2007年09月09日

PREMIEREプレミア 93/4 別冊付録追悼オードリー

 *札幌三越で「オードリー・ヘップバーン ボブ・ウィロビー展」開催中!明日まで
 *大丸京都店で「華麗なるハリウッド映画衣装展」開催中!17日まで

PREMIEREプレミア 93/4 別冊付録追悼オードリー これは日本版プレミア(PREMIERE)、1993年4月号です(発売は2月22日)。

 オードリーが亡くなった後の号で、本体もオードリーが表紙ですが、これに付いていた20pの別冊付録もオードリー特集号。

PREMIEREプレミア 93/4 別冊付録追悼オードリー この別冊の表紙の「マイ・フェア・レディ」もなかなかGood!なんですが、中身もなかなか。

 珍しい「ティファニーで朝食を」「麗しのサブリナ」「パリの恋人」のカラー画像もあるし、赤川次郎さんの寄稿文もあります。

 その文章の中で、赤川次郎さん原作の「早春物語」映画化の際、澤井信一郎監督が、ラストシーンのために主演の原田知世に「噂の二人」を見せた、ということが書いてあり、とても興味深かったです。

PREMIEREプレミア 93/4 別冊付録追悼オードリー ←この「ティファニーで朝食を」のオードリー、珍しいし、お茶目でかわいいですよね!?
 この間落札されてしまったピンクのドレスを着ています。

 意外なことに、オードリーの略歴では本名をきちんと“オードリー”にしていること。当時はハイアムの伝記しかなく、そこではエッダだったはずなのに、これはびっくり。

 ただ、今でも誤解されていることがある、最後はグレゴリー・ペックの飛行機でスイスに戻った、って書かれています。(本当はジヴァンシーの手配)

 全体的にとても印象の良い、よくまとまった嬉しい出来具合。


 ここで7月に紹介した、Howell Conantの傑作写真集の再版が出来たようです!日本とアメリカのアマゾンで新品が安く入荷しています。最近は信じられない値段になってましたので、やっとこれで入手しやすい普通の値段になった、というわけですね。(^-^

 出版元さんも、きっと全世界で売り切れたのでびっくりしたでしょうねー。(一応僕は東京書籍さんにこんな写真集があることを伝えたんですが…日本版は出るのでしょうか?)



タグ :雑誌

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この記事へのコメント
私はちょうどこの雑誌を買えて、今まだ小包を受け取っていません.
「audrey:a life in pictures」この本はちょうど受け取ります,
とても良い1冊の写真集!
大量の1950年代のカラー写真は初めて発表します.
mark shawさんの撮影する作品は私の最も好きな1つのシリーズです.
そうでしょう.「麗しのサブリナ」の中オードリーはとてもきれいで、
非常に熟していることに見えて、腕利きです.
今年の第2の元来必ず買わなければならない写真集、
第1冊の本はHowell Conantさんの撮影の写真集です.
screenの新しい本「オードリーを愛した名監督」の情況を知っていたくて、
みつおさんの詳しい紹介を期待します.
Posted by meng at 2007年09月09日 18:33
「audrey:a life in pictures」
僕も書店で今日見ました。
「パリの恋人」のスナップが圧巻です。
全体として印刷が雑で、中には信じられないようなものもありますが、
非常にレアな画像も多いですよ。
しかし、コナンさんの写真集、あれ以降今でもよく見るんですが、
今更ながら素晴らしいですよね。
Posted by まる at 2007年09月09日 22:26
あ、そうそう
このプレミアの別冊は僕もお気に入りです。
紹介されている2枚の画像は、当時も大喜びでした。

プレミア日本版  もう廃刊になったんですよね~。
Posted by まる at 2007年09月09日 22:28
>mengさん

おーっ!このプレミア、買ったばかりですか!
グッドタイミングでの紹介でしたね。(^-^

「audrey:a life in pictures」、非常に良い出来でしたか!
僕もさっそく本屋に走らないと!ですね。
楽しみにしています。

「オードリーを愛した名監督たち」ですが、
こちらはまだ全部読んでないんですよね。(^^;

それと、ずば抜けている物は別として、
ちょっと時間を置いた方が冷静にオススメ度を判断できるかなーと思ってます。

珍しい画像もあるのですが、全部が全部見たことの無い画像ではないです。
文章は後半の方のが公開当時のもので、それはとても価値が高いです。

先に僕の評価を載せると、★★★というところでしょうか。
Posted by みつおみつお at 2007年09月09日 23:51
>まるさん

「パリの恋人」のスナップが圧巻!…って、もの凄いそそられますねーっ!
めっちゃ見たくなりましたよ!
印刷雑なのはアメリカだからしかたないのかな(笑)。
インキも日本と違いますしね。

コナン君の写真集は圧倒的だったので、ホントびっくりでした。
これくらいのハイクオリティの貴重写真集を日本でも出して欲しいですね。
これに対抗できる純日本産のは、毛色は違いますが
「デラックスカラーシネアルバム」と「カタログ オードリー・ヘプバーン」以来
出てないんじゃないかと思います。

プレミア、もう無くなったんですか…残念だなー。
なんやかんやと廃刊になっているんですね。
残っていても、「スクリーン」「ロードショー」「FLIX」とみんな一時期よりも
ページ数が大幅に減ってますよね。

画像のツボはもうまるさんと僕は一緒ですから(笑)。
Posted by みつおみつお at 2007年09月10日 00:01
「早春物語」の話、確かに興味深かったですね。
実際、映画のラスト近くで知世が成田空港を後にするシーン
確かに「噂の二人」っぽかったです。
マーサの異変に気づき、駆け出してくるカレンと
ラストの希望へ向けての歩き
その両方を合わせたようなカットつなぎによる
知世ちゃんのアップとロングの組み合わせでした。

その頃の映画雑誌(スクリーンかロードショーかは不明)に載っていた、
水野晴郎のインタヴュー記事の中で、原田知世は
“監督に「昼下りの情事」を観るように言われて観ました”と語っていました。
まだその作品のヴィデオもリバイバル上映もなかった頃なのに
どうやって観たんだろうと疑問でしたが、
ウブなのに背伸びして中年の男を翻弄する
ちょっと小悪魔な娘の演技の参考にしたのだそうです。
「早春物語」の沖野瞳のイメージは、
澤井監督にとってオードリィだったのかもしれません。
Posted by まる at 2007年09月11日 23:07
「早春物語」、僕は見てないんですよー。
なのでまるさんの書いていただいたのから、
勝手に当時の原田知世と合わせて想像させていただきました。(^^;

「昼下りの情事」は確かに不思議ですね~。どうやって見たんでしょうか…。
でも当時は「噂の二人」も不思議ですよね。
昔はレンタルで自主上映用の16mmフィルムを貸しているところとかあったので、
そこで借りたとか。
あるいは東京だとフィルムセンターで見たのかもしれませんね。
そこならいろいろ揃ってそうです。(「ラベンダー・ヒル・モブ」もあるみたいですし)
Posted by みつおみつお at 2007年09月12日 15:19
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