2007年03月15日
「シャレード」ヘンリー・マンシーニ オリジナル・サントラ

で、これ帯に「世界初CD化」なんて書いてるんですけど、ウソ八百!僕はその5年も前にアメリカの輸入盤を持ってましたよ~~だ!って。ビクターさんもよく調べてから書かないと!
ヘンリー・マンシーニは“映画でBGMとして聴かせるものと、レコードで音だけ聴かせるものは別であるべきだ”という考え方のために、マンシーニのサントラは映画で使ったまんまでないことも多く、この「シャレード」も本当のサントラではありません。
“オリジナル・サウンドスコア”と呼ばれることもありますが、映画とアレンジが違うのに、オリジナル・サウンドスコアともちゃうやん!みたいな。
さて、この「シャレード」の音楽は、「ティファニーで朝食を」「酒とバラの日々」と2年連続でアカデミー賞を受賞してノリにノッてるマンシーニだけあって、どの曲も素晴らしい出来!僕は全体では「ティファニーで朝食を」以上だと思っています。というか、全てのオードリー映画でもトータルでは最高ではないかと!
なんかすべての曲が70点以上だし、ほとんどの曲は90点以上の点数を献呈したいくらい!という表現ならわかっていただけますでしょうか?全くハズレの曲がありません!
それとこれ、面白いんですが、「オレンジ・タムレ」という楽曲があるんで、オレンジ・タムレのシーン(オレンジを手を使わないで次の人に回す、というゲーム)で使われているのかと思いきや、そこで使っているのは「マンボ・パリジェンヌ」という曲。
「オレンジ・タムレ」はオレンジ・タムレの後、オードリーが電話ボックスでジェームス・コバーンにマッチを落とされているシーンの後ろで流れてる。それとオードリーがケーリー・グラントを尾行しようとして、カフェで鼻息荒いおじさんに“行列みたいに付いてこないで!”っていうシーン(「シャレード」で僕が一番好きな場面)のBGMでも使われてます。なんでこの曲が「オレンジ・タムレ」になったんでしょうねー。不思議。
曲のオススメ度:★★★★★(満点!最高!現在でも紙ジャケット盤が現役です。)
追記:2012年に本当のフィルム・バージョン・サントラが出ました!今はそちらを買った方がいいと思われます。
記事はこちら
2014年にも2012年の物より1曲少ないフィルム・バージョンのサントラが出ます。
この記事へのコメント
「シャレード」の主題歌も「いつも2人で」と同じくらいに
大好きな曲です。マンシーニはどうしてこうも作品にピッタリ!の
曲を作れるんだろうと今更ながらですがつくづく感心します。
この映画、最初から最後までインパクトのあるシーンが
多いですが、みつおさんのおっしゃる、電話ボックス、鼻息荒いおじさんの
シーン。これらのシーンもとても印象に残るものです。
電話ボックスのシーンはハラハラ・ドキドキでしたし、
鼻息荒いおじさんのシーンは爆笑でした!(^^)
>なんでこの曲が「オレンジ・タムレ」になったんでしょうねー。
実は「タムレ」と言う言葉自体、どんな意味か知らなかったんですが、
ポリネシア語で「情熱」という意味なんだそうですね。
大好きな曲です。マンシーニはどうしてこうも作品にピッタリ!の
曲を作れるんだろうと今更ながらですがつくづく感心します。
この映画、最初から最後までインパクトのあるシーンが
多いですが、みつおさんのおっしゃる、電話ボックス、鼻息荒いおじさんの
シーン。これらのシーンもとても印象に残るものです。
電話ボックスのシーンはハラハラ・ドキドキでしたし、
鼻息荒いおじさんのシーンは爆笑でした!(^^)
>なんでこの曲が「オレンジ・タムレ」になったんでしょうねー。
実は「タムレ」と言う言葉自体、どんな意味か知らなかったんですが、
ポリネシア語で「情熱」という意味なんだそうですね。
Posted by ゴマちゃん at 2007年03月17日 17:23
なるほど!ゴマちゃんさん、ありがとうございました。
タムレってそういう意味があったんですね~。
勉強になりました。m(_ _)m
「情熱のオレンジ!」確かに、です。
「シャレード」の音楽もいいですよねー!
タイトルバックからしてこの曲とともに
ワクワクさせられますよねー。
電話ボックスはラストの方でも効果的に使われてますけど、
どう考えても主役のケーリー・グラントが犯人じゃない!
ってわかってるのに、最初見たときはオードリーが
うまく逃げて!って思ったもんです。
なんか子供の頃見た、
悪夢で追いかけられているような状況でした。
タムレってそういう意味があったんですね~。
勉強になりました。m(_ _)m
「情熱のオレンジ!」確かに、です。
「シャレード」の音楽もいいですよねー!
タイトルバックからしてこの曲とともに
ワクワクさせられますよねー。
電話ボックスはラストの方でも効果的に使われてますけど、
どう考えても主役のケーリー・グラントが犯人じゃない!
ってわかってるのに、最初見たときはオードリーが
うまく逃げて!って思ったもんです。
なんか子供の頃見た、
悪夢で追いかけられているような状況でした。
Posted by みつお at 2007年03月17日 17:43