2007年10月06日

有楽座・日比谷映画劇場「さよならフェスティバル」パンフレット

有楽座・日比谷映画劇場「さよならフェスティバル」パンフレット　1984年10月、オードリーの映画とも縁が深かった東京の老舗の大劇場が2つ閉館しました。
　有楽座と日比谷映画劇場…どちらも東宝のチェーンマスターの映画館で、キャパシティは1572席と1730席。今は無き1500席以上の巨大劇場だったんですね。
　もちろん日本で最も格が高いとされた劇場たちです。

　僕のイメージでは、有楽座は70ｍｍも上映できる大作映画向き、日比谷映劇は垢抜けた映画のための映画館だったように思えます。

　オードリーの映画では過去に有楽座で「緑の館」「マイ・フェア・レディ」、日比谷映画劇場では「ローマの休日」「麗しのサブリナ」「尼僧物語」が上映されました。

　このさよならフェスティバルでは「アラビアのロレンス」「風と共に去りぬ」「第三の男」などに混じって、オードリーでは「ローマの休日」が上映されました。

有楽座・日比谷映画劇場「さよならフェスティバル」パンフレット　これ、でもすごい豪華パンフレットです！総ページは72ページ。あまりにページ数が多すぎて、中綴じ（半分に折ってホッチキスで留める製本方法）が出来ずに、無線綴じ（背の部分に糊を塗って、表紙に引っ付ける製本方法）になってます。

　巻頭8ページは過去に上映した作品のパンフレットが載っていて、本文では淀川長治さん・双葉十三郎さん・小森のおばちゃまたち総勢7人のこの2館に寄せる文章。

　そのあとさよなら上映作品の紹介が見開き2ページずつあって、上映史と上映作品のリストが載っています。

　でも、本当にさすが本命版パンフレットを出してきた有楽座と日比谷映画劇場ですね！こんな豪華なパンフを最後に出せるなんて！
　神戸の阪急会館の閉館の時にもこんなパンフを出して欲しかったなー。

レア度：なし。



タグ ：ローマの休日　パンフレットパンフレットローマの休日複数作品パンフレット

同じカテゴリー（ローマの休日）の記事
 1982年〜84年 神戸名画サロン (2024-07-28 18:00)
 「ローマの休日」日本公開70周年記念、「映画の友」1954年5月号の紹介 (2024-04-26 18:00)
 「ローマの休日」上映直前　月刊「パラマウント」1954年4月号 (2024-04-04 21:00)
 今年はTCエンタテインメントさんの吹替版「ローマの休日」上映！ (2024-03-01 18:00)
 「ローマの休日」公開前夜　月刊「パラマウント」1954年3月号 (2024-02-09 18:00)
 日本で最初のオードリーの表紙！「パラマウント」1953年12月号 (2023-11-02 20:00)

Posted by みつお at 15:00│Comments(8) │ローマの休日
このBlogのトップへ
この記事へのコメント
こんばんは～～(^^)v

全７２ページとは凄いですね！
パンフレットと言うよりも、立派な「書籍」みたいな
感覚でしょうか？
数年前からパンフの収集はしてませんが、
このパンフは非常に興味あります。
機会があったら購入して見ようかな～～～
Posted by ゴマちゃん at 2007年10月07日 19:25
ゴマチャンさん、そうなんですよー！
72ページで、冒頭のほうはカラーページも！
ちょっとした資料本状態になってます。

決して高価なパンフでもないわりには充実の内容なので
購入をしてもいいかもしれないですね。（^^
Posted by みつおみつお at 2007年10月08日 14:38
先ほど、６００円のお手頃価格で売っていた古書店が
有ったので、迷わず購入手続きをしました！
明日発送して頂けるとの事なので、今からワクワクです(^^)v
Posted by ゴマちゃん at 2007年10月08日 18:51
わお！ゴマチャンさん、とうとう買ったんですね！
久々のパンフレット、ゴマチャンさんも気に入ってくれるといいなぁ～。

また届いたら感想聞かせてくださいねっ！（^-^
Posted by みつおみつお at 2007年10月10日 21:02
数日前に届きまして、じっくりと読んでました。
最初の方のカラーページには初めて見る
チラシやプログラムが一杯で久々に感動です！

あと、双葉十三郎が思い出を語っているページに
載っている日比谷映画の写真、
「この映画館の中にはチラシが・・・」と考えると、
リアルタイムでこの時代に映画館へ行かれた方が
実に羨ましい限りです！！^^;

また、多くの名作を劇場で見られたなんて、
この時代を知らないビデオ鑑賞世代の僕には
物凄ーーーい不思議な感覚でもあります(^^)
Posted by ゴマちゃん at 2007年10月15日 02:00
ゴマチャンさん、届きましたかーっ！
気に入っていただけたようで…。（^-^

確かにこの写真の時代、当たり前のように名作映画が劇場で観れたんですよね！
よく考えたら当然のことなんですけど、今となっては不思議感覚。
チラシもきっとビックリするくらい当たり前に置いてあったんでしょうねー。

ゴマチャンさん、あの時代に戻れるなら何のチラシを一番取ってきたいですか？
64年の「鎖の大陸」を上映中の有楽座ならいいですね！
そう、「マイ・フェア・レディ」の1つ前の作品です！
きっと当たり前のように「マイ・フェア・レディ」が置いてありますよーっ！

同じ東宝系の劇場のチラシもあっただろうし、
ゴマチャンさんならなんの作品のチラシが一番欲しいですか？
やっぱクリント・イーストウッドのものですか？
Posted by みつおみつお at 2007年10月15日 20:42
＞ゴマチャンさん、あの時代に戻れるなら何のチラシを一番取ってきたいですか？

そうですね・・・何もかも欲しいですが・・・^^;
でも、やはり「マイ・フェア・レディ」の有楽座の
美しい色彩のが欲しいです！！
オードリー作品の中では一番綺麗なチラシなので
絶対欲しい一枚です！


＞クリント・イーストウッドのものですか？

「夕陽のガンマン」日比谷映画のチラシは持っているので
取り敢えずイーストウッドのチラシは満足かなぁ。
Posted by ゴマちゃん at 2007年10月16日 21:10
そういえば「マイ・フェア・レディ」有楽座チラシっていくつも種類があったんでしたね！
でも結局最後はオードリーのチラシに戻ってきてくれるなんて、
さっすがゴマチャンさんです～！（^-^

ぜひぜひ「マイ・フェア・レディ」は全種類、
オードリーを愛するゴマチャンさんの物になって欲しいです！
Posted by みつおみつお at 2007年10月16日 22:17
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
＜ご注意＞
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
このページの上へ▲