2007年05月15日

閉館の阪急会館パンフ「麗しのサブリナ」54初版OSチェーン版

閉館の阪急会館パンフ「麗しのサブリナ」54初版OSチェーン版閉館の阪急会館パンフ「麗しのサブリナ」54初版OSチェーン版 ←「ダイヤルMを廻せ!」タイプ








閉館の阪急会館パンフ「麗しのサブリナ」54初版OSチェーン版
表紙右上部分→



 こちらは「麗しのサブリナ」初公開時のOSチェーン版パンフレットです。
 22日に閉館になる、阪急会館がOSチェーンでの「麗しのサブリナ」上映館でした。

 さて、表紙ですが…えっ、オードリーいつの間に金髪??
…ってこれオードリーじゃないですね。このパンフに同時に載っている「ダイヤルMを廻せ!」のグレース・ケリーです。

 「麗しのサブリナ」のOSチェーン版に関しては、「麗しのサブリナ」が東宝系での公開だった以上、必ずあるとは思いましたが、なかなか見つからず苦労しました~。
 まさか表紙がオードリーじゃなかったとはね~。

 当時はグレース・ケリーも大人気!翌1955年発表の「スクリーン」人気投票ではオードリーとグレースで1.2フィニッシュだし、オードリーの作品の無かった1956年発表の人気投票ではオードリーがベスト10以下に沈んだ(16位)のに、グレースは堂々の第1位を獲っています。

 そんな大人気2大女優の作品を同時に載せないといけなくなったこのパンフ、オードリーを表紙にするか、グレースを表紙にするか…おそらくOSチェーンも悩んだことでしょう!
 でも上映館が「麗しのサブリナ」は神戸の阪急会館、「ダイヤルMを廻せ!」は大阪ミナミの千日前スバル座。この神戸と大阪、という上映地の違いが結局表紙を決めてしまったのではないでしょうか。
 なんか大阪に負けたみたいでちょっとクヤシイですね(笑)。

 で、どちらも期待の作品で、ヒットしたようです。
 でも、より大ヒットしたのは「麗しのサブリナ」だったようで、千日前スバル座は上映作品が替わってしまいました。

閉館の阪急会館パンフ「麗しのサブリナ」54初版OSチェーン版閉館の阪急会館パンフ「麗しのサブリナ」54初版OSチェーン版 ←「コレヒドール戦記」タイプ








閉館の阪急会館パンフ「麗しのサブリナ」54初版OSチェーン版
表紙右上部分→



 こちらが変更後のパンフ。中身が「コレヒドール戦記」になりました。
 ところが表紙はグレース・ケリーのまま。もうグレース出てないんですけど…。(^^;;;

 上映作品に関係ない人が表紙…。オードリーを表紙に選んでたらこんなことはなかったんでしょうけどね~。

 OSチェーン版パンフレットは通しナンバーを表紙にふってるんですけど、中身違うのに、この2冊のナンバーは106で同じままです。あんれまあ…。

 見分け方は右上に併載の映画の原題があって、そこが替わっていますから、それで見分けてください。

 オードリー主演映画のロードショーで、オードリーが表紙じゃないのは唯一このパンフだけです。

 それとこの時の「麗しのサブリナ」、OSチェーンとしては結局阪急会館でしか上映してませんから、実は“阪急会館の「麗しのサブリナ」パンフレット”ということになるんでしょうね、これは。

レア度:★★★★(探しました!)

 阪急会館閉館まで、あとたった1週間です!





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