2021年02月20日

「ローマの休日」マハラジャ チラシ

「ローマの休日」マハラジャ チラシ 今日はバブル時代の高級ディスコ“MAHARAJA(マハラジャ)”の大阪梅田のD.D.HOUSE店のチラシの紹介。
 片面印刷で、裏は白。コート紙です。

 バブル時代のディスコというと今は“ジュリアナ東京”が一般的には有名かと思いますが、実は“ジュリアナ東京”はバブル崩壊後にできたディスコ。
 リアルでバブル時代に現役で有名だったのは何と言ってもこっちの“マハラジャ”ですね。

 “マハラジャ”はドレスコードがあったり、黒服が居たり、VIPルームがあったりとかってなんか高級なイメージでしたね。
 まあこれは“マハラジャ”本体ではなく、そこでやるパーティーの主催者のチラシのようですが。

 でもなんでそんなところがこんなオードリーを使ったチラシを???って思いますよね。
 チラシを読んでも全然オードリーとは関係ありません。
 しかもどうやら写真は無断で使っている様子。著作権マークが見当たりません。

 日付を調べると1987年のようです。

 この時期というのはバブル寸前の日本が最も活気があってお金もあった頃。
 なのでこういう高級ディスコがあったというのもうなずける話なんですが、この時期はというと僕がこのブログで何度も書いてきたように、実はオードリーの再ブームが起こっていた頃とも合致してるんですよね。

 1985年に始まった日本ヘラルド配給のオードリー作品の続々リバイバルで、急速にオードリーの人気が復活!
 1987年にはハウス食品の清涼飲料水“It's”のCMで「ローマの休日」の一部が使われたり、雑誌“スクリーン”でも人気投票で第7位に5年ぶりにベストテン入りして、当時は若い人にもオードリー人気に火がついて、女性雑誌でも “オードリーを特集すれば売れる!”と言われていた時期でした。

 なので、ワンレン・ボディコンのディスコの雄“マハラジャ”とオードリーが同居しててもおかしくない、という時代だったわけですね。

 ちなみに僕がなんでこんなチラシを持っているかというと、別に僕が“マハラジャ”に通っていたというわけではなく、オールディーズの好きな親友がいたので、他の友人たちと一緒にD.D.HOUSEの中にあった“KENTO'S”というオールディーズのライブハウスの店に何度か行ってたからですね。それでたまたま一緒にあった“マハラジャ”のオードリーのチラシを見つけてもらってきたんでしょう。

 そういえば、“KENTO'S”に行った時はいつもアン・マーグレットの「バイバイ・バーディー」をリクエストしてましたが、1回も歌ってくれませんでした。

 実はその時は僕もその曲すら知らなかったんですけど、どんなんかなーと思ってずっと聞いてみたかった曲でした。
 1960年代半ばはアン・マーグレットの人気がすごかったみたいなんですけど、その人気の元が「バイ・バイ・バーディー」だったみたいなので、めっちゃ期待してたんですよね。

 ある時歌手の女性の人がテーブルにまで回ってきてくれたので、なんで「バイ・バイ・バーディー」を歌ってくれないのか(もしかしたらオールディーズじゃないのかもとか)訊いてみたところ、レパートリーになかったみたいでした。そしたら仕方ないですよね〜。

 のちに「バイバイ・バーディー」のサントラの入ったオールディーズのCDを買いましたが、やっぱり映画音楽だからか、オケ(オーケストラ、演奏者)の規模がそこそこ大きいので、そりゃライブ・ハウス向きじゃないよなーって思いました。

 今は調べたらD.D.HOUSEは現存するものの、“MAHARAJA”も“KENTO'S” もなくなっているようですが…。

 まあその友達のおかげで今でもオールディーズは少し聞きますし、オードリーの「オールウェイズ」が1990年に公開されたときにオールディーズの「煙が目にしみる」が主題歌のように流れていてもすんなり入っていけましたし、のちにはたまにカラオケで歌うほどでしたけどね。



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Posted by みつお at 20:00│Comments(8)その他グッズ
この記事へのコメント
20年待った
緑の館
星が丘三越でリバイバル
千種区に新居マンション
近くに住んでいて幸運でした。
Posted by 明智常楽 at 2021年02月22日 02:35
僕なんか40年以上経ちましたけど、「緑の館」も「尼僧物語」も「許されざる者」も劇場では見れていませんよー泣。
Posted by みつおみつお at 2021年02月22日 18:45
私はオードリー再ブームの頃ファンになったのでハウス食品のCMはとても嬉しかったです
It's何度か買って飲みましたねー
それまでオードリーの事は全く知らなかったので少しでも知りたいと思って買ったのが1987年の春頃(何月号か忘れましたが)発売されたスクリーン
それにオードリー特集の冊子が付録についていてリー・トンプソンも一緒だったような
あの付録でオードリーの今までの出演作品を知る事ができました
もう持っていないので残念ですが今でも欲しいなと思える冊子です。
Posted by りりあ at 2021年02月22日 20:31
りりあさん、はじめまして。

https://audreyhepburn.ko-co.jp/e12919.html

↑お話のはこれですよね?
昔の記事なので中身とか全く載せてないんですけど、片面はリー・トンプソンが表紙で、半分ずつでオードリーと分けあってました。
87年6月号(4月発売)の付録でした。

It'sは僕はあんまり飲んでないんですよー。
最初に飲んだ時に「味薄っ!」って思ってしまったので…。
今のいろはすみたいな感じだったんですかね。

80年代後半からのブームでファンになった方も多いですよね。
当時のオードリー映画をやっている映画館は若い女性も多かったです。
Posted by みつおみつお at 2021年02月22日 22:42
返信ありがとうございます。
そう、この冊子です
私にとってはオードリーを具体的に知った最初のものだったので何度も読んでいて大切にしていたのですが
実家に置いておいたらいつの間にか無くなっていました(泣)

この写真を見て「ローマの休日」のオードリーのスカートの色がベージュっぽいというかくすんだピンクなのかなって思ったんです。

It'sは正直まずいと思いました(笑)
だからそれほど飲んでいないのですが
ファンになったばかりのオードリーがCMに出演していたので買っていましたね。

80年代後半のブームはすごかったですよね
昔からファンだった人はどんな気持ちだったのかなと思いましたけど
オードリーがきっかけで1950年~60年代の映画も観るようになったんですよ。
Posted by りりあ at 2021年02月25日 16:20
捨てられてなければ今でも実家のどこかにあるかもしれませんね。
僕も必要な時にオードリーの記事とか見つからなくて、もうどうでもいい時に見つかったりして、くそー!って思います。

「ローマの休日」は、あの本当のカラー写真載ってたんかー!と思ってさっき見てきました。
色褪せてる感じが80年代ですね。今なら画像修正してしまいますもんね。
別の「スクリーン」の号でもあの写真はスカートがベージュというよりピンクっぽく印刷されてたりして、どっちやろーと思ったりしてました。
まあ本来はベージュでしたけどね。
じゃありりあさんはあのスカートがブルーじゃないことはご存知だったんですね。

I t'sはやっぱりまずかったですか!笑
ほぼ水みたいな飲み物でしたけど、ちょっと色は乳白色に濁ってましたっけ?
あの当時はブームで他にもオードリーを使ったCMがいっぱいあったので、僕も全部は把握出来ていません。代表作はもちろん、「パリで一緒に」を使ったCMもありましたし。

僕なんか、70年代後半からオードリーの暗黒時代にファンになってましたから、80年代後半の一大ブームは嬉しかったですよ!
今まで劇場では諦めていた「噂の二人」「いつも2人で」などの作品もリバイバルしましたしね。
もっと前のオードリーとともに時代を歩んだ人はどうだったんでしょうね。

でもオードリーと歩んだお母さん方が娘さんと一緒に映画館に足を運んでくれて、それで若い人たちにもオードリーブームが起きたんだと思ってます。
今午前十時の映画祭でオードリー作品をみてくださっている方は、お母さん世代だけで、娘さんとはいらしてないようなのが80年代とは違うとこですね。

りりあさんのお話であの大ブームを共有出来ることが出来て、なんか嬉しくなってしまいました。
オードリーのおかげで昔の映画も見るようになったというのも素敵ですよね!
Posted by みつおみつお at 2021年02月25日 20:48
あの付録はもう無いと思うんです
山積みといっては大げさですが部屋にスクリーンとロードショーを置いてあって
私がそれみんな捨てていいって言ったので親が処分してくれたのですが
その時、一緒に捨てられたのかなと
でもこの前教えていただいた記事で表紙だけでも見る事ができて嬉しかったし満足しています。

「ローマの休日」のスカートってピンクがかったベージュじゃなかったんですか
調べてみたら落ち着いた感じのベージュなんですね
ベージュっぽい色っていうのは分かっていたのでブルーで色付けされたのを見た時はかなり違和感がありました。

It'sの色は全然覚えていなくてただこの味で売れるのかなと思いましたね
オードリーは海外でもCMで使われていますよね
中国か台湾で午後の紅茶のCMに出ているのを動画サイトで見た事あります。

70年代後半からファンだったとは羨ましいですね
暗黒時代って事はオードリーの人気が落ち着いていた頃だったのでしょうか
私ももっと早くオードリーの事知りたかったです
1987年の初め頃だと思うのですがNHKで「スターの時代」という番組を放送していて
荻昌弘さんが案内役をされていてオードリーも取り上げられるのかなと思って期待していたのですが、イングリッド・バーグマン、マリリン・モンロー、グレース・ケリー、エリザベス・テイラーの4人でがっかりした記憶があります
でも番組自体は充実していて録画して何度も見ていました。
Posted by りりあ at 2021年02月27日 20:48
あ〜、処分してもいいとおっしゃったなら残ってないかもしれませんね。
僕なんかは昔の「スクリーン」とか勝手に捨てられていました。
とりあえずオードリーのところは先に切り抜いていたのが幸いして、まああんまりショックでもなかったんですが…。

2000年ごろの午後の紅茶のCMはブルーでスカートが着色されていましたよね。今、あのスカートがブルーだと思い込んでいる人が多いのは、あれが諸悪の根源だと思っています。
まあ製作した人は単に爽やかにしようと思っただけなんだと思いますが、まさかこんなにいとも簡単に信じ込んでしまう人が世の中に多いとは思いませんでした。
まあだから今でもSNSなんかでいろんなデマを信じる人が多いんでしょうね。

It'sはやっぱりみんな美味しいとは思ってなかったんですね笑。
でも本当にあの時期はいろんなものでオードリーが宣伝に使われていたので、全てオードリー関連のものを買い揃えるのは無理だったので、It'sなんかも無視してた1つですね(まずいから)。
「パリの恋人」の扉のシーンを使ったCMもありましたしね。

75年〜84年の暗黒時代っていうのは、オードリーの人気がなくなって、本当に映画館でオードリーを見るのが困難でした。周りにファンもいないし、辛かったですよー。
荻昌弘さんの番組はもしかしたら2番手の女優さんを集めていたのかもしれませんよ。オードリーは人気が高いので単独であったのかも?
当時は100万人の人気投票っていうNHKの集計でも1番オードリー・ヘプバーン、2番ヴィヴィアン・リーってなってましたしね。
でもヴィヴィアン・リーはともかく、オードリーは今でも人気投票をしたら1位になりそうですよね。
Posted by みつおみつお at 2021年02月28日 00:20
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