2007年02月05日

「戦争と平和」56年初版 SY京映版(予告版)パンフレット

 あっと言う間にカウントが5000を越えてしまいました!見ていただいているみなさん、本当にありがとうございます!まだまだ続きますので、どうか今後もよろしくお願いします!(^-^

「戦争と平和」56年初版 SY京映版(予告版)パンフレット こちらは京都の映画館、1956年12月25日発行の奥付のある、1957年にSY京映で封切される作品の予告版パンフレット。ただし、あけましておめでとうございます、という表記もあるので、いったいいつ観客の手に渡ったのかわかりません。サイズはA4。
 おそらく、お正月にSY京映に来た人だけが買うかもらうかする事が出来たパンフなんでしょうね。

 中に、“無料でお渡し出来るのは2万部のSY京映ニュース”という表記があるので、これはそれなのかな?とも思いましたが、現存する部数の少なさと、SY京映ニュースには“皆様のご感想やスターのカリカチュアを掲載”している事が書いてあり、このパンフにはそんなものはないので、館ニュースとはやはり別物だろうと結論。やはり新春特別版パンフなのでしょう。
(追記:その後、館ニュースは別に存在しているのを確認済み。)

 さて、このパンフ入手には逸話があります。当時いろいろオードリーのパンフについて教えていただいてた方とお話していたときに、“SY京映の「戦争と平和」パンフは持っていますか?”と訊かれて、“いいえ~、全然持ってません!”って答えたのですが、その2、3日後、西宮のシネマガイドさんから“SY京映というところの「戦争と平和」パンフが見つかったんですよ~!”との連絡が!それがこのパンフでした。(^-^
 あまりのグッドタイミングにびっくり!!オードリー運、ついてるな~!って思いました!SY京映を持っているか尋ねた方もさらにビックリ!

 なお、SY京映での「戦争と平和」公開にあたっては、別にオリジナルの正式版パンフレットが発行されました。今回は予告版パンフだったので、正式版は2月16日に紹介、ということで「予告」しておきます。(んん?なんで2月16日?それは2月16日の正式版の時に読んでくださいねー。)

レア度:★★★★★(僕も自分が持っている物以外、見たことがありません)

 SY京映さんは松竹株式会社直営映画館のひとつです。その名からわかるように、京都の映画館でしたが、2001年11月22日に惜しくも閉館になりました。
 SYとは松竹洋画部の略だそうですが、邦画も上映したとか。座席数は最後は387席だったそうですが、「戦争と平和」を独占上映できた頃は、もっとすごかったんではないでしょうか。
 「戦争と平和」にはこの予告版と正式版の2種類が存在します。完全な松竹直営でありながら、本命版である松竹セントラルシアター版とは全く違うオリジナルパンフ。
 これまた当時の劇場支配人の意欲ややる気の伝わる素晴らしいパンフになっていますが、オリジナルパンフの例に漏れず、激レアとなっております。
 同じ関西として、こういう独自のパンフは嬉しいものですよね!関西もやるやん!って感じです。





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Posted by みつお at 00:00│Comments(0)戦争と平和
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