2008年03月02日
「オードリー・ヘップバーンのおしゃれレッスン」大橋 歩 著
イラストレーターの大橋 歩さんがかわいいオードリーのイラストで綴るおしゃれレッスン。それがこの本です。
僕の持っているのは2005年に集英社文庫から出た文庫版ですが、これは1993年に単行本で出てたんですよね。
もちろん1993年の時もこの本の存在は知っていたのですが、中身を見てオードリーの画像がないので(イラストレーターの本なので当たり前なんですが…)、当時は買わなかったんですが、文庫になって買いやすくなったので、この機会にと思い購入しました。
で、読んで思ったのは、“よくまあここまでファッションを観てくださったなあ~!”ってこと。女性ならではの視点で、オードリーの衣装を解説してくださってます。
僕も読んでてそこまで頭が回ってないので、“ほうほう!へえへえ!”って思いながら読んでました。
「昼下りの情事」や「麗しのサブリナ」はモノクロ映画なので、考えて色を付けてくださってます。現存するカラー画像で見ると本当の色は違う物もあるんですが、大橋さんの付けた色目もまた素敵。
「パリで一緒に」の最初に出てくるうぐいす色のスーツが、この文庫では黄色になってるのが気になりました。でもきっと大橋さん、印刷で出しにく~い、微妙にグリーンの入った色(この文字色の、もっと黄色味が強い色)を付けてらしたんじゃないかなーと。(^^;;
おそらく大橋さんはグリーンで描いたのに、印刷工程で色が変わってしまったんだと思ってます。
文章であれっ!?と思ったのは“プライベートな写真を見ると、特別におしゃれでセンスがよい人には思えない。”というくだり。
いや、別にそれを批判、とかいうことは全然なく、このようなことを「オードリー ファッション物語」という写真集を出した原 由美子さんも書いていたこと。
ただし、原 由美子さんは過去にそう思っていただけで、「オードリー ファッション物語」では逆にオードリーを知るにつれてそれは誤りで、やはりセンスがいい人だとわかった、と書いておられます。
とりあえずオードリーって、プライベートではそういう印象を与えてしまうのかなー、と。原 由美子さんは前言撤回してますけど、大橋 歩さんの意見は93年のまま。
こういう対照的な意見があるのが面白いな~と思ったんですよね。
実際のオードリーはどうだったんでしょうねー。みなさんはどう思います?
オススメ度:★(オードリーの画像はないので、そこを納得して買ってください。)
僕の持っているのは2005年に集英社文庫から出た文庫版ですが、これは1993年に単行本で出てたんですよね。
もちろん1993年の時もこの本の存在は知っていたのですが、中身を見てオードリーの画像がないので(イラストレーターの本なので当たり前なんですが…)、当時は買わなかったんですが、文庫になって買いやすくなったので、この機会にと思い購入しました。
で、読んで思ったのは、“よくまあここまでファッションを観てくださったなあ~!”ってこと。女性ならではの視点で、オードリーの衣装を解説してくださってます。
僕も読んでてそこまで頭が回ってないので、“ほうほう!へえへえ!”って思いながら読んでました。
「昼下りの情事」や「麗しのサブリナ」はモノクロ映画なので、考えて色を付けてくださってます。現存するカラー画像で見ると本当の色は違う物もあるんですが、大橋さんの付けた色目もまた素敵。
「パリで一緒に」の最初に出てくるうぐいす色のスーツが、この文庫では黄色になってるのが気になりました。でもきっと大橋さん、印刷で出しにく~い、微妙にグリーンの入った色(この文字色の、もっと黄色味が強い色)を付けてらしたんじゃないかなーと。(^^;;
おそらく大橋さんはグリーンで描いたのに、印刷工程で色が変わってしまったんだと思ってます。
文章であれっ!?と思ったのは“プライベートな写真を見ると、特別におしゃれでセンスがよい人には思えない。”というくだり。
いや、別にそれを批判、とかいうことは全然なく、このようなことを「オードリー ファッション物語」という写真集を出した原 由美子さんも書いていたこと。
ただし、原 由美子さんは過去にそう思っていただけで、「オードリー ファッション物語」では逆にオードリーを知るにつれてそれは誤りで、やはりセンスがいい人だとわかった、と書いておられます。
とりあえずオードリーって、プライベートではそういう印象を与えてしまうのかなー、と。原 由美子さんは前言撤回してますけど、大橋 歩さんの意見は93年のまま。
こういう対照的な意見があるのが面白いな~と思ったんですよね。
実際のオードリーはどうだったんでしょうねー。みなさんはどう思います?
オススメ度:★(オードリーの画像はないので、そこを納得して買ってください。)
Posted by みつお at 16:00│Comments(2)
│批評・評論など
この記事へのコメント
かわいらしくシンプルでカラフルなイラストが印象的ですね。
後姿にも言及されているところなんかもさすが~です。
ホント、オードリィスタイル全盛期ってバックスタイルも独特ですもんね。
「パリで一緒に」の淡い若草色(オードリィは青りんご色と言っていたっけ)
スーツの色は、確かにあれぇ~?ですよね。
僕は大橋さんがVHSで確認しながら描いていたためなのかな~?と。
ただイラストの独特の黄緑色(ライムですよね)は、
あれはあれで綺麗で、ちょっと「パリの恋人」の帽子のリボンを想起させました。
それ以上に疑問だったのは、「シャレード」のクライマックスのコート。
あれってベージュでしたぁ?
最初にTVで観たとき、綺麗な山吹色だなと思いましたが、
むしろオレンジ色(というか黄桃か杏っぽい)ではありませんか?
どーしちゃったんだろう?って妙にひっかかりました。
オレンジ色といえば、本文の中で「パリで一緒に」のオレンジ色サマー・ドレスの
紹介記事で、“オレンジ色はティファニーで朝食をのコートで登場済みだから
唐突ではない・・・”みたいな記述があって、はて?と疑問に・・・。
あ、ホリーとポールのマンハッタンデートにおけるあのコートか、
でもあれも僕にはオレンジ色には見えず・・・??状態。
カラーってその時々のプリントやスチールで様々ですもんね。
尚、このコートの色ですが・・・・
オードリィ・バービー人形によれば、ブラッド・オレンジ色になっておりました。
タイムレスオードリー展(だったかな?)の展示で本当の色彩が判明したときは、
超嬉しかったです。確かに分類上ではオレンジ系かなぁ。
オードリィのカジュアルについては・・・
ローマ主婦時代においては、確かにビミョーではありますね。
でもリズのように開き直ることもなく、一定の品は保ってあって、
特にお洒落感はなくとも、お粗末さはなかったと思います。
後姿にも言及されているところなんかもさすが~です。
ホント、オードリィスタイル全盛期ってバックスタイルも独特ですもんね。
「パリで一緒に」の淡い若草色(オードリィは青りんご色と言っていたっけ)
スーツの色は、確かにあれぇ~?ですよね。
僕は大橋さんがVHSで確認しながら描いていたためなのかな~?と。
ただイラストの独特の黄緑色(ライムですよね)は、
あれはあれで綺麗で、ちょっと「パリの恋人」の帽子のリボンを想起させました。
それ以上に疑問だったのは、「シャレード」のクライマックスのコート。
あれってベージュでしたぁ?
最初にTVで観たとき、綺麗な山吹色だなと思いましたが、
むしろオレンジ色(というか黄桃か杏っぽい)ではありませんか?
どーしちゃったんだろう?って妙にひっかかりました。
オレンジ色といえば、本文の中で「パリで一緒に」のオレンジ色サマー・ドレスの
紹介記事で、“オレンジ色はティファニーで朝食をのコートで登場済みだから
唐突ではない・・・”みたいな記述があって、はて?と疑問に・・・。
あ、ホリーとポールのマンハッタンデートにおけるあのコートか、
でもあれも僕にはオレンジ色には見えず・・・??状態。
カラーってその時々のプリントやスチールで様々ですもんね。
尚、このコートの色ですが・・・・
オードリィ・バービー人形によれば、ブラッド・オレンジ色になっておりました。
タイムレスオードリー展(だったかな?)の展示で本当の色彩が判明したときは、
超嬉しかったです。確かに分類上ではオレンジ系かなぁ。
オードリィのカジュアルについては・・・
ローマ主婦時代においては、確かにビミョーではありますね。
でもリズのように開き直ることもなく、一定の品は保ってあって、
特にお洒落感はなくとも、お粗末さはなかったと思います。
Posted by まる at 2008年03月04日 00:24
おそらく、色が“あれ?”って思うのは、
きっと大橋さんの色が印刷に不向きな色だったんですよ、きっと。(^^;
日本の印刷インクってのは、綺麗な色が苦手ですからね。
「ティファニーで朝食を」のコートは僕はオレンジ、だと思ってましたけど…。
確かに濃い目のオレンジ、というか朱色に近いですよね。
でも確かにカラー写真の発色は変わりますもんね!
それと、タイムレス・オードリー展で「ティファニーで朝食を」のコート、
出てましたっけ?あれ~印象にないな~。(^^;A
なんか私のスタイル展ではあったようなんですけど、
別の色が展示されてたかも…とは思うんですけど。
オードリーの普段着の洋服は、
「ローマの休日」以前はちょっと微妙ですよね。
垢抜けてない感じがします。
でもこれはまだお金がなかったからかもしれないですし。
で、「ローマの休日」~「暗くなるまで待って」の時期は
普段着もかなりオシャレ!
映画で磨きのかかったセンスを活かしているって感じですよね。
で、問題の70年代ですが、
「ロードショー」などのスナップを見ると、ちょっと“え??”ってものが
ありますよね。(^^;;;
オードリー、目立たないようにしてるつもりなのか、
70年代前半&イタリアという時代と場所が
今見てオシャレなものを売ってないのか…。
あるいはルカの子育てが楽しくて、
洋服に無頓着になっちゃったのか…。
「ロビンとマリアン」前後になるとまたオシャレなんですけどね。(^^;
きっと大橋さんの色が印刷に不向きな色だったんですよ、きっと。(^^;
日本の印刷インクってのは、綺麗な色が苦手ですからね。
「ティファニーで朝食を」のコートは僕はオレンジ、だと思ってましたけど…。
確かに濃い目のオレンジ、というか朱色に近いですよね。
でも確かにカラー写真の発色は変わりますもんね!
それと、タイムレス・オードリー展で「ティファニーで朝食を」のコート、
出てましたっけ?あれ~印象にないな~。(^^;A
なんか私のスタイル展ではあったようなんですけど、
別の色が展示されてたかも…とは思うんですけど。
オードリーの普段着の洋服は、
「ローマの休日」以前はちょっと微妙ですよね。
垢抜けてない感じがします。
でもこれはまだお金がなかったからかもしれないですし。
で、「ローマの休日」~「暗くなるまで待って」の時期は
普段着もかなりオシャレ!
映画で磨きのかかったセンスを活かしているって感じですよね。
で、問題の70年代ですが、
「ロードショー」などのスナップを見ると、ちょっと“え??”ってものが
ありますよね。(^^;;;
オードリー、目立たないようにしてるつもりなのか、
70年代前半&イタリアという時代と場所が
今見てオシャレなものを売ってないのか…。
あるいはルカの子育てが楽しくて、
洋服に無頓着になっちゃったのか…。
「ロビンとマリアン」前後になるとまたオシャレなんですけどね。(^^;
Posted by みつお at 2008年03月06日 12:14