2009年03月15日

「許されざる者」60年初公開時 タイアップパンフレット(?)

「許されざる者」60年初公開時 タイアップパンフレット(?) 今日の紹介は、一般的には“「許されざる者」冊子型プレスシート”と呼ばれている、(おそらく)公開前のタイアップ上映時の日本ユナイテッド・アーチスツ映画会社制作によるパンフレットです。

 僕も手に入れるまでは巷の情報で冊子型プレスだと信じていましたが、手に入れると中身は個人向け広告が満載で、プレスシートではないことが判明!

 こういうのをプレス扱いする人がいるようですが、映画関係のグッズを売るお店に訊くと、“プレスシート”という本来の目的上、広告が入ったものは本当はプレスではないそうです。

 ま、そうですよね。僕はまだ持ってませんけど、「許されざる者」には畳むとB5サイズという本物のプレスシートがちゃんと別に存在していますしね。もちろんそちらには広告はいっさい無し!みたいです。そちらも欲しいな~。

 中身の文章は、各パンフレットで載っている内容と同じで、新鮮味はないのですが、ど真ん中には見開きでカラーページもあるし、まあいいんじゃないでしょうか。紙はしっかりしてるし。
 といっても、カラーでのオードリーは「映画の友 オードリイ・ヘップバーン全集」で見れたものだけで、僕にとっての新味はないんですけど。(^^;

 でも、「許されざる者」って、公開当時から画像って少ないですねー。ここで見れる珍しいものも、“重傷を負ったオードリー”という記事の中にある、小さなスナップ2枚だけ。う〜ん、残念!
 きっと「許されざる者」で珍しい画像を見たいと思ったら、製作当時の雑誌を当たるしかないんだろなーと思います。

 さて、このパンフの珍しいところは、くりぬきを使った作りになっていること!

 まずはこの表紙の赤地のオードリーとバート・ランカスターの顔の画像があるところは、実はくりぬかれて、下の赤い紙に印刷した部分が見えてるんですよ!
 表紙をめくると、そこにはこの二人の画像の下に解説が書いてあります。

 さらにその赤い紙は折りたたんであって、それをめくるとまたまたくりぬきにバート・ランカスターとオーディ・マーフィの画像が見える仕組み。その部分は裏から見ると、キャスト・スタッフが見えるようになってます。

 …でも、確かに手に取ると最初は“おおっ!”と思いますけど、実はあんまり効果的な使われ方でもないかも(笑)。普通にめくっても見えるものだけだしね。

 裏表紙には公開を控えているユナイト映画の宣伝があります。そこではまだ仮題の作品があって、「アパートの鍵貸します」が“混線独身アパート”、「荒野の七人」が“七人の野盗”、「荒馬と女」が“場違いの情事”となってます。
 どれも、その仮題のままじゃなくてよかったですね!って題名ですよね。特に「場違いの情事」って…。(^ ^;A

 折り込みページがあるので、全14ページですけど、広告が多いので、「許されざる者」に関しては実質10ページに満たないほど。
 手に入れるまでは物凄く欲しかったものでしたけど、期待してたほどでもなく、出来はイマイチ。
 でもこの変則的な作り方が好感を抱かせて、印象は薄いけど悪くないですよ。

レア度:★★★



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Posted by みつお at 16:00│Comments(6)許されざる者
この記事へのコメント
貴重な珍しいパンフレットですね!
許されざる者はリバイバルも少なそうなので自ずとパンフレットの種類も少なく価値も高そうです。

パリの恋人でシルエットがセロファンになっているものを見たときは、それだけで感激しました。
映画もパンフレットもお洒落ですね。

先日、リバイバルの「ロシュフォールの恋人たち」を見てきたのですが、カトリーヌ・ドヌーブ姉妹の役を元々オードリーとブリジット・バルドーがキャスティングされていたそうです。
ドヌーブでよかったとは思いますが、オードリーでも見たかったかも・・・

昼下りの情事の吹き替えは私も持ってないです。
ヘラルドリバイバルまでテレビでも見る機会がほとんどなかったんですよね。
見つかるとことを願ってます。
Posted by おはぎ at 2009年03月17日 04:00
おはぎさん、こんばんは!
「許されざる者」、リバイバルは1度もないんですよ~。
あのオードリーブームで沸き返っていた80年代後半でも
しませんでしたからねー。
もう劇場で見るチャンスはないんじゃないかと思ってます…。(;_;
最近は「許されざる者」は人気も無くなって来ましたので、
価値は…どうでしょうね。(^^;

「パリの恋人」のセロファンというと、東宝関西版ですよね。
あれは本当にオシャレです!(^-^

「ロシュフォールの恋人たち」は、今度僕も見に行こうと思ってます。
なんかとっても楽しそうな映画ですよね!
ここでまるさんにも教えてもらいましたけど、
確かにオードリーとBBがキャスティングされてたそうで…。
オードリーはドルレアックの役だったそうですね。
見に行って、オードリーだったらどうだったか…
そんなことを考えるのも楽しそうですよね!

「昼下りの情事」の吹き替えは、僕個人のことではないんですけどね。
でも、見つかればいいなあ~と思ってます。
Posted by みつおみつお at 2009年03月17日 23:18
みつおさん、はじめてお邪魔します。 りえさんのところからやってまいりました。
私も若い頃、オードリーに憧れてうっとりと映画をみたひとりです。
その後、オードリーとはしばらくご無沙汰していましたが、みつおさんがオードリーのファンと伺って懐かしくなりました。 
「許されざる者」はみたことがありません。 ほとんど見たつもりでいましたが、まだ見ていないものがいくつもあったんだ~とわかりました。
ハッピーエンドのラブストーリーはもちろん好きですが、「噂の二人」の意外なストーリーにびっくりした記憶があります。 
優雅な場面でもシリアスな場面でも本当に魅力的なオードリーですね。
レアな情報が満載でびっくりしています。 また拝見させていただきますね。
宜しくお願いします。
Posted by きこ at 2009年03月19日 17:57
きこさん、初めまして!

お越しいただきありがとうございます。(^-^
オードリーの映画って、夢がありますよね~。
きっと女性は自分を重ねて、僕は守護霊の気持ちで(笑)。
そうしてオードリーを見ているんだと思います。

「噂の二人」のように、オードリー的には異質な肌触りの作品もありますが、
どれもオードリーらしさを失わないのが、ファンとしては安心して見れます。
またぜひ未見の作品も見てみてくださいです~。(^^

それと、このブログは、レアな情報、というか
僕自身が深く考えられない性質なので、
表層をなぞるだけのような薄いことしか書けてないんですけど、
記事の数だけはありますので(えっへん!)、退屈しのぎにはなるかと(笑)。
どうぞごゆっくりご覧になってください。(^-^

きこさんのブログも拝見させていただきました。
本当に大変なんだと思いますが、どうかご自愛なさってください。
Posted by みつおみつお at 2009年03月20日 09:06
みつおさん、拙宅へお越しくださってありがとうございました。
体調が悪いと気分も沈みがちで、最近はなんだか愚痴っぽいブログになっちゃってますが、本当は陽気なおばさんですよ(笑)
楽しかった青春時代を思い出させてくれるオードリーにまた出会えて嬉しいです。 女性から見ても素敵なオードリーは男性から見たら、本当に守護霊になりたいくらい可愛い女性なんでしょうね。 私もオードリーを見ているときはオードリーな気分になれます、鏡さえみなければ(笑)
ジェレミーやオードリーの世界に遊んで早く元気になろうと思います。
お見舞いのお言葉ありがとうございます。
Posted by きこ at 2009年03月22日 13:11
きこさん、こんにちは!

オードリーの映画って、オードリーが実質主役のことが多く、
男性は理想化されているので、あんまり感情移入はできないんですよね。
それでオードリーの守護霊になってるんだと思います(笑)。

きこさんもDVDの再生機が手に入って、ジェレミーやオードリーが見れるといいですね!

それと、僕はヴィオラを演奏してたんですよ!
もうここ数年弾いてないんですけど…。
どこかに入って、演奏をし続けてたらよかったと後悔する今日この頃。
練習してないと、てきめんに思うように弾けなくなってしまって、
かつてのように全然弾けないのがつらいです。
でもヴィオラって、一人で弾くには伴奏が多いので、
そこがヴァイオリンやチェロに比べるとヨワイですよね。
Posted by みつおみつお at 2009年03月23日 08:39
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