2013年11月01日

Vogue on Hubert De Givenchy

 「マイヤーリング」の前売りが始まっています。今ならポストカード付きですよっ!ネットで買うと、全国どこでも「マイヤーリング」上映館で見ることが出来るのがあります。

Vogue on Hubert De Givenchy これは“Vogue on Hubert De Givenchy ”というハードカバーの本です。Vogue on Designers というシリーズの1冊で、他にオードリーと関連するデザイナーとしてはラルフ・ローレンやクリスチャン・ディオールなどがあります。

 本にはオードリーととても親交の厚かったユベール・ド・ジバンシィの歴史や評価みたいなことが書いています(たぶん)。
 決してオードリーの写真集でもなんでもないんですが、ジバンシィの歴史を語るにはオードリーを外すわけには絶対にいかないし、表紙もオードリー。中身にも間違いなくオードリーがあるだろうと踏んで買ってみました。

 中身にはオードリーの写真が11点、プラス「ティファニーで朝食を」イラストポスターが1つ。うち珍しめの画像は3点でした。カラーの発色は悪くて、肌も服の色も汚いです(ファッション誌の名を冠してるのにね)。

Vogue on Hubert De Givenchy オードリーは“THE IMAGE MAKER”ということで、章1つ当てられています。それだけジバンシィにとってオードリーの存在は大きかったということですよね。
 実際、他の画像を見ても、“これ、オードリーが着たら似合うだろうなー。”ってのが見受けられますし。

 さて、ジバンシィですが、僕は以前は“ジヴァンシー”って書いてたんですけど、現在ジバンシィが傘下に入っているLVMH社での正式表記が“ジバンシィ”なので、それに倣いました。
 でもパルファム・ジバンシイのHPへ行くと“ジバンシイ”で、最後の「イ」がデカいんですよね。同じ会社で表記の統一がとれてないなんて…。

 本人のユベールは身長が高いので有名。170cmのオードリーと並んでも頭一つ高い!190cm以上(2m近く?)あるそうです。
 若い頃のユベールなんて、ホントかっこいい!オートクチュールの顧客の人も、服を作りに行ったら、ユベールの威風堂々っぷりに圧倒されたでしょうね。

Vogue on Hubert De Givenchy そういえば、ジバンシィが83年に来日したとき、ホテルで一番大きなベッドでも小さくて、ベッドを2つ並べたという逸話があるみたいですね。オードリーと同じヒルトンホテルだったのでしょうか。

 今では日本人にも背の高い人が増えてきて、180cm越えなんて人はざらにいますから、おそらく高級ホテルのベッドも2mくらいの人には対応出来るようになってるでしょうけど。

 さて、この本の中の写真で僕が一番“おっ!”って思ったのは、1971年の写真。
 71年というと、オードリーが日本のために「エクスラン・ヴァリーエ」に出演した年でもあります。

 日本が女優オードリーの延長線上でヴァレンティノ・ガラヴァーニの衣装で「ヴァリーエ」を作ったのとは対照的に、ファッション誌のヴォーグは家庭のオードリーっていうコンセプトで写真を撮ってるんですよね。

Vogue on Hubert De Givenchy 昨年2012年7月号の「ヴォーグ ジャパン」の画像もそうでしたけど、こういうオードリーの日常っぽい感じで見せてくれるのもいいなあ〜って感じですよね。(ヤギと一緒のオードリーなんて、実際はオードリーの日常じゃないでしょうけど)

 あー、本当に雑誌ごとのオードリー写真集を出して欲しいなー…。

お気に入り度:★★(画像も少ないし、誰にでもは勧められないけど、珍しい画像は嬉しい!)




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この記事へのコメント
この本、気になっていたのですが・・・う~ん
最後に紹介されている山羊と一緒の写真はいいですね。
でもこれだけで購入は・・・

ところでNHK-BSで11/25と12月初旬に
ドバドバ~とオードリィ映画やりますね。
ハイビジョン画質もはやブルーレイ並みの映像なんで楽しみです。
「尼僧物語」やなんと「いつも2人で」もやりますよ~。
Posted by まる at 2013年11月02日 01:57
確かに、僕ももう少し多いかなーと思ってました(笑)。
しかも「ヴォーグ ジャパン」とかぶってるのも多いし…。
確かにこれだけで買うのはちょっと、ってためらいますよね。
僕も知ってたら買ったかどうか…。

でも、ヤギとオードリーの画像は本当にいいですよー。
僕の記事ではよくわからないでしょうけど、
このオードリーの表情がいいです!

NHK-BSのは、僕も勝手に録画してあった番組で知りました。
なんか小林旭が出てた番組で。
たしかにまだブルーレイが出てない作品は、
ハイビジョンで録れるので嬉しいですね。
今回は「パリの恋人」がなかったのが残念!
というのも、また劇場で見直してみて、やっぱり高瀬鎮夫さんの訳がイヤでイヤで…。
Posted by みつお at 2013年11月02日 08:56
もうブックレヴューですか、仕事が早い!(笑)。
過去記事を読ませていただきましたが、オードリーを見に行ったんですね!、すごい羨ましいです!。僕も直前に知ったんですが、お金も行動力もなくテレビや雑誌で彼女の動向を追っかけてました 、確か京都大丸のジバンシィサロンにも表敬訪問をしておばちゃんに囲まれてる様子が新聞に載ってました(笑)。彼女に会えなかったのが今でも心残りです(~_~;)。確かジバンシィショーの司会は黒柳徹子さんだったのでは?。この前の番組でオードリーとのことをもっと話してくれるかと期待してたけど、凄いアッサリだったんでがっかりしてたんですよ。オードリーが亡くなった直後のWOWOWでの追悼特集で彼女が「オードリーは皆さんが思ってるイメージとは違う自分を見て欲しかったと思いますよ、私は今を生きて、もっとやれると…」みたいなことを言っててちょっとショックだったんですよね。その真意が少しでも聞けたら良かったんだけど…。因みにアメリカでのジバンシィショーではおしゃれ泥棒2のブラックドレスを着てましたよ(^^)
Posted by KG at 2013年11月02日 11:48
KGさん、こんばんはです!(^-^

アメリカでのジバンシイショーの衣装、ありがとうございます!
そうですか!あれでしたか!!
パンフでは日本でオードリーが着ていた衣装が別のモデルさんが
ショーをしている最中に着ていることになってるし、
いったいオードリーは何を着ていたんだろう…ってずっと疑問だったんです!
ショーの画像は、日本の物が多くて、アメリカの時のはほとんど載ってないし。

オードリーは、見に行けたのはめっちゃ嬉しかったんですが、
当時は今みたいにネットで調べるってことができなくて、
奈良や京都を観光するオードリーに会いに行けなかったことが残念です。
わかってたら、絶対朝から張ってて、オードリーにサインをもらったでしょうけど。
なので、オードリーには僕という存在を知ってもらうことはできなかったです。

で、ショーの司会なんてあったかな???
黒柳徹子さんとかいたら、絶対記憶にあるでしょうけど、
全然残ってないですよ。
僕に記憶では、ジバンシィの82〜83春夏もののショーに最初から入って(これが長かった)、
そのあとモデルさんが全員出てきたなーと思って、
左右に分かれて立ち始めた時に、その雰囲気から
“あっ、オードリー出て来る!!!”ってわかったので、
司会は全然なかったはずです。
もしかしたら、東京での初日とかには司会者がいたのかもしれませんが。

オードリーが亡くなった直後の番組での黒柳さんのお話は、
映画のオードリーばかりで語られることに、オードリーが辟易していた、
ということなんでしょうかねー。
“シワは増えましたが、内面を磨いてきました。そんな今の私を見て欲しいのです。”
という意味のでしょうか?
ま、晩年の場合、映画界のことよりも世界の子供達の話を訊いてください。
なオードリーでしたから、そういうことなのかなーと。
オードリー自身はあんまり自分のことに注目されるのは
好まない性格でしたしね。(^^
Posted by みつおみつお at 2013年11月02日 22:33
そうですよね、あの時もう少し大人ででネットがあったら、きっと仕事ほったらかしてストーカー(笑)になってたと思います。
学生時代は京都に住んでてホテルでバイトしてたけど、偶然そのホテルにオードリーが泊まってて、当時ロビーにダイアナ妃らとともに写真が飾られてました~_~;。
黒柳徹子さんの件は僕の勘違いかな?、ただふしぎ発見でも言ってたように彼女初来日のオードリーと会ってるんですよ。以前インタビュー記事でイベントの司会でご一緒した…と言ってた記憶があるんだけどf^_^;)。押入れの奥深くに眠ってるオードリーの資料を見直して見ます(笑)。
おそらく当時のオードリーの心境はみつおさんのいう通りだと思うけど、それに加えてはまだユニセフにも関わってない時期だし、離婚も成立して、子供も手が掛からなくなって、これからの自分の生き方を模索してた時期なのかなぁ、とも思います。そこらへんの生の声を黒柳徹子さんから聞きたかったなぁ、って思って。
何れにせよ50代半ばに差し掛かった頃の彼女は本当に綺麗でしたよね、なんか慈愛に満ちて後光が差してるようでした、きっとロバートという伴侶に巡り合えて幸せだったんでしょう(^.^)
Posted by KG at 2013年11月03日 10:49
KGさんのバイト先は都ホテル京都でしょうか?
僕もオードリーめぐりで、苔寺と一緒に都ホテルに行ったことがあります。
コンシェルジュの方が、わざわざ案内してくださって、
こちらがオードリー様の泊まった部屋です、とか、
こちらの旧玄関からお入りになりました、って教えてくださいました。
今はレストランの柱にオードリーの写真が飾ってありますね。

確かに初来日当時って、オードリーはまだユニセフとは関わってないですよね。
KGさんのコメントで、あ、そうそう、そうだった!って再認識しました。
黒柳さんがオードリーとお話したのなら、
もっと色々聞いてみたいですよね。
でも当時まだ子供だったルカも、もういい年したオジさんになってて、
本当にビックリします。

でも初来日当時のオードリーはホント綺麗でした!
やっぱり生で見ると、オーラがハンパなかったです。(^^;
Posted by みつお at 2013年11月03日 23:12
都ホテルです、確か今はウェスティン傘下になったけど~_~;。当時は海外のVIPの大半が泊まってたんじゃないかな。僕が見たのはティナターナーぐらいやけど(笑)。黒柳さんとの件また分かったら書き込みます(^^)
Posted by KG at 2013年11月04日 11:12
そうですね、今は近鉄系列ですし。
オードリーが泊まったのは佳水園の一室でしたよね。

去年、うちの母や妹が佳水園に泊まりに行ったのですけど、
なんか浴室がカビで汚くて、部屋を替えてもらったそうです。

でも変更してもらった部屋のクローゼットの扉も
板を貼って補修しているという有様で、
妹的には全然良くなかったそうです。

僕もその時の画像を見せてもらいましたけど、
特に浴室はヒドい!と感じました。
もうちょっとちゃんと清掃してもらいたいですね。

系列が変わってしまって、オードリーが泊まった時よりも
格が落ちてしまったんじゃないかな〜と残念です。
Posted by みつお at 2013年11月04日 22:55
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