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2024年07月04日

「ロードショー」1974年11月増刊号Joy

「ロードショー」1974年11月増刊号Joy 今回は1974年9月に発行された、「ロードショー」11月増刊号「Joy」の紹介。

 過去に2回「ロードショー Joy」の紹介をしてきましたが、これが最後の紹介となります。
 今までのは1974年1月号1974年夏休み号でしたが、この11月増刊号以降はアラン・ドロンとブルース・リーだけになってしまって、オードリーは関係なくなるので。

 そしてアラン・ドロンとブルース・リーの人気の衰退によって、この「ロードショー Joy」自体が消滅してしまいます。

 以前にも書いてますが、サイズがB4(257✕364mm)と巨大で、保存に困るサイズ。
 たぶん本屋さんでも売り場に困っただろうな〜と思います。

 表紙は通常の4色に加えて、特色の蛍光グリーンと蛍光オレンジが使われています。
 これらの色は画像ではうまく再現できないんですよねー。特に綺麗なオレンジは、RGBの世界でも出せないんです。

 さて、この前の号の74年夏休み増刊号のオードリーの部分の出来が良すぎて、今号も手に入れるまでは期待したのですが、かなりガッカリでした。

 表紙周りを入れて全100ページで、内容は当時人気のあった10大スターの特集という布陣。

「ロードショー」1974年11月増刊号Joy

 アラン・ドロンとブルース・リーが本文15ページ+折り込みピンナップ+大型付録ポスターと最大のページを割かれているのですが、オードリーはそれに次ぐ本文10ページ。

 まあオリビア・ハッセーとナタリー・ドロンが本文8ページと折り込みピンナップ(2ページ扱い)というのがありますので、同率3位というところでしょうか。

 本誌の毎月の人気投票でも、当時オードリーはオリビア・ハッセーとナタリー・ドロンと三つ巴のトップ争いで、しょっちゅう1位が入れ替わっていました。

 正直、なぜこの時期にオリビア・ハッセーとナタリー・ドロン??と今でも思います。オリビア・ハッセーは代表作1968年の「ロミオとジュリエット」から何年も経ってますし、ナタリー・ドロンも68年「個人教授」一発屋さんのイメージですし。

 まあその後も「ロードショー」は不可解な人気投票の結果が多くて、あまり時代を表していない気がします。

「ロードショー」1974年11月増刊号Joy

 と脱線しましたが、前回の夏休み増刊号が珍しいカラー画像ばかりで構成されていたのに対して、今回はカラーもモノクロもほとんどがどこかで見たものばかり。

 最初の「マイ・フェア・レディ」の画像は初公開当時の「スクリーン」だか「映画の友」だかの特集で載っていた画像なので、僕には全然珍しく無いのですが、もしかしたらこれは他の人には珍しいものかも。

 次ページからのモノクロの「緑の館」「パリの恋人」「麗しのサブリナ」、そして50〜51年ごろの英国での宣伝写真はどれも全然珍しくないですね。

 その次のカラーの1959年ごろのポートレートはこれらの中ではちょっと珍しい方ですが、それでも何かには収録済み。


「ロードショー」1974年11月増刊号Joy

 次の「ティファニーで朝食を」2点はどちらも平凡の極み。

 それらの中で、唯一いまでもレアと言えるのがその次の「パリで一緒に」の画像。
 もうこの号はこの画像だけでもっている!!と言っても過言ではないくらい。他のどの写真集にも収録されていません。

 昔からオードリーの写真集というと、作品の人気度によってページ数が変えられていたりするんですが、そうすると「ローマの休日」「ティファニーで朝食を」なんかはもう見飽きた画像ばかりになってしまうんですよね。
 新しい写真集を買ったのに、内容は今まで買ってたのと同じようなもの…みたいな。

 編集してる人も別にコアなオードリー・ファンではなさそうなので、他の写真集に載ってるとか知らなくて、また同じ画像を使ってしまうという悪循環。


「ロードショー」1974年11月増刊号Joy

 なので最近は平凡写真集ばかりが出版されてるんですよね。そんなの、コアなオードリー・ファンには売れませんって。

 でも「パリで一緒に」なんかはあまり載ってないので、逆にこういう新鮮な画像が残ってるわけですね。

 「パリで一緒に」は初公開当時の映画パンフレットはモノクロページばかりだったのでカラーが載ってなくて、72年リバイバルではカラーページはあるものの、載ってる画像は映画そのままのキャプチャー画像ばかり(しかも粗い)という有様だったので、本当のカラーはほとんど日の目を見てないんですよね。

 だから「妖精の詩」という写真集は、それまで見たことのない「パリで一緒に」のカラー画像を大量に載せてくれていて(それ以外もレアもの画像ばかり)、他に類を見ない超優秀写真集に仕上がっていたんですけどね。

「ロードショー」1974年11月増刊号Joy

 もったいないのは「妖精の詩」は色校正までコート紙で進められていたのに、印刷する際に編集者の許可なくマットコート紙に変更されてしまい、色目が濃くなってしまった、ということがあったそうです。

 この「Joy」でも、モノクロページは黄色くなっているのに、カラーページはコート紙だったおかげでほとんど変色していません。コート紙強し!

 最後の「シャレード」画像も残念ながらよく見るものですね。

 まあ表紙に書いているように“読んでそれからピンナップ!”な雑誌なので、文章はほとんどありません。オードリーのページにも、最初の「マイ・フェア・レディ」のカラーで2行ほど書かれてるだけです。

 というわけで、見るだけの号なのですが、その見る部分も今号はちょっと不完全燃焼でした。

おすすめ度:★★(「パリで一緒に」の画像だけが取り柄)



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この記事へのコメント
 みつお様、「ロードショーJOY」は存在すら知らなかったのですが、表紙(裏表紙?)の十大スターの右上にピーター・フォークがいるのに微苦笑しました。

 まあ長年の下積みから「コロンボ」でスターダムにのし上がった頃ですから。それでもドロン、レッドフォード、ジェンマに比べるとやや異彩を放ってはいますが。五十代以降で主演作品が増えたのも。

 そう言えば’80年代前半だったか、某女優が自殺未遂騒ぎを起こし、海外旅行中でその当事者と目された某歌舞伎役者が帰国の際に主演作のプロモで来日するフォークと同じ便だったとか。成田で居並ぶ報道陣を自分の出迎えかと思いご満悦だったフォークはそうでないことに気づき、落胆するかと思いきや囲み取材を受けていた歌舞伎役者に近づき握手を求めたとやら。何かアドヴァイスしたかは定かでありませんが。

 全くオードリーと無関係のヒマネタで申し訳ありません(^_^;)。
Posted by Edipo Re at 2024年07月12日 15:51
「刑事コロンボ」、このころに流行っていたんですね。
確かに他の男優さんが、イケメン、カッコいいの並びなのに、ピーター・フォークだけ毛色が違いますよね笑。
でもそれらの大人気イケメン俳優に伍する人気があった、ということですね。
最近デアゴスティーニかどこかで、週刊「刑事コロンボ」も出てましたね。

それと、ピーター・フォークの面白いエピソードをありがとうございます!
全然知らなかったですよー。
Posted by みつおみつお at 2024年07月13日 17:48
 みつお様、もう少し悪ノリにお付き合い下さいませ。

 この際実名で行きますが某女優とは水谷良重(現・二代目八重子)で、自宅マンションで何故か錯乱して窓から身を投げたと。ところが幸か不幸か部屋は二階で植え込みがクッションになり何事も起きず、今度は自らクルマを駆って飛び出そうとして事故り、ようやく警察が駆けつけたんだとか。

 その後事情聴取を経て外遊中だった不倫相手の初世尾上辰之助の名がマスコミに漏れ、直後の帰国時の成田での騒ぎとなったと記憶しております。

 何故こんなしょうもないことを記憶しているかと申しますと、その少し前に良重女史とは仕事がらみでお目にかかる機会があり、かなり印象的な方であったので。また夭折された辰之助丈は学校の先輩でしたから。

 ピーター・フォークが以上の事情を全て知った上で握手を求めたかは定かでありませんが、苦労人らしいふるまいだったのかも?重ね重ね失礼しました(^_^;)。
Posted by Edipo Re at 2024年07月13日 18:50
そのようなことがあったとは、全く知らなかったのでググってみたら84年のことだったようですね。
よく覚えてる時期なのに、全然知らなかった!

でもその時にピーター・フォークはなんで来日してたんでしょうね?
もうコロンボも終わってそうですけどねー。

コロンボと言えば、ウィリアム・シャトナーやレナード・ニモイのスタトレメンバーもゲストで出てるんですよね。
シャトナーなんかは2回、別の役で出てたようです。
Posted by みつおみつお at 2024年07月13日 23:31
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