2011年01月29日

「許されざる者」オリジナル・サウンドトラック 2007年新盤

 1月20日はオードリーの命日でしたね。オードリーがいなくなって、もう18年が経ちました…。

「許されざる者」オリジナル・サウンドトラック 2007年新盤 このあいだ、先に2010年盤のサントラを紹介してしまったので、これもやっちゃいましょう。
 こちらは2007年に発売された「許されざる者」のオリジナル・サウンドトラックCD。世界限定1500枚の発売でした。

 発売元は「緑の館」や「暗くなるまで待って」を出したFSM。…なんですが、それらの“ほとんどの曲が入っている”サントラに比べると、新たな音源を捜したわけでもなく、過去にレコードとして出ていた音源をそのままCDにして売り出しました、って感じ。
 全然ちから入ってません。

「許されざる者」オリジナル・サウンドトラック 2007年新盤 3枚組みですけど、「許されざる者」だけじゃあなくって、他に「影を投げる(日本未公開・TV放映のみ)」「騎兵隊」「ガンファイトへの招待」「新・荒野の七人/馬上の決闘」が一緒くたに入ったもの。

 「THE UNFORGIVEN / Classic Western Scores From United Artists」ってCD名で売ってますから、「許されざる者」が一応メインの扱いなんですが、それによる+αは何もないですね。
 サントラLPとして公開当時発売されたものと同じ14曲入りです。

「許されざる者」オリジナル・サウンドトラック 2007年新盤 ライナーノートにはLPジャケットをそのまま写しただけの粒子の粗いカラー写真。それ以外ではお決まりの柵にもたれるオードリー(バート・ランカスター、カットされてます。)はいいとして、それ以外はオーディ・マーフィの画像が。ん?と思ったら、CDが入るところの中から見える部分もオーディ・マーフィ!

 えーっ!バート・ランカスターの立場は??
 主演二人を差し置いて、なぜか一番目立ってるオーディ・マーフィなのでした。

「許されざる者」オリジナル・サウンドトラック 2007年新盤 音質は94年に出たTSUNAMI社のものよりは格段に良くなってますが、「緑の館」とかよりは音質悪いです。2010年に発売になった物もおんなじ感じで、おそらく同じマスターを使ったのだろうと思います。07年のと10年のとに特段の差はありません。

 なお、こちらの07年盤のものは既に入手が難しく、プレミア価格になっていたりするので、「許されざる者」だけなら2010年盤の方の入手をオススメします。





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この記事へのコメント
はじめてお便りする77歳のファンです。1960年にUCLA大学院の授業でウイリアムワイラー監督の講義を聞いたことが縁で、2011年現在でも監督の3人のお嬢さんたちと仲良しです。先週アメリカに行ったら長女のキャサリンに、今の日本で、ローマの休日のフアンってどれぐらいいるんだろうか?って聞かれました。1950年代の作品のフアンは皆さんシルバー?なんて思ってしまいますが、どなたか教えていただければ有難いです。因みにキャサリンという名前は、嵐が丘のヒロインからお父上が命名されたとのこと。彼女はローマの休日ではスペイン広場で子役でチョイ出てます。いまでも美人です。
よろしくお願いします。
Posted by じゅん at 2011年02月19日 06:01
じゅんさま

はじめまして。お返事遅くなって申し訳ありません。

「ローマの休日」は今の日本では、すべての映画での頂点と言ってもいいくらいの
扱いになっていると思います。
ファンは老若男女いると思いますよ。

リバイバルの多さも特筆物で、54年の初公開を皮切りに、
63年・70年・73年・77年・85年・03年・そして昨年の10年。
去年の“午前十時の映画祭”でも
50作品中第2位の興行収入をあげたそうで、
2003年の映画制作50周年時のリバイバルでも長蛇の列が出来、
上映館の記録を塗り替えたほどの大ヒットでした。

今年の今月号の雑誌“スクリーン”での人気投票でも
未だにオードリーが第5位であるところを見ると、
若い世代にも「ローマの休日」にファンがいることを示していると思います。

これらのことを考えると、「ローマの休日」は過去の映画ではなく、
未だに日本人の現役の映画であり、
配給会社にとってもまだ充分稼げる映画であると思われていることでしょう。

ウィリアム・ワイラー監督の作品は名作ぞろいですが、
日本ではその中でも最高傑作の扱いになっています。

確かウィリアム・ワイラー監督の娘さんは、「ローマの休日」の中で、
トレヴィの泉のカメラのシーンで出演なさっていましたね。

その方々とお知りあいなのは羨ましい限りですね。
どうか、それ以外のウィリアム・ワイラー監督のオードリー作品、
「噂の二人(The children's hour)」と
「おしゃれ泥棒(How To Steal A Million)」も愛されているとお伝えください。

アメリカでは出来が疑問視されている「噂の二人」も、
日本ではとても高い評価を受けていますし、
「おしゃれ泥棒」での日本での人気の高さはどの海外にも負けないと思います。
僕も「ローマの休日」より「おしゃれ泥棒」の方が好きですし。

ではでは、長くなりましたが、よろしくお願いいたします。
Posted by みつお at 2011年02月23日 01:03
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