2015年05月23日
「暗くなるまで待って」1971年リバイバルチラシ
各作品別のカテゴリーを見ていると、なんと「暗くなるまで待って」は2008年8月の記事以降書いてないことがわかりました!
特別出演の「オールウェイズ」は2008年2月が今のところ最後ですけど、全盛期の主演作品で一番長い間書いてないのが「暗くなるまで待って」だったので、今回は大慌てで「暗くなるまで待って」から。
このブログをやり始めて毎日アップしていた時は各作品のバランスも考えて公開してたんですけど、2008年4月の飛び飛びアップに変えてからはあんまりもう意識してなかったんですよね。
「暗くなるまで待って」はビジュアルが同じになってしまうので、もうちょっと後回し…とか思ってたら、なんと7年ものブランクが!わー!「暗くなるまで待って」にめっちゃ申し訳ないですね。
で、そんな「暗くなるまで待って」ですけど、僕はこの作品があんまり…なのではなく、むしろ大好き!!オードリー映画では「おしゃれ泥棒」と並んで2番目に好きな作品です!(^-^
で、今回は1971年リバイバル時のチラシの紹介。
表は青緑(ターコイズ)一色、裏は茶色一色刷りです。サイズはEPレコードのジャケットサイズ。
裏面上部の解説は取り立てていうほどのことは書いていません。下部はストーリー。
「暗くなるまで待って」って、今まで日本では4回公開されています。
1968年の初公開、1971年、1987年、1991年。
4回も劇場公開!立派やーん!と思いますけど、公開年度が妙に固まってますよね。
68年からわずか3年後の71年にリバイバル、16年も空いてやっと来た87年からわずか4年後の91年にリバイバル。
“映画の観客層は7年で入れ替わる” という法則から考えてもちょっと近過ぎますよね。
見る側からすると、実質2回しか公開してないような感覚です。
1971年はそんな近すぎる劇場公開の最初のリバイバル。このチラシは松竹/東急系での劇場では格が一番高いとされる東劇のもの。
おそらく71年リバイバルでは日本で最初の公開だったと思うのですが、日付を見ると “11月23日よりロードショウ” になってますね。
ん?ということはこれは「エクスラン・ヴァリーエ」があってからのリバイバルになりますよね。
もしかしたらですが、「エクスラン・ヴァリーエ」でオードリーがまた世間の話題になってきたから、大急ぎで公開したのかも…。
ワーナー映画のオードリーって、「尼僧物語」「マイ・フェア・レディ」「暗くなるまで待って」と3本あるんですけど、オードリー作品でも一番の大ヒットの「マイ・フェア・レディ」は1969年年末に1970年お正月映画としてリバイバル済み。地方では1970年に入ってから上映されてましたから、さすがにまたリバイバルは出来ない。
「尼僧物語」は優秀な作品だけど、初公開当時普通の興行成績しか残せてない上に内容が地味。
世間では “ナウ” とか “NOWな” とかの言葉が大流行だった時代(1972年に創刊された若者寄りの映画雑誌「ロードショー」ではビックリするくらいナウナウ言ってます)。真面目な1950年代の香りの「尼僧物語」ではまた当たらないだろうと踏まれたんじゃないでしょうか。
そうすると、1968年5月の初公開からまだ3年半しか経ってないけど、初公開時にも大ヒットした「暗くなるまで待って」なら大丈夫だろう!ってな感じでワーナーさんからリバイバルされたのかも。
ちなみに公開の間隔は3年半だったので、68年公開時のフィルムの権利がまだ残ってたんじゃないかと思いますが、68年と71年の間には配給会社であるワーナーが、ワーナー・ブラザース=セブンアーツから、キニー・カンパニー傘下に入ってワーナー・ブラザーズに戻ったという出来事があったので、フィルムも再度取り寄せて、新たなフィルムで上映されたのでしょうか?
ただ68年公開時のポスターも71年公開時のポスターも映倫番号は同じだったので、もしかすると同じフィルムだったのかもしれません。
不思議なことに「暗くなるまで待って」は70年代〜1980年代半ばまでずっと全国あちこちの名画座で上映されてましたが、僕の見たフィルムでは既に最初のワーナーのロゴが出てくるシーンではワーナーブラザーズ=セブンアーツではなく、ワーナーブラザーズのものに差し替えられていましたから、これってどこかでフィルムが新しくなってるはずなんですけどねー。
ここのワーナーのロゴが初公開時と今とが違うというのは、とあるオードリーファンの方に教えていただきました。「昼下りの情事」も1957年・65年公開時と、89年・2011年公開時ではタイトルバックが違うらしいですしね。
「噂の二人」は英版と米版、「ローマの休日」はトランボなしのオリジナルとトランボ有りのリマスター版の両方を見れましたが、「暗くなるまで待って」と「昼下りの情事」の異版も見てみたいですね!あ、あと「モンテカルロへ行こう」の英語版「モンテカルロ・ベイビー」も!
特別出演の「オールウェイズ」は2008年2月が今のところ最後ですけど、全盛期の主演作品で一番長い間書いてないのが「暗くなるまで待って」だったので、今回は大慌てで「暗くなるまで待って」から。
このブログをやり始めて毎日アップしていた時は各作品のバランスも考えて公開してたんですけど、2008年4月の飛び飛びアップに変えてからはあんまりもう意識してなかったんですよね。
「暗くなるまで待って」はビジュアルが同じになってしまうので、もうちょっと後回し…とか思ってたら、なんと7年ものブランクが!わー!「暗くなるまで待って」にめっちゃ申し訳ないですね。
で、そんな「暗くなるまで待って」ですけど、僕はこの作品があんまり…なのではなく、むしろ大好き!!オードリー映画では「おしゃれ泥棒」と並んで2番目に好きな作品です!(^-^
で、今回は1971年リバイバル時のチラシの紹介。
表は青緑(ターコイズ)一色、裏は茶色一色刷りです。サイズはEPレコードのジャケットサイズ。
裏面上部の解説は取り立てていうほどのことは書いていません。下部はストーリー。
「暗くなるまで待って」って、今まで日本では4回公開されています。
1968年の初公開、1971年、1987年、1991年。
4回も劇場公開!立派やーん!と思いますけど、公開年度が妙に固まってますよね。
68年からわずか3年後の71年にリバイバル、16年も空いてやっと来た87年からわずか4年後の91年にリバイバル。
“映画の観客層は7年で入れ替わる” という法則から考えてもちょっと近過ぎますよね。
見る側からすると、実質2回しか公開してないような感覚です。
1971年はそんな近すぎる劇場公開の最初のリバイバル。このチラシは松竹/東急系での劇場では格が一番高いとされる東劇のもの。
おそらく71年リバイバルでは日本で最初の公開だったと思うのですが、日付を見ると “11月23日よりロードショウ” になってますね。
ん?ということはこれは「エクスラン・ヴァリーエ」があってからのリバイバルになりますよね。
もしかしたらですが、「エクスラン・ヴァリーエ」でオードリーがまた世間の話題になってきたから、大急ぎで公開したのかも…。
ワーナー映画のオードリーって、「尼僧物語」「マイ・フェア・レディ」「暗くなるまで待って」と3本あるんですけど、オードリー作品でも一番の大ヒットの「マイ・フェア・レディ」は1969年年末に1970年お正月映画としてリバイバル済み。地方では1970年に入ってから上映されてましたから、さすがにまたリバイバルは出来ない。
「尼僧物語」は優秀な作品だけど、初公開当時普通の興行成績しか残せてない上に内容が地味。
世間では “ナウ” とか “NOWな” とかの言葉が大流行だった時代(1972年に創刊された若者寄りの映画雑誌「ロードショー」ではビックリするくらいナウナウ言ってます)。真面目な1950年代の香りの「尼僧物語」ではまた当たらないだろうと踏まれたんじゃないでしょうか。
そうすると、1968年5月の初公開からまだ3年半しか経ってないけど、初公開時にも大ヒットした「暗くなるまで待って」なら大丈夫だろう!ってな感じでワーナーさんからリバイバルされたのかも。
ちなみに公開の間隔は3年半だったので、68年公開時のフィルムの権利がまだ残ってたんじゃないかと思いますが、68年と71年の間には配給会社であるワーナーが、ワーナー・ブラザース=セブンアーツから、キニー・カンパニー傘下に入ってワーナー・ブラザーズに戻ったという出来事があったので、フィルムも再度取り寄せて、新たなフィルムで上映されたのでしょうか?
ただ68年公開時のポスターも71年公開時のポスターも映倫番号は同じだったので、もしかすると同じフィルムだったのかもしれません。
不思議なことに「暗くなるまで待って」は70年代〜1980年代半ばまでずっと全国あちこちの名画座で上映されてましたが、僕の見たフィルムでは既に最初のワーナーのロゴが出てくるシーンではワーナーブラザーズ=セブンアーツではなく、ワーナーブラザーズのものに差し替えられていましたから、これってどこかでフィルムが新しくなってるはずなんですけどねー。
ここのワーナーのロゴが初公開時と今とが違うというのは、とあるオードリーファンの方に教えていただきました。「昼下りの情事」も1957年・65年公開時と、89年・2011年公開時ではタイトルバックが違うらしいですしね。
「噂の二人」は英版と米版、「ローマの休日」はトランボなしのオリジナルとトランボ有りのリマスター版の両方を見れましたが、「暗くなるまで待って」と「昼下りの情事」の異版も見てみたいですね!あ、あと「モンテカルロへ行こう」の英語版「モンテカルロ・ベイビー」も!
Posted by みつお at 09:00│Comments(0)
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