2010年03月30日

ジーンズ版世界の映画音楽 7巻 「いつも2人で」

TOHOシネマズららぽーと横浜にて2010/04/03(土)~2010/04/09(金)「ローマの休日」、2010/04/10(土)~2010/04/16(金)「昼下りの情事」、いよいよ公開です!

ジーンズ版世界の映画音楽 7巻 「いつも2人で」 これは中央公論社から1974年に刊行された、「ジーンズ版 世界の映画音楽」の第7巻、“すばらしい結婚”編です。
 音で協力したのはCBSソニー。
 オードリーの作品では「いつも2人で」が収録されています。 

 聴いてみると、演奏自体は「ロビンとマリアン オードリー・ヘプバーンのすべて」で収録されているものと同じもの。
 最近次々聴いてわかりましたが、同じレコード会社で出たものは、大体同じ音源ですね、残念ながら。

 この全集、ジーンズ版という名前で、そのようなジャケットですけど、本当は紙にそれらしく印刷したもの。カジュアル感を出そうとしたのでしょうが、実際に手にするとちゃちい感はぬぐえません。

 で、収録されている曲は「いつも2人で」以外では「華麗なるギャツビー」「幸せはパリで」「ある愛のすべて」「恋のエチュード」「愛すれど哀しく」「フォロー・ミー」「軽蔑」「幸福」など。

 それぞれのストーリーを知っていると、“すばらしい結婚”というのは反語であって、大いなる皮肉でしょうか?と思いたくなるような映画の選択ですね。
 解説は荻昌弘さんですが、解説でそのことに触れています。

 こういった出版社とレコード会社が手を組んだ映画音楽全集というのは豪華なものなんですが、石油ショック以降で少し規模が小さくなったとはいえ、これも全22pで、うち16p分はカラーという豪華版!

ジーンズ版世界の映画音楽 7巻 「いつも2人で」 「いつも2人で」は、2曲目に収録されており、「華麗なるギャツビー」の3pには負けるものの、2番目に扱いが大きい!堂々見開き2ページを使ってカラーページが割かれています。

 で、驚いたのが真ん中に一番大きく載っている画像!こんなの見たことありません!なんて美しい画像!

 これだけ大きな画像なのに、オードリーの顔は1cmもありません。レコード時代だから載せられた、貴重なものですよね。CDやDVDでは小さくなりすぎて載せてもらえないでしょうね。

 ジョアンナが“蛇口がうるさくて眠れなかった!”っていうシーンのところですが、これはその撮影の待機中でしょうか?
 映画では一瞬だし、オードリーばかり見ていて気づかなかった、背景の建物や緑や花の美しさに驚きます。そしてその中でも映えるオードリー!素晴らしいですねー!(^-^

 ↓ 下でこの画像の大きなのを載せておきます。どうです?綺麗でしょう~?

 全16巻で、他にもオードリーの作品が収録されているものがあるのですが、それはまた別の機会に紹介します。

お気に入り度:★★★★(音楽ではなく、画像で)


ジーンズ版世界の映画音楽 7巻 「いつも2人で」




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Posted by みつお at 19:00│Comments(2)レコード・CD
この記事へのコメント
僕もこれ持ってますよ~。
カラー画像、涙ちょちょぎれもん(旧い表現)ですよね。
嗚呼、「いつも2人で」ってきっといっぱいカラースチールあるんだろうなァ。
黄赤ストライプのこのシーン、本編ではちょっこっとで、考えてみれば「いつも2人で」って贅沢な映画でもあるんですね。
他にも“もっと見せてよシーン”の多い作品でもあるのです。でもそこが粋なんですねぇ。

「恋のエチュード」「フォロー・ミー」「軽蔑」で“素晴らしき結婚”とは皮肉もいいとこですが、いずれも好きな映画でして、ひょっとしたら僕は少しひねった恋愛もののほうが結婚賛歌より好きなのかもしれません。

表紙のミア・ファーロー、かつてオードリィが自分の後継者だと言っていましたね。
若い頃のミアはよくオードリィと比べられていたようです。
スレンダーですが、こちらはもっとエキセントリックですけどね。
そんなミアもお気に入りのスターにオードリィを挙げていて、
「マイ・フェア・レディ」撮影時にキューカー監督(ミアの名付け親らしい)を介して紹介されたとき、本物のお姫様かと思ったほど優雅で美しかったそうです。
「普段から美しい人だけど、彼女が何かに気づくとたちまち輝き始める。私達はただもう・・・見とれるだけ(思い出してタメイキ)」
ミア版「暗くなるまで待って」ともいうべき「見えない恐怖」というスリラーもあって、迫真の演技でした。
「カイロの紫のバラ」ってオードリィ主演でも想像できるけど、
オードリィの「ローズマリーの赤ちゃん」なんてあったら、気が気でないですよね。
Posted by まる at 2010年03月30日 23:59
お~!まるさんもお持ちでしたか!(^-^
これは本当に「いつも2人で」の画像のために
持っていても損の無いレコード(冊子?)ですよね!
本当に「いつも2人で」のカラー画像の全容が知りたいところです。
なんでこんなにどこにも載ってないんだろう…。
それにこの収録曲!
これらの中では、「いつも2人で」もかなり幸せな結婚かも…。(^^;;;


このラガーボーダーのワンピース、映画では本当にちょこっとですよね。
この映画でのちょこっと衣装ベスト10には余裕で入りそうです。
一番はあの黄色と透明のビニール衣装でしょうか。

オードリーって、自分の良さをいまいちわかってないところが
あったようなので、
それで単純に細いミア・ファローを“後継者”としたんでしょうかね。
明らかにオードリーの特性とミアのそれとは違いますよね~。(^^;
僕は「華麗なるギャツビー」と「ナイル殺人事件」しか
ミアの映画は見てないんですが、
その2つから受ける感じは、“一緒にいると落ち着かなさそう”(笑)。

でもそんなミアでも、オードリーをお気に入りだったなんて、
とっても嬉しいエピソードをありがとうございます!初めて知りました!
確かに「マイ・フェア・レディ」の時に見たら、
お姫様かと思いますよね、衣装もそれっぽいし。

オードリーの「ローズマリーの赤ちゃん」は…あって欲しくないです(笑)。
ホラー嫌いの僕としては、ゆっくり見れません、きっと。(^^;A
Posted by みつおみつお at 2010年04月01日 17:55
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