2025年02月28日

神戸阪急の“Audrey in Cinema”展、行って来ました!

 さて、24日まで神戸阪急で催されていた“Audrey in Cinema”展に行ってきましたので、今回はその感想を。

 画像は会場の様子(写していい場所だけ)と、神戸阪急にも置いてあった2月の催事のビラと当日の入場券です。
 2月の催事のビラは新聞広告のチラシとしても全くおんなじものが入っていたので、実は僕はそのチラシを見て“おっ!オードリーの展示会やるんや!”と思ったのでした。

 まず、催事場のある9階に行ったんですが、エレベーターで行ったのでいきなりフォトスポットの方に着きました。
 こちらは出口側で、最初の写真の右手に物販の場所があり、「ローマの休日」のオードリーのポスターの左側に入口がありました。

 もしエスカレーターで登ってきたら、エスカレーターを降りたところに「ティファニーで朝食を」のオードリーがお出迎え、という状態になっている、とこれはチケットのもぎりの方に教えていただいた情報。

 エレベーターで来ると、その画像は見えないんですよね。もちろん後で写真は撮りましたが。

 さて、前回の記事で載せた招待状を持っていたのですが、どうやら他の人の様子を見ていると、当日券のチケットにもオードリーの写真が付いている様子!
 これは買うしかないと、招待状があるにもかかわらず当日券も買いました。その画像も載せましたよー。

 で、入場の場所に行ったのですが、招待状を使うか当日券を使うかちょこっと悩みました。
 でも当日券はまだこのブログで紹介していないので、招待状を使って入りました。

 すると招待状の人だけなのか、前売券や当日券の人でも貰えるのかよくわからないのですが、2階で何かの抽選ができる券をもぎりの方にいただきました。

 さて、中に入ってオードリーの画像を堪能したのですが、一部京都とは違っていました。
 それと前回も書いたように、僕の今回のチェックポイントは、京都で間違っていた展示物(クレヴィス社さんに連絡済み)はきちんと訂正されているのか、というのもありました。

 まず、いきなり京都では「ローマの休日」から始まったような気がするのですが、今回はオードリーのポートレートからスタート。それが何点か続いた後映画作品が始まります。

 それと京都では「ローマの休日」のトップに「パリの恋人」の画像が使われていたのですが(写真集「Audrey in Cinema」ではp7の写真)今回はその画像は「ローマの休日」にところにはありませんでした。
 そしてその画像は無事「パリの恋人」の中に展示されていました。

 それと、やはり「ローマの休日」「麗しのサブリナ」「パリの恋人」などは画像の点数が多いですね。「戦争と平和」とか「許されざる者」とか、「シャレード」などは画像が少なく、3.4点しかありませんでした。

 「緑の館」や「パリで一緒に」が意外と多めだったのは、やはりボブ・ウィロビーの画像を借りているからでしょうね。

 「おしゃれ泥棒」の横長の画像で、写真集では2ページにまたがって間が見えにくい画像ななんかは、1枚として見られるのがありがたかったです。

 映画作品が終わると、各国のポスターで1作品1枚飾られていました。
 これは写真集には収録されていないので、展示会でだけ見れるというもの。

 京都では後でまとめて、ではなく各作品のところに飾られていたと思います。
 しかもその時は全作品は無かったのですが、神戸では「暗くなるまで待って」までは全作品揃っていました。

 京都では「戦争と平和」のとこに日本版が飾られていたのですが、UIP配給のポスターなのに、京都では “1973年リバイバル版ポスター”などと書かれていましたが、これも今回は “1987年リバイバル版ポスター”に修正されていました。

 そのポスターが終わると、オードリーのバイオグラフィーの書かれたパネルが掛けられていました。
 そこには「マイヤーリング」や「おしゃれ泥棒2」などのテレビ作品も載っていたのですが、「エクスラン・ヴァリーエ」「銀座リザ」のCMのことは載っていませんでした。

 結局最後まで行って出口は出ずにまた戻って始めから見直し、というので3往復プラス一部をさらに見直ししてきました。

 出口を出てからは、もちろん物販コーナーに行ったのですが、「AUDREY HEPBURN オードリー・ヘプバーン」「オードリー・スタイル」という過去の写真集は順調に版を重ねているのですが、「Audrey in Cinema」はまだ全部1刷でした。
 ちょっと残念。

 さて、今までクレヴィス社の物販は過去の京阪神と横浜のオードリー展示会で買っていたので、今回は特に買うものが見つからなかったのですが、後で考えたらマーティン・ギトリンのトンデモ本が置いてなかった!!凄い!

 というわけで、京都で確実に間違っていたものは全部訂正されてて、トンデモ本も排除されてた!
 唯一「昼下りの情事」のカラーのオードリーのアップの画像が裏焼きなんだけど、鼻で判断するしかなくて、僕は確実に裏焼き、ってわかるけど、多分クレヴィス社さんの方はそこまで自信を持てなかったんでしょうね。これのみ裏焼きのまま展示されてました。

 とにかく、今回はクレヴィス社さん、やるやん!というのが感想でしょうか。

 あとは「オードリー・スタイル」展を梅田阪急でやってたのですが、新型コロナで1度中止になって、その後再度開催されたのですが、その時は大幅に画像の展示を少なくして無料になってしまっていたので、その完全版をどこかで見てみたいです。


  
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Posted by みつお at 21:00Comments(0)オードリー関連情報

2025年02月14日

神戸阪急で2月16日から24日まで “AUDREY in Cinema”展開催

 神戸三宮にある阪急百貨店で、クレヴィス社企画の “AUDREY in Cinema”展が今月16日(日)から24日(月・振替休日)まで開催されます。

 時間は午前10時〜午後8時。最終日は午後5時終了だそうです。本館9階の催事場にて。
 時間と場所が合えばぜひ!です。

 今回はその神戸阪急のチラシと招待券を紹介。

 “AUDREY in Cinema”展は23年4月に京都で開催されたあと、なかなか他で開催されなかったんですよね。
 去年(2024年)に広島と花巻で開催されただけ。

 クレヴィス社のオードリー展示会としては最初で、あまり出来の良くない “AUDREY HEPBURN オードリー・ヘプバーン”展は日本全国で何度も開催されているのに、その後クレヴィス社さんが頑張って、グッと質を上げた“オードリー・スタイル〜飾らない生き方”展や、この“AUDREY in Cinema”展はあまり開催されないのが残念ですね。

 さて、この記事では非売品の招待券の画像を載せましたけど、前売券はローソン(Lコード:55137)だけの販売で、神戸阪急に行っても売っていません。

 昔と違って紙のチケットはもう大々的には扱わないのでしょうね。昔はこういう前売券にもオードリーの画像が付いているので買うのが楽しみだったんですけどね。

 この招待券も神戸阪急さんからいただいた…のではなく、神戸阪急へ買い物に行って、たまたま某ショップの5000円以上のお買い物でこの招待券がもらえる、ということでオードリーの画像のついたこの招待券欲しさに5000円以上買ってしまったからもらえた、というわけです。

 当日券は大人1000円、前売券800円だというのに、おバカな出費ですよね。でもオードリーの画像の付いたチケットはこれしかなく、買ったものも別に欲しくないものではなく、普段から使用している消耗品だったので別に後悔はありません。

 まあまんまと神戸阪急さんとショップさんの思う壺ですけどね笑。

 さて “AUDREY in Cinema”展は約120点の画像が展示されているそうです。

 前回京都で見たときに、1987年リバイバルの「戦争と平和」ポスターを1973年として展示してあったのと、「パリの恋人」の写真を「ローマの休日」として展示してあったのがめっちゃ気になりましたけど、今回は訂正されているんでしょうかね?
 それをチェックするのも今回の楽しみ方ですね。

 それと、このメインイメージの「ティファニーで朝食を」の画像は本来カラーなんですよね。
 クレヴィス社さんの話によるとカラーのものが手に入れられなかったそうですけど、こういう本当はカラーなのにモノクロ化して使用しているってのは僕はキライなんですよね。

 なんでオードリーをなんでもかんでもモノクロの世界に押し込めようとするわけ?
 オードリーって時代的にももうカラーの時代のスターなんですけどね。

 この「ティファニーで朝食を」の本当の美麗カラー画像(別ショットではない、全く同じもの)は「デラックス・カラー・シネアルバム改訂版)」とボンパズルなどで見ることができます。

 さて、このチラシの裏には経歴のところで、“「ローマの休日」「パリの恋人」「ティファニーで朝食を」「シャレード」「パリで一緒に」「マイ・フェア・レディ」「おしゃれ泥棒」など数多くの作品を大ヒットさせ” って書いてます。

 これがクレヴィス社さんの考える代表作なんでしょうか?選択が面白いですよね。

 オードリーの代表作って、「ローマの休日」「ティファニーで朝食を」「マイ・フェア・レディ」という絶対に入る3作品以外の選び方が過去の映画パンフレットでもそれぞれ違って、見ると面白いんです。

 大ヒットってのも、どこの国基準なのかも興味深いところ。「ティファニーで朝食を」なんて、有名なわりにアメリカでも日本でもそれほどではない成績に終わってますしね。

 あーでも、展示会のコースの最後にある物販コーナーで、やっぱりトンデモ本のマーティン・ギトリンのオードリーの伝記もどきをまだ重版して売ってるんだろうなと思うとちょっと気が滅入るというか、怒りさえおぼえるんだろうなー。
 ほんと、あれは絶版にしてほしい。稚拙極まりないダメダメ本ですね。皆さんは行っても絶対にあれは買わないでくださいね!
  


2025年02月05日

日本旅行「忘れえぬヨーロッパの休日」パンフレット その2

 今回は出発日が1995年11月3日〜1996年3月31日になっている、日本旅行「忘れえぬヨーロッパの休日」パンフレットの紹介。

 30年前の1995年出発の販促パンフレットですね。
 以前紹介したのが1994年11月〜1995年3月出発版でしたから、出発がちょうど1年後のものになります。

 以前紹介した時に、“オードリーがグレゴリー・ペックに抱きついているタイプもあったはずなんですが…” てなことを書いてましたが、無事見つかりましたので、95年から30年後の今回、紹介しますね(でも想像していた絵柄とはちょっと違ったんですけどね)。

 ちなみに、その時にさらに別のパターンのも見つかりましたので、それもまた今後紹介するかと思います。

 さて、今回紹介のぶんは、日本旅行の三ノ宮支店の印が押してあるのですが、11月出発だったら30年前の今頃はもう駅に置いていたでしょうね。
 僕も、JRの三ノ宮駅の柱のとこにあったスタンドで見つけてもらって帰った記憶があります。

 でもちょっと待ってくださいね。以前の記事でも書きましたが、30年前の1月17日に実は震度7の阪神大震災が起こっています。



  もちろん神戸の中心街の三宮も甚大な被害がありましたし、JRも阪急も阪神もレールはたわみ、高架や駅が落ちたりなどで、神戸の交通網はぐじゃぐじゃに寸断されていた頃。

 なのでこのパンフレットは震災前にもらっていたのでしょうかね。でも裏には発行が95年であることがわかる印刷があります。
 なのでもしかしたらボロボロになってしまった神戸の街で、僕にはオードリーがかすかな希望のように見えたのかもしれません。

今年は阪神大震災から30年ということで、1月には色んなテレビ番組でも阪神大震災のことが取り上げられていました。
 そのうちの1つで倒れた阪神高速道路の下敷きになっているトラックやバスの映像を見た時は泣いてしまいました。

 それらの車両の中にも人がいて、消防士さんが呼びかけても“ダメだ”と言っているのを聞くと、それらの人にも日常や家族があったはずなのに…と思うと涙が抑えられませんでした。

 前回のパンフレットの出発は地震をまたいでいましたので、旅行から帰って地震に遭った人、旅行に出ている時に神戸で地震があったことを聞いた人、色んな人がきっといたのだろうと思っていました。



 でも今回は地震後の出発ですよね。果たして地震の後に海外旅行に行く気分になれるだろうか?とも思いますが、崩れた神戸の街から精神的に逃れたい人、気分を一新して新たにやり直したい人、などもきっといたことでしょうね。

 さて、神戸の話が長くなってしまいましたが、前回のパンフが巻き三つ折りだったのに対して、このパンフは、観音折りになっています。
 A4サイズ1枚分紙が増えているということで、さらにパンフが豪華になっているということですね。

 載せている写真は、上から順に表紙・中を開いた所・さらに観音開きの左を開いた所・右を開いた所・裏面、となっています。

 前回と比べてオードリーの画像は増えているんですけど、小さくなってますね。
 それと宣伝写真ではなく、すべて映画から直接キャプチャーした画像ばかりなので、珍しいものなどはありません。

 それとCコースというのが場所が変更になっています。
 前回はローマ・パリ・ジュネーブだったんですが、今回のではニース・ローマ・パリになってます。

 他のは前回と同じ。Aコースがローマ・パリ。Bコースはロンドン・ローマ・パリ。Dコースはイタリア周遊。
 どのコースも8日間です。



 でも、前回も書きましたが、この日本旅行のコースは海外旅行もオードリーも初心者向き。

 行く所も基本中の基本だし、「ローマの休日」のファンでもちょっとロケ地が数少なくて物足りないし。

 パリは特に酷くて、パンフレットでも “「パリの恋人」「昼下がりの情事」「シャレード」「パリで一緒に」「麗しのサブリナ」「おしゃれ泥棒」と数えあげれば切りがないほど。”(原文ママ)と書いてるのに、行くのは “「シャレード」にも描かれていたノートルダム寺院は入場して見学”ってくらいで、エッフェル塔は眺めるだけ、オペラ座・凱旋門・シャンゼリゼはバスで通るだけ、という有様。

 「昼下りの情事」の表記も間違えるほど、日本旅行でこの企画をした人もオードリーに対しては初心者っぽい。
 「ローマの休日」も全然深くロケ地を掘り下げていないし、他のオードリーのパリ映画に至っては、全部見たのかどうかも怪しい。

 なので僕もですけど、こちらにお越しいただいてるようなコアなオードリーファンの皆様だったら、きっとこんなツアーでは満足いただけないと思います。

 きっとこのツアーで皆さんや僕が参加しているとしたら、みんなで相談してローマのフリータイムの日に「ローマの休日」のロケ地をもっと回るでしょうし、オードリーがローマでアンドレア・ドッティと住んでた家や、別居してからの家(現在のルカの家でしたっけ)も見にいく計画を立てるでしょうね。

 パリも全然足りませんよね。こちらもみんなでフリータイムで「パリの恋人」の教会という設定や、「いつも2人で」のバックにも写っていたシャンティイの白いお城や、「シャレード」「パリで一緒に」「おしゃれ泥棒」に出て来たロン・ボワン公園、「おしゃれ泥棒」の美術館、オードリーの常宿のホテル・ラファエルなどなど、行きたい場所はてんこ盛り。

 南仏のニースまで行くのなら、もうこれは「いつも2人で」のロケ地のサン=トロペも行きたいですよね(ムリか?)。
 この辺はやはり高くても “I’ll オードリーツアー”の方がコアなファン向けですよね。

 というか、こちらに来ていただいているオードリーファンの方と、オードリーゆかりの地を旅行なんてめっちゃ楽しそうですよね!
 70年代前半に名古屋にあったという300坪の明智常楽さんの泊まれるオードリーファンクラブの家に行くのに負けないくらい楽しそう!

 というか、料金!安すぎませんか!?マジですか??

 円高の昔だったからなのか、ヨーロッパ8日間で12万8000円とか安すぎなんですけどーっ!
 今の円安だったら、絶対にできなさそうな価格設定ですよね!日本にチカラがあったからこそ出来ていた値段だった、ということですよね。

 てか、今ならインバウンドの影響と物価高のダブルパンチで国内旅行でも8日間はムリそうですよね。