2023年04月08日
「マイ・フェア・レディ」上映応援「ロードショー」1978年カレンダー
さて、今回はゴールデンウィークに「午前十時の映画祭13」でリバイバルが決定している「マイ・フェア・レディ」の応援です!
いよいよ公開が迫ってきましたね!
今回はそんな「マイ・フェア・レディ」の衣装を着たオードリーが載っている、雑誌「ロードショー」の1978年1月号(1977年11月21日発売)の付録の1978年カレンダーの紹介。
それと一緒に前の記事で書いていた“額縁上映”に関しての続報です。
まずは「ロードショー」の付録のカレンダーから。2月がオードリーになっていますね。
実は知っている人は知っているでしょうけど、このカレンダーのちょっと前じゃないかと思うのですが、ライバル誌「スクリーン」では全く同じ画像でB2ポスターの付録をつけていました。
ライバル誌同士が全く同じ画像を使うなんて、これってこの当時この画像がやっと使えるようになったレア画像だからじゃないかと思うのですよね。
毎年オードリーのカレンダーを作っているウイングさんが教えてくださいましたけど、カレンダーを作る時期が来て、権利元に使えるオードリー画像を見せてもらうと、中に数点それまでなかったものが追加されているらしいんです。
ウイングさんはそういうのを選んでいるとおっしゃっていました。
なので、この画像もそれまでは使えなかったけど、1977年頃に使えるようになったんではないかと。
で、2誌とも飛びついちゃったら被ってしまった、みたいな。
でもこのオードリー、「マイ・フェア・レディ」なんですけど、映画では実際にはオードリーは着てない衣装ですよね。
実はこれ、エキストラさん用の衣装。
この衣装を着たエキストラさんは、第2部の本当に最初の最初、大使館でのシーンで出てきます。
オードリーの画像を知っていると、やっぱり出てくると目が行きますよね。
でもこの衣装のエキストラさん、最初は大使館の2階の、階段を上ったすぐのところに立っているのですが、カメラが切り替わって1階から2階へ上る階段の様子が写されると、階段を上ってくる人の中にまたいるんですよね。
まあ、編集するときにそこまでこの衣装に意識してなかったんでしょうね。
そんなところも見つけてしまうのも、この写真のおかげですよね。
オードリーも綺麗だし、お気に入りの写真の1つです。
でもこの写真、僕は見慣れてますけど、確か写真集にはまだ1度も収録されてなかったような…。
見慣れてるけど、実はレアな写真というわけですね。
さて、今回の「マイ・フェア・レディ」上映ですが、そのまま上映してしまうと額縁上映になってしまうというのは前に書きました。
どれくらい小さくなるか、実際にスクリーンに映ったらこれくらいというのを作ってみましたので、どうぞ!
(大きくすると画像が荒れてくるのはこれが写真だからです。実際は4Kリマスターを使うので、荒れません。)
一番大きい黒枠が劇場のスクリーンのサイズです。何も映らないところは当然黒くなります。
上から2016年の “午前十時の映画祭7”の時の「マイ・フェア・レディ」はこれくらいというイメージ。
CBSはテレビ用でビスタサイズのフォーマットに入れてきて、さらに上下左右に黒フチがあったそうなので、ちょっと狭いヨーロッパ・ビスタサイズ(1:1.66)の中に「マイ・フェア・レディ」の70mm(1:2.2)を入れてみました。
うん、確か2015年のリバイバルと2016年の “午前十時の映画祭7”はこんなくらいやった!
真ん中は今回CBSから来たという、“前回よりは改善された”という版での最大面積だった場合です。こちらはアメリカン・ビスタ(1:1.85)の中に左右いっぱいで70mm(1:2.2)を入れるとこんな感じ。
でもこれも“最大だった場合”ですので、実際はもう少し小さくなるかもです。
これが今回ズーム無しで上映されると、こんな感じになるというわけです。
一番下は本来の70mm(1:2.2)をスコープサイズ(1:2.35)に入れていっぱいで上映するとこんな感じで左右に少し黒味が残るだけということがわかります。
もしズーム機能を使って上映されると、このようにスクリーンで上映されます。
どれくらい迫力に違いが出るか、おわかりいただけましたか?
スクリーンの使用率(面積比)では、上から約54%、67%、94%となります。
画面が真ん中にあると黒味が分散されるので、どれだけ小さいかあまりわからないと思うので、今度は左下にそれぞれ寄せてみました。
いかがでしょうか?額縁上映だとなかなか小さいことがハッキリわかるのではないでしょうか?
さて、今回どのように上映されるのか、いくつかの劇場に問い合わせてみました。
返信がまだの劇場もありますので、返信があり次第、随時ここに書き込んで行きますね。
ズーム上映の予定:鯖江アレックスシネマ、高槻アレックスシネマ
額縁上映:TOHOシネマズ全部、大阪ステーションシティシネマ、ミッドランドスクエア シネマ、ミッドランドシネマ 名古屋空港、静岡東宝会館、ジストシネマ和歌山、福岡中洲大洋
ビスタサイズスクリーンで上映(2番目の左右を切った状態。上下に黒帯):ユナイテッド・シネマ橿原、T・ジョイ系列(T・ジョイ新潟万代、こうのすシネマ、広島バルト11、T・ジョイ出雲)
返信待ち:札幌シネマフロンティア
近畿圏の劇場への問い合わせが多いですが、自分が住んでるところなので、すみません。
もしかしたら東宝などのチェーンの場合、ある劇場ではやるけれども、ほかの劇場ではしないということも起こりうるかもしれません。
というのも、一度ズーム機能を使うと次の別の作品の上映までに戻す必要があり、デジタルの映写機を操作できる担当さんの数が少ないところだと、戻せないからだそうです。
皆さんも劇場選びは慎重に、です。もし気になる方は、自分のお近くの劇場に問い合わせた方がいいかと思われます。
僕は最初遠方の鯖江アレックスシネマさんへなんとか行こうかとも思いましたが、高槻アレックスシネマさんでやっていただけるということで、そちらで見ることにしました。
でもアレックスシネマさんはさすが!ですね。昨年、あの大胆な「いつも2人で」独自チラシを作っただけのことはあります!
太っ腹であり、映画への情熱がわかりますよね。すっごい好きになった劇場です!
さて、今回は実際の額縁上映になるとどうなるかで使った画像ですが、昔の切り抜きの中にあったものを使いました。(最後の画像)
これ単独だととても紹介できないものなんですが、こうして使うことによって紹介できてよかった!
実はこれ、裏を見ると英語の問題集の一部なんですよね。
こんなのも残してしまうのが昔の僕のクオリティですね!(いや、今もか?)これは自嘲気味のコメントですよー。
いよいよ公開が迫ってきましたね!
今回はそんな「マイ・フェア・レディ」の衣装を着たオードリーが載っている、雑誌「ロードショー」の1978年1月号(1977年11月21日発売)の付録の1978年カレンダーの紹介。
それと一緒に前の記事で書いていた“額縁上映”に関しての続報です。
まずは「ロードショー」の付録のカレンダーから。2月がオードリーになっていますね。
実は知っている人は知っているでしょうけど、このカレンダーのちょっと前じゃないかと思うのですが、ライバル誌「スクリーン」では全く同じ画像でB2ポスターの付録をつけていました。
ライバル誌同士が全く同じ画像を使うなんて、これってこの当時この画像がやっと使えるようになったレア画像だからじゃないかと思うのですよね。
毎年オードリーのカレンダーを作っているウイングさんが教えてくださいましたけど、カレンダーを作る時期が来て、権利元に使えるオードリー画像を見せてもらうと、中に数点それまでなかったものが追加されているらしいんです。
ウイングさんはそういうのを選んでいるとおっしゃっていました。
なので、この画像もそれまでは使えなかったけど、1977年頃に使えるようになったんではないかと。
で、2誌とも飛びついちゃったら被ってしまった、みたいな。
でもこのオードリー、「マイ・フェア・レディ」なんですけど、映画では実際にはオードリーは着てない衣装ですよね。
実はこれ、エキストラさん用の衣装。
この衣装を着たエキストラさんは、第2部の本当に最初の最初、大使館でのシーンで出てきます。
オードリーの画像を知っていると、やっぱり出てくると目が行きますよね。
でもこの衣装のエキストラさん、最初は大使館の2階の、階段を上ったすぐのところに立っているのですが、カメラが切り替わって1階から2階へ上る階段の様子が写されると、階段を上ってくる人の中にまたいるんですよね。
まあ、編集するときにそこまでこの衣装に意識してなかったんでしょうね。
そんなところも見つけてしまうのも、この写真のおかげですよね。
オードリーも綺麗だし、お気に入りの写真の1つです。
でもこの写真、僕は見慣れてますけど、確か写真集にはまだ1度も収録されてなかったような…。
見慣れてるけど、実はレアな写真というわけですね。
さて、今回の「マイ・フェア・レディ」上映ですが、そのまま上映してしまうと額縁上映になってしまうというのは前に書きました。
どれくらい小さくなるか、実際にスクリーンに映ったらこれくらいというのを作ってみましたので、どうぞ!
(大きくすると画像が荒れてくるのはこれが写真だからです。実際は4Kリマスターを使うので、荒れません。)
一番大きい黒枠が劇場のスクリーンのサイズです。何も映らないところは当然黒くなります。
上から2016年の “午前十時の映画祭7”の時の「マイ・フェア・レディ」はこれくらいというイメージ。
CBSはテレビ用でビスタサイズのフォーマットに入れてきて、さらに上下左右に黒フチがあったそうなので、ちょっと狭いヨーロッパ・ビスタサイズ(1:1.66)の中に「マイ・フェア・レディ」の70mm(1:2.2)を入れてみました。
うん、確か2015年のリバイバルと2016年の “午前十時の映画祭7”はこんなくらいやった!
真ん中は今回CBSから来たという、“前回よりは改善された”という版での最大面積だった場合です。こちらはアメリカン・ビスタ(1:1.85)の中に左右いっぱいで70mm(1:2.2)を入れるとこんな感じ。
でもこれも“最大だった場合”ですので、実際はもう少し小さくなるかもです。
これが今回ズーム無しで上映されると、こんな感じになるというわけです。
一番下は本来の70mm(1:2.2)をスコープサイズ(1:2.35)に入れていっぱいで上映するとこんな感じで左右に少し黒味が残るだけということがわかります。
もしズーム機能を使って上映されると、このようにスクリーンで上映されます。
どれくらい迫力に違いが出るか、おわかりいただけましたか?
スクリーンの使用率(面積比)では、上から約54%、67%、94%となります。
画面が真ん中にあると黒味が分散されるので、どれだけ小さいかあまりわからないと思うので、今度は左下にそれぞれ寄せてみました。
いかがでしょうか?額縁上映だとなかなか小さいことがハッキリわかるのではないでしょうか?
さて、今回どのように上映されるのか、いくつかの劇場に問い合わせてみました。
返信がまだの劇場もありますので、返信があり次第、随時ここに書き込んで行きますね。
ズーム上映の予定:鯖江アレックスシネマ、高槻アレックスシネマ
額縁上映:TOHOシネマズ全部、大阪ステーションシティシネマ、ミッドランドスクエア シネマ、ミッドランドシネマ 名古屋空港、静岡東宝会館、ジストシネマ和歌山、福岡中洲大洋
ビスタサイズスクリーンで上映(2番目の左右を切った状態。上下に黒帯):ユナイテッド・シネマ橿原、T・ジョイ系列(T・ジョイ新潟万代、こうのすシネマ、広島バルト11、T・ジョイ出雲)
返信待ち:札幌シネマフロンティア
近畿圏の劇場への問い合わせが多いですが、自分が住んでるところなので、すみません。
もしかしたら東宝などのチェーンの場合、ある劇場ではやるけれども、ほかの劇場ではしないということも起こりうるかもしれません。
というのも、一度ズーム機能を使うと次の別の作品の上映までに戻す必要があり、デジタルの映写機を操作できる担当さんの数が少ないところだと、戻せないからだそうです。
皆さんも劇場選びは慎重に、です。もし気になる方は、自分のお近くの劇場に問い合わせた方がいいかと思われます。
僕は最初遠方の鯖江アレックスシネマさんへなんとか行こうかとも思いましたが、高槻アレックスシネマさんでやっていただけるということで、そちらで見ることにしました。
でもアレックスシネマさんはさすが!ですね。昨年、あの大胆な「いつも2人で」独自チラシを作っただけのことはあります!
太っ腹であり、映画への情熱がわかりますよね。すっごい好きになった劇場です!
さて、今回は実際の額縁上映になるとどうなるかで使った画像ですが、昔の切り抜きの中にあったものを使いました。(最後の画像)
これ単独だととても紹介できないものなんですが、こうして使うことによって紹介できてよかった!
実はこれ、裏を見ると英語の問題集の一部なんですよね。
こんなのも残してしまうのが昔の僕のクオリティですね!(いや、今もか?)これは自嘲気味のコメントですよー。