2007年11月24日
「ローマの休日 My Fair Audrey」小藤田千栄子編
これは立風書房から1995年に発売された、「ローマの休日 My Fair Audrey」という本です。
編者は小藤田千栄子さんで、他に渡辺祥子さん、清藤秀人さん、林冬子さん、山田洋次監督などの「ローマの休日」への文章がまとめられています。
同じ「ローマの休日」という書名でも、書く人が代わるとこんなに印象って変わるの??っていうくらい、吉村英夫氏のヒドイ文章とは違います。
吉村英夫氏のはオードリーは見てないし、理論だけでの評価だし、なんでもかんでも「ローマの休日」にひっつけようとするわ、オードリーはおもいっきり低俗化するわで、むしろ嫌悪感を催すような文章に仕上がっています。
でもこちらはやはり編者の小藤田千栄子さんはじめ、皆さんがまず“愛情”というエッセンスで「ローマの休日」を語るので、納得できるし、ステキな文章に仕上がっています。
一部、小藤田千栄子さんの文章は嘘のメイチックの伝記を引用しますが、これはバリー・パリスの伝記が発売される前なので、仕方ないことですし、ささいな瑕疵で済んでいます。
とにかく、本当に「ローマの休日」に関して読んでみたいのなら、吉村英夫氏の本ではなく、こちらをオススメします。
オススメ度:★★★
編者は小藤田千栄子さんで、他に渡辺祥子さん、清藤秀人さん、林冬子さん、山田洋次監督などの「ローマの休日」への文章がまとめられています。
同じ「ローマの休日」という書名でも、書く人が代わるとこんなに印象って変わるの??っていうくらい、吉村英夫氏のヒドイ文章とは違います。
吉村英夫氏のはオードリーは見てないし、理論だけでの評価だし、なんでもかんでも「ローマの休日」にひっつけようとするわ、オードリーはおもいっきり低俗化するわで、むしろ嫌悪感を催すような文章に仕上がっています。
でもこちらはやはり編者の小藤田千栄子さんはじめ、皆さんがまず“愛情”というエッセンスで「ローマの休日」を語るので、納得できるし、ステキな文章に仕上がっています。
一部、小藤田千栄子さんの文章は嘘のメイチックの伝記を引用しますが、これはバリー・パリスの伝記が発売される前なので、仕方ないことですし、ささいな瑕疵で済んでいます。
とにかく、本当に「ローマの休日」に関して読んでみたいのなら、吉村英夫氏の本ではなく、こちらをオススメします。
オススメ度:★★★
Posted by みつお at 15:00│Comments(0)
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