2007年08月01日
「いつも2人で」67年初公開 丸の内ピカデリー/松竹版パンフ



これは東京の松竹系のチェーンマスター映画館、丸の内ピカデリーの館名があるものがあります。
文字の大きさが2種類あるところを見ると、大ヒットで追加で館名が刷られたみたい。
実際、丸の内ピカデリー1館だけで1967年7月15日~10月6日まで12週続映の大ヒット!動員22万9030人、興行収入9601万8408円という記録を残しています。
特に、第1週目は新記録、というわけではないのですが、動員33407人、興行収入1466万2319円だったそうで、“近来のヒット”と言われています。
1年以上での集計になる(正月映画があるため)、年度別の配給収入では10位以内に入ってないのですが、1967年だけの集計だと大ヒット第7位。
で、みなさんもご存知のとおり作品の出来も素晴らしく、オードリーの演技は最高!と言われるほどの仕上り。

また完成作品も会心の出来だと思ったらしく、これは本当にオードリーが言ったという確証はないのですが、伝えられているところによると、
「この作品を撮ったことで、引退してもかまいません」
「アカデミー賞には『暗くなるまで待って』でノミネートされたけど、私は『いつも2人で』でノミネートされたかった」
と言ったという文章が見受けられます。
ま、それだけ当時自分をぶつけた作品だったということですね。
さて、そこまでの「いつも2人で」ですが、このパンフレット、出来がよろしくありません。
いや、文章はとてもいいんです。でもカラー画像が全然ダメ!
「いつも2人で」大ファンの僕でも、これはどうよ!っていうカラー画像だらけ。オードリーが老けて見える画像ばかり、ここまでヒドイの選んで載せることないやん!みたいな。
当時の印刷技術の悪さもあるんでしょうが、まず表紙からしてシワくっきりオードリー。ど真ん中には裏焼きポストカードで紹介した画像の別テイクで、シワくっきり・肌ガサガサオードリー。黄色のビニール上下の小森のおばちゃま風オードリー。パコ・ラバンヌの衣装で踊る二の腕の骨くっきりオードリー。リンゴオードリーも裏表紙オードリーもシワだらけ。
誰がこんな画像を選んだんや!責任者出て来い!って怒鳴りたくなる選択。
「いつも2人で」でもとても美しいオードリーっていっぱいあるのに、何もよりによってこんな画像にせんでええやん!って感じ。
せっかく映画に感激しても、手元に残るパンフレットがこれでは、日本で“「いつも2人で」に関して長く触れない”って小藤田千栄子さんが言ったのもわかる!って感じ。
パンフを作った人の、オードリーに対する愛情のなさがわかる出来なのでした。
たとえば、今まで紹介した中では、B4チラシでのサングラスオードリーや、プレスシートでの首かしげるオードリーとかを表紙に、もっと美しく仕上げて欲しかった!
もし今後リバイバルすることがあれば、僕が作ります!写真は僕が選びます!って20世紀フォックスさんに名乗りをあげたいくらい!
なお、中身には加山雄三のコカコーラなどの宣伝ページのあるものと、ないものがあります。
レア度:なし(ピカデリー文字大きい版は★★★★★)
この記事へのコメント
もうこのパンフは汚点ですよね。
変なポートレートではなく、せめてカラー場面集があればよかったのに。
同時期の「暗くなるまで待って」にはあんなに載せてあるのにね。
ただ、「いつも2人で」のカラースチールってどうもイマイチなんですよね。
“トレジャーズ”に載っている、MG場面のカラースチールはとても好きで、
“TIMELESS AUDREY”では小さく小さく扱われていたので、嬉しかったです。
“TIMELESS AUDREY”展では、この写真のパネルが飾られていて、
実物は超綺麗でした。やはり印刷になると、たいがい落ちますね。
アメリカ版DVDの裏ジャケットや中のライナーノーツに
何枚かカラースチールが載せてあるのですが、
どれも凄く綺麗なので、なんだあるところにはあるじゃんって安心しました。
でもでも、すご~く小さいんですよ。
アメリカの印刷物って網点が雑な感じがするので、
画像が小さいと荒っぽくなります。
DVDだから仕方ないでけどね。
変なポートレートではなく、せめてカラー場面集があればよかったのに。
同時期の「暗くなるまで待って」にはあんなに載せてあるのにね。
ただ、「いつも2人で」のカラースチールってどうもイマイチなんですよね。
“トレジャーズ”に載っている、MG場面のカラースチールはとても好きで、
“TIMELESS AUDREY”では小さく小さく扱われていたので、嬉しかったです。
“TIMELESS AUDREY”展では、この写真のパネルが飾られていて、
実物は超綺麗でした。やはり印刷になると、たいがい落ちますね。
アメリカ版DVDの裏ジャケットや中のライナーノーツに
何枚かカラースチールが載せてあるのですが、
どれも凄く綺麗なので、なんだあるところにはあるじゃんって安心しました。
でもでも、すご~く小さいんですよ。
アメリカの印刷物って網点が雑な感じがするので、
画像が小さいと荒っぽくなります。
DVDだから仕方ないでけどね。
Posted by まる at 2007年08月05日 22:19
そうそう!ホント汚点ですよね!
ポートレートもいいんですが、こんなにおっきく載せる必要、
まるでないですよね。綺麗に撮れているならともかく…。
「いつも2人で」の宣伝写真っていったい誰が撮ったんでしょうねー?
ボブ・ウィロビー氏も早々に離れたみたいですし、
その後は誰??みたいな。
このときのオードリーって心痛がひどいみたいで、
確かにオードリー自身も痩せ過ぎの感はあるんですが、
ソフト・フォーカスもかけてないってのはなんなんでしょうねー。
MGシーン画像は、僕もtimeless audrey展では穴のあくほど
眺めましたよ~(笑)。
こういうのがパンフに大量に載ってもステキかもしれないですね!
でもアメリカDVD、画質だけでなく、画像も美しいんですかーっ!
え~~、日本のと落差が大きくてヤだなー。
アメリカは印刷はかなり雑ですよね。インクも全然違うし。
鮮やかには出ますけど、白トビや黒ツブレは無頓着だし。
日本で刷ったら綺麗になりそうですか??
ポートレートもいいんですが、こんなにおっきく載せる必要、
まるでないですよね。綺麗に撮れているならともかく…。
「いつも2人で」の宣伝写真っていったい誰が撮ったんでしょうねー?
ボブ・ウィロビー氏も早々に離れたみたいですし、
その後は誰??みたいな。
このときのオードリーって心痛がひどいみたいで、
確かにオードリー自身も痩せ過ぎの感はあるんですが、
ソフト・フォーカスもかけてないってのはなんなんでしょうねー。
MGシーン画像は、僕もtimeless audrey展では穴のあくほど
眺めましたよ~(笑)。
こういうのがパンフに大量に載ってもステキかもしれないですね!
でもアメリカDVD、画質だけでなく、画像も美しいんですかーっ!
え~~、日本のと落差が大きくてヤだなー。
アメリカは印刷はかなり雑ですよね。インクも全然違うし。
鮮やかには出ますけど、白トビや黒ツブレは無頓着だし。
日本で刷ったら綺麗になりそうですか??
Posted by みつお at 2007年08月06日 18:12