2008年04月09日
「暗くなるまで待って」1987年リバイバルチラシ
日本ヘラルドが85年「噂の二人」を皮切りに続々とオードリー映画のリバイバルを始めて、オードリーの大ブームが起こったので、“オードリーは稼げる!”ってんでワーナー・ブラザーズが便乗リバイバルしたのがこの「暗くなるまで待って」。
本当はワーナーは「マイ・フェア・レディ」をリバイバルしたかったでしょうが、それは1986年に既に日本ヘラルドによってリバイバルされてましたしね。
それにこの時期、「マイ・フェア・レディ」はCBS/FOX からビデオが出てましたし、ワーナーは権利を持っていなかったのかもしれません。
ま、事情はどうあれ、ファンにとってはリバイバルしてくれたことが嬉しいわけで。
「暗くなるまで待って」は71年リバイバルのあともずっと権利が残っていたようで、このリバイバルが来るまでも各地の名画座でかけることの出来る唯一のオードリー映画だったんですよね。
でもそのフィルムはあまりに使い回しすぎで、状態はボロボロ。ブチッ!ってシーンは飛ぶし、一番ヒドイ時のはフィルムの巻の順番を間違えて上映されたこと!
突然晩のシーンになったかと思うと、また夕方のシーンに戻ってるし!なんじゃいこれ!って怒り狂いましたよ、ホンマ。
そんなんじゃこの映画の良さはわかろうはずもなく…。
なので、新しいフィルムでリバイバルされて、本当に嬉しかったです!
以前86年リバイバルの「パリの恋人」チラシで書いたように、「パリの恋人」を見に行った劇場で既に「暗くなるまで待って」の上映予告でポスターが貼ってあったんですよね!
ほんとに当時は次々オードリーの映画がリバイバルされて、ファンにとっては幸せな時代だったんだなーって。
さて、表のデザインはいつもながらのもの。海外ではそうではないんですけど、日本で「暗くなるまで待って」と言えばこれ!みたいな。
同じ1987年リバイバルのポスターが題名が金色で刷られていたのに対して、こちらは紫。
中身を読むと、1968年や1971年の公開の時に書いてあったことをそのまんまベースにしてるだけ。
リチャード・クレンナなんて、当時だったら「ランボー」シリーズの方がよっぽど馴染みがあるだろうに、いまだに「砲艦サンパブロ」で紹介されてるし。
しかも過去の公開当時に記述のなかったことを頑張って付け足したら、 “オードリーのファッションはジバンシー” なんて大ウソ書いて裏目に出てる。(^^;A
本家ワーナー・ブラザーズの公開なんだから、もちっとしっかりして欲しいですよね~って感じなんですが、なんか憎めないというか、好きなチラシです。(^^
絵柄お気に入り度:★★★