2022年10月04日

1975年5月21日放映「パリの恋人」紹介記事、雑誌“ロードショー”

1975年5月21日放映「パリの恋人」紹介記事、雑誌“ロードショー”

 今回は雑誌“ロードショー”1975年7月号からの「パリの恋人」テレビ放送に関する切り抜きです。

 製作65年の「昼下りの情事」をやったら、当然同じく製作65周年の「パリの恋人」もやらないと!ですよね。

 それに1966年にリバイバルした「パリの恋人」が劇場で上映できる期限がまもなく切れるので、1972年に名画座で上映されたのも「昼下りの情事」と同じ。
 となると1972年から50周年にもなりますよね。

1975年5月21日放映「パリの恋人」紹介記事、雑誌“ロードショー” 1972年の「パリの恋人」の上映は、僕の調べたところによると、東京では8月15日(火)〜21日(月)まで名画座ミラノってところで、9月5日(火)〜10日(月)まで東急名画座ってところで上映されています。

 正式なリバイバルでもない1972年に、それらの名画座のために新しい「パリの恋人」のパンフレットが作られています!それがこちら

 もう15年も前に紹介していますね。
 当時は紹介はなるべく簡単にしていたので、中身の写真とか全く載せてませんけど、表紙からして「パリの恋人」じゃないですねー。

 72年の謎パンフ、出回ってる数がそこそこ多いところからして、全国の名画座で上映されたんかなーと思います。

 さて、この1975年5月21日放映の「パリの恋人」って、東京12ch(現テレビ東京)の「木曜洋画劇場」版吹替が使われているんですよねー。

 それって僕もファンになってからのもっと後年お昼だか夕方だかのテレビ放映で初めて見ましたけど、池田昌子さんの吹替じゃないし、突然街中で踊り出すミュージカルも受け付けなくて、全然作品に入り込めず思い出が最低になってしまったもの。

 当時はそれまで見たオードリー作品の中では最低作品!とかって思ってました。
 その後字幕版で見たり、池田昌子さんによる新録で見たりして、評価は一変!今では1950年代のオードリー作品では1番好きです!

1975年5月21日放映「パリの恋人」紹介記事、雑誌“ロードショー” こないだのスター・チャンネルの聴き比べ吹替バトル第2弾で放映したもので久々に坂口美奈子さんの「木曜洋画劇場」版を聞くことができましたが、やっぱりごめんなさい、オードリーの吹き替えがダメでした。

 このバージョンでオードリーをあてた坂口美奈子さんはオードリーをお好きだそうですし、この「パリの恋人」の吹替が思い出深かったそうなんですけど、本当に本当に申し訳ないのですがオードリー本人の雰囲気とも年齢の感じとも違うし、池田昌子さんとも全然違うので、気になって気になって作品世界には入れませんでした。

 この吹替バージョンで見たら、確かに「パリの恋人」があまり好きにならなくても仕方ないかな、と。
 フレッド・アステアとか、ケイ・トンプソンとかは良かったんですけどねー。

 放送枠に入れるためにカットもバッサバッサと切られてるので、これで話通じる?みたいに思うところもありました。
 また原語と言ってることが違ってたりするとこもありました。

 ちなみに機内上映版の勝生真沙子さんの吹替は気になりませんでした。池田昌子さんと比べてどうかは置いておいて、演技しているオードリーの熱量と同じ抑揚の発声だったので、すんなり見れたんですよね。

 さてこの “ロードショー”での紹介ですが、カラーでも紹介されてますね。
 この号のメインはカラーの大きさからしてアラン・ドロンの「ボルサリーノ」のようです。

1975年5月21日放映「パリの恋人」紹介記事、雑誌“ロードショー” このカラーのアラン・ドロン、写真写りがここでは小島よしおさんみたいに見えますね。

 そしてオードリーの写真は、ジバンシィのグリーンのコートドレス?の色がダーク・ブルー・ブラックみたいな色になってしまってますね。
 ちょっと僕の方で本来の色に寄せた画像も作ってみました。(3枚目の写真)

 文章では「ファニー・フェイスという流行語はこの映画から生まれた。」と書いてます。
 もし原題のままで邦題も「ファニー・フェイス」にしてくれてたらなーと思います。

 オシャレなファッション業界の映画なのに、オードリー主演映画でも特にセンスも個性も無い「パリの恋人」という日本題名はアカン。
 オードリー映画で最高の邦題の「おしゃれ泥棒」とはセンスが雲泥の差。

 モノクロのグラビアページでも特に珍しい画像はないのですが、左下の風船を飛ばす写真が他よりは少しレア度が高め。



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