2010年05月12日

「オードリー・ヘプバーン オフィシャルコレクション」 第7号

「オードリー・ヘプバーン オフィシャルコレクション」 第7号 さて、「週刊 オードリー・ヘプバーン(静岡版)」、この第7号から月刊に変わっています。
 なので、今号からは「オードリー・ヘプバーン オフィシャル・コレクション」で紹介。

 月刊化というのは全国版に向けての処置というのは、問い合わせでも答えていただきましたが、いまだに全国発売されてないですよねー…。
 このまま月刊だと、まだ2年もかかる計算になってしまうのですが…。(^^;;;

 全国化されると週刊に戻るというのも答えていただいたので、気長に待つしかないですね。
 途中で廃刊…というのだけはやめてほしいですね。

 さて、今号と次号は「おしゃれ泥棒」の特集。僕的には“待ってました!!”の特集なんですが、期待が大きかっただけに、ちょっとガッカリに仕上がっています。
 というのも、「おしゃれ泥棒」の特集なのに、「おしゃれ泥棒」の画像が少ないから…。

「オードリー・ヘプバーン オフィシャルコレクション」 第7号 →こちらのページも“名作劇場”のコーナーで、「おしゃれ泥棒」の特集なんですが、右ページに載っているのは「おしゃれ泥棒」ではなく、「暗くなるまで待って」の頃のもの。化粧とヘアスタイルが全然違うのに、やっぱり気が付かない編集者…。

 左ページの丸囲みには“オードリー・トリビア”なるものが書いてあるのですが、“オードリーの相手役としては初の年下男性。”と大嘘書いてます。
 もちろんオードリー初の年下の相手役は「緑の館」のアンソニー・パーキンス(3才年下)ですよね!

 こんなことは本当にちょっと調べればわかることなのに、“トリビア”と銘打って堂々と恥ずかしい間違いを載せるなんて、執筆者の調査不足には呆れますね。“オフィシャル”という名が泣かないようにしてほしいです。

「オードリー・ヘプバーン オフィシャルコレクション」 第7号 毎回楽しみで好印象の“映画の舞台”のページは、今回はボネ邸の内部。
 おー、こういう間取りなのかー!と思いますが、左下に載っているオードリーの画像が裏焼き…。
 髪型を見ると、左分け、右分けで簡単に裏か表かわかるはずなんだけどなー。

 というか、左からしか撮らせなかったオードリーを左に配さなければならない、このページレイアウトに大きな問題がありますよね。
 オードリーを右ページ下に配するようにページを組めば、全然オッケーになるはずなんですが…。

 「おしゃれ泥棒」関連では、“銀幕の裏側”のページで、“「おしゃれ泥棒」は決して大ヒット作ではなかったが”との記述があり、わかる人には“アメリカでは”というのがわかるのですが、これ、知らない人には日本でヒットしなかったのかと誤解を受ける可能性大。

 「おしゃれ泥棒」の名誉のために言っておきますが、日本では1966年度の第6位の大ヒットになってます。
 オードリー作品でも公開当時は全作品で第5位の大ヒット作品です!

「オードリー・ヘプバーン オフィシャルコレクション」 第7号 “オードリー・スタイル”のコーナーは今回はクラシック・ツーピース・スーツを取り上げています。

 「パリで一緒に」の画像の説明では、“こんなにすてきな派遣社員がいたら…!”って書いてあります。確かにそうですよねー。でも、派遣社員という雇用形態の問題が認識された今となっては、現実的にはちょっとムリなのもわかってしまいましたねー。

「オードリー・ヘプバーン オフィシャルコレクション」 第7号

 “マイ・フェア・オードリー”のページでは「昼下りの情事」のピクニックシーンのことを取り上げているので、貴重な美麗カラー写真を見ることができます。

 とまあ、こんな感じで、今号はまあまあな出来なんですが、「おしゃれ泥棒」ファンとしては非常に物足りな~い出来になってしまってます。


今号の価値:700円くらい。「おしゃれ泥棒」の好きな人は不完全燃焼に陥るかもしれません。



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この記事へのコメント
「ブログ人道草物語」に勝手に・・・
「オードリーのことならすべて」
とみつおさんのことを紹介させていただきましたよ。(^0^)
Posted by いも源氏 at 2010年05月12日 17:54
ボネ家のホール、確かに面白いなぁと思っていました。
カラーが断然美しくなったDVD版から俄然注目するようになりましたよ。
えぇッこんなにカラフルで見飽きない画面だったなんて~って。
あと斬新だと感じたのは、カーペット(階段)が鮮やかド紫なんですよね。
かなり冒険な配色だと躊躇するのですが、例えばレモンイエローのスーツ着たニコルが消沈して椅子に座り込むシーンなんて、
補色どうしが見事にマッチングしているなぁと楽しくなります。
“泥棒”シモンを発見するシーンでは、階段の手すりまでもが紫色だし、
マゼンタっぽいピンクのコートを羽織るあたりまで、配色効果ありました。

でもこの本「おしゃれ泥棒」ファンの方には確かにちょっとがっかりな出来映えですね。
この作品、スチールがかなり残っていてしかもカラーのはずなのにね。
この分だと、「シャレード」や「いつも2人で」特集も期待できないかなァ。
(「いつも2人で」のようなロケ主体の作品の場合、映画の舞台コーナーは何を紹介検証するのでしょうねぇ)
そのコーナー、当然予想されるとはいえ、「暗くなるまで待って」のヘンドリックス夫妻住居がとっても楽しみではあります。
Posted by まる at 2010年05月13日 00:42
>いも源氏さん

ありがとうございます!
というか、2つもブログを持ってるなんて、
すごいですよね!
僕はこの1つだけでも書くのに苦労していますが…。(^^;;;
Posted by みつおみつお at 2010年05月14日 13:03
>まるさん

そうですよねー。
確かに昔はボネ家の紫カーペットって
あんまり印象になかったですもんね。
ボネ家の(というより美術さんの)大胆すぎる色使いにびっくりです。
おそらくお父さんの趣味なんでしょうが、
これもニコルはどう思っているんでしょうねー。
“パパ、やめてよ!”って言っても
パパは聞き流すんでしょうかね?

それと、確かに特集はちょっと残念でした。
この号はまたあらすじで4ページも使ってますし…。
「いつも2人で」はマークとジョアンナの
旅の行程が載るんではないかと思ってます。
でも2号分ありますし…もう1回はなんでしょうね。
もしかして車の紹介?
Posted by みつおみつお at 2010年05月14日 13:18
「オードリー・ヘプバーン オフィシャル・コレクション」はもう休刊になるって耳にしたけれど、本当に!?
全国発売を楽しみにしていたけれどとても残念です。
全国発売すればかなり売れるとは思うんだけれどなぁ。
静岡では予想ほど売れなかった?
ひょっとして「緑の館」「ニューヨークの恋人たち」「おしゃれ泥棒2」のDVD化が無理だったのだろうか?
本当に残念です。
Posted by コウイチ at 2010年05月24日 17:20
今日発売の第9号買ってきました。
この第9号をもって休刊だそうです。
とても残念です。
Posted by 相原智也 at 2010年05月25日 14:53
>コウイチさん

はじめまして。
僕も問い合わせてショックを受けました。
全国発売どころか、休刊だなんて!!
僕も「緑の館」はじめ、日本未DVD化作品に
めっちゃ期待していただけに、とてもとても残念です。(T T
Posted by みつおみつお at 2010年05月27日 08:00
>相原智也さん

「シャレード」、まだ1回目だったのに…。
本当に残念ですよね。(T T
新しく見る写真や、初めて知るエピソードなど、
毎回楽しみにしていました。
幻の雑誌になってしまいましたね…。
Posted by みつおみつお at 2010年05月27日 08:04
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