2010年01月28日

写真集「Intimate Audrey 1956-1964」

 MOVIXさいたま にて、“午前十時の映画祭” 2/06(土)~2/12(金) 「ローマの休日」、2/13(土)~2/19(金)「昼下りの情事」まもなく上映開始!

 アメリカでは「おしゃれ泥棒2」のDVDが発売されたようです。うらやましいですねー。

写真集「Intimate Audrey 1956-1964」 これは、今月出たばかりの、「Intimate Audrey オードリー・へプバーン写真集 1956-1964」です。

 著者は、キャプションのとんでもない間違いが目立った「AUDREY HEPBURN : Life in Pictures」の編集者でもある、ピエール=アンリ・ヴェーラック。
 サイズはA4のちょっと大きいサイズ。

 発行元の株式会社ブルース・インターアクションズに訊いてみたんですが、この写真集は世界先行発売とのこと。発売されているのは、まだ日本だけ!

 紙質はマット系。最近、マット写真集が多いんですが、これって流行なんでしょうか?
 マットな紙は、表面に凹凸があるので、印刷でムラになりやすいし、経年で紙が黄ばみやすい。しかも黄ばむとすっごく安っぽくなるんで僕は嫌いなんですけどねー。(^^;;;

 さて、内容ですが、見てびっくり!かなり見たことのない画像がいっぱい!!

 これは嬉しいですねー!アマゾンでの内容紹介では平凡な画像ばかりが紹介されていたので、これは絶対平凡写真集の仲間入りかと思っていたのですが、数あるオードリー写真集の中で、かなり個性的な地位を獲得しています。

写真集「Intimate Audrey 1956-1964」 「パリの恋人」のDVDジャケットでは、アメリカのとんでもないデザイナーのせいでサブリナに顔を乗っ取られてしまった、本来のジョーでのステキな画像もあります。(→)

写真集「Intimate Audrey 1956-1964」写真集「Intimate Audrey 1956-1964」






 他にも「尼僧物語」のあたりの画像が多いのも嬉しい!「尼僧物語」の頃の画像はあまり写真集に取り上げられることがないので、こうしてたくさん載っても、珍しいのが多いんですよね。
写真集「Intimate Audrey 1956-1964」 逆に「マイ・フェア・レディ」のページは見たことのある画像が多かったです。

 残念といえば、章の年度の統一が図れていないこと。
 たとえば、「パリの恋人」は撮影中の1956年ということになっているのですが、「尼僧物語」と「マイ・フェア・レディ」はそれぞれ1959年と1964年ということで、これは公開年度。実際には「尼僧物語」は1958年、「マイ・フェア・レディ」は1963年のオードリーですよね。

写真集「Intimate Audrey 1956-1964」写真集「Intimate Audrey 1956-1964」 また、キャプションの明らかな間違いもあります。

 ←ファッションショーのシーンでも登場する衣装の、有名な「パリの恋人」の1956年ポートレートが1961年「ティファニーで朝食を」、

 →メル・ファーラーと2人で撮った「いつも2人で」と「暗くなるまで待って」の間の時期の66年~67年のポートレートが1964年とかって書いてます。

 でもでも、一番残念だと思うのは、明らかにオリジナルはカラーだという画像がすべてモノクロ化されていること!

写真集「Intimate Audrey 1956-1964」写真集「Intimate Audrey 1956-1964」 この2枚とか。

 モノクロの画像は白黒で写ったときに綺麗になるよう、肌の色が白くなるフィルターをかけて撮られてます。

 でもカラー画像は単にモノクロ化したって絶対に綺麗にならないんですよね。
 肌の色があるのにモノクロ化すると、顔が黒くなってしまい、見た目が汚くなります。
 だいたい、せっかくのカラーをモノクロ化って、撮影したカメラマンにも失礼じゃないですか?(^^;

 発行元に伺ったところ、今回のはわざとモノクロ写真集にしたようで、残念なことにそれが裏目に出てしまい、この写真集の価値を大きく下げてしまってますね。
 カラーはカラーで載せていたら、ものすごい好感度が高くなった写真集だったのに…惜しいですね~。
 でも、珍しい画像の数々は一見の価値あり!です。

写真集「Intimate Audrey 1956-1964」 ちなみに、初回限定でポストカードが封入されているということです。
 “いうことです” なんて、まるで買ってないような言い方ですけど、実は僕のところに密林から届いたのにはなんと入ってなかったんです!(T^T
 結局出版元に電話して送ってもらいましたが、届いたポストカードは裸んぼ。本来は本自体シュリンクに入っているそうです…。

オススメ度:★★★




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Posted by みつお at 16:00│Comments(8)日本の写真集
この記事へのコメント
午前十時の映画祭でまた新たなファンが増えるといいですね。
他のラインナップを見ると、結構意外な(?)作品もあるので、
オードリィのも定番を外して別のにしてくれても面白かったかも。
だって正直いって「ローマの休日」って散々リバイバルしてますしね。
それとこの写真集も、やっぱり白黒志向…間違えてると思います。

と、ところでこんな動画見つけました。
http://www.youtube.com/watch?v=k4NhhJGYNn8
90年のゴールデングローブ賞授賞式でのスピーチ
お世話になった監督や共演者名をすごい早口でまくしたてるのは、
何かの伝記で読んで知ってたけど聴いてみたかった。
なるほどこんなんだったのね。
ん?、誰か重要な人が抜けてるぞ。どーしたんだろう?
(元夫や一時的恋人だったあの人ではありません)
Posted by まる at 2010年01月31日 21:33
そうですね、午前十時の映画祭にはとても期待しています!
でも「ローマの休日」と「昼下りの情事」って、正直かぶってる気もします。
こここそ、意外に「昼下りの情事」と「尼僧物語」とか、
びっくり&感激路線で行って欲しかったですよね。
「ローマの休日」は、さすがにリバイバルが最近過ぎて、
感激が薄いです。(^^;;;
この意外路線は次回に期待したいところですね。

それと、この写真集は意外な画像が多いだけ
モノクロ志向が惜しまれますよね。
カラーだったら…いや、言っても仕方が無いんですが。

それと、見てきましたよ~、セシル・B・デミル賞!
確かに笑いが起こってますよね。
抜けているのは…アルバート・フィニーでしょうか?
メル・ファーラーとベン・ギャザラも抜けてますけど。
Posted by みつおみつお at 2010年01月31日 23:17
「いつも2人で」の共演者を抜かすなんて…
R・ワグナーだって呼ばれたのに…
なんかメモらしきものをチラと見てるんで、思いつきではないはず。
共演当時すごくいい感じだったというし、
各種伝記でも、アステアやペックと並んでかなりの比重で取り上げられてるというのに…
後日何かあったんでしょうかね?
それでふと思い出したんですが、ドーネン監督の伝記が出版されて読んだとき、
前書きをオードリィが担当してるんですが、
3作品の思い出と共にアステアとグラントについては言及されていても、
フィニーには全く触れてないんですよ。何か変だなとは思いましたが。
65年のオスカーみたいに、P・ニールの名を出すのをうっかり忘れたくらいのミスだったらまだ救われるけど…謎ですね。

ゲイリー・クーパーの箇所はひときわ声に歓喜が満ちていましたね。
ショーンが母のお気に入りの共演者と書いていたのもわかります。
順番が最初の3作品(戦争と平和)までは監督も共演者も順序通りで、あとはバラバラ。
女性ではシャーリーとリリアンの二人なのはまぁ分かります。
一作品二人なのは、「ローマの休日」(E・アルバートが出るのはちょっと意外でした、でもなんか嬉しい)
「麗しのサブリナ」「昼下りの情事」「噂の二人」それに「暗くなるまで待って」
正直R・クレンナの名が出なかったらどーしようとかいらぬ心配をしました。
(だってペックやペパードと共にプレゼンターとしてすぐ傍にいるわけですから)

でもこういう時って間も限られるしどこで線引きするのか迷うでしょうね。

監督の名は抜けてませんでしたね。
クワイン監督も呼ばれてホッ。
あ、メルが…う~ん元身内だからでしょうか…
Posted by まる at 2010年02月01日 23:52
アルバート・フィニーについて考えていたんですけど、
もしかしてオードリーと何かあった、ってことを各種伝記とかに
言ってたのがオードリーの耳に入ったんでしょうか?
アルバート・フィニー、メル・ファーラー、ベン・ギャザラときたら、
みんなオードリーと実際に恋愛関係にあった人たち…というつながりですよね?
なんか、はずされたことで逆に際立ってますよね、アルバート・フィニー。
アルバート・フィニーとの恋愛は短くて撮影中のみみたいですし、
ベン・ギャザラと一緒で、オードリーは本気だったのに、
アルバート・フィニーが一瞬でオードリーを振ったとか?
あるいは全くの作り話で、それがオードリーの逆鱗に触れた、とかでしょうか。

でも、スタンリー・ドーネン監督の伝記!
僕も読みたいですけど…洋書なんですよねー、きっと。(^^;
スタンリー・ドーネン監督は、その作品の出来から考えて、
映画界でかなり軽視されてるように感じます。
あの洗練されて軽~い感じが、
重々しい作品を作る、世に言う巨匠たちと隔ててしまってるんでしょうか…。
あの粋でおしゃれな感覚は、他の監督にはないすばらしい部分だと思うのですが…。

プレゼンターの左端はリチャード・クレンナでしたか!
それだけ、誰だろう?って思ってたので。(^^ゞ
でも「暗くなるまで待って」はもう一人、エフレム・ジンバリスト・ジュニアの名前が
必要な気もします。
リチャード・クワイン監督は、僕も呼ばれるかどうか、ついじっと聞き耳を
立ててしまいました(笑)。
ま、でも「パリで一緒に」の評判がいまいちなのはオードリーには関係なくて、
オードリーは楽しく仕事できた作品ですもんね。
監督に対しても印象がいいはずです。

メル・ファーラーに対しては…オードリーは抹消したいほどだったんでしょうか。
もう思い出として話せるほどになっていてもおかしくないほど、
年月が経っていますよね。
楽しい思い出もたくさんあるだろうに…
それでは補いきれないほどオードリーには深く傷つけられたことが
あるんでしょうね。オードリーは黙して語らずですけど、
時の流れでも癒せないほどの傷の深さなんですね。
天国ではメルと笑って話せるようになっているでしょうか?
Posted by みつおみつお at 2010年02月03日 21:33
みつおさん、お断りしておきますが…
ドーネン監督伝記、僕の語学力では残念ながら全部読めたわけではないんです。
あくまで前書きですね。そこだけは頑張って訳しました。てへへ・・・
ドーネン監督は、アメリカ監督協会では度々ベストディレクターにノミネートされていたようなので、少しホッとしてます。
97年度にオスカー名誉賞を受賞したときは本当に嬉しかった!(^^)!

一作品二人は「許されざる者」もそうでした。失礼。
でも監督名で、J・ヒューストン抜けてますねぇ。
「暗くなるまで待って」の夫役も要るなら、シュバリエ意外の父親役とか、
「シャレード」のほかの豪華な共演者、二度共演したビアトリス・ストレイト(ちなみにこの方「尼僧物語」では何の役でしたっけ?)
イギリス時代のV・コルテーゼなども…
共演者以外の仲間たち…撮影監督、衣装担当、メイク担当…
20本くらいの主演作でも関わりあった人や才能は大変多くて、
やはり短い時間で紹介しきれないですよね。
オードリィなりの基準があるのでしょう。
でも最後にエージェントのカート・フリングスに対し特別に賛辞を述べたところは感動的でした。

恋愛関係にあった共演者でも、W・ホールデンはセーフなんですね。
傷つけられたというより、どちらかというと申し訳ない思いがあるのかな。
メルへの思いがそれほど重いなんて、ショーンにとっては複雑な心境でしょうね。
Posted by まる at 2010年02月04日 00:10
おろ。ジョン・ヒューストン監督、抜けてましたか。
エフレム・ジンバリスト・ジュニアは、一応主役のひとり
ってことで入れたんですけど…。(^^;;
ビートリス・ストレートは、僕も「尼僧物語」では
何の役だったか印象ないんです。
何か尼僧の1人らしいのですが…。

そういえば、ドーネン監督の「いつも2人で」は
ALL MOVIE で2つも高価値が付けられてましたよね!
歴史的に重要、とかなんとか。

カート・フリングスへの感謝は、
たとえ「愛と哀しみの果て」と「華麗なる相続人」の選択ミスがあっても
大きなものだったんでしょうね。

それと、確かにショーンの立場は微妙だったでしょうね。
ショーンにとっては良き父だったでしょうけど、
お母さんの前では禁句ですもんね。
知らず知らず大人びた子供になってしまうでしょうね。

ホールデンは、オードリーの中では
完全に整理がついているんでしょうね、
ホールデンには悪いけど…みたいな。
Posted by みつお at 2010年02月04日 23:13
まるさんは、どうしてセシル・B・デミル賞受賞スピーチにこだわるのだろう?と思われるのかもしれません。
なんかどうにも後を引くんですよ~。

あ、監督名、R・レスターも抜けてますね、まァこれは当然かな。

オードリィは礼儀正しい人で、もし自伝を書くとしたら自分は真空状態で生きてきたわけではないのだから他の誰かについても書かねばならない、でも自分にはそんな権限はないのだからやはり書けない、そう言って再三の要請にもかかわらず辞退してますよね。
でもショーンも書いていたように、もしも書くとしたらウソはつきたくない性分だったから母はどこまでも正直に取り組んだだろう。でもそれが母には耐えられないことでもあったのでしょう。
そう、とっても正直な人なんですね。

だからこそ、あのスピーチには物凄いドラマが隠されている気がしてならないんです。

ボギーやハリソン、それにシュバリエは、別にオードリィと折り合いが悪かったのではなく、撮影現場に不穏な空気を醸し出したようですし、そうかといって彼らの偉大さは充分に認めているのだと。
ケイリー・グラント!ゲイリー・クーパー!トニー・パーキンス!
(中略)AND…フレッド・アステア!ってひときわ叫ぶときの嬉しそうな表情には格別の愛着が感じられるではないですか。
で、フィニーは無視。う~ん、今まで読んできたことはあくまで他人が書いたこと。本人にとってはまるで違っていたのですね。あ~ショック!
メルを葬り去っているのは、また事情が違っていて、他の共演者のようにほんのひとときの付き合いではなく、深く深く関わり、オードリィ本人が最も不安定だったときも傍にいてくれ(後年は違ったようだけど)、間違いなく大切な人だったのは確実だった。それだけに壊れたときの幻滅は余人には計りしれないほどのものだったんだと胸をつかれる思いがします。
僕だって過去のある時期だけの思い出の中の人って結構美化されてますしね。
呼ばれなかったことはメルの場合、ある意味勲章のようなものだったりして…(なんじゃそりゃ)

ところで…Fifth Avenue, 5 AM ってどんな本なのでしょう?
Posted by まる at 2010年02月06日 01:22
リチャード・レスター監督、オードリーにとっては
最後の代表作の作品の監督なのに…残念ですね。

ハンフリー・ボガートに関してはショーンに言ってましたよね、
レックス・ハリスンは最後はオードリーともうまく行っていたと。
でもシュバリエの件のみは、いまいち信用できないんです。
モーリス・シュバリエを嫌っていたとかって、あの話です。
話は面白くないし、人付き合いは悪かったのかもしれませんが、
それとオードリーが嫌う、ってのは違うような…。
画像で見る限りでは、二人とも楽しそうですもんね。

それに比べて、アルバート・フィニーの件は、
オードリーは公にしたくなかったのに、
アルバート・フィニーがぺらぺら喋ってしまった、
これがオードリーにはカチンときたのかもしれません。
スタンリー・ドーネン監督も匂わせてはいましたが、
これはアルバート・フィニーが喋ってしまったからかもしれませんし。
プライベートを大事にするオードリーなので、
やっぱりそんな喋りな男は好きじゃないのかも(笑)。

メルのことは、一番大事な人だっただけに、
ショックも計り知れないんでしょうねー。

Fifth Avenue, 5 AMは、僕も気になります。(^^;
オードリーの名前を冠しているので、
表紙だけではないと思うのですが…。
Posted by みつお at 2010年02月07日 22:56
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