2022年12月12日
清藤秀人監修写真集「オードリー・ヘプバーンという生き方」
う〜〜〜ん…。
今回は清藤秀人氏監修のオードリーの新しい写真集「オードリー・ヘプバーンという生き方」の紹介。
文章は清藤さんのものではなく、ほかの3人の人が書いているようです。
…なんか色々ビミョーな写真集に仕上がっていました。
清藤さんといえば、今のオードリーに関してなら第一人者!と言いたいので、期待するものは他の人より当然大きくなってしまいます。
でも今回のこの本はこちらの期待を超えられずに、下回ってしまった写真集といった仕上がりになっています。
ちゃんとした本になってるのは嬉しいんです。
でも、なんかどれもこれも中途半端な仕上がり。
“秘蔵写真”と銘打っていたので、清藤さんで秘蔵写真というならめっちゃ期待するじゃないですか!
でも中身はまあ時々知らない画像が出てくるかなー、という程度。
でもこれも僕が清藤さんに期待しすぎたせいなんですよね。
“秘蔵写真もある”と捉えないといけなかったのでしょうが、“秘蔵写真ばかりで構成された”と捉えてしまったんですよね。
そして24ページに載っている「パリの恋人」のカラーのオードリー(2つめの画像)は、最近海外の写真集なんかでは裏焼きが多いんですけど、ちゃんと正位置で掲載されてるやーん!と好感を持ったんですが、48ページの「マイ・フェア・レディ」(3つめの画像)は裏焼きのまま大きく載ってたりしてガッカリ。
他にも37ページの若いオードリーは初めて!「許されざる者」のレア画像(4つめの画像)がある!とかは喜びましたけど、他には着色カラーがあったり、逆にカラー写真がモノクロで掲載されていたりと、玉石混交。「若気のいたり」で使われている画像は「初恋」のものだし…(5つめの画像)。
23ページのジャンパースカートのオードリー(6個めの画像)は着色カラー。着色にしては上手なんですけど、チークの入れ方がいかにも着色。
本当のカラーのオードリーの写真を見るとわかるんですが、オードリーはほぼ頬紅は使いません。
この辺はオードリーに関して調査不足。
この着色カラー写真、2019年のスター・チャンネルの番組で清藤さんが出た時にもバックで使われてました。
その時も気になりましたけど、オードリーのことなんかほとんど知らないスター・チャンネルが選んだのだろうから、まあ仕方ないと思ってましたが、今回は清藤さんが監修してるんですよね?
それとこの写真の載っているページは“黒を着こなすオードリー”っていうページなんですけど、白黒写真を持ってきて“はい、黒です!”って言われてもねー…。
「パリの恋人」のダンスの衣装とか、カラーで黒だってわかっているものならいいんですけど、白黒写真しかない衣装だと、黒かどうかわからないじゃないですか!赤かもしれないし、紺かも濃緑かもしれません。
めっちゃ出来の悪い「週刊オードリー・ヘプバーン」でも白黒写真を持ってきて黒ですって言ってたレベルの低い文章がありましたが(水色のドレスのスケッチを白と黒だと言ってたり)、それと同じ間違いをおかしてます。
それに25ページの「ローマの休日」のドレスを着たオードリー(7つめの画像)も、本来カラーの画像ですけど、ドレスのピンクは着色ですからね。
こういうのはオードリーをよく知らない人が選んできても、監修の清藤さんできっちり排除して欲しいです。
逆に46ページの「尼僧物語」とか、裏焼きになってる「マイ・フェア・レディ」とかは本来カラー。
他にも色々あったけど、71ページのジバンシィと写ってる画像(8つめの画像)も本来カラーだし、この画像は83年のジバンシィショーのための来日時にも使われていた画像だから、そういうのはきちんと取捨選択して欲しかったです。
カラーページで使われているのに、本当に勿体無いです。
清藤秀人さんなら出版業界にいたわけだし、そういう着色か本当のカラーかってのはわかってもらえると思ってたんですが、これも期待が大きすぎるのでしょうかね?
使用している紙も96ページまではマットコート、それ以降97ページから最後の128ページまでは上質紙になってしまいます。
なんでしょうね。カラーもそれ以降は使ってないので、紙代を安くあげるために上質紙にしたんでしょうか。
将来的には上質紙のところは黄ばみそう〜って思っちゃいました。
マットコートもね、最近はこればっかりですけど、カラーでマットコートはやっぱり良くないです。
マットは紙がインクを吸い込んで発色が悪くなってしまうんですよね。
なんで最近はカラーをつるつるのコート紙にしてくれないんでしょうね。
わかりませんけど、コート紙って今は価格が高いんでしょうか?そういえば「SCREEN」本誌とかも昔はコート紙だったのに、今はマットコート紙になってますよね。
オードリーが亡くなった時に出た「妖精の詩」という写真集も、コート紙で色校正まで終わっていたのに、印刷の段階で勝手にマットコート紙に変更されてしまったと、作った方がこちらのブログにいらっしゃって教えていただきました。
そのため「妖精の詩」は紙がインクを吸ってしまって濃く暗く仕上がってしまってます。
僕がオードリーの写真集を出すなら、絶対紙はコート紙にしてもらいます!
まず題名も「オードリー・ヘプバーンという生き方」というのがちょっと…。
山口路子さんに既に「オードリー・ヘップバーンという生き方」という題名がありましたよね。
ヘプバーンとヘップバーンの違いはありますけど、なぜこんな似たような名前にしたんでしょうか???と疑問符3つぐらい僕の頭には付きましたよ。
「オードリー・スタイル」という題名の本もいくつもありますけど、何も過去にあったような名前を付けなくてもええやん、と思いますね。
せっかく自分の本が出せるのに、他人と被るような題名ってとっても悲しいですし、本に対しても失礼な気がします。
さて文章の方ですが、これまたうーん。
今回のこの本でものすごく感じたのはウィキペディアの存在。
文章を書くにあたって、Wikipedia を見て書いたでしょー?って思うことがあちこち。
なんでしょうかね。いかにも Wikipedia を参考にして書きましたっていうのが滲み出てるんですよね。 Wikipedia ってものすごい影響力あるんやなーと最近実感しています。
「いつも2人で」なんて以前は Wikipedia で5回の旅って書かれてて、3回目の記念日の旅が新婚旅行って書かれてたりしたんで、あちこちのサイトで5回だの新婚旅行だのって書かれてたんですよね。
それが6回の旅に変更されて新婚旅行ではなく記念日の旅に変更されると、最近のレビューではちゃんと6回って書かれてますし、過去に5回の旅とか新婚旅行って書かれてたサイトも変更されたりしています。
まあ今でもあんまり管理されてない所だと5回の旅のままになってたりするんですけどね。
この本での Wikipedia のニオイは、オードリーの異父兄の苗字をクアレスと書いているところとか(伝記本でクアレスと書いているのは無い)、「オランダの七つの教訓」と“7”が漢数字になっているのとか(伝記本では1冊しかその表記は無い上に、その本は参考文献として使われていない)、「マイ・フェア・レディ」でジュリー・アンドリュースがスクリーン・テストを断ったこととかを読むと、明らかに Wikipedia の文章から借りているのがわかるんですよね。
まあでも、間違ったことを書かれるより、出典は Wikipedia でも真実に近いことを書かれる方がまだいいんです。
もう一つこの本の文章で疑問を感じた部分がありまして…。
それは「オードリーが愛した日本式の美しい庭園」ってところ。
「オードリー・ヘプバーンの庭園紀行」からなんて、今までのオードリー本では無かったことなので、とても好感を抱きました。
素敵なイラストも添えられていて、この本の白眉はここじゃないか!とも思いました(最後の画像)。
でもこの文章を書いた人は本当に「オードリー・ヘプバーンの庭園紀行」の「日本の庭園」を見たんでしょうか?
見たらわかるんですが、オードリーは西芳寺と真々庵は実際に行って撮影もしてますけど、他の場所にはオードリー出てこないんです。龍安寺は少しナレーション入れてるだけ、他のところに関してはナレーションすら入れてないんですよね。
1990年の来日はとても慌ただしくて、「SCREEN」でさえその来日を知らなかったほど。
かろうじて「マンスリー・ミキハウス」がプレ創刊号でインタビューしてるくらいです。
そこで「オードリー・ヘプバーンの庭園紀行」には無い南禅寺にも行っていたことが判りますけど、龍安寺はじめ、桂離宮や平安神宮など他のお寺や庭園はオードリーは行ってないんじゃないかと思ってるんですよね。撮影スタッフだけが行って撮影しただけ、という。
だからせっかく目の付け所はいいしイラストも綺麗だしで優秀なページなんだけど、オードリーとの関わりという点でちょっと浮いてしまってる感のあるページになってしまってるんですよね。本当に残念。
西芳寺と真々庵だけをもっと掘り下げてたなら良かったんですけどね。特に真々庵はパナソニックの迎賓館で一般公開されてませんから、そっちの方が興味深いですよね。
あと、最後に年表が付いててオードリーの年齢が載ってるんですけど、こういうのって僕はオードリーから見た年表と世間での年表の2段にするべきだと常々思っています。
たとえば、1956年のオードリー年表は「パリの恋人」と「昼下りの情事」に出演26〜27才、1957年2月は「マイヤーリング」出演27才。
世間年表には1957年にまず「マイヤーリング」放映、そして「パリの恋人」「昼下りの情事」公開、ってな感じ。
ここでは1段しか無いので、1957年に「マイヤーリング」「パリの恋人」「昼下りの情事」と載ってて、28才になってます。
オードリーの主観の時間の流れと、世間の時間との区別がきちんとつく人はいいんですけど、一般的にはそうじゃないみたいなので、ネットでは「パリの恋人」が28才とか信じ込んでいる人ばかりですよね。
というわけで、新しいオードリーの本はとっても嬉しいし、目指してる所は良かったんだけど、出来はまあまあというところでしょうか。
オススメ度:★★★(執筆者全員のオードリーに関する知識が一般人の域を超えていないです)
今回は清藤秀人氏監修のオードリーの新しい写真集「オードリー・ヘプバーンという生き方」の紹介。
文章は清藤さんのものではなく、ほかの3人の人が書いているようです。
…なんか色々ビミョーな写真集に仕上がっていました。
清藤さんといえば、今のオードリーに関してなら第一人者!と言いたいので、期待するものは他の人より当然大きくなってしまいます。
でも今回のこの本はこちらの期待を超えられずに、下回ってしまった写真集といった仕上がりになっています。
ちゃんとした本になってるのは嬉しいんです。
でも、なんかどれもこれも中途半端な仕上がり。
“秘蔵写真”と銘打っていたので、清藤さんで秘蔵写真というならめっちゃ期待するじゃないですか!
でも中身はまあ時々知らない画像が出てくるかなー、という程度。
でもこれも僕が清藤さんに期待しすぎたせいなんですよね。
“秘蔵写真もある”と捉えないといけなかったのでしょうが、“秘蔵写真ばかりで構成された”と捉えてしまったんですよね。
そして24ページに載っている「パリの恋人」のカラーのオードリー(2つめの画像)は、最近海外の写真集なんかでは裏焼きが多いんですけど、ちゃんと正位置で掲載されてるやーん!と好感を持ったんですが、48ページの「マイ・フェア・レディ」(3つめの画像)は裏焼きのまま大きく載ってたりしてガッカリ。
他にも37ページの若いオードリーは初めて!「許されざる者」のレア画像(4つめの画像)がある!とかは喜びましたけど、他には着色カラーがあったり、逆にカラー写真がモノクロで掲載されていたりと、玉石混交。「若気のいたり」で使われている画像は「初恋」のものだし…(5つめの画像)。
23ページのジャンパースカートのオードリー(6個めの画像)は着色カラー。着色にしては上手なんですけど、チークの入れ方がいかにも着色。
本当のカラーのオードリーの写真を見るとわかるんですが、オードリーはほぼ頬紅は使いません。
この辺はオードリーに関して調査不足。
この着色カラー写真、2019年のスター・チャンネルの番組で清藤さんが出た時にもバックで使われてました。
その時も気になりましたけど、オードリーのことなんかほとんど知らないスター・チャンネルが選んだのだろうから、まあ仕方ないと思ってましたが、今回は清藤さんが監修してるんですよね?
それとこの写真の載っているページは“黒を着こなすオードリー”っていうページなんですけど、白黒写真を持ってきて“はい、黒です!”って言われてもねー…。
「パリの恋人」のダンスの衣装とか、カラーで黒だってわかっているものならいいんですけど、白黒写真しかない衣装だと、黒かどうかわからないじゃないですか!赤かもしれないし、紺かも濃緑かもしれません。
めっちゃ出来の悪い「週刊オードリー・ヘプバーン」でも白黒写真を持ってきて黒ですって言ってたレベルの低い文章がありましたが(水色のドレスのスケッチを白と黒だと言ってたり)、それと同じ間違いをおかしてます。
それに25ページの「ローマの休日」のドレスを着たオードリー(7つめの画像)も、本来カラーの画像ですけど、ドレスのピンクは着色ですからね。
こういうのはオードリーをよく知らない人が選んできても、監修の清藤さんできっちり排除して欲しいです。
逆に46ページの「尼僧物語」とか、裏焼きになってる「マイ・フェア・レディ」とかは本来カラー。
他にも色々あったけど、71ページのジバンシィと写ってる画像(8つめの画像)も本来カラーだし、この画像は83年のジバンシィショーのための来日時にも使われていた画像だから、そういうのはきちんと取捨選択して欲しかったです。
カラーページで使われているのに、本当に勿体無いです。
清藤秀人さんなら出版業界にいたわけだし、そういう着色か本当のカラーかってのはわかってもらえると思ってたんですが、これも期待が大きすぎるのでしょうかね?
使用している紙も96ページまではマットコート、それ以降97ページから最後の128ページまでは上質紙になってしまいます。
なんでしょうね。カラーもそれ以降は使ってないので、紙代を安くあげるために上質紙にしたんでしょうか。
将来的には上質紙のところは黄ばみそう〜って思っちゃいました。
マットコートもね、最近はこればっかりですけど、カラーでマットコートはやっぱり良くないです。
マットは紙がインクを吸い込んで発色が悪くなってしまうんですよね。
なんで最近はカラーをつるつるのコート紙にしてくれないんでしょうね。
わかりませんけど、コート紙って今は価格が高いんでしょうか?そういえば「SCREEN」本誌とかも昔はコート紙だったのに、今はマットコート紙になってますよね。
オードリーが亡くなった時に出た「妖精の詩」という写真集も、コート紙で色校正まで終わっていたのに、印刷の段階で勝手にマットコート紙に変更されてしまったと、作った方がこちらのブログにいらっしゃって教えていただきました。
そのため「妖精の詩」は紙がインクを吸ってしまって濃く暗く仕上がってしまってます。
僕がオードリーの写真集を出すなら、絶対紙はコート紙にしてもらいます!
まず題名も「オードリー・ヘプバーンという生き方」というのがちょっと…。
山口路子さんに既に「オードリー・ヘップバーンという生き方」という題名がありましたよね。
ヘプバーンとヘップバーンの違いはありますけど、なぜこんな似たような名前にしたんでしょうか???と疑問符3つぐらい僕の頭には付きましたよ。
「オードリー・スタイル」という題名の本もいくつもありますけど、何も過去にあったような名前を付けなくてもええやん、と思いますね。
せっかく自分の本が出せるのに、他人と被るような題名ってとっても悲しいですし、本に対しても失礼な気がします。
さて文章の方ですが、これまたうーん。
今回のこの本でものすごく感じたのはウィキペディアの存在。
文章を書くにあたって、Wikipedia を見て書いたでしょー?って思うことがあちこち。
なんでしょうかね。いかにも Wikipedia を参考にして書きましたっていうのが滲み出てるんですよね。 Wikipedia ってものすごい影響力あるんやなーと最近実感しています。
「いつも2人で」なんて以前は Wikipedia で5回の旅って書かれてて、3回目の記念日の旅が新婚旅行って書かれてたりしたんで、あちこちのサイトで5回だの新婚旅行だのって書かれてたんですよね。
それが6回の旅に変更されて新婚旅行ではなく記念日の旅に変更されると、最近のレビューではちゃんと6回って書かれてますし、過去に5回の旅とか新婚旅行って書かれてたサイトも変更されたりしています。
まあ今でもあんまり管理されてない所だと5回の旅のままになってたりするんですけどね。
この本での Wikipedia のニオイは、オードリーの異父兄の苗字をクアレスと書いているところとか(伝記本でクアレスと書いているのは無い)、「オランダの七つの教訓」と“7”が漢数字になっているのとか(伝記本では1冊しかその表記は無い上に、その本は参考文献として使われていない)、「マイ・フェア・レディ」でジュリー・アンドリュースがスクリーン・テストを断ったこととかを読むと、明らかに Wikipedia の文章から借りているのがわかるんですよね。
まあでも、間違ったことを書かれるより、出典は Wikipedia でも真実に近いことを書かれる方がまだいいんです。
もう一つこの本の文章で疑問を感じた部分がありまして…。
それは「オードリーが愛した日本式の美しい庭園」ってところ。
「オードリー・ヘプバーンの庭園紀行」からなんて、今までのオードリー本では無かったことなので、とても好感を抱きました。
素敵なイラストも添えられていて、この本の白眉はここじゃないか!とも思いました(最後の画像)。
でもこの文章を書いた人は本当に「オードリー・ヘプバーンの庭園紀行」の「日本の庭園」を見たんでしょうか?
見たらわかるんですが、オードリーは西芳寺と真々庵は実際に行って撮影もしてますけど、他の場所にはオードリー出てこないんです。龍安寺は少しナレーション入れてるだけ、他のところに関してはナレーションすら入れてないんですよね。
1990年の来日はとても慌ただしくて、「SCREEN」でさえその来日を知らなかったほど。
かろうじて「マンスリー・ミキハウス」がプレ創刊号でインタビューしてるくらいです。
そこで「オードリー・ヘプバーンの庭園紀行」には無い南禅寺にも行っていたことが判りますけど、龍安寺はじめ、桂離宮や平安神宮など他のお寺や庭園はオードリーは行ってないんじゃないかと思ってるんですよね。撮影スタッフだけが行って撮影しただけ、という。
だからせっかく目の付け所はいいしイラストも綺麗だしで優秀なページなんだけど、オードリーとの関わりという点でちょっと浮いてしまってる感のあるページになってしまってるんですよね。本当に残念。
西芳寺と真々庵だけをもっと掘り下げてたなら良かったんですけどね。特に真々庵はパナソニックの迎賓館で一般公開されてませんから、そっちの方が興味深いですよね。
あと、最後に年表が付いててオードリーの年齢が載ってるんですけど、こういうのって僕はオードリーから見た年表と世間での年表の2段にするべきだと常々思っています。
たとえば、1956年のオードリー年表は「パリの恋人」と「昼下りの情事」に出演26〜27才、1957年2月は「マイヤーリング」出演27才。
世間年表には1957年にまず「マイヤーリング」放映、そして「パリの恋人」「昼下りの情事」公開、ってな感じ。
ここでは1段しか無いので、1957年に「マイヤーリング」「パリの恋人」「昼下りの情事」と載ってて、28才になってます。
オードリーの主観の時間の流れと、世間の時間との区別がきちんとつく人はいいんですけど、一般的にはそうじゃないみたいなので、ネットでは「パリの恋人」が28才とか信じ込んでいる人ばかりですよね。
というわけで、新しいオードリーの本はとっても嬉しいし、目指してる所は良かったんだけど、出来はまあまあというところでしょうか。
オススメ度:★★★(執筆者全員のオードリーに関する知識が一般人の域を超えていないです)
Posted by みつお at 15:00│Comments(0)
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