2019年09月17日
国内版2020年版B2オードリー・ヘプバーン カレンダー
まずはちょっと怒ってることを書かせてください!
ヤフオクなんですが、こないだ1994年の「マイ・フェア・レディ」製作30周年デジタル・リマスターの時のデザインや2014年の4Kブルーレイのリボンが巻きつくデザインの物に、“オードリー直筆サイン”なるものが書かれたものが売られてました。なんで1993年に亡くなったオードリーが1994年や2014年の物にサインできるねん!と怒り心頭でした。サインもオードリーの物とは全然違う物。
今はまた「パリの恋人」に腕をクロスした最近の合成写真のものに“直筆サイン”なるものが売ってます。
みなさん、オードリーの本当のサインは、絶対に絶対に500円〜1500円程度では買えませんからね!!!
昨年、トライエックス版国内カレンダーの件で連絡させていただいてたので、今年も国内版のカレンダーの情報が出てきたところで再びカレンダーを製作している会社の方に連絡させていただきましたら、なんと!カレンダーやクリアファイルを送っていただきました!
というわけで、今回は2020年の国内版B2カレンダーの紹介。
まずは情報がネットに出てきたところでやっぱり…!とガッカリしたのは、今年も結局モノクロカレンダーだったこと。僕の希望はカラーカレンダーだったのですけどね。
印刷は実は4色刷りなので、本当はオールカラーにも出来るのですが、担当の方がカラーとモノクロを混ぜるのがお嫌いなので、カラー画像もモノクロにして掲載されています。
今年の中では1/2月と5/6月のもの、それと最近カラーライズの技術が上がってきたのでどっちだかわからなくなってしまってますが、多分11/12月がモノクロ化されています。
カラーはカラーで、モノクロはモノクロで、が好きな僕からすると、カラーはカラーで載せていただきたかったと思ってしまうのですけどね。
でもさすが!と思ったのは、裏焼きが1枚もないこと。
昨年担当の方とお話ししていて、オードリーが左側からしか写真を撮らせない、というのはご存知だったみたいで、最近のオードリーを安易に取り上げる雑誌やネットでの裏焼きの氾濫とは一線を画しています。
こないだ紹介したばかりの“marie claire style”のBOXの表紙の裏焼きも、きちんとこちらの1月2月では正位置になっています。
11月12月の「パリの恋人」の写真も最近は裏焼きばっかりですよね。なので、こうして正位置にしていただいてくれてるとホッとします。
5月6月の画像は僕は本来のカラーでも元々あんまり好きな画像ではないのですが…。なんで採用されたんでしょうかね。もっともっと美しい画像はいっぱいあると思います。
でもなんといっても今年1番のウリは3月4月の画像でしょう!これ、見たことない!
これは担当の方もおっしゃってて、解像度的にはちょっと足りなかったらしく粒子が粗いのですが、それでも見たことがない画像だったので採用されたのだとか!
B2カレンダーはそばに寄って見るものじゃないので、全然気になりません!むしろファンはそれよりも画像がレアであればあるほど嬉しい!
ついで9月10月の画像が珍しいものですが、これ実は昨年の海外版のカレンダーでも採用されてましたよね。昨年、石炭用のトロッコみたいなのに座ってる、って書きましたけど、未だに何に座ってるのかわかりません。
表紙は一番気を使うところだそうで、それで大きく売上が左右されるとのこと。今年も目が澄んでいて、目ヂカラのあるものが採用されています。ただしレア度はイマイチ。
さて、なんと今年もお電話をいただいて、カレンダーのことでいっぱい話していただいたんですが、実は2枚ほどショーンの許可が下りなくて、慌てて差し替えになったそうです。
ショーンの検閲もかなり厳しいみたいで、なぜか1954年〜55年の「麗しのサブリナ」撮影後〜「戦争と平和」撮影前の髪の毛を思いっきり短くしている時期のがダメだったそうです。これは以前にもあったそうで、何かこの時期(「オンディーヌ」〜メル・ファーラーとの結婚の辺り)のは許可がおりにくいみたいです。
もう一枚は変わった帽子を被っている画像のだったそうなのですが、それもダメ出し食らったとか。なんとなく思い当たる画像があるのですが、特殊なのはやっぱり難しいんですかね。
それと、オードリーって疲れてくると若い頃でも右目の下に隈がかなりハッキリ出てくるんですけど(それも左からしか撮らせない理由の一つに違いない)、そういう画像もご法度だそうで、決して許可が下りないそうです。そういう画像を使いたい場合は必ず画像処理で消さなければいけないとのこと。
あと、タバコの写っている画像もショーンがダメ出しするそうです。最近ではオードリーがチェーン・スモーカーだったことに触れることすらほとんどなくなっていますので、そういうのも情報統制しているんでしょう。
過去にもタバコを画像処理で消してカレンダーで使ったことがあるそうです。
そういえば、最近の写真集では「おしゃれ泥棒」の画像で毛穴が全部綺麗さっぱり消されていますけど、それももしかしたら本来のままではショーンの許可が下りないのかもしれませんね。「いつも2人で」のシワとかもダメなんだろうなーと。
それ以外でも過去のカレンダーのお話をしてもらったのですが、共演者と一緒に写っているものはさらにそちらにも許可がいるらしく、権利が煩雑になるそうです。
1993年頃に「ローマの休日」のカレンダーも出したことがあるそうなのですが(僕も持ってます)、まずエディ・アルバートは絶対に許可してくれないとのこと。なんか意外!
そして「ローマの休日」の場合はもちろんパラマウントの許可が必要で、それをクリアして出したのですが、後からグレゴリー・ペック側のエージェントから“こちらは一切聞いてない!”とお怒りのクレームが来たのだとか。
かなり揉めたそうですが、結局すでにもう販売した後だったのと、パラマウントが許可を出していたので、“今回は仕方ないですが…。”ということに落ち着いたそうでお咎めなしになったそうです。
でもパラマウント側の許可をした人は絞られてそう…。
なんにせよ、オードリーの物を出すのは、とても大変そうですよね。
そしてショーンとルカからオードリー・グッズを出す許可が与えられているのはこの会社さんだけなのですが、今もまだ続いているオードリー展のクレヴィス社などは直接画像の撮影者から権利を取って販売していますよね。
オススメ度:★★★(3/4月と9/10月の写真がポイント高し。でも60年代オードリーが1枚も無い!来年は60年代もあるカラーカレンダーがいいなあ…。)
ヤフオクなんですが、こないだ1994年の「マイ・フェア・レディ」製作30周年デジタル・リマスターの時のデザインや2014年の4Kブルーレイのリボンが巻きつくデザインの物に、“オードリー直筆サイン”なるものが書かれたものが売られてました。なんで1993年に亡くなったオードリーが1994年や2014年の物にサインできるねん!と怒り心頭でした。サインもオードリーの物とは全然違う物。
今はまた「パリの恋人」に腕をクロスした最近の合成写真のものに“直筆サイン”なるものが売ってます。
みなさん、オードリーの本当のサインは、絶対に絶対に500円〜1500円程度では買えませんからね!!!
昨年、トライエックス版国内カレンダーの件で連絡させていただいてたので、今年も国内版のカレンダーの情報が出てきたところで再びカレンダーを製作している会社の方に連絡させていただきましたら、なんと!カレンダーやクリアファイルを送っていただきました!
というわけで、今回は2020年の国内版B2カレンダーの紹介。
まずは情報がネットに出てきたところでやっぱり…!とガッカリしたのは、今年も結局モノクロカレンダーだったこと。僕の希望はカラーカレンダーだったのですけどね。
印刷は実は4色刷りなので、本当はオールカラーにも出来るのですが、担当の方がカラーとモノクロを混ぜるのがお嫌いなので、カラー画像もモノクロにして掲載されています。
今年の中では1/2月と5/6月のもの、それと最近カラーライズの技術が上がってきたのでどっちだかわからなくなってしまってますが、多分11/12月がモノクロ化されています。
カラーはカラーで、モノクロはモノクロで、が好きな僕からすると、カラーはカラーで載せていただきたかったと思ってしまうのですけどね。
でもさすが!と思ったのは、裏焼きが1枚もないこと。
昨年担当の方とお話ししていて、オードリーが左側からしか写真を撮らせない、というのはご存知だったみたいで、最近のオードリーを安易に取り上げる雑誌やネットでの裏焼きの氾濫とは一線を画しています。
こないだ紹介したばかりの“marie claire style”のBOXの表紙の裏焼きも、きちんとこちらの1月2月では正位置になっています。
11月12月の「パリの恋人」の写真も最近は裏焼きばっかりですよね。なので、こうして正位置にしていただいてくれてるとホッとします。
5月6月の画像は僕は本来のカラーでも元々あんまり好きな画像ではないのですが…。なんで採用されたんでしょうかね。もっともっと美しい画像はいっぱいあると思います。
でもなんといっても今年1番のウリは3月4月の画像でしょう!これ、見たことない!
これは担当の方もおっしゃってて、解像度的にはちょっと足りなかったらしく粒子が粗いのですが、それでも見たことがない画像だったので採用されたのだとか!
B2カレンダーはそばに寄って見るものじゃないので、全然気になりません!むしろファンはそれよりも画像がレアであればあるほど嬉しい!
ついで9月10月の画像が珍しいものですが、これ実は昨年の海外版のカレンダーでも採用されてましたよね。昨年、石炭用のトロッコみたいなのに座ってる、って書きましたけど、未だに何に座ってるのかわかりません。
表紙は一番気を使うところだそうで、それで大きく売上が左右されるとのこと。今年も目が澄んでいて、目ヂカラのあるものが採用されています。ただしレア度はイマイチ。
さて、なんと今年もお電話をいただいて、カレンダーのことでいっぱい話していただいたんですが、実は2枚ほどショーンの許可が下りなくて、慌てて差し替えになったそうです。
ショーンの検閲もかなり厳しいみたいで、なぜか1954年〜55年の「麗しのサブリナ」撮影後〜「戦争と平和」撮影前の髪の毛を思いっきり短くしている時期のがダメだったそうです。これは以前にもあったそうで、何かこの時期(「オンディーヌ」〜メル・ファーラーとの結婚の辺り)のは許可がおりにくいみたいです。
もう一枚は変わった帽子を被っている画像のだったそうなのですが、それもダメ出し食らったとか。なんとなく思い当たる画像があるのですが、特殊なのはやっぱり難しいんですかね。
それと、オードリーって疲れてくると若い頃でも右目の下に隈がかなりハッキリ出てくるんですけど(それも左からしか撮らせない理由の一つに違いない)、そういう画像もご法度だそうで、決して許可が下りないそうです。そういう画像を使いたい場合は必ず画像処理で消さなければいけないとのこと。
あと、タバコの写っている画像もショーンがダメ出しするそうです。最近ではオードリーがチェーン・スモーカーだったことに触れることすらほとんどなくなっていますので、そういうのも情報統制しているんでしょう。
過去にもタバコを画像処理で消してカレンダーで使ったことがあるそうです。
そういえば、最近の写真集では「おしゃれ泥棒」の画像で毛穴が全部綺麗さっぱり消されていますけど、それももしかしたら本来のままではショーンの許可が下りないのかもしれませんね。「いつも2人で」のシワとかもダメなんだろうなーと。
それ以外でも過去のカレンダーのお話をしてもらったのですが、共演者と一緒に写っているものはさらにそちらにも許可がいるらしく、権利が煩雑になるそうです。
1993年頃に「ローマの休日」のカレンダーも出したことがあるそうなのですが(僕も持ってます)、まずエディ・アルバートは絶対に許可してくれないとのこと。なんか意外!
そして「ローマの休日」の場合はもちろんパラマウントの許可が必要で、それをクリアして出したのですが、後からグレゴリー・ペック側のエージェントから“こちらは一切聞いてない!”とお怒りのクレームが来たのだとか。
かなり揉めたそうですが、結局すでにもう販売した後だったのと、パラマウントが許可を出していたので、“今回は仕方ないですが…。”ということに落ち着いたそうでお咎めなしになったそうです。
でもパラマウント側の許可をした人は絞られてそう…。
なんにせよ、オードリーの物を出すのは、とても大変そうですよね。
そしてショーンとルカからオードリー・グッズを出す許可が与えられているのはこの会社さんだけなのですが、今もまだ続いているオードリー展のクレヴィス社などは直接画像の撮影者から権利を取って販売していますよね。
オススメ度:★★★(3/4月と9/10月の写真がポイント高し。でも60年代オードリーが1枚も無い!来年は60年代もあるカラーカレンダーがいいなあ…。)
Posted by みつお at 21:00│Comments(3)
│その他グッズ
この記事へのコメント
MKさん、こんにちは!
うれしーっ!!MKさんこそお元気でしたか!?( ;∀;)
返事が遅くなってしまってすみません(~_~;)
教えていただいたコンサート、問い合わせてどういう内容か確認していました。
教えていただいた「ローマの休日」コンサート、全く知りませんでした!
それで↑のサイトのうち、2つ目のに聞いて見たところ、全編「ローマの休日」の音楽を演奏するのですと!えーっ!!
「ローマの休日」って、未だにサウンドトラックもサウンドスコアも出ていないので、それを聞けるって凄いことですよね!
そしたらサンタンジェロの音楽も聴けるってことですよね!
調べたら結構日本全国あちこちに行くみたいなので、最初は“また東京だけかー”なんて思っていましたが、堺市のコンサートで行けるかもです!
それと、たまたま偶然、「SCREEN」で同じような形態の「ティファニーで朝食を」シネマコンサートっていうのが出てました!
そちらも「ティファニーで朝食を」の音楽だけのコンサートで、「ティファニーで朝食を」を上映するようです。
MKさん、ありがとうございますね!早速記事にしてお知らせしたいと思います!
うれしーっ!!MKさんこそお元気でしたか!?( ;∀;)
返事が遅くなってしまってすみません(~_~;)
教えていただいたコンサート、問い合わせてどういう内容か確認していました。
教えていただいた「ローマの休日」コンサート、全く知りませんでした!
それで↑のサイトのうち、2つ目のに聞いて見たところ、全編「ローマの休日」の音楽を演奏するのですと!えーっ!!
「ローマの休日」って、未だにサウンドトラックもサウンドスコアも出ていないので、それを聞けるって凄いことですよね!
そしたらサンタンジェロの音楽も聴けるってことですよね!
調べたら結構日本全国あちこちに行くみたいなので、最初は“また東京だけかー”なんて思っていましたが、堺市のコンサートで行けるかもです!
それと、たまたま偶然、「SCREEN」で同じような形態の「ティファニーで朝食を」シネマコンサートっていうのが出てました!
そちらも「ティファニーで朝食を」の音楽だけのコンサートで、「ティファニーで朝食を」を上映するようです。
MKさん、ありがとうございますね!早速記事にしてお知らせしたいと思います!
Posted by みつお at 2019年09月24日 19:03
みつおさん、お久しぶりです!
なんで「マイ・フェア・レディ」のデジタルリマスターにオードリーがサインできるんだよって、私も突っ込みたくなりました
ジェレミーすら亡くなってますよ・・・
オードリーほど人気があると、本当に色々とまがい物も出てきて、大変ですよね。
お疲れさまです〜(><)
なんで「マイ・フェア・レディ」のデジタルリマスターにオードリーがサインできるんだよって、私も突っ込みたくなりました
ジェレミーすら亡くなってますよ・・・
オードリーほど人気があると、本当に色々とまがい物も出てきて、大変ですよね。
お疲れさまです〜(><)
Posted by りえ at 2019年09月27日 22:28
わっ!りえさん、こんばんはですっ!(^o^
あれっ?でもジェレミーなら2014年のものにはムリでも、1994年のリマスターのものならギリギリサインできそうですよね?
ジェレミーは1994年版は少なくとも見る事が出来てから亡くなってそうなので良かったです。
せっかくホストまでつとめて「マイ・フェア・レディ」の解説をしたのに、自身で見ることができなかった…ってことだと気の毒すぎるので。
…ところで、ジェレミーのwikipediaの日本版、あのイラストはなんなんでしょう?あれはりえさん的にはOKなんですか?著作権フリーで使える画像は1点もないんでしょうかね?
それと、ジェレミーのウィキには全く出典が示されてないんですけど、りえさんならきちんと出典つけられそうですよね。
あれっ?でもジェレミーなら2014年のものにはムリでも、1994年のリマスターのものならギリギリサインできそうですよね?
ジェレミーは1994年版は少なくとも見る事が出来てから亡くなってそうなので良かったです。
せっかくホストまでつとめて「マイ・フェア・レディ」の解説をしたのに、自身で見ることができなかった…ってことだと気の毒すぎるので。
…ところで、ジェレミーのwikipediaの日本版、あのイラストはなんなんでしょう?あれはりえさん的にはOKなんですか?著作権フリーで使える画像は1点もないんでしょうかね?
それと、ジェレミーのウィキには全く出典が示されてないんですけど、りえさんならきちんと出典つけられそうですよね。
Posted by みつお at 2019年09月27日 23:57