2019年09月03日

marie claire style Box 2017年6月8日創刊号

marie claire style Box 2017年6月8日創刊号 今回は雑誌“marie claire style”のBOX、2017年6月8日創刊号の紹介です。
 表紙には“mariage”の文字も書いてありますね。

 そしてこの表紙は「ローマの休日」の貴重な本当のカラー写真。アン王女が大使館の舞踏会に登場する時のドレスですね。
 そのドレスから勲章や装飾を取ったもの。

 この衣装、2013年に文化学園服飾博物館で本物が展示されましたね。
 映画はモノクロなので白に見えますが、白黒映画でも模様が見えるようにと、実際は薄い金色で作られてたんですよね。

 それとこの写真を見ると、オードリーの鼻が魔女の鼻になっていないので、裏焼きだとわかりますね。
 本当に最近は写真の管理がなってないですよね。

 この表紙では消されていますが、この画像の向かって右(オードリーの左側)のオードリーの鎖骨の下にホクロがあります。でも「麗しのサブリナ」のイブニングのシーンを見ると、実際にオードリーの鎖骨下のホクロがあるのはオードリーの右側なんですよね。なので裏焼き決定です。

 僕もつい最近この本の存在を知って、販売元取り寄せになってたしきっともう無いだろうと思って楽天で注文したら…まだ在庫があった!

marie claire style Box 2017年6月8日創刊号 でも創刊号の表示はありますけど、その後第2号が発売された形跡も無さそうなんですよね。
 2年以上も前の「雑誌」が、まだ在庫があって注文できるくらい…ってよっぽど売れなかったのかなあ〜と。

 まあネットでは2017年12月6日発表の2号なるものも、オードリーの(本来カラーの写真のモノクロ化の)表紙でそれらしく作られてますけど。

 “marie claire”の日本版ってちょっと調べたら、中央公論社→角川書店→アシェット婦人画報社って販売元が変遷して、結局一般誌としては2009年に廃刊になってるんですね。
 名前は有名なので、廃刊になってるとは知らず、ちょっとびっくりしました。

 2012年からは中央公論新社から、読売新聞の付録として、東京でのみ“marie claire style” として発行されているそうです。

 じゃあ今回の“marie claire style”創刊号ってどういう基準なんでしょうね?
 “mariage”で創刊号なのか、一般誌として創刊号なのか…。

marie claire style Box 2017年6月8日創刊号 最近の女性ファッション誌の売り方として、付録がブランドとコラボして豪華!というのがありますが、これもそういう売り方。
 “Sandby Saya”というブランドとコラボした、ビーチサンダルが付いてます。そのため、でっかい箱入りで、かなり嵩張ります。

 …というか、ビーサンがメインで雑誌がオマケっぽいんですよね。最近の女性誌ってこういうものなのかもしれませんが、中に同梱されていた雑誌は、か・な・り薄っぺらい。しかも表紙までペラペラの本文と同じ紙で、なんか海外の薄ーい雑誌を彷彿とさせる作り。表紙込みで全52ページ。

 で、出してみて悪い予感がしたのですが、やっぱり!

 これを買ったのは、当然表紙がオードリーなら中身にもオードリー特集があるのかと思ったんですけれども、中身のオードリーは1ページ分だけでした。
 オードリーの表紙に惑わされて買う僕みたいなのがいるので、中央公論新社さんの思惑通りの買い方をしてしまったわけですね。

 オードリーって生涯で5回、ウェディングドレスを着てますよね。ジェームス・ハンソンとの結婚式用のドレス、メル・ファーラーとの実際の結婚式のジバンシィのドレス、「パリの恋人」のラストの衣装、アンドレア・ドッティとの結婚式のピンクのミニ、そして「華麗なる相続人」のサルジニア島での結婚式のブルーのジバンシィ。

marie claire style Box 2017年6月8日創刊号 でも表紙の「ローマの休日」も、中身の1ページのもウェディングドレスじゃないやん!
 なのに本文の見出しは、“ウェディングドレスの一番似合う女優 オードリー・ヘプバーン”。
 …これってどうなの?

 文章は村上香住子さんという方なんですけど、そこにはこんな文章が。
 “彼女の生涯を見直してみると、たいてい共演者と恋に落ちていて、「戦争と平和」で出会ったメル・ファーラーとは結婚している。”
 …うーん。オードリーのこと知らなさすぎ、調べてなさすぎ。

 「戦争と平和」でメル・ファーラーと共演した頃(撮影55年)は、既に結婚した(54年)後だし。
 たいてい恋に落ちていて、ってそんな風に思ったことなかった!「麗しのサブリナ」「いつも2人で」「華麗なる相続人」で共演者と恋に落ちたことは確かだし、主演21本(テレビ映画も含む)中3人を “たいてい” と表現することがアリなら、そうなのかもしれないけど…。
 
 まあ中身に関しては、ここでは特に取り上げることも無いような文章。数多あるオードリーの表紙が1冊増えた、というだけのもの。

 “mariage”と付いてるだけあって、中身は全部ウェディング関係です。でも結婚のための本の付録がビーチサンダルって、謎だ…。

オススメ度;なし


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

marie claire style Box 2017[本/雑誌] / 中央公論新社
価格:1944円(税込、送料別) (2019/9/3時点)




タグ :雑誌

同じカテゴリー(その他日本の雑誌)の記事
 「華麗なる相続人」1980年初公開時 雑誌紹介記事 (2025-01-26 12:00)
 「麗しのサブリナ」日本公開70周年記念 月刊「パラマウント」11月号 (2024-09-17 12:00)
 「麗しのサブリナ」公開70周年直前 月刊「パラマウント」1954年9月号 (2024-09-07 18:00)
 「Esquire エスクァイア日本版 別冊」1991年12月号 (2024-08-16 18:00)
 講談社「DAYS JAPAN」 1989年3月号 (2024-06-25 21:00)
 「ローマの休日」上映直前 月刊「パラマウント」1954年4月号 (2024-04-04 21:00)

この記事へのコメント
鎖骨はセクシーボーンと姉が言っていました。
黶はチャームポイント。
恋は薔薇の花
胸の黶が震えて誘う
ディビッドはサブリナと踊りKO
アン王女は初めて二枚目と踊りときめき

裏焼き残念
Posted by 明智常楽 at 2019年09月04日 20:55
確かに鎖骨がクッキリって魅力的ですよね。
アン王女、初めて若い男性とダンス…って本当ですよね!それまではいつもおじいさんとばかり踊らされてましたもんね!
全く見逃してました!そう、そうなんですよね!
あのサンタンジェロのダンスがアン王女にとって本当に楽しいダンスだったんですよね!
それと、明智常楽さん、黶ってすごい漢字お使いになるんですね!
普通なら黒子って書きそうですけど、厭わしい黒のホクロの漢字なんですね!(^-^
Posted by みつおみつお at 2019年09月04日 22:48
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。