2007年01月01日
間違い探し!「おしゃれ泥棒」1966年初版パンフレット

貴男に泥棒のコツを……
お正月を彩る女性映画No.1!
☆おしゃれ泥棒☆
(公開当時の新聞広告の宣伝より)
ってなわけで、皆さんあけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします。m(_ _)m
さて、年明けですから、冬服がぴったりの「おしゃれ泥棒」という選択ももさることながら、今回は皆さんに楽しんでもらおうと思います。パンフの表紙が少しすつ変わっていきますので、どこが変わってるか当ててくださいね~。今回ご紹介するのは「おしゃれ泥棒」1966年初版パンフレット6種類です。

まず1番上の画像、東京は日比谷のスカラ座で公開された時に最初に販売された(だと思う)パンフです。日本ではいまや「おしゃれ泥棒」といえばこの画像!というくらい、ピッタリはまったオードリーですねー。シャープでカッコいいですよねー。
さて、この「おしゃれ泥棒」、大ヒットしました。さすがオードリーですよねー。でもスカラ座ではパンフが足りなくなってきました。そこで新しく刷られたのが2番目のパンフです。さあ、どこが1つめと変わってしまったかわかりますか?
新しく刷ってホッとしたのもつかの間、まだまだお客さんが入ってきます。それでまたまたパンフが足りなくなってきました。そこでまた新しく刷られたのが3番目の画像。

でも追加追加で刷っていったので、当然市場に出回る数は非常に多く、いまや初公開からちょうど40年も経ったのに、パンフのプレミア的価値はほとんどないです。
内容はね、とてもいいんですよ!印刷の技術も十分成熟してきたため、今見ても綺麗な印刷。カラーページもたっぷりです。読み応えもあって、最後の方のページには“オードリーからこんにちは!”なるコラムがある。20世紀フォックス作品には初登板のオードリーですから、フォックスの宣伝部が一生懸命考えた“オードリーが喋ってる風”な記事です。オードリーこんなん絶対しゃべってない!って明らかにわかる文章ですけどね。

さて、ついでに4番目は大阪の梅田スカラ座のパンフです。こーれはわかりやすいですよね!だって映画館が違うもん。
それと、オードリー映画のパンフで、大阪の館名が入るのはわかっている限りでは、この「おしゃれ泥棒」初版が最後です。続く「いつも2人で」と「暗くなるまで待って」は松竹系の公開でしたし。松竹って60年代前半にはもう館名を入れるのをやめてるんですよね。
しかもパンフに館名を印刷するのって、経費もかかる上に、確実に売れないと残ったものは他の劇場で使えませんから。というわけで残ったら劇場の買取となってしまいます。リスクも大きいんですよね。

下の6番目のも一般用です。
では答えです!

3番目のはますます減ってきましたね。右上の東宝のロゴが消えました。4番目の大阪のは2番目のスカラ座タイプの館名が変わったもの。
5番目は館名なしで東宝マークあり。6番目のは館名なしで東宝マークもなし、です。
1つの作品でこんなにいろいろあるのって面白いですよね。プレミア的には価値のない「おしゃれ泥棒」初版パンフですけど、どれが手に入りにくいかわかります?実は東宝マークのないタイプ(3番目と6番目の物)がなかなか見つからないです。最後に刷ったものなので、おそらく多くは必要なかったんでしょうね。
レア度:なし。いつでもどこでも見つかります。
(ただし梅田スカラ座は★★★、東宝ロゴマークなしタイプは、館名あってもなくても★★★★)