2009年01月31日

スクリーン+プラス vol.18 オードリー×ドヌーヴ特集

スクリーン+プラス vol.18 オードリー×ドヌーヴ特集 これは1月31日発売になったばかりの、近代映画社発行、「Screen+(スクリーン+プラス) vol.18」です。
 今号はオードリー・ヘプバーン×カトリーヌ・ドヌーヴの特集!

 本屋さんに何かオードリーの本、ないかな~(どうせないやろけど…)って思って行ったらあったのがこれ!
 おお~~っ!って思って中身も見ずに買いました!

 このスクリーン+プラスは過去にグレース・ケリーの特集もありましたし、いつかきっとオードリーも!と思ってましたが、とうとう出ました、オードリー!!

 今年生誕80周年のオードリーと、「シェルブールの雨傘」および「ロシュフォールの恋人たち」が今年リバイバルされるカトリーヌ・ドヌーヴが特集です。
 
 この二人って、昔の古本を見ると70年代前半には「スクリーン」や「ロードショー」で人気投票のトップ争いをしてたんですよねー。なんか懐かしいですねー。
 特に1971年にはカツラ(ウィッグ)でのCM直接対決!オードリーは「エクスラン・ヴァリーエ」、ドヌーヴは「フォンテーヌ」に登場。なんか、当時はこの2大スターのCM出演にお茶の間(←この言い方が昭和だな~)がビックリしたそうです。

 そういえば、晩年のオードリーって、ひっつめの髪型が多かったじゃないですか~、あれ、あんまし好きじゃなかったんですよねー。なんでオードリーはカトリーヌ・ドヌーブみたいなふわっとした髪型にしてくれないんだろう…って思ってましたよね。

 あ、脱線しまくりですが、肝心の中身ですが…うーん、どうでしょうねー。(^^;;;

 津村秀夫さんや双葉十三郎さんの昔の文章が読めたり、清藤秀人さんの文章が読めるのはとてもいいんですが、メインで文章を書いている山下憲子さん(誰、これ?)って方のがちょっと…。

 いまどき、オードリーの本名がエッダですか???ダイアナ・メイチックの嘘伝記なんか引用しますか???アンソニー・パーキンスがオードリーより3才年上ですか???

スクリーン+プラス vol.18 オードリー×ドヌーヴ特集 …またまたやってしまいましたね、近代映画社さん!文章のチェックもせずに、誤った情報の垂れ流し!
 「オードリー・ヘプバーン 98の真実」「オードリーを愛した名監督たち」に続いて3冊目ですよ!うーん、オードリーに関しての第一人者である「SCREEN」さんが、これではダメダメでしょ~う!!

 あと、カラーページなのに、オードリーの画像は全部モノクロ処理されてます(がっかり)。
 オードリーとファッションのページで載っている、「緑の館」のオードリーの画像は、不自然なくらいにナイス・バディに強調する加工が施されて…(苦笑)。
 画像も全体的によく見るのが大半。

スクリーン+プラス vol.18 オードリー×ドヌーヴ特集 あと、オードリーの来日が87年に二度目で、最後の来日になったと書いてあるんですが、それでは「オードリー・ヘプバーンの庭園紀行」~日本の庭園編~は撮れないでしょう。
 苔寺(西芳寺)やパナソニックの真々庵で撮った、本当の最後の来日って、全然知られてないんですけど、いったいいつだったんでしょうかねー。90年じゃないかと思ってるんですが…。

 というわけで、期待したわりに、“???”な出来具合なのが残念!

 ちなみに、付録で付いているクリアファイルの絵柄はスクリーンならでは!
 ←こんなの普通クリアファイルにしないでしょう(笑)。
 でもこのセンスが好きicon06

オススメ度:★★(今年のオードリー大賞には絶対に絡んでこない出来)


追記:オードリーの最後の来日はやはり90年でした。90年の5月16日か17日(16日の可能性が高い)に真々庵に行った記録が残っています。詳しくはこちらで。




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Posted by みつお at 22:20│Comments(6)特集号スクリーン
この記事へのコメント
みつおさん、こんにちは!

「スクリーン」って、割と間違う雑誌なのでしょうか。
ジェレミーも、誕生日を間違えられたことあるんですよ!
11月3日を3月11日って。
英語の読み間違いなんでしょうが、しっかりクレームさせてもらいました。

しかし、オードリーの本名を間違うなんて、やりますね、スクリーン!!

でも、私は、その「スクリーン」の親しみやすさというか二流っぷりに助けられて、
ファンの交流コーナーとかで、ジェレミーの同人誌の宣伝とかファンクラブの会員集めとかさせてもらいました(笑)
Posted by りえ at 2009年02月01日 01:58
りえさん、こんにちは!

「スクリーン」は、間違うというより、
書いてもらった文章を中身を見ずに載せている、という感じでしょうか。(^^;

誤植に関しても前に「スクリーン」編集部と電話で話したことがあるんですが、
“あ、本当ですね。”で終わりでした。

確かに「スクリーン」はいつまで経ってもあか抜けない、というか、
なんかもっちゃりとした庶民感覚が僕に合ってるかもしれません(笑)。

それと、ジェレミー・ブレットのファンクラブですか!それはすごい!!
今は何名くらいいらっしゃるんですか?
Posted by みつおみつお at 2009年02月01日 15:11
どうせなら、同一監督3本対決ってのにすれば、ユニークだったかも。
ちと、マニアックかなぁ。
ドーネン&オードリィ vs ドゥミー&ドヌーヴ
いずれもカラフルでおしゃれな作品ばかり。
今でもよくぞ造ってくれたと感心・感謝・感激しています。
Posted by まる at 2009年02月02日 21:30
まるさん、まるさん!
「スクリーン」にセンスを期待をしてもダメですって(笑)。
きっと同一監督3本対決だったら、
間違いなくウィリアム・ワイラーの方になりますから。(^^;;
Posted by みつおみつお at 2009年02月04日 00:46
えー、みつおさん、「スクリーン」編集部ともお話されたことがあるんですか!
すごいです!
私も、「スクリーン」の庶民感覚、大好きですよ(笑)

ファンクラブは、今はしてないんですよ。
同人誌→ファンクラブ→ブログと、色々活動の場をかえて、
その時、一番良い場所で活動しております。
当時で、会員さん何人くらいいたでしょうか。
うーん、はっきり覚えてないけど30くらいはいたでしょうか??
Posted by りえ at 2009年02月10日 02:39
えっ!りえさん、、「スクリーン」編集部と話したのは、
単なる“クレーマー”としてですよ。(^^;;;
大好きな「スクリーン」だからこそ、
間違った物は出して欲しくない、より良いものを作って欲しい、
ということですけどね。

ジェレミー・ブレットのファンクラブ、もうないんですかー。
なんか残念ですねー。
でも、同人誌やファンクラブってことは、
会報みたいなものは発行されてたでしょうし、
毎回作るのは大変だったでしょう!
でもジェレミー・ブレットの資料って、
あんまり日本ではないですから、
そういうりえさんの会報がなによりの情報源だったことでしょうね!(^-^
Posted by みつおみつお at 2009年02月12日 19:57
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