2015年07月24日
写真集「オードリー・ヘプバーン 59のエレガンスルール」
ここのところ、3冊続けてオードリーの写真集が届いたので、順次紹介していきます。
まずは7/22に届いたばかりの「So Audrey オードリー・ヘプバーン 59のエレガンスルール」(著:シンディー・デ・ラ・ホズ)から。
以前紹介した通り、これは2011年に発売された「So Audrey 59 Ways to Put a Little Hepburn in Your Step」の日本語翻訳版。
ACクリエイトさんに直接伺った通り、以前出版された「オードリーに魅せられて サブリナの日々」と同じサイズに揃えられて日本語版が出ました。
なので、原書よりもサイズが拡大されています。
日本語版を2冊並べた時に大きさが揃うのは気持ちがいいですね。
さて、発売日よりも先に届いた件ですが、これはAmazonで出版されることを見つけた時に、この写真集の欠点(色が悪い・裏焼き・クレジットが間違っている)が日本版でどうなるか担当の方に伺った話は以前書きました。
その後その担当の方からどこが間違っているのかの問い合わせが来たので、“ここと、ここと…” ってお伝えすると、“ありがとうございます” ということでわざわざ原書の出版社にまで問い合わせていただいて、僕の言うのが全てその通りです、ということで日本版では変更になってクレジットが載っています。
ただ、問い合わせしていただいたのが突然だったので、細かいのは別として1点だけ伝え漏れがあったんですよね。
それがp121の、原書では “80s” になってるけど、実際は1979年の「華麗なる相続人」の宣伝写真(↓の写真:裏焼き)。
これを伝え忘れたのが気になってて、その後もう一度この件で連絡すると、もう刷ってしまったとのことで、ここだけ未訂正のままです。
でも、その時に “教えていただいたので” ということで、1冊送っていただけることになりました。それで発売前に届いた、ということです。
内容ですが、以前もお伝えしたように、本のデータは原書のままで文字部分をレイヤーで日本語にしている、ということなので、原書にあった大きな問題であるオードリーの顔がやたらと黄色いとかの色の悪さや裏焼きは変更出来ずそのままです。
あと、日本版の帯に付いているので、日本全国のジバンシィカウンターでリップスティックを診断してもらえるというチケットが付いてます。今年の12/31まで。
さて、どこを変更していただいたのか、次々と紹介していきましょう。
ますは←「シャレード」になってたコレ。どうみても「おしゃれ泥棒」ですよね。
→続いてはこれまたどう見ても1967年なんですが、元は1963年になってました。
←「噂の二人」の宣伝写真として名高いこの写真ですが、元は「パリで一緒に」1964年になってました。(これも裏焼き)
→これは「いつも2人で」になってましたが、この衣装は「おしゃれ泥棒」のラストシーンのもの。
なお、帽子は映画では別の紺色の物に変わっており、使われていません。
←これが一番かけ離れてたんですが、原書では「モンテカルロ・ベイビー」1951年になってました!
これって、オードリーが結婚後にメル・ファーラーと一緒に撮影した1956年の一連の画像ですよね。
髪型もメイクも完全に「パリの恋人」してるんだけど、なんで1951年の画像だと思ったんでしょうねー。
なお、この一連の画像は日本でも1957年4月号(実際は2月発売)の “映画の友” 誌に掲載されています。
さて、映画って製作年(リリース)のほぼ1年前に撮影されていますから、例えば「緑の館」だったら製作年(発売)は1959年ですが、実際は1958年の夏から秋にかけて撮影されています。
なので「緑の館」の宣伝写真とかは1959年と紹介されるんですが、カメラマンが同時期にオードリーのポートレート写真を撮ると、そちらは1958年と紹介されます。
そういうことがこの写真集でも起こっており、右の2枚の写真はほぼ同時期に撮られているのですが、左は1958年、右は1959年になっています。
見ていただくとわかるのですが、この2枚は同じ髪型になっています。カチューシャがあるかどうかの違いだけ。
実際には1958年のオードリーです。
本当のオードリーの1959年だと、オードリーの髪はもっと伸びており、セミロングとロングヘアの間くらいになっています。
こういう画像に載っている年度ですが、次に紹介予定の「Audrey Hepburn: Portraits of an Icon」では製作年度とは別に、実際に撮影された年度が掲載されています。
なお、この本が売れるとACクリエイトさんからは今後もオードリー本が出る可能性があるので、みなさん、頑張って買ってくださいね〜!
まずは7/22に届いたばかりの「So Audrey オードリー・ヘプバーン 59のエレガンスルール」(著:シンディー・デ・ラ・ホズ)から。
以前紹介した通り、これは2011年に発売された「So Audrey 59 Ways to Put a Little Hepburn in Your Step」の日本語翻訳版。
ACクリエイトさんに直接伺った通り、以前出版された「オードリーに魅せられて サブリナの日々」と同じサイズに揃えられて日本語版が出ました。
なので、原書よりもサイズが拡大されています。
日本語版を2冊並べた時に大きさが揃うのは気持ちがいいですね。
さて、発売日よりも先に届いた件ですが、これはAmazonで出版されることを見つけた時に、この写真集の欠点(色が悪い・裏焼き・クレジットが間違っている)が日本版でどうなるか担当の方に伺った話は以前書きました。
その後その担当の方からどこが間違っているのかの問い合わせが来たので、“ここと、ここと…” ってお伝えすると、“ありがとうございます” ということでわざわざ原書の出版社にまで問い合わせていただいて、僕の言うのが全てその通りです、ということで日本版では変更になってクレジットが載っています。
ただ、問い合わせしていただいたのが突然だったので、細かいのは別として1点だけ伝え漏れがあったんですよね。
それがp121の、原書では “80s” になってるけど、実際は1979年の「華麗なる相続人」の宣伝写真(↓の写真:裏焼き)。
これを伝え忘れたのが気になってて、その後もう一度この件で連絡すると、もう刷ってしまったとのことで、ここだけ未訂正のままです。
でも、その時に “教えていただいたので” ということで、1冊送っていただけることになりました。それで発売前に届いた、ということです。
内容ですが、以前もお伝えしたように、本のデータは原書のままで文字部分をレイヤーで日本語にしている、ということなので、原書にあった大きな問題であるオードリーの顔がやたらと黄色いとかの色の悪さや裏焼きは変更出来ずそのままです。
あと、日本版の帯に付いているので、日本全国のジバンシィカウンターでリップスティックを診断してもらえるというチケットが付いてます。今年の12/31まで。
さて、どこを変更していただいたのか、次々と紹介していきましょう。
ますは←「シャレード」になってたコレ。どうみても「おしゃれ泥棒」ですよね。
→続いてはこれまたどう見ても1967年なんですが、元は1963年になってました。
←「噂の二人」の宣伝写真として名高いこの写真ですが、元は「パリで一緒に」1964年になってました。(これも裏焼き)
→これは「いつも2人で」になってましたが、この衣装は「おしゃれ泥棒」のラストシーンのもの。
なお、帽子は映画では別の紺色の物に変わっており、使われていません。
←これが一番かけ離れてたんですが、原書では「モンテカルロ・ベイビー」1951年になってました!
これって、オードリーが結婚後にメル・ファーラーと一緒に撮影した1956年の一連の画像ですよね。
髪型もメイクも完全に「パリの恋人」してるんだけど、なんで1951年の画像だと思ったんでしょうねー。
なお、この一連の画像は日本でも1957年4月号(実際は2月発売)の “映画の友” 誌に掲載されています。
さて、映画って製作年(リリース)のほぼ1年前に撮影されていますから、例えば「緑の館」だったら製作年(発売)は1959年ですが、実際は1958年の夏から秋にかけて撮影されています。
なので「緑の館」の宣伝写真とかは1959年と紹介されるんですが、カメラマンが同時期にオードリーのポートレート写真を撮ると、そちらは1958年と紹介されます。
そういうことがこの写真集でも起こっており、右の2枚の写真はほぼ同時期に撮られているのですが、左は1958年、右は1959年になっています。
見ていただくとわかるのですが、この2枚は同じ髪型になっています。カチューシャがあるかどうかの違いだけ。
実際には1958年のオードリーです。
本当のオードリーの1959年だと、オードリーの髪はもっと伸びており、セミロングとロングヘアの間くらいになっています。
こういう画像に載っている年度ですが、次に紹介予定の「Audrey Hepburn: Portraits of an Icon」では製作年度とは別に、実際に撮影された年度が掲載されています。
なお、この本が売れるとACクリエイトさんからは今後もオードリー本が出る可能性があるので、みなさん、頑張って買ってくださいね〜!
Posted by みつお at 12:00│Comments(4)
│日本語に翻訳された写真集
この記事へのコメント
みつおさん, どのような日本語版の紙質はどうですか?
それは、英語版よりも良いですか?
それは、英語版よりも良いですか?
Posted by Meng at 2015年07月24日 13:52
Mengさん、こんにちは!(^-^
この紙質は英語版と同じです。
本の厚さは英語版よりも薄いので、同じ紙の少し薄い紙が使用されたみたいです。
なので、英語版をお持ちなら日本版は必要ないかと思います。
この紙質は英語版と同じです。
本の厚さは英語版よりも薄いので、同じ紙の少し薄い紙が使用されたみたいです。
なので、英語版をお持ちなら日本版は必要ないかと思います。
Posted by みつお at 2015年07月24日 18:24
みつおさん、こんばんは( ´ー`)
突然に一気に写真集の日本語版が出るということで、
ちょっと嬉しい悲鳴と共に、おお、出費が(笑)
でもこうして出版して下さることはありがたいですよね^^
そしてみつおさんのフォローも入って日本語版では
修正されて収録されているのが嬉しいです。
ポチポチしてこなくてはー♪
突然に一気に写真集の日本語版が出るということで、
ちょっと嬉しい悲鳴と共に、おお、出費が(笑)
でもこうして出版して下さることはありがたいですよね^^
そしてみつおさんのフォローも入って日本語版では
修正されて収録されているのが嬉しいです。
ポチポチしてこなくてはー♪
Posted by カリン at 2015年07月26日 21:10
カリンさん、こんばんは。
そうですね、オードリーが亡くなった時も一気に写真集やら特集号がドバッと出て、買うのが大変でした。
あの時もお金が苦しかったですが、後には買っておいて良かった!と思いましたから、今回もそうなってくれるといいなあと思います。
オードリーにあまり詳しくない著者の場合、間違いが多くて呆れることがしばしばあるのですが、これもその1冊だったので、日本版で発売されるのがわかったとき、出版社に連絡してみて良かったです。
…でもこれってクレーマーじゃないですよね?(^^;A
そうですね、オードリーが亡くなった時も一気に写真集やら特集号がドバッと出て、買うのが大変でした。
あの時もお金が苦しかったですが、後には買っておいて良かった!と思いましたから、今回もそうなってくれるといいなあと思います。
オードリーにあまり詳しくない著者の場合、間違いが多くて呆れることがしばしばあるのですが、これもその1冊だったので、日本版で発売されるのがわかったとき、出版社に連絡してみて良かったです。
…でもこれってクレーマーじゃないですよね?(^^;A
Posted by みつお at 2015年07月26日 21:48