2013年11月03日
「マイヤーリング」B2 劇場ポスター Aタイプ
ここのところ、「スクリーン・ビューティーズ」や「マイヤーリング」や没後20年のテレビ番組などで、オードリー関連のことが多いです。なので、記事の更新も多くなってますので、こまめにこのブログをのぞいていただけると嬉しいです。m(_ _)m
NHK-BSプレミアムでオードリー没後20年ということでいっぱいオードリー映画が放送されるようです。
・11/25「シャレード(デジタル・リマスター版)」
・12/2「戦争と平和」「ローマの休日」
・12/3「麗しのサブリナ」
・12/4「昼下りの情事」
・12/5「尼僧物語」
・12/6「いつも2人で」
NHK-BSで放送されることによる良いことは、ブルーレイ未発売の作品は、DVDよりも遥かに高解像度のフルハイビジョンで観れること!「いつも2人で」のDVDなんて、いまだにレターボックス収録なので、メリット大です。
それに、市販のものとは別字幕になるので、違う翻訳で観れること。これ実はかなり面白いです。「いつも2人で」なんて夫婦関係のことを喋ってるので、微妙なニュアンスの会話をしてたりして、色んな翻訳で観るとわかることとかもあります。
あと、「永遠のオードリー」というオードリーの足跡を辿る番組が女優松下奈緒さんの出演で11/23(前編)と11/30(後編)に放送されます。予告ではオードリーの衣装(「ティファニーで朝食を」のピンクのものとか)も出てくるようなので、楽しみ!!
はい、これが今回の「マイヤーリング」劇場公開のB2ポスターです!(そのType A)
“刷りあがりました。”とのことで、ポスターをいただきましたので、アップします。劇場にはもう飾られているのかな?
てか、このビジュアルはメインなので、もう皆さんもネットでお目にしていると思いますが。(^^;
さて、このメインビジュアルですけど、いくつか候補&紆余曲折があったようです。
まずは、権利元からはたった3枚しか画像が来なかったこと。初公開にしては資料少なすぎですよね。これでかなり困ったそうです。
そしてメインビジュアルで使う画像の選定。候補になったのは、どうやらこのメインの物と、プレスシートで裏表紙(表4)で使ったもの。オードリーの写りはどっちも僕からすると “う〜ん…。”って物ですし。
どっちかっていうと、オードリーの歯並びが目立つメインのよりも、顔が四角く写ってる表4のビジュアルの方が僕は好きですけどねー。
でも教えていただいたことによると、“メルの視線がキツすぎるので…。”とのこと。確かに!
せっかくのオードリーもメルのちょっとコワい系の眼力のせいで、メインで使うにはちょっと…になってしまいました。
次はデザインですね。アメリカ版のDVDジャケットみたいな、おどろおどろしいビジュアルにできないですよね、日本では。
あれじゃまるでホラー映画です。
とりあえず、カラー版とモノクロ版の案が出たようです。モノクロ版は下部に帯が付けられたデザインになったのですが、この段階ではまだメインビジュアルはオードリーの歯並び悪いのと、メルの眼が怖いのと、両方候補だったようなので、計3種類作られたのでしょうか。
モノクロ版のは、下部の帯の色も色々候補になったようです。
カラー版は、好評だったそうなのですが、残っている「マイヤーリング」のフィルムが残念ながらモノクロなので、ちょっと保留になってしまいました。(そちらはType Bとして制作されました。)
僕が文章を書くお話をいただいた時には、既にメルがコワい版と帯が別色版はボツになってたみたいで、見せていただいたのは歯並び版の帯色赤とカラー版。
この段階でのメインビジュアルを見せていただいて、“正直な感想をお願いします。”とおっしゃっていただいたので、めっちゃワクワクしながら見てみました。
まず、カラー版はオードリーの歯並び目立つビジュアルは今のと同じなので、オードリーの美しさ的にはイマイチですけど、バックはオードリーイメージのピンクだし、かなり気に入りました。髪の毛の切り抜きはちょっと切り抜きすぎみたいですけど…。(^^;
問題はモノクロ版!最初に見た時“えっっっ!!!これって!?”とちょっと絶句。
だって、これは絶対どう見てもこれ(→)に似過ぎてるでしょーーーーーーっ!!「ローマの休日」2003年リバイバルのメインビジュアル!
帯の色、題名の明朝系の書体、その文字の斜体、キャッチコピーが帯の上部にあるのとか、スタッフ・キャストの文字がセンター揃えとか!レイアウトとかも。
これ、めっちゃ反対しました!絶対カラー版の方がいいです!って。
だって、突然オードリー幻の作品が出てきて、そのメインビジュアルが「ローマの休日」に激似なんて、作品に対する怪しさ全開じゃないですか!
僕的にはかつて「初恋」が突然66年に公開されて、そのメイン画像が「初恋」のものではなく、綺麗になってからの「パリの恋人」の物だった、というのを知っているので、そういうのって、よけい作品にすきま風が吹き込むような侘しさとか、便乗したという二流感を付け加えて、良くないと思っているので。
やはり、せっかく劇場公開する「マイヤーリング」には正々堂々と他のオードリー作品と並ぶものとして、独自のビジュアルで勝負して欲しかったんですよね。
ですが、カラーは却ってレトロ感が出るのがちょっと…ということでした。それに、デザイナーさんの名誉のために書いておきますけど、モノクロ版も別に「ローマの休日」を真似したわけではなく、結果的に似てしまったそうです。やはり、赤って高級感出ますもんね。
「マイヤーリング」に関しては、僕は濃いめの青緑か、ちょっと薄めの赤紫のイメージがあるんですよね。で、候補だった帯の色から、それっぽいのを見せていただいたんです。
でも青緑は公開が真冬ということで、見るからに寒い感じだし、僕もダメかなーと。
もうひとつは赤紫というより見せていただいたのは完全なマゼンタだったんですけど、それは僕的にちょっと色違うけど、まあいい感じやん、もうちょっと色を変更すれば…とは思ったんですけどね。
見せていただいたのを、今回のポスターに手を加えて再現してみました。どうでしょうか?やっぱり確かに赤が高級感はありますね。
それと、「ローマの休日」のパクリに見えないように、僕がデザインで提案したのは、「デラックスカラーシネアルバム」に載っている「マイヤーリング」のカラー画像のバックに写っている壁紙の模様。これを“下部の帯のバック”に使うのはいかがですか?ってこと。
僕の“「マイヤーリング」は赤紫”ってイメージはこの壁紙から来てますしね。(^^;A
これが一部採用されて、“帯の下部のバック”に模様が敷かれました。
なんで帯の全部じゃなく、一部だけ模様になったのかはわかりませんが、気に入っていただけたのか、公式サイトの上部の帯にもこの模様が全体に使われています。
もちろん、製作途中のデザインなんかは社外秘なんでしょうが、「マイヤーリング」の権利元 Mr.FAT-W Video さんのFacebookで、思いっきり製作過程のビジュアルがアップされちゃって、世界の人に見られてます。(^^;;;
でも、全世界のオードリーファンは日本で「マイヤーリング」が劇場公開だと知って、羨ましいでしょうねー!
日本では、スーベニアブックであるパンフレットも販売されるんだよ〜!実質「マイヤーリング」写真集にもなっちゃうんだよ〜!って教えてあげたいですね。
そしたらコアでお金持ちな世界のオードリーファンが日本に観に来てくれないですかねー。
追記:「マイヤーリング」にはもうひとつ劇場用のB2ポスターがあります。稀少なBタイプはこちら。
NHK-BSプレミアムでオードリー没後20年ということでいっぱいオードリー映画が放送されるようです。
・11/25「シャレード(デジタル・リマスター版)」
・12/2「戦争と平和」「ローマの休日」
・12/3「麗しのサブリナ」
・12/4「昼下りの情事」
・12/5「尼僧物語」
・12/6「いつも2人で」
NHK-BSで放送されることによる良いことは、ブルーレイ未発売の作品は、DVDよりも遥かに高解像度のフルハイビジョンで観れること!「いつも2人で」のDVDなんて、いまだにレターボックス収録なので、メリット大です。
それに、市販のものとは別字幕になるので、違う翻訳で観れること。これ実はかなり面白いです。「いつも2人で」なんて夫婦関係のことを喋ってるので、微妙なニュアンスの会話をしてたりして、色んな翻訳で観るとわかることとかもあります。
あと、「永遠のオードリー」というオードリーの足跡を辿る番組が女優松下奈緒さんの出演で11/23(前編)と11/30(後編)に放送されます。予告ではオードリーの衣装(「ティファニーで朝食を」のピンクのものとか)も出てくるようなので、楽しみ!!

“刷りあがりました。”とのことで、ポスターをいただきましたので、アップします。劇場にはもう飾られているのかな?
てか、このビジュアルはメインなので、もう皆さんもネットでお目にしていると思いますが。(^^;
さて、このメインビジュアルですけど、いくつか候補&紆余曲折があったようです。
まずは、権利元からはたった3枚しか画像が来なかったこと。初公開にしては資料少なすぎですよね。これでかなり困ったそうです。
そしてメインビジュアルで使う画像の選定。候補になったのは、どうやらこのメインの物と、プレスシートで裏表紙(表4)で使ったもの。オードリーの写りはどっちも僕からすると “う〜ん…。”って物ですし。
どっちかっていうと、オードリーの歯並びが目立つメインのよりも、顔が四角く写ってる表4のビジュアルの方が僕は好きですけどねー。
でも教えていただいたことによると、“メルの視線がキツすぎるので…。”とのこと。確かに!
せっかくのオードリーもメルのちょっとコワい系の眼力のせいで、メインで使うにはちょっと…になってしまいました。
次はデザインですね。アメリカ版のDVDジャケットみたいな、おどろおどろしいビジュアルにできないですよね、日本では。
あれじゃまるでホラー映画です。
とりあえず、カラー版とモノクロ版の案が出たようです。モノクロ版は下部に帯が付けられたデザインになったのですが、この段階ではまだメインビジュアルはオードリーの歯並び悪いのと、メルの眼が怖いのと、両方候補だったようなので、計3種類作られたのでしょうか。
モノクロ版のは、下部の帯の色も色々候補になったようです。
カラー版は、好評だったそうなのですが、残っている「マイヤーリング」のフィルムが残念ながらモノクロなので、ちょっと保留になってしまいました。(そちらはType Bとして制作されました。)
僕が文章を書くお話をいただいた時には、既にメルがコワい版と帯が別色版はボツになってたみたいで、見せていただいたのは歯並び版の帯色赤とカラー版。
この段階でのメインビジュアルを見せていただいて、“正直な感想をお願いします。”とおっしゃっていただいたので、めっちゃワクワクしながら見てみました。
まず、カラー版はオードリーの歯並び目立つビジュアルは今のと同じなので、オードリーの美しさ的にはイマイチですけど、バックはオードリーイメージのピンクだし、かなり気に入りました。髪の毛の切り抜きはちょっと切り抜きすぎみたいですけど…。(^^;
だって、これは絶対どう見てもこれ(→)に似過ぎてるでしょーーーーーーっ!!「ローマの休日」2003年リバイバルのメインビジュアル!
帯の色、題名の明朝系の書体、その文字の斜体、キャッチコピーが帯の上部にあるのとか、スタッフ・キャストの文字がセンター揃えとか!レイアウトとかも。
これ、めっちゃ反対しました!絶対カラー版の方がいいです!って。
だって、突然オードリー幻の作品が出てきて、そのメインビジュアルが「ローマの休日」に激似なんて、作品に対する怪しさ全開じゃないですか!
僕的にはかつて「初恋」が突然66年に公開されて、そのメイン画像が「初恋」のものではなく、綺麗になってからの「パリの恋人」の物だった、というのを知っているので、そういうのって、よけい作品にすきま風が吹き込むような侘しさとか、便乗したという二流感を付け加えて、良くないと思っているので。
やはり、せっかく劇場公開する「マイヤーリング」には正々堂々と他のオードリー作品と並ぶものとして、独自のビジュアルで勝負して欲しかったんですよね。
ですが、カラーは却ってレトロ感が出るのがちょっと…ということでした。それに、デザイナーさんの名誉のために書いておきますけど、モノクロ版も別に「ローマの休日」を真似したわけではなく、結果的に似てしまったそうです。やはり、赤って高級感出ますもんね。
「マイヤーリング」に関しては、僕は濃いめの青緑か、ちょっと薄めの赤紫のイメージがあるんですよね。で、候補だった帯の色から、それっぽいのを見せていただいたんです。
でも青緑は公開が真冬ということで、見るからに寒い感じだし、僕もダメかなーと。
もうひとつは赤紫というより見せていただいたのは完全なマゼンタだったんですけど、それは僕的にちょっと色違うけど、まあいい感じやん、もうちょっと色を変更すれば…とは思ったんですけどね。

それと、「ローマの休日」のパクリに見えないように、僕がデザインで提案したのは、「デラックスカラーシネアルバム」に載っている「マイヤーリング」のカラー画像のバックに写っている壁紙の模様。これを“下部の帯のバック”に使うのはいかがですか?ってこと。
僕の“「マイヤーリング」は赤紫”ってイメージはこの壁紙から来てますしね。(^^;A
これが一部採用されて、“帯の下部のバック”に模様が敷かれました。
なんで帯の全部じゃなく、一部だけ模様になったのかはわかりませんが、気に入っていただけたのか、公式サイトの上部の帯にもこの模様が全体に使われています。
もちろん、製作途中のデザインなんかは社外秘なんでしょうが、「マイヤーリング」の権利元 Mr.FAT-W Video さんのFacebookで、思いっきり製作過程のビジュアルがアップされちゃって、世界の人に見られてます。(^^;;;
でも、全世界のオードリーファンは日本で「マイヤーリング」が劇場公開だと知って、羨ましいでしょうねー!
日本では、スーベニアブックであるパンフレットも販売されるんだよ〜!実質「マイヤーリング」写真集にもなっちゃうんだよ〜!って教えてあげたいですね。
そしたらコアでお金持ちな世界のオードリーファンが日本に観に来てくれないですかねー。
追記:「マイヤーリング」にはもうひとつ劇場用のB2ポスターがあります。稀少なBタイプはこちら。
この記事へのコメント
早く名古屋圏にも上映して欲しいですね。
昔々、DVDが無い頃は、ミリオン座にカセットテープを持ち込んで、客席から録音していました。
南雲堂の「昼下りの情事」の英和対訳シナリオとテープも持っていましたが、ビデオを手に入れてから行方不明です。
昔々、DVDが無い頃は、ミリオン座にカセットテープを持ち込んで、客席から録音していました。
南雲堂の「昼下りの情事」の英和対訳シナリオとテープも持っていましたが、ビデオを手に入れてから行方不明です。
Posted by むらさきいも at 2013年11月08日 14:33
むらさきいもさん、TOHOシネマズ 名古屋ベイシティで上映決まりましたよ!
ムビチケも販売されるようです。
南雲堂の英和対訳シリーズは全然持ってないんですよ…。
着にはなってるんですけど、それって写真もいっぱいだったりするんですか?
画像が多いと、ぜひ欲しいと思うんですけど、文字だけだとちょっと…。
「パリで一緒に」とか、すっごい欲しいんですけどね~。(^^;
ムビチケも販売されるようです。
南雲堂の英和対訳シリーズは全然持ってないんですよ…。
着にはなってるんですけど、それって写真もいっぱいだったりするんですか?
画像が多いと、ぜひ欲しいと思うんですけど、文字だけだとちょっと…。
「パリで一緒に」とか、すっごい欲しいんですけどね~。(^^;
Posted by みつお at 2013年11月08日 23:46