウィロビー展」開催中!本日最終日!
 *大丸京都店で「華麗なるハリウッド映画衣装展」開催中!17日まで

「ローマの休日」54年初公開外映版パンフレット その1「ローマの休日」54年初公開外映版パンフレット その1「ローマの休日」54年初公開外映版パンフレット その1
 おお~っ!同じオードリーが3つ並んでこちらを見つめると壮観ですね!これは1954年初公開時の外国映画社、略して外映版のパンフレットです。

 とは言ってももちろん違いはあるんですけどね。右下に注目!
 ほら、左のは “Foreign Picture News” と青字で書いてますが、真ん中のは黒字、右のは文字がありません。

「ローマの休日」54年初公開外映版パンフレット その1 中身は一緒です…と言いたいのですが、中身の刷り色が違います。
 青いのとえんじ色のとが存在します。ちなみに僕の持っているのでは右端の “Foreign Picture News”の文字の無いのがえんじ色です。

 さて、この当時は本当にいろんな会社や劇場がパンフレットを作っていたので、各パンフが独自性を持たせようと工夫して頑張っています。
 この外映版もしかり。

「ローマの休日」54年初公開外映版パンフレット その1 初公開の各パンフでオードリーの紹介が違うのが楽しいのですが、この外映版では“輝かしき五十四年の新星オードリイ・ヘップバーン”ということで見開き2ページでオードリーを紹介。
 舞台の作品名が「ギギ」と「オディヌ」になっているのがご愛嬌。

 それと、50年代は張り切っていた外映版、原安佑という人の書いた“ワイラアの珍品 魅惑的なヘップバァン”という見開き2ページの解説もあります。
 そこでは、もちろんオードリーのパーソナリティが適役であることを認めながら、ウイリアム・ワイラー監督の演技指導、そして演出のうまさも褒め称えています。

 大変充実している初版パンフレット!
 出回っている数が多いので、初版の中では比較的手に入れやすいパンフレット。

 なお、真ん中の、表紙の文字が黒いのには中身が違うタイプがあります。その話はまたいつか。

レア度:★(青よりもえんじ色で刷っている方が珍しいです。)

 ちなみに、下のリンクは小藤田千栄子さん編集の、いろんな人の「ローマの休日」に対するオマージュ集です。





同じカテゴリー(ローマの休日)の記事
 1982年〜84年 神戸名画サロン (2024-07-28 18:00)
 「ローマの休日」日本公開70周年記念、「映画の友」1954年5月号の紹介 (2024-04-26 18:00)
 「ローマの休日」上映直前 月刊「パラマウント」1954年4月号 (2024-04-04 21:00)
 今年はTCエンタテインメントさんの吹替版「ローマの休日」上映! (2024-03-01 18:00)
 「ローマの休日」公開前夜 月刊「パラマウント」1954年3月号 (2024-02-09 18:00)
 日本で最初のオードリーの表紙!「パラマウント」1953年12月号 (2023-11-02 20:00)

Posted by みつお at 15:00│Comments(0)ローマの休日
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。