2008年02月26日

「いつも2人で」67年初公開 青白縦割り一般用パンフレット

「いつも2人で」67年初公開 青白縦割り一般用パンフレット この素晴らしい表紙!! 
 僕が一番大好きな映画「いつも2人で」にはいくつかメインビジュアルがあるんですが、プレスシートの首をかしげたオードリーと並んで最も好きなサングラス・オードリーが表紙のパンフ!

 「いつも2人で」には松竹版の、ピンク・バックでチャリンコ・オードリーが表紙のパンフがあるんですが、そこでの画像の選び方があまりにヒドくて、オードリーファンは大ブーイング。

 僕もチャリンコ・バージョンパンフにはガッカリしていた一人なので、この裏表紙青白縦割りのサングラス・バージョンパンフレットがあるって知った時はビックリ!&感激!

 このサングラス・オードリーを持ってくるなんて、なんとセンスがいい!さぞや中身も…と手に入れる前からワクワクドキドキ。

「いつも2人で」67年初公開 青白縦割り一般用パンフレット 当時はまだサングラス・バージョンポスターは未入手だったし、届いてまず表紙に感動!おお~~っ!なんて美しいサングラス・オードリー!やっと僕の手元に!(T-T

 ところが開けてビックリ!なっ!なんですかーっ!!この汚い印刷はっっっ!!!

 どこかの印刷物からパクって来たのが丸わかりなモアレを起こした画像の数々!黒くつぶれてしまってるものもあるし、当時僕が持っていたパンフの中では最低レベル!
 このとき、裏表紙青白縦割りのパンフに対する大いなる不信感が生まれてしまったのでした。

 もーホント期待が大きかっただけに、ガッカリ度も大。
 中にはカラーページなんてないですしね。ずっとえんじ色の単色刷り。ページ数だって16pと松竹版パンフに比べると少ない。

 当時一緒にオードリーパンフを集めていたオードリーHPのMさんも、僕と同じく「いつも2人で」をオードリー映画の中で最高に愛している人だったので、別種のパンフがあることを教えたんですが、彼女もこのパンフを手にした時はあまりのヒドさに大笑いしてしまったそうです。

 松竹のチャリンコ・バージョンが写真の選び方が最悪だとすると、こっちは印刷が最悪。
 「いつも2人で」はパンフに恵まれてませんね~。初公開当時12週連続のロングラン大ヒットしたし、評価も高かったのに、その後オードリー映画ではマイナーな位置にずっと置いておかれたのもこれらのヒドイパンフのせいで、みんなの印象が悪くなったのかも…。
 リバイバルだって、1991年に日本ヘラルドがしてくれるまではなかったですしね。

 海外では以前からオードリーの代表作の1本。日本でも最近やっと、この「いつも2人で」の真価が見直されてきたようなんですけどね。
 演技力では間違いなく「暗くなるまで待って」と並ぶオードリーの最高傑作の1つ!です。

 さて、このパンフ、もう一度じっくり見てみると、松竹版のチャリンコ・オードリーパンフとは書いてあることがかなり違います。オードリーの紹介欄も、撮影裏話も、解説も。

 いや、もちろん松竹版の方が質も量も豊富なんですが、こうして両方持っている人間としては、書いてあることが違う方が読んで嬉しいですよね。(^-^

 それに、ヒドイヒドイと思っていた裏表紙青白縦割りパンフ、実は1960年代の外映版というヒドさでさらに上を行くパンフがありましたしね。珍しい画像も混じってるし、今見るとまあまあ許せたりもします(笑)。
 「いつも2人で」ファンとしては、別種のパンフがあってよかったな~、と最近は思ってます。

レア度:★★★(松竹のパンフより、ぐっとレア度が上がります。)





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Posted by みつお at 16:00│Comments(4)いつも2人で
この記事へのコメント
大昔、古本屋さんでたったの百円で売っていたので買いました。
紙も印刷も安っぽくて淋しいパンフですけど、
なんか嫌いじゃないんですよね~コレ。
少なくともあのピンク・チャリンコパンフよりこっちのほうがマシかなぁと。

「いつも2人で」って実はカラー・スチールが多い映画なのに、
どーしてほとんど掲載されないのか不思議です。
ロビィカードがあんなに豊富なのを知ってくやしかった。
着色カラーではなくてちゃんと自然なカラー写真なんですよぉ。
でも紹介されるのって・・・・なんかいっつも、
倦怠期の二人がビーチ・リゾートで並んで寝そべってるヤツばっかじゃないですか~。
あと、黄色一面の菜の花畑(こんなシーンはない)
夕陽をバックにハグしてる美しいラヴシーン・・・こんなとこでしょうか。
この映画って、結局決定打のヴィジュアルがないので、
欲求不満のまま現在に至ってる感じです。

あとですね・・・僕はこの映画はあくまで“二人”なんで、
オードリィ一人を前面に打ち出した広告って実はあんまり感心しないんですよ。
「シャレード」でトップ扱いのケイリー・グラントを仮に無視したとしても、
P・オトゥールが好演だった「おしゃれ泥棒」でも、
彼女オンリーな宣伝を見ても気にならないんですが、
なんか「いつも2人で」って後ろに小さめでもいいから、
マークがいるべきだと思うんですよね~。
自分でもちょっとフシギ。別にフィニーのファンって訳でもないんですけどね。
Posted by まる at 2008年02月28日 01:04
100円!ですか~!それは安いお買い物でしたね。(^^
ヒドイとはいえ、100円では普通は買えないことは
間違いないですし。

それと…ロビーカード、えっ!知らないです!
どんだけたくさんあるんですか!?
僕がそれらしきのを持っているのは
B3サイズのカラーを2枚だけ、なんですけど。
もっともっとあるんでしょうねー!
見てみたいです!
でもビーチで寝そべる2人ばかり、ってほんとそうですよねー。
他にあるのは、いったいどこに埋もれているのやら…です。

以前、「いつも2人で」ファンのMさんも「いつも2人で」のビジュアルでは
アルバート・フィニーも欲しいって、
まるさんと同じ意見でした。
僕はこのサングラスと首傾げてるので決まり!なんですが、
これじゃダメですか(笑)?
四隅に小さくならアルバート・フィニーいますけど。(^^;A

似た題名の「パリで一緒に」の“一緒”というこだわりはどうですか?
Posted by みつおみつお at 2008年03月02日 21:06
「パリで一緒に」は、別に“一緒に”いなくてもこだわんないです。へへ。
この映画ってなんと「ローマの休日」以来のオードリィがトップタイトルに
出てこない作品なんですよね~。
確かに「緑の館」と並んでオードりィが第一主人公でない作品なんですが、
新人扱いだった「麗しのサブリナ」のとき、ホールデンより先に名前が紹介されてたのに、
この’62年当時で完全な二番目ってのが(クレジットで並んで紹介されない)
珍しい~って妙に感心(?)しました。まぁ、確かにベンソン氏の話ではありますからね。

オードリィ・オンリーなヴィジュアル宣伝に抵抗を覚えるのは、
彼女の主演で劇場公開作(つまりローマから相続人まで)の中では・・・
「いつも2人で」と「ロビンとマリアン」くらいかな・・・
あ、「噂の二人」も! ただしVHSの廉価版ジャケットで涙ぐんだカレンのアップが
モノクロ調でデザインされてたとき別に違和感覚えなかったので、
案外アリかも・・・・でもこれこそ“二人”ですもんね。マーサは必要ぢゃ。

話がややそれますが。。。。
’84年にリバイバルがスタートしたとき、
(ローマ・サブリナ・噂の二人の3本特集・銀座文化)
チラシの裏面で林冬子さんが解説を載せてありまして、
「噂の二人」は、ハッピーエンドじゃないし、いつものように美しくないし(!)
何よりオードリィが主役じゃない・・・ないないづくしの“許せない”映画だった・・・
と書いてありました。全く共感できませんでした(^^ゞ
他にも・・・“これはマクレーンの映画です”っていう感想を何度か見かけるんですが、
僕は全くそうは思えませんですぅ。
Posted by まる at 2008年03月06日 00:00
僕はオードリー一人で抵抗のあるのってないですねー。(^^;
でもあえてならやっぱり「噂の二人」でしょうか。
他の作品は、“男なら譲れよ!”って思いますが、
「噂の二人」は内容も内容ですし、
オードリーとシャーリー・マクレーンが女優で同格ですもんね。

それと、「噂の二人」の林冬子さん…ありましたありました!
その文章、僕もめっちゃ印象に残りました!
でも、あれ?当時のチラシはどれだったかな?
あれ~、残ってないのかな…。
まるさん、表はどんなのでした??
今持ってるのは「噂の二人」だけのチラシの裏なんですけど、
当時のは違った印象があります。

それと僕はコレを読んで、ふ~ん、って思いました。
あんまり共感とかって普段は考えないもんで…。(^^;A
僕にとっては単に解説の1つを読んでるだけ、なんでしょうね。
林冬子さんの「噂の二人」ということで。
Posted by みつおみつお at 2008年03月06日 12:34
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