2007年12月01日

「ローマの休日」1954年初公開時 国際出版社版パンフその1

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 これは1954年、初公開時の国際出版社版「ローマの休日」パンフレットです。

 表紙、初公開時の本命、日比谷映画劇場版に似てますよねー。中身はまるで違いますけどね。
 左下の題名のあたりが違うのと、オードリーの髪型、左上のあたりが国際出版社のはピョコンと出てます。

 さてこの国際出版社、初めて紹介します。1950年代前半にパンフの出版社としてよく見るんですが、50年代後半にはもうなくなってます。オードリーのパンフではこの「ローマの休日」と「麗しのサブリナ」のみ。1957年に一般館に流れた「戦争と平和」にはもうありません。

 この国際出版社版はよく見ることからして、1954年当時はよく売れたんでしょうけどねー。いったいどうしてなくなっちゃったんでしょうねー。
 この当時は英和対訳シナリオという物も発売しており、「ローマの休日」や「麗しのサブリナ」のも出していたようです。

 さて、いろんな出版社や映画館が出していた「ローマの休日」のパンフレット、この国際出版社も他社と差別化を図るため、このパンフだけの大黒東洋士という人の解説が載っています。
 また、全12p中に、画像だけのページが2ページもあります。贅沢な使い方ですよねー。

 なお、新宿東宝や自由が丘ロマンス座の館名入りパンフもあります。

 中でも新宿東宝のは一般公開の一番館なのか、裏表紙の裏に新宿東宝の次回上映作品が載っています。7月の予定ですから、「ローマの休日」は6月中だったんでしょうかね?となるとやはり日比谷映画劇場の直後の公開ということで、やはり一番館、ということになりますね。

 他のは裏表紙の裏は国際出版社発行の「ローマの休日」の英和対訳シナリオの宣伝なんですけどね。ま、そのために新宿東宝のはラストシーンの画像が省かれてますけど…。
 でも、さすがに新宿東宝のは印刷も綺麗なんですが、ロマンス座のと館名無しは印刷が悪くて、画像がきちゃなーいです。

 なお、この国際出版社版のパンフレットには、中身一緒で表紙が全く違う物が発行されています。
 そのお話はまた改めて。

レア度:★





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Posted by みつお at 15:00│Comments(0)ローマの休日
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