2007年03月04日

復刻版の見分け方…「パリの恋人」86年リバイバルパンフの場合

復刻版の見分け方…「パリの恋人」86年リバイバルパンフの場合 さて、こちらは一昨日紹介した1957年初版スカラ座を基にした復刻版です。

 これは「パリの恋人」の1986年リバイバル時にヘラルド・エンタープライズによって作られました。内容は日比谷スカラ座のそのままなんですが、やっぱり復刻版だと明記しないで売られることもあるので、簡単な見分け方を…。

 表紙を見てください!右上に大きなシミがありますね?これが復刻版です!
 これも基にした本物のパンフにこういうシミがあったんでしょうけど、そのまま原稿になったため、そのオリジナルにあったシミまで印刷された、というわけです。

 一見本当にシミがついているように見えますが、実際にはルーペなどで拡大して見ると、このシミまで印刷であることがわかります。

 また見分け方が他にもあります。印刷では、紙を断裁する時に多少ズレても紙の白地が出ないように「ぬりたし」という余分が必要ですが、復刻版は断裁し終わったパンフそのものが原稿になるため、少し拡大しないとその余裕が作れません。
 この「パリの恋人」復刻版では少し拡大したために、オードリーの帽子の左端がパンフからはみ出てしまってます。

 これら2点を気をつければ見分けるのは非常に簡単です!くれぐれも復刻版を高額で手に入れないよう、気をつけてくださいです。(^-^

レア度:なし(しかも復刻版なので、何十年持ってても価値は出ません。本物は高いから買えないけど、内容を知りたい!という方用。)



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Posted by みつお at 00:00│Comments(0)パリの恋人
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