2007年09月28日

「パリの恋人」57初公開名古屋版 名宝スカラ座館名入りパンフ

「パリの恋人」57初公開名古屋版 名宝スカラ座館名入りパンフ これは1957年、「パリの恋人」初公開時に東宝から発行された、名古屋版のパンフレットです。
 館名は名古屋の代表的な東宝系映映画館の名宝スカラ座。

 名古屋独自のって珍しいですよね!「ローマの休日」には名古屋ミリオン座のがありましたが、「麗しのサブリナ」のはまだ見つかってないですし、そんな中、「パリの恋人」にあったとは!

 ある本に書いてありましたが、昔は宣伝費が200万あったとすると、半分の100万円が東京、残りの100万円を4:3:2:1で大阪・福岡・名古屋・札幌で分けたそうです。
 そのわずかな予算内で独自のを作ったっていうのは凄いですよねー!

 表紙は一緒ですが、ページ数は12pで日比谷スカラ座の半分しかありません。カラーページはないし、本文も黒一色刷り。ファッションの解説もありません。

「パリの恋人」57初公開名古屋版 名宝スカラ座館名入りパンフ でも、レイアウトは組みなおしてあるし、日比谷スカラ座や東宝シネマスコープチェーン版にも無い画像があったりして、これはこれで嬉しいパンフです。

 “「パリの恋人」を見て”という津田幸夫さんの文章も載っています。

 名宝スカラ座…名古屋の東宝系では一番の劇場だったようです。2002年12月1日に閉館になったようですが、最後でも982席。
 きっと「パリの恋人」の頃は1000席をはるかに上回る劇場だったんでしょうね。

 オードリーの作品では、他にも「ティファニーで朝食を」が上映されたことがわかっていますし、きっと他の東宝系のオードリー作品も相当数公開されたと思います。

レア度:★★★★★(入手は地方版の例に漏れず、非常に困難)

 ちなみに今年は「パリの恋人」公開50周年!しかも日本では57年の9月から日比谷スカラ座での公開でした。神戸の阪急会館と大阪の梅田劇場・千日前スバル座、それと京都スカラ座では10月9日からの公開。きっと日本の大都市で順に公開していったのだと思います。
 アメリカでは50周年DVDも発売されてますが、日本では今のところ残念ながらまだ発売予定は立ってないとのこと。

 で、このブログではこれから10月にかけて、50周年記念ということでちょっと「パリの恋人」関連の記事を多めにしてみますです。お楽しみに!(^-^





同じカテゴリー(パリの恋人)の記事
 1989年「パリ名画ウィーク」チラシ (2024-09-12 18:00)
 NICOSカード AUDREY HEPBURN 2004年版申込書 (2024-08-11 18:00)
 1982年〜84年 神戸名画サロン (2024-07-28 18:00)
 1986年 “オードリー・フェスティバル”時 B2ポスター (2023-10-09 18:00)
 2000年の販促用オードリーカレンダー (2023-10-01 14:00)
 1975年5月21日放映「パリの恋人」紹介記事、雑誌“ロードショー” (2022-10-04 21:00)

Posted by みつお at 15:00│Comments(0)パリの恋人
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。