2007年07月21日
オードリー・ヘプバーン 永遠のプリンセス・魅力のすべて
オードリーの没後に出た写真集の1つで、画像はキャプションがなく、1ページに1枚、というお手軽レイアウト系。
最初にちょっとカラーページがあるだけで、あとは白黒。その白黒ページにはカラーを白黒にしてて、バランスの悪い画像もちらほら。
中には馬場啓一氏という人と、海野弘さんという人の長文が二つ。それと著名人の“私のベスト1”みたいなので短文を載せてくださってるのがあります。
なかでは馬場啓一氏の文章がひどい!
50年代のオードリーを持ち上げて、“彼女は謂わばこの時代の遺産で食っていたのである。”…!
なんという無知な偏ったヒドイ言い草!めちゃめちゃ怒りましたよ!ホント。
これが追悼号に載るとは、なんなんでしょうねー。
ご存知のように、オードリーの全盛期は「ティファニーで朝食を」~「マイ・フェア・レディ」の60年代にあり、馬場氏の言い方を借りるなら、「ロビンとマリアン」が始まる前までのオードリーは“60年代の遺産で食っていたのである”ということをご存じないみたいで。
50年代のオードリーが大きく取り上げられるようになったのは、80年代後半からのことなんですけどねー。
この文章を書いた時期はまだまだ50年代がもてはやされるようになったごく初期段階。
そういう時代の流れの上でのオードリーはあまりご存じないようです。
だから、なぜこの方がオードリーの評論を書くことになったのか…。あまりオードリーに関しての文章には向いてらっしゃらないようです。
もうひとりの海野さんの文章の方が、ずっとファンには受け入れられるものになっています。
それと、最後の方の“私のベスト1”のページですが、「ローマの休日」や「ティファニーで朝食を」が並ぶ中、南俊子さんの選んだ「ロビンとマリアン」がそのコメントと共にひときわ輝いてます!
“オードリーの輝いた16作品から1本を選ぶのは難しい。だから私はあえて「ロビンとマリアン」を選ぼう。”
うんうん、ってうなずいてしまいます。「ローマの休日」や「ティファニーで朝食を」、あるいは「マイ・フェア・レディ」などを選ぶのは簡単。
でも南俊子さんはオードリーファンだから、落としたくない16本の中には「緑の館」や「パリで一緒に」も入ってる。
どれも落としたくない。それならば…って選んだのが、オードリーが映画に戻ってきた、そして最後の代表作、「ロビンとマリアン」!
さすがシネアルバムも監修した映画評論家の南さんです!「ロビンとマリアン」を選ぶことによって、「ローマの休日」~「ロビンとマリアン」の17本すべての作品を差をつけずに対等の位置に置いた!
これにはまいりました!と言うしかないですね。う~ん、南俊子さん、凄いっ!
馬場氏の不快な文章さえ我慢すれば、この最後の“私のベスト1”、及びたまに珍しい画像もあるので、印象はそんなに悪くないです。
オススメ度:★★★
この記事へのコメント
私は結構、この雑誌はかっていますw☆みつおさん仰る通り、滅茶苦茶な批評もありますが、それは無視するとしてw(^^;☆、オードリーの二度目の結婚式の写真で、珍しいショットがありましたね♪☆オードリーが書類にサインして、その後ろで親友のドリスとキャプシーヌが、優しい表情で見つめている・・・☆
この写真見れただけでも、私の中ではラッキーでしたw☆
あと、南俊子さんの件は、私も凄く同感です♪☆南さんのエッセー、私大好きで・・・☆女性の評論家で、媚びを売ること無く、けれど女性を感じさせる方って、いそうでいないんですよね~☆個人的にも、オードリーの最後を飾るに相応しいのは、「ロビンとマリアン」と思っていたので、南さんのこの記事は嬉しかった・・・☆もう一人、名前失念ですが、どなたかが「泣かないで」の中から、オードリーにまつわるエピソードを紹介していましたね☆私がこの映画をTVで見た時、オードリーの名前が出て来てビックリした覚えがあるので、やっぱり取り上げられたことは、嬉しかったです・・・☆
この雑誌とは関係ないですが、秦早穂子さんに依る「スクリーンモードと女優たち」、秦さんと山田宏一さんとの対談集「映画、輪舞のように」に置ける、オードリー評は、中々に鋭く、感心させられました・・・☆手厳しい意見もありますが・・・☆特に秦さんの、「映画、輪舞~」に置ける、オードリー人気の考察は凄かったです・・・☆「パリで一緒に」撮影時のエピソードも面白かったですし☆
もし、みつおさんが未読でしたら、一読お勧めいたします♪☆
それでは明日から又暫く、PC出来なくなりますが、また時間が出来ましたら、遊びに来させて頂きます♪☆沢山のコメント、ありがとうございました~♪☆
この写真見れただけでも、私の中ではラッキーでしたw☆
あと、南俊子さんの件は、私も凄く同感です♪☆南さんのエッセー、私大好きで・・・☆女性の評論家で、媚びを売ること無く、けれど女性を感じさせる方って、いそうでいないんですよね~☆個人的にも、オードリーの最後を飾るに相応しいのは、「ロビンとマリアン」と思っていたので、南さんのこの記事は嬉しかった・・・☆もう一人、名前失念ですが、どなたかが「泣かないで」の中から、オードリーにまつわるエピソードを紹介していましたね☆私がこの映画をTVで見た時、オードリーの名前が出て来てビックリした覚えがあるので、やっぱり取り上げられたことは、嬉しかったです・・・☆
この雑誌とは関係ないですが、秦早穂子さんに依る「スクリーンモードと女優たち」、秦さんと山田宏一さんとの対談集「映画、輪舞のように」に置ける、オードリー評は、中々に鋭く、感心させられました・・・☆手厳しい意見もありますが・・・☆特に秦さんの、「映画、輪舞~」に置ける、オードリー人気の考察は凄かったです・・・☆「パリで一緒に」撮影時のエピソードも面白かったですし☆
もし、みつおさんが未読でしたら、一読お勧めいたします♪☆
それでは明日から又暫く、PC出来なくなりますが、また時間が出来ましたら、遊びに来させて頂きます♪☆沢山のコメント、ありがとうございました~♪☆
Posted by WHO-KO at 2007年09月15日 21:52
僕もこの本は好きなんですよ!
記事にするとき見直したら画像がわりと普通のが多かったので
点が辛くなっただけで。(^^
★4つはムリだけど、思い入れ的にはもっとある、みたいな。
My「パリで一緒に」や「おしゃれ泥棒」みたいな感覚でしょうか。
南さんのこの1本はやられたーっ!って思いました。
僕なんか深く考えずに「いつも2人で」!って能天気にさっさと書きそうですし。
でもそしたらその作品だけなんですよね。
ところが「ロビンとマリアン」を選ぶとそういうことなのかー!みたいな。
秦早穂子さん、WHO-KOさんのブログでも書いていただいてたので、
「パリで一緒に」を手がかりに調べました!
そしたらスクリーン発行の「オードリー・ヘプバーン特別号」と
映画の友発行の「オードリイ・ヘップバーン全集」で見つけました!
秦早穂子さんは順撮りの「パリで一緒に」の場合、
最初のシーンでの撮影現場を見に行ってらしたんですねー。
僕なんかからしたら、「パリで一緒に」の現場を見れるなんて、
もうそれだけで舞い上がりそうですが。(^^;
どちらも別に手厳しい意見でもなかったのですが、
「スクリーンモードと女優たち」ではそうではないのですか?
またチャンスがあれば読みたいですね。(^-^
WHO-KOさん、またぜひお暇になったらお越しください!
お待ちしております!
記事にするとき見直したら画像がわりと普通のが多かったので
点が辛くなっただけで。(^^
★4つはムリだけど、思い入れ的にはもっとある、みたいな。
My「パリで一緒に」や「おしゃれ泥棒」みたいな感覚でしょうか。
南さんのこの1本はやられたーっ!って思いました。
僕なんか深く考えずに「いつも2人で」!って能天気にさっさと書きそうですし。
でもそしたらその作品だけなんですよね。
ところが「ロビンとマリアン」を選ぶとそういうことなのかー!みたいな。
秦早穂子さん、WHO-KOさんのブログでも書いていただいてたので、
「パリで一緒に」を手がかりに調べました!
そしたらスクリーン発行の「オードリー・ヘプバーン特別号」と
映画の友発行の「オードリイ・ヘップバーン全集」で見つけました!
秦早穂子さんは順撮りの「パリで一緒に」の場合、
最初のシーンでの撮影現場を見に行ってらしたんですねー。
僕なんかからしたら、「パリで一緒に」の現場を見れるなんて、
もうそれだけで舞い上がりそうですが。(^^;
どちらも別に手厳しい意見でもなかったのですが、
「スクリーンモードと女優たち」ではそうではないのですか?
またチャンスがあれば読みたいですね。(^-^
WHO-KOさん、またぜひお暇になったらお越しください!
お待ちしております!
Posted by みつお
at 2007年09月16日 02:32
