2023年03月11日

クレヴィス社 3つめのオードリー展 “AUDREY in Cinema” 開催!



 クレヴィス社が3つ目の展示会を開催することがわかりました。
 その名も “AUDREY in Cinema” 展。公式サイトはこちら

 オードリーの20の映画作品を中心に展示されるようです。

 20作品!?全盛期の16本(「ローマの休日」〜「暗くなるまで待って」)はもちろん、残り4本は「ロビンとマリアン」以降の映画作品でちょうど20本なんですけど、そしたら貴重な「ニューヨークの恋人たち」とかも見れるの??って思っちゃいます。

 でも「素晴らしき遺産」とか「初恋」とかの初期作品を混ぜられてしまう可能性もあるわけで、そうなると「ニューヨークの恋人たち」とか真っ先にカットされそうですよね。この辺、どうなるんでしょうね。

 まずは京都の美術館「えき」KYOTOで4月1日(土)~ 5月14日(日)に開催。
 こちらの公式サイトはこちら

 この美術館「えき」KYOTOはオードリーとよく縁がありますね。
 2004年のオードリーの長男ショーンがやった大規模展示会 “timeless audrey”展もここでやっていました。

 まあでもその時はここの美術館の規模が小さいので、東京で “timeless audrey”展では11のブースがあったのに、展示品が入りきらないため、4つのブースがカットされ、7つしか見ることができませんでしたけどね。

 また同時に同じ題名の3冊目の写真集も発売されます。
 今までも展示会と同時に写真集を発売してきたので、これも展示会の図録の役割を果たすものと思われます。

 今回の展示会の案内がクレヴィス社のサイトにも載っているのですが、メインの画像が「ティファニーで朝食を」のモノクロ(ゲッティイメージズ さんにお借りしている無料の1枚目の画像と同じ)。
 これって本来はめっちゃ綺麗なカラーのはずなんですけど…。

 1974年に出た「デラックス・カラー・シネアルバム」に本来のカラーが思いっきり綺麗な印刷で載っています。
 あと、ジグソー・パズルになった時も美しかった!
 この「デラックス・カラー・シネアルバム」(あるいは改訂版は「決定版 オードリー・ヘプバーン」)は初版から50年経った今でもオードリー写真集の最高峰。

 なんせこの「デラックス・カラー・シネアルバム」があまりにも綺麗なもんで、そのページをそのまま無断でパクって原稿にして、オードリーの写真集を中国スペインが作ってしまうというくらいの優れもの。
 レアでめっちゃ美しい写真たちの宝庫という最高傑作写真集。

 なので、50年前の写真集を超えられずに、最近の写真集の印刷の方がよっぽど汚いのはどういうこと??と思ってしまいます。

 まあ本来のカラーポジを使わず、デジタルデータの画像レンタルとかから借りると、画像が荒れてしまうという裏事情も知ってるんですけどね。

 「デラックス・カラー・シネアルバム」をお持ちのオードリー・ファンならもちろんこれが本当はカラーなのはご存知だと思うのですが。こんなモノクロにされてしまったまがい物がメインてのが情けない!と思ってしまいます。

 クレヴィス社の写真展と写真集は、1つめの「AUDREY HEPBURN オードリー・ヘプバーン」のキャプションが調査不足の間違いだらけの素人感丸出しで、ひでえな…と思っていましたが、2つめの「オードリー・スタイル 飾らない生き方」ではものすごい改善されてて見直しました。

 でも3つめにまたこんなモノクロ化されたものをメインにやるという後退っぷりに少しガッカリ。
 オードリーを詳しく知っていたら、これをメインには絶対しない!

 というわけで、メインで中身が知れるというか、あまり期待できないのやろなーっていうのが見えるのが脱力感。

 オードリーファンのライト層の方が、この画像を見て “素敵ね〜” なんて言ってそうですけど、こんな色が失われたニセモノでそんなこと言わんといて!って思っちゃいます。
 これは本当はオードリーのお肌もめっちゃ美しいカラーなんですよ!って言いたいです。

 「えき」KYOTOの公式サイトでは「昼下りの情事」のカラー画像があるのもわかるんですが、これが裏焼き。
 もー!しっかりしてよ!クレヴィスさん!!オードリーに関わった最初から一体何年経ってるのさ!

 …でもまあやっぱり見に行っちゃうんですけどね。


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タグ :展示会

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