2007年11月06日
「許されざる者」60年初公開ミラノ座・パンテオン版2/一般用
アメリカでは「オードリー・ヘップバーンの庭園紀行」のスペシャル・トリビュート・バージョンというのが昨年発売されていたようですね!
なんか45分のボーナス・トラックが入っているようです!わーいいなー、見てみたいな~。
これはミラノ座とパンテオン版「許されざる者」パンフレットです。こちらは便宜上コラージュタイプと言わせていただきます。
以前紹介したノーマルタイプが、ミラノ座とパンテオンの館名入りのしか見たことないのに比べて、こちらには館名無しの一般用のもあります。ミラノ座とパンテオンの館名入りに関しては、ノーマルタイプもコラージュタイプも16pで中身は全く同じです。
なので、ミラノ座とパンテオンは最初にノーマルタイプを作ったけど、大ヒットでパンフが足りなくなって、一般用に準備されてたこっちのコラージュタイプに館名を入れて作ったのではないかと。
もちろん逆かもしれない可能性があって、それはコチラのコラージュタイプは裏表紙にヤマハピアノの広告があるんですが、ノーマルの方にはありません。
普通は広告があるほうが先なのかなーとは思いますので。
しかし、本命館の東劇のパンフも足りなくなって館名なしや外映版の応援を求めてましたし、ミラノ座・パンテオンも別タイプを作るなんて、どんだけ「許されざる者」が大ヒットだったんでしょうかねー。
ところでこの表紙、いつもどおりオードリーが引きずられてるんですが、ノーマルバージョンと比べて微妙にテイク違いなのが面白いですよね。
さて、館名無しの一般用には裏表紙3種類あります。
館名なしはページ数が12pに減らされています。減らした分、ページレイアウトの変更が行われており、ライオン靴クリーム版ではミラノ座・パンテオンタイプから、英語で書いてあるストーリーのページ、次回予告、劇場案内、広告のページが消えてページ順の変更がなされています。
裏表紙青とピンクは広告ページが出来たので、その分スタッフ・キャストの名前だけ載ったページがさらに削除。ちなみにピンク版はホッチキスで留められておらず、50年代のB5パンフのように挟んであるだけになってます。
なお案外知られていないのは、この「許されざる者」撮影後、結局撮影されなかったヒッチコックの「判事に保釈なし」を撮る前に、本当はオードリーとメル・ファラーは1959年5月「緑の館」宣伝のために日本に来る予定になってたってこと。
でもその時は例の落馬事件の後で、「許されざる者」撮影中も出番以外は横になっていたというオードリー。大事をとって予定が変更され、来日の予定はお流れになってしまったんですよね。
だから、吉村英夫氏が著書で“映画のためには一度も来日しなかった”って書いてるんですが、そこで言外ににおわされているように、オードリーって1983年に初来日するまで日本に来る気がなかったんじゃなく、本当は早い段階で来てくれる予定だったんですよね。
本当にただタイミングが合わなかっただけ。
オードリーもなかなか日本に行けないのを申し訳ないと思っていたらしく、エクスラン「ヴァリーエ」のCM出演の際、“日本にぜひ一度行きたいと思っています。でもこの「ヴァリーエ」を先にお届けしますわ。”と語っています。
もし1959年にオードリーが来日してたら…「緑の館」はそこそこヒットしたんでしょうかね。
レア度:★★★(館名無しは★★★★★)
なんか45分のボーナス・トラックが入っているようです!わーいいなー、見てみたいな~。
これはミラノ座とパンテオン版「許されざる者」パンフレットです。こちらは便宜上コラージュタイプと言わせていただきます。
以前紹介したノーマルタイプが、ミラノ座とパンテオンの館名入りのしか見たことないのに比べて、こちらには館名無しの一般用のもあります。ミラノ座とパンテオンの館名入りに関しては、ノーマルタイプもコラージュタイプも16pで中身は全く同じです。
なので、ミラノ座とパンテオンは最初にノーマルタイプを作ったけど、大ヒットでパンフが足りなくなって、一般用に準備されてたこっちのコラージュタイプに館名を入れて作ったのではないかと。
もちろん逆かもしれない可能性があって、それはコチラのコラージュタイプは裏表紙にヤマハピアノの広告があるんですが、ノーマルの方にはありません。
普通は広告があるほうが先なのかなーとは思いますので。
しかし、本命館の東劇のパンフも足りなくなって館名なしや外映版の応援を求めてましたし、ミラノ座・パンテオンも別タイプを作るなんて、どんだけ「許されざる者」が大ヒットだったんでしょうかねー。
ところでこの表紙、いつもどおりオードリーが引きずられてるんですが、ノーマルバージョンと比べて微妙にテイク違いなのが面白いですよね。
さて、館名無しの一般用には裏表紙3種類あります。
→ライオン靴
クリーム版、
青版、
ピンク版。
クリーム版、
青版、
ピンク版。
館名なしはページ数が12pに減らされています。減らした分、ページレイアウトの変更が行われており、ライオン靴クリーム版ではミラノ座・パンテオンタイプから、英語で書いてあるストーリーのページ、次回予告、劇場案内、広告のページが消えてページ順の変更がなされています。
裏表紙青とピンクは広告ページが出来たので、その分スタッフ・キャストの名前だけ載ったページがさらに削除。ちなみにピンク版はホッチキスで留められておらず、50年代のB5パンフのように挟んであるだけになってます。
なお案外知られていないのは、この「許されざる者」撮影後、結局撮影されなかったヒッチコックの「判事に保釈なし」を撮る前に、本当はオードリーとメル・ファラーは1959年5月「緑の館」宣伝のために日本に来る予定になってたってこと。
でもその時は例の落馬事件の後で、「許されざる者」撮影中も出番以外は横になっていたというオードリー。大事をとって予定が変更され、来日の予定はお流れになってしまったんですよね。
だから、吉村英夫氏が著書で“映画のためには一度も来日しなかった”って書いてるんですが、そこで言外ににおわされているように、オードリーって1983年に初来日するまで日本に来る気がなかったんじゃなく、本当は早い段階で来てくれる予定だったんですよね。
本当にただタイミングが合わなかっただけ。
オードリーもなかなか日本に行けないのを申し訳ないと思っていたらしく、エクスラン「ヴァリーエ」のCM出演の際、“日本にぜひ一度行きたいと思っています。でもこの「ヴァリーエ」を先にお届けしますわ。”と語っています。
もし1959年にオードリーが来日してたら…「緑の館」はそこそこヒットしたんでしょうかね。
レア度:★★★(館名無しは★★★★★)
Posted by みつお at 15:00│Comments(0)
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