2007年09月05日

Audrey Hepburn Star Highlight

 昨日の札幌三越の「ボブ・ウィロビー写真展」に続いて、本日から大丸京都店で「華麗なるハリウッド映画衣装展」が始まってますよ!ぜひぜひ行ける方はお時間を割いて行ってみてくださいねーっ!

 会場の出口に、きっとオードリーの写真集なんかが大量に売ってますので、どれを買おうかな?って時はこのブログでの写真集のカテゴリなんかもお役立てくださいです。(^-^

 それと、昨日本屋で「オードリーを愛した名監督たち」をパラパラッと立ち読みしてきました。撮影中のスナップで今までに見たことの無い画像が多かったのと、本の最後の方に公開当時の解説がそのまま載っているのが嬉しかったです!(^-^
 家に帰って、さっそく密林で注文しました!
 でも昔の解説では「いつも2人で」の6回の旅の順番が合ってるのに、新しい記事でのストーリーでは2度目と3度目の順番間違えてました。まったく(怒)!

Audrey Hepburn Star Highlight 帯が失われているので、日本語の正式名称がわからないのですが、CBSソニーから出た「Audrey Hepburn≪オードリー・ヘプバーン≫ Star Highlight Series」というレコードです。

 何年に出たかの表記がないのですが、「暗くなるまで待って」の説明もあって、2つ折ジャケット、中に2枚の紙で白黒オードリーの各出演作品集、オードリーのポートレート付き、というちょっとバブリーな装丁から考えて、オイルショックまでの70年代初期だと思われます。


収録曲は

A1.魅惑のワルツ(「昼下りの情事」)
A2.シャレード
A3.許されざる者
A4.ムーン・リバー(」ティファニーで朝食を」)
A5.いつ頃から(「パリの恋人」)
A6.暗くなるまで待って

B1.踊り明かそう(「マイ・フェア・レディ」)
B2.いつも2人で
B3.ローマの休日
B4.バラ色の人生(「麗しのサブリナ」)
B5.おしゃれ泥棒
B6.戦争と平和

です。

 中には 日野康一さんの文章があります。そこでは1966年8月に「いつも2人で」撮影中のオードリーに、5分間だけ許されたインタビューした様子が述べられているのですが、当時のオードリーは目尻のシワが深く、肌も荒れていたそうです。

 やっぱり「いつも2人で」の時は心痛がひどく、疲れているように見えると日野さんも感じたそうです。
 ところが撮影所に戻って「いつも2人で」のスチール写真を見るとそこでは快活で美しいオードリーの画像!心痛を見せない“女優オードリー”に感嘆したそうです。

 また文中で、オードリーの衣装というとまずジヴァンシー、そしてイディス・ヘッドばかり挙げられますが、実はオードリーの衣装を2番目に多く担当したのはドロシー・ジーキンスということにも改めて気づかされます。
 彼女は「マイヤーリング」「緑の館」「許されざる者」「噂の二人」でオードリーの衣装を担当。
 
 そのジーキンスが言うには、“彼女は何を着せても美しいから難しい”のだそうです。確かに「マイヤーリング」以外は衣装が目立たない映画ばかり。なのでファッションが際立たないように気を遣ったんでしょうね。

 ところで、中の白黒オードリー画像はみたことあるし、演奏はアンサンブル・プチとスクリーンランド・オーケストラ。ん?それでCBSソニーといえば?

 そう!1976年に発売された「ロビンとマリアン オードリー・ヘプバーンのすべて」とおんなじ!
 どうりで「オードリー・ヘプバーンのすべて」の方の解説の画像がモアレ起こしてると思った!

 この2枚のレコードで、「おしゃれ泥棒」「許されざる者」「戦争と平和」「麗しのサブリナ」「ローマの休日」は同じアンサンブル・プチとスクリーンランド・オーケストラなので、使いまわしだと思われます。
 聴けたらはっきりするのですが、今のところ聴けないもので…。

なお、例によってオードリー作品の音楽を現在聴くには、オール・サントラの「ムーン・リバー~オードリー・ヘプバーン スクリーン・テーマ・ベスト」をオススメします。




タグ :レコード

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この記事へのコメント
オードリーを愛した名監督たち
実は発売日に、書店でパラパラと見て、まぁいいかと購入しました。
後半の初公開時のレヴューが嬉しかった。
古本で読んだ「いつも2人で」の紹介記事が、当時好きだったので懐かしかった。
清水千代太さんだったんですね。すっかり忘れてました。清水さんゴメンナサイ。
次の「暗くなるまで待って」も同じ清水さん。
両方ともその号のスクリーン、持ってました。

ただ、僕の中では、スクリーンだったのか映画の友だったのか、
結構ごっちゃになってたので、こういう企画は嬉しいです。

写真もところどころ珍しいのありましたしね。

しかぁし・・・・
僕も脱力しましたよ。「いつも2人で」のあらすじの間違い。
それに少し怒りすら覚えるのは、「マイ・フェア・レディ」の吹き替え問題。
いいかげん全曲吹き替えとか、一部オードリィの歌声が使われたとか
そういう記述は、事実を確認してから正確に書いてほしい。
今回なんて“踊り明かそう”の冒頭に彼女の声が使われた・・・
ってなってましたもんね。
この本ではないのですが、“スペインの雨”や“あなたなしでも”の出だし部分は
オードリィが歌っているという記述も僕は好きではないのです。
あれは歌ってはいないだろ? 歌ってるのは別にあるのに~
皆、なぜ“今に見てろ”を無視するのぉ?
Posted by まる at 2007年09月06日 21:40
そうですね!僕も最後の公開当時の解説がものごっつい嬉しかったです!(^-^
とうとうスクリーンさん、自分のところがオードリーの宝庫だと気付いたのかな?みたいな。

僕は「暗くなるまで待って」と「ロビンとマリアン」のを持っていて、
切り抜きとして残しています。

画像もなかなかなのがありましたよね!
なんや~、スクリーンさん、こんな珍しいのも持ってたんやん!って。

「いつも2人で」のストーリーはがっかりでしたよね~。
どう考えても
友人夫婦とその娘と旅行…子供が欲しい→2回目
中古のMGで旅行…子供が出来た→3回目
って当然やん!って思うんですがねー。
またこれを読んで信じる読者がいるのかと思うと…。

それと「マイ・フェア・レディ」もそうですよね。
みんななぜ「今に見てろ!」のことを書かないんでしょうかね。
というか、実はみんなそれほど「マイ・フェア・レディ」を観ずに
書いてるんだろうと思います。

でも一番不快だったのは、「マイ・フェア・レディ」のサントラの新盤です!
アーティスト紹介で、「イライザ=マーニ・ニクソン」
ってなってたんです!「今に見てろ!」のことは
完全に無視!これはないだろーっ!って思いました。
ま、これも新盤の紹介で書きますけどね。(^^;
Posted by みつおみつお at 2007年09月07日 23:59
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