2008年10月01日

講談社刊 「週刊 20世紀シネマ館」

講談社刊 「週刊 20世紀シネマ館」

講談社刊 「週刊 20世紀シネマ館」 昨日のデアゴスティーニ社の「週刊 ザ・ムービー」に続いて、今日は2004年に刊行された講談社の「週刊 20世紀シネマ館」の紹介です。

 僕の気持ち的には本当はこちらを紹介したかったんですよね。でも同じような性格の「週刊 ザ・ムービー」をどうしても前座にしなければ!って勝手なこだわりで遅くなってしまってました。(^^;

 さて、同じような雑誌でも「週刊 ザ・ムービー」がかなり無骨な肌触りだったのに比べて、こちらは華やかに仕上がっています。

講談社刊 「週刊 20世紀シネマ館」講談社刊 「週刊 20世紀シネマ館」 この「週刊 20世紀シネマ館」のことを知ったのは、大阪京橋の紀伊国屋に行ったときに。
 刊行予告のチラシがあったんですよね。ティアラ・オードリーの表紙で!(左の画像)

 それで、“おおっ!こりゃなんじゃ!”と思って見たらこういう雑誌がでるとのこと。

講談社刊 「週刊 20世紀シネマ館」 編集は「週刊 ザ・ムービー」のように製作年度別になっているのではなくて、日本公開年度別になってます。
 だからヴィヴィアン・リーの「風と共に去りぬ」なんかは1939年度のに載っているんじゃなくて、1952年度のに載ってたりして。

 それと、優秀で今でも残る映画が多い年は2冊になったりしてますよ。
 そしてそれぞれ1冊につき5本を大きく取り上げています。

講談社刊 「週刊 20世紀シネマ館」 1番メインの映画は6ページ(たまに4ページ)、2・3本目のは4ページ、4本目は2ページ(たまに4ページ)、5本目は2ページと扱いに差をつけてるんですが、「週刊 ザ・ムービー」よりページ数が多い分詳しく紹介。 

 これがかなり成功してて、スターで買うような僕みたいな人間にとっては何ページにもまたがって載っているオードリーが嬉しい!ですよね。

講談社刊 「週刊 20世紀シネマ館」
講談社刊 「週刊 20世紀シネマ館」 でもですね、このチラシでは1964年の紹介をする第12号「マイ・フェア・レディ」のオードリーの表紙が裏焼きになってるんですよ!(←左の画像)

 ホンマにこれで発売するつもりなんかな~と思って、おそるおそる講談社に電話しました。


講談社刊 「週刊 20世紀シネマ館」 でも講談社の担当者もこのことは既に気付いてたようで、ほんちゃんで刊行された時は、無事トップの画像のように正しい向きで発売されました。あーよかった!

 5本の映画の選び方も「玄人受けする作品」というわけでもなく、「一般的に生き残っている認知度の高い作品」的な要素が強いのもウレシイところ。
 なので1966年のには「おしゃれ泥棒」が選ばれています。


講談社刊 「週刊 20世紀シネマ館」 唯一の不満は1963年度に「シャレード」が5本の中に選ばれてないこと!えーっ!なんで~っ?

 「尼僧物語」「いつも2人で」「暗くなるまで待って」が入ってなかったのは譲るとしても、「シャレード」が入らないのはなんでですかねーっ。56年に「戦争と平和」もあるのに!

 ちなみに63年で選ばれているのは「アラビアのロレンス」「クレオパトラ」「鳥」「大脱走」「シベールの日曜日」です。


講談社刊 「週刊 20世紀シネマ館」講談社刊 「週刊 20世紀シネマ館」 創刊号には(←)こんなポストカードも綴じ込みで付いてましたし、「マイ・フェア・レディ」の載った号には、「マイ・フェア・レディ」スペシャル・エディションDVDの宣伝チラシなんかも綴じ込みであったり。

講談社刊 「週刊 20世紀シネマ館」 右側に載っている作品のページをずらずらずらっと載せましたが、いかがですか?
 「週刊 ザ・ムービー」よりもかなり華やかな誌面なのはおわかりいただけますかね~。

 そんなこんなで、この「週刊 20世紀シネマ館」は本棚に収納されているのですが、「週刊 ザ・ムービー」の方は普段はダンボールに入って眠ってもらってるんですよね。えらい差のつけようですねぇ…。(^^;;;

オススメ度:★★★


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この記事へのコメント
全部買いましたよ。無事を祈るのみです。(^o^)
Posted by いも源氏 at 2008年10月02日 14:43
お久しぶりです~。
このシリーズ結構好きで、何冊か今でも持っています。
ただし作品のセレクトは(オードリィ映画に限らず)僕はあんまし譲れないです。
「シャレード」「暗くなるまで待って」は、セレクトからもれているなんて!、
それでも最後のその他の作品の中に一応紹介されているからまだいいようなものの、
「いつも2人で」は、かすりもしないなんて!
でも、これって僕らが子供の頃読んだり見たりしていた映画関係の情報
そのままなんだなぁと少し懐かしく思えました。
「いつも2人で」って認知度低くて、「おしゃれ泥棒」は大人気でしたから。
今だと、「戦争と平和」とか「昼下りの情事」とかって軽視されてますもんね。

「噂の二人」の左ページにあるラストシーンのカレン、
これってボブの写真だけど、初出ですよね。
やっぱボブって中途半端に出し惜しみする人なのかな~。
Posted by まる at 2008年10月03日 20:56
>いも源氏さん

これ、印刷も綺麗でしたよねー。
うまく奥さんから隠してくださいね~。(^^;
Posted by みつおみつお at 2008年10月06日 23:02
>まるさん

おおお~~~っ!!
まるさん、お待ちしていましたよーっ!
もう、どうしていたかと思ってました!
お帰りなさい!です。(^-^

そうなんですよねー。
「シャレード」が入ってないのは僕も全然納得できなかったので、
チラシを見てすぐに講談社に電話しました!
「クレオパトラ」や「シベールの日曜日」が入っているのに、
「シャレード」がないのはおかしくないですか??って。
でも「クレオパトラ」は、出来はともかく、
その騒動やかかった費用の規模が大きすぎて、
はずせないのかなーとか思ってました。

「いつも2人で」は本当に最近ですもんね、評価が見直されてきたのは。
でもやっぱり“知る人ぞ知る”という感じなんでしょうかねー。
いつかオードリーの代表作の1つとして、燦然と輝いて欲しいですね!

「噂の二人」の画像は確かに“おおっ!”って思いましたよね。
ボブ・ウィロビー氏の画像の全容って、
いったいいつになったらわかるんでしょうね。
頼むから小出しにせずに、全部出してよ!って思います。(^^;
Posted by みつおみつお at 2008年10月06日 23:12
またまたお久しぶりです^^;

これ、ホント買って良かったと思う冊子でしたね。
毎週毎週何が来るかと楽しみでした^^

またこんな特集?シリーズ?やってもらえるといいんですけどね。
今でも大事にしてます。
Posted by カリン at 2008年10月07日 23:33
カリンさん、こんにちはっ!

そうなんですよねー!これ印刷もとっても綺麗だし、
画像も資料も多くて。(^-^

「パリの恋人」はメインがモノクロ画像なのはもったいなかったですけどね。
「昼下りの情事」はこのカラー写真、
見たことはありましたけど、
ここまで大きい&美しいのは初めて!だったので嬉しかったですー。(^^

やっぱり今度は昔カリンさんと話していたように、
「週刊 オードリー・ヘプバーン」ですかね(笑)。
Posted by みつおみつお at 2008年10月09日 09:29
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