2008年03月13日
「ローマの休日」77年リバイバル公開 スカラ座/東宝パンフ
これは1977年リバイバル時の「ローマの休日」東宝版パンフレットです。
スカラ座の館名の入った物が本命版なんですが、このときのスカラ座館名入りは部数が少なく、70年代のパンフレットとしては珍しくレア物になっています。
表紙は70年代のポスターそのまま。このデザインは「ローマの休日」としては最高だと思っているので、このパンフも非常に感じがいいです。(^-^
ティアラ・オードリーのパンフとしては、63年リバイバル東宝版が暗く、63年リバイバル一般用&外映版が汚く、70年リバイバル東宝版がスカスカに仕上がっていたので、この77年リバイバルパンフの表紙が決定版!
全20pで、表紙以外では真ん中のページで2点だけカラーで刷った画像があります(といってもカラー写真ではなく、単色刷りみたいなもの)。
中身の画像はフィルム直焼き&宣伝用スチール写真取り混ぜており、写真点数も豊富。
紙もコート紙系だし、今映画館で売っても、充分通用するパンフ。
「ローマの休日」パンフレットとしてはかな~り新しいものなんですが、これでも既に30年以上経ってしまったという年季物。
だってですね、「ローマの休日」製作の1953年からこのリバイバルの77年までの間より、77年から現在の方が時間的に長いんですから!
今の若いオードリーファンはまだ生まれてなかった(!)というほど、もはや77年もはるか昔になってしまったんですよね~。
中身の文章は南俊子さんと吉田真由美さんのものがありますが、中でも南俊子さんの文章はいつもながらの愛情溢れるステキな文章!
特に感動的なのは、前年公開されたばかりの「ロビンとマリアン」をご覧になった際に、オードリーの、時間と空間を超越して “ういういしく年をとった” 不滅のイメージの魅惑に涙を流したという部分!
南俊子さんは「オードリー・ヘプバーン 永遠のプリンセス・魅力のすべて」という特集号での“私のベスト1”という企画でも「ロビンとマリアン」を挙げて、すべてのオードリー作品を同時にベスト1にしてしまったという離れ業の持ち主。本当にオードリーファンの鏡のような方です。(なぜそうなるのかは「オードリー・ヘプバーン 永遠のプリンセス・魅力のすべて」の記事をお読みください)
綺麗な表紙に負けない内容を持ったパンフレットの1つです。
ちなみに、この77年は他に「マイ・フェア・レディ」のリバイバルもありましたが、これ以降オードリーの暗黒時代が始まり、映画雑誌でもあまりオードリーは取り上げられなくなりました。
81年にごく限られた劇場だけでリバイバルされた「マイ・フェア・レディ」と、80年初公開の「華麗なる相続人」以外は劇場にかけられることもなく、“もうオードリー・ヘプバーンではお客は呼べない。”というのが映画関係者の間での常識となったようです。
この状態を打破したのが84年に「噂の二人」を皮切りに、怒涛のオードリー映画リバイバルを始めた日本ヘラルド(現・角川映画)だったんですね。
レア度:なし(スカラ座館名入りは★★★★)
スカラ座の館名の入った物が本命版なんですが、このときのスカラ座館名入りは部数が少なく、70年代のパンフレットとしては珍しくレア物になっています。
表紙は70年代のポスターそのまま。このデザインは「ローマの休日」としては最高だと思っているので、このパンフも非常に感じがいいです。(^-^
ティアラ・オードリーのパンフとしては、63年リバイバル東宝版が暗く、63年リバイバル一般用&外映版が汚く、70年リバイバル東宝版がスカスカに仕上がっていたので、この77年リバイバルパンフの表紙が決定版!
全20pで、表紙以外では真ん中のページで2点だけカラーで刷った画像があります(といってもカラー写真ではなく、単色刷りみたいなもの)。
中身の画像はフィルム直焼き&宣伝用スチール写真取り混ぜており、写真点数も豊富。
紙もコート紙系だし、今映画館で売っても、充分通用するパンフ。
「ローマの休日」パンフレットとしてはかな~り新しいものなんですが、これでも既に30年以上経ってしまったという年季物。
だってですね、「ローマの休日」製作の1953年からこのリバイバルの77年までの間より、77年から現在の方が時間的に長いんですから!
今の若いオードリーファンはまだ生まれてなかった(!)というほど、もはや77年もはるか昔になってしまったんですよね~。
中身の文章は南俊子さんと吉田真由美さんのものがありますが、中でも南俊子さんの文章はいつもながらの愛情溢れるステキな文章!
特に感動的なのは、前年公開されたばかりの「ロビンとマリアン」をご覧になった際に、オードリーの、時間と空間を超越して “ういういしく年をとった” 不滅のイメージの魅惑に涙を流したという部分!
南俊子さんは「オードリー・ヘプバーン 永遠のプリンセス・魅力のすべて」という特集号での“私のベスト1”という企画でも「ロビンとマリアン」を挙げて、すべてのオードリー作品を同時にベスト1にしてしまったという離れ業の持ち主。本当にオードリーファンの鏡のような方です。(なぜそうなるのかは「オードリー・ヘプバーン 永遠のプリンセス・魅力のすべて」の記事をお読みください)
綺麗な表紙に負けない内容を持ったパンフレットの1つです。
ちなみに、この77年は他に「マイ・フェア・レディ」のリバイバルもありましたが、これ以降オードリーの暗黒時代が始まり、映画雑誌でもあまりオードリーは取り上げられなくなりました。
81年にごく限られた劇場だけでリバイバルされた「マイ・フェア・レディ」と、80年初公開の「華麗なる相続人」以外は劇場にかけられることもなく、“もうオードリー・ヘプバーンではお客は呼べない。”というのが映画関係者の間での常識となったようです。
この状態を打破したのが84年に「噂の二人」を皮切りに、怒涛のオードリー映画リバイバルを始めた日本ヘラルド(現・角川映画)だったんですね。
レア度:なし(スカラ座館名入りは★★★★)
Posted by みつお at 16:00│Comments(2)
│ローマの休日
この記事へのコメント
集英社で、ロードショーが創刊された頃、洋画ファン・アラカルトの第一回を改装中のオードリー館でやりました。ゲストは、吉田真由美さんでした。マロのことを過大に美化して記事にしたので、恥ずかしい思いをしましたよ。
Posted by いも源氏 at 2008年03月14日 12:00
いも源氏さん、それって創刊第2号のオードリーの表紙のヤツですかね?
洋画ファンアラカルト 名古屋の巻ってなってましたけど。
オードリーファンクラブの会長がいも源氏さんですか?
いつもニコニコしているという…。
みかんの皮のような皮膚のオードリーとかって
書いてありましたね。
確かに60年代後半のオードリーってそうなんですが…。
でも「おしゃれ泥棒」のオードリーは綺麗ですよね~。(^-^
洋画ファンアラカルト 名古屋の巻ってなってましたけど。
オードリーファンクラブの会長がいも源氏さんですか?
いつもニコニコしているという…。
みかんの皮のような皮膚のオードリーとかって
書いてありましたね。
確かに60年代後半のオードリーってそうなんですが…。
でも「おしゃれ泥棒」のオードリーは綺麗ですよね~。(^-^
Posted by みつお at 2008年03月14日 15:53