2016年12月23日

記事アクセス数ランキング ベスト100 (総合)その8:21〜30位

 さて、長年のブログ記事からアクセス数の多いものを紹介していますが、引き続き行ってみましょう!

↓「パリの恋人」“ボンジュール・パリ!” 撮影の合間にフレッド・アステアの背中で何かメモるオードリー。
大スターのフレッド・アステアが駆け出しオードリーに気軽にこんな事を許してくれるなんて、ホンと優しいですねー。


 30位はPV(ページビュー)868
 2009/11/29の “手嶌葵さんが歌う!オードリー映画の曲(含「緑の館の歌」)”

 手嶌葵さん、本当にオードリーがお好きですねー!
 でないと、“緑の館の歌” なんて録音しない。というかそんな曲があることも知らないでしょう。

 この “緑の館の歌” を録音したという時点で、もうオードリーの作品はほとんど見ているだろうなーというのがわかります。
 まるさんに教えていただきましたが、手嶌葵さんの好きなオードリー作品ベスト3は「ローマの休日」「麗しのサブリナ」「緑の館」だそうです。

 「緑の館」って、出来の云々を超えて、なぜか人を引きつける力がある作品ですよねー。

 この時の記事で、手嶌葵さんに録音して欲しい曲のリストに「いつも2人で」や「パリの恋人」の “ボンジュール・パリ!” を入れていたんですが、本当に次のアルバムで “ボンジュール・パリ!” が収録されました!嬉しい!

 でもこれまた通な選曲。
 おかげで、スタッフが楽譜を取り寄せるのは苦労しただろうなーと思います。

 残りは「いつも2人で」をお願いしたい所です。

 手嶌葵さんは「マイヤーリング」のオススメもしてくださっています。
 その動画がこちら↓



 29位はPV885
 2009/01/31の “スクリーン+プラス vol.18 オードリー×ドヌーヴ特集”

 「スクリーン+プラス」って、最初は洋画の本誌「スクリーン」の別冊的存在でしたけど、段々邦画の割合が大きくなっていって、今じゃ“邦画のビジュアル&インタビューマガジン” と自ら名乗ってますもんね。

 これはまだ洋画雑誌だったからこそ組めた特集。

 見つけた時は嬉しかったけど、中身は間違いだらけ、っていう不出来なものでした。
 (旧)近代映画社さん、執筆者選びで失敗してますよー!

 ついでに言わせていただくと、雑誌「スクリーン」の2000年前後はどうなってんの?というほど中身がアカンたれでした。

 “リバイバル” っていうのは、普通は権利金を払ってフィルムを取り寄せ直して・宣伝も大々的にして・劇場は銀座の映画館で封切って・プレスシートやパンフレットも作って・全国で上映する、というものを言います。

 今でこそ “午前十時の映画祭” みたいなリバイバル方法や、最初の封切りが銀座とは限らない、プレスも作らない、宣伝もネットだけ、みたいなものがありますが、2000年前後というのはそうではなかったはず。

 でも2000年の「スクリーン」にオードリーの作品が連続で “リバイバル” として載った時期があって、でも関西では全然上映する気配がないので、「スクリーン」編集部に直接問い合わせた事があります。

 で、女性の方が出ていたので訊いてみると、権利が切れる前に東京の名画座で上映するだけ、というもので、他の地方では上映しないとの事。
 そんなのはリバイバルって言わへんで!って思いました。

 名画座単館での “お別れ上映会” を 全国規模の “リバイバル” 扱いとごっちゃにするような人が映画雑誌の誌面を作ってる!って驚愕でした。

 そんなのを “リバイバル” って呼ぶんなら、日本ヘラルドの権利切れ間近で最後の上映をしてた大阪の「おしゃれ泥棒」や京都の「いつも2人で」なんかもリバイバルやがな!

 今、IMDbや日本のネットで、「マイ・フェア・レディ」や「昼下りの情事」が2000年に日本でリバイバルされたことになっているのは、「スクリーン」が諸悪の根源ですね。

 以前なら決してそんな基本的な間違いは侵さなかった「スクリーン」でしたけど、この時期はなんかダメダメでしたね。

↓ゲッティイメージズさんには「おしゃれ泥棒2」の画像がいっぱいあります!これもその1枚。
オードリーのウエストが相変わらず細いのがわかりますね。そしてこの衣装は膝上のミニスカートなんですね!


 28位はPV922。ここから900台です。
 2008/12/23の “オードリーが表紙の最新号!「SCREEN」2009年2月号”

 これ、上記の「スクリーン+プラス」とほぼ同時期に出てますね。
 こちらはうってかわって上出来に仕上がっています。

 わざわざ特集号として出した「スクリーン+プラス」よりも、普通の本誌の方が遥かに良い出来だなんて皮肉な物ですね。
 こっちの本誌の方にはカラーも多く、貴重な写真も多く、買うならこちらをオススメします。

↓オードリーが手に持っているのは、雑誌「スクリーン」に載った、1968年5月号でまたまた1位だったオードリーのページを額装したもの。
68年に「スクリーン」に額を贈呈されて記念写真をパチリ、なんですが、これがなぜゲッティイメージズさんに??
これは近代映画社が権利を持っていると思うんですけれども…。


 27位はPV933
 2009/04/10の “写真集MarkShaw「Charmed by Audrey」”

 これはこないだやっと日本版の記事を書いた「オードリーに魅せられて」の原書。

 今まで見つからなかったマーク・ショウの撮ったオードリーのネガが50年以上ぶりに発見されて出版されたもの。
 「麗しのサブリナ」撮影中の時期のオードリーのスナップ写真になっています。

 元のネガからの印刷なので、めちゃくちゃ綺麗な上に貴重!しかも向きは正確。

 こんな風に全てのオードリーを撮ったカメラマンの写真集を出版して欲しいな〜と思います。
 もちろん数多あるオードリー写真集の中でもトップクラスの出来。

 また近々写真集のオススメまとめをするつもりですけど、確実に上位に入ってきます。

↓「麗しのサブリナ」ロケでララビー社の前で撮影中に、髪型を直してもらうオードリー。
「麗しのサブリナ」の髪型、今でこそ簡単そうに見えますが、当時はブローなどの技術はなかったので、実は細かいピンカールで物凄く大変なのがこの写真集でもわかります。


 26位はPV943
 2007/12/11の “「暗くなるまで待って」ヘンリー・マンシーニ 本当のサントラ!”

 これはアクセス数が一旦消えてしまった記事なんですが、いまだにグイグイPVを稼いでいる記事。
 アクセス数が消えた2008/08/10以前の記事では第2位のPV数を誇ります。

 というか僕のブログを見ていただく際に、この記事から入ってくる方がいらっしゃるみたいです。
 この記事をブックマークしていただいてるのかもしれませんね。

 「暗くなるまで待って」の本当のフィルム・バージョンサントラCDが出たのは嬉しかったですねー。
 それまではヘンリー・マンシーニが録音し直した2曲入りのEPレコードがあるだけでしたからねー。

 でも、もともと生産数が決まっている限定盤CDでしたので、今は入手困難になっています。

↓「暗くなるまで待って」宣伝写真のオードリー。明らかに「いつも2人で」の時より若返ってます。
「暗くなるまで待って」の画像は無料で使えるものの中に珍しい物がなかったので、オードリーが美しいこれにしました。


 25位はPV956
 2009/03/05の “「尼僧物語」原作 キャスリン・ヒュウム:著 和田矩衛:訳”

 これ、不思議ですねー。どうやってこの記事に辿り着くんでしょう?

 映画のノヴェライゼーションではない、本物の原作なので、映画では描ききれなかった事がいろいろ出てくるのが興味深いですね。
 実はシスター・ルーク(ガブリエル)はこういうこともありながら生きていたんだね、って思いを馳せながら読むことが出来ます。

 「尼僧物語」ですけど、修道院を出て解放されて良かったね!っていう作品ではないと何度か書いてますけど、やっぱりそう思います。

 名匠フレッド・ジンネマン監督が、そんな浅い話を作る訳もありませんし、実際 “修道院を出て良かったね!” な映画音楽を書いたフランツ・ワックスマンの曲をことごとくボツにしています。

 ここで描かれるのは “自分の思う通りに生きる事の困難さ” ではないでしょうか。 

 ガブリエルは自ら進んで修道女になったわけですけど、どうしても服従の教えに反してしまう心の声が消せなかった。
 父が戦争で死んでしまったとき、もうどうしても感情を抑えきれなくなってしまった。

 その時にシスター・ルークは悟るんですよね、自分は決して感情を殺せない、と。

 その気持ちを隠して表面だけは尼僧としてやって行く事は、自分と神を欺く事になるので、神に仕える身としては最もやってはいけないこと。

 それで苦しんで苦悩して、最後には還俗するんですけど、決してそれは勝利をおさめた還俗ではないですよね。
 シスター・ルークとしても言っているように、戦っても闘っても勝てない心の声に敗北した還俗なんですよね。

 最後、静かに修道院を出て行くガブリエルですけど、ストーリーの背景を思い出してください。まだ第二次世界大戦真っ只中です。
 道を曲がった先で空襲があるかもしれません、流れ弾に当たるかもしれません。

 おそらく周囲と自分を偽って、尼僧として修道院に留まる方がはるかに楽だったはずです。
 衣食住とやるべきことが保証されている訳ですから。

 でも修道院を出てしまうと、もう何もありません。地下活動をすることになると、衣食住どころか命の保証もありません。
 それでもガブリエルはそちらを選ぶことにしたんですよね。

 だからもしフレッド・ジンネマン監督が言おうとした事があったなら、それは “たとえそちらの方が困難だとしても、自分の進むべき道を歩きなさい” と背中を押してくれているのかもしれません。

 よくユニセフの活動をするオードリーが、看護師としてのシスター・ルークみたいだと比較されますけど、僕はそこは全然そう思いません。
 晩年のオードリーは、修道院を出て行って曲がり角を曲がった先の、「尼僧物語」では描かれない困難な道に立ち向かう、その後のガブリエルだと思っています。

 もちろん僕は浅薄な人間なので、「尼僧物語」が未だに掴めていないのかもしれません。
 上記の事も全く違うのかもしれません。
 いつか「尼僧物語」の本質を掴める人間になれればいいなーと思います。

↓「尼僧物語」撮影中のスナップ。
撮影合間にはタバコをすってリラックスしていたオードリーら女優たちですが、現地の人々は尼僧がタバコをすうのを見て信じられなかったそう。


 24位はPV983
 2009/09/28の “「麗しのサブリナ」より「バラ色の人生」弦楽四重奏版楽譜”

 これもアレレ、なんでこんなに上位に!?な記事です。

 こないだマンシーニの譜面を2種類紹介したからわかりますけど、これを紹介しているってことは、記事に詰まってたってこと(笑)。

 なのでこんな上位に来て見ていただいてるなんて、申し訳ないです…。

 たまにテレビでも映画音楽の演奏会みたいなのを放送している事がありますよね。
 でもこういうカルテット用やオーケストラ用に編曲された映画音楽の楽譜って、元の映画の雰囲気を全く無くしてしまうようなアレンジをされてしまう事が多くて、僕はあんまり好きじゃないです。

 なんでしょう?編曲者が自分の個性を出したがるんでしょうか?

 よく歌手なんかが長年歌い続けていると歌い方を変えたりしてしまって聞いてる方はガッカリする事があるんですけど、そんな感じ?
 ファンはCDやレコードと同じ歌い方を聞きたいんですよ!みたいな。

 映画音楽もそれと同じ。
 旋律だけ一緒ってものではなく、シーンが彷彿とするような、楽器もアレンジも映画そのものの響きで聞きたいんですけども、わかってないねーって。

 これもお勧め出来る物ではないです。残念ながら。

↓なぜかゲッティイメージズさんにはこんなのもありました。“ムーン・リバー”の楽譜。



 23位はPV986
 2009/03/28の “映画100年記念 ヘップバーンの金貨!(のパンフレット)”

 これまたなんで?な記事。

 だって、金貨の紹介じゃないんですよ!
 金貨を買いませんか?なパンフレットの記事。なのにこんな上位。

 これは「噂の二人」の頃の髪をアップにしたオードリーだけど、もっと最近に「麗しのサブリナ」を基にした金貨も発売されてました。

 まあ「噂の二人」であろうが「麗しのサブリナ」であろうが、買えるようなお金持ってませんけどね。
 それに写真でもないものは別に欲しくもないし。

↓これは有名な「噂の二人」宣伝写真。「噂の二人」も珍しい画像がありません。
でもゲッティイメージズさん、この画像ひっくり返ってますよ!裏焼きですよー!
オードリーはこの髪型を気に入って、1961年〜64年までこのアップスタイルにしていましたね。


 22位はPV998
 2012/08/01の “「ティファニーで朝食を」ジグソーパズル”

 ジグソーパズル、強いですねー。

 今でも変な画像処理をしたのでよければ、あるいは絵のオードリーでよければアマゾンでも買う事が出来るジグゾーパズルがありますね。
 僕は買いませんけど。
 元の画像のままで欲しいし、絵のオードリーは欲しいと思いません。

↓「ティファニーで朝食を」の無料の画像にはいいのが無いので、ついつい「ティファニーで朝食を」でもらった1962年のダビッド・デ・ドナテーロ賞の画像に行ってしまうのですが、これもそう。
空港の待合室で会話するオードリーとアンソニー・パーキンス(「さよならをもう一度」で受賞)。
この時の移動中、2人は本当にずっと話していますね。そんなに長い間、何を話していたんでしょう。


 21位はPV1007。ここでとうとう1000の大台に乗せてきましたね。
 2014/01/21の “「麗しのサブリナ」オリジナル・サウンドトラック”

 これ、出たときは嬉しいやらガッカリやら。

 今までメインタイトルのスコア盤しかなかった「麗しのサブリナ」が出てくれたのは嬉しいんです。
 嬉しいんですけど、一番聴きたい “バラ色の人生(ラ・ヴィアン・ローズ)” とか “バナナ” とか肝心の曲が入ってないってどーゆーこと!?

 なんかスローな曲ばかり収録しているので、通して聴くとどれも一緒みたいで、眠くなります。

 7つもの映画の曲を入れているんですけど、全部取り払って「麗しのサブリナ」だけでアルバムを構成して欲しかったです。
 音質は1954年ということを考慮すると、かなりいいと思います。音がこもる&割れる「戦争と平和」サントラよりずっといい!

 というわけで、未だに完全版を望むことになってしまった「麗しのサブリナ」オリジナル・サウンドトラックでした。

 今回は以上です!また次回もよろしくお願いします。

↓「麗しのサブリナ」撮影の合間に変顔をするウィリアム・ホールデンとオードリー。
この写真、別の海外の写真集に入ってたんでその時に書いたんですが、もしオードリーが中年太りになって老けたらきっとこんな感じだっただろうと。
現実にはオードリーは太りませんでしたけど。



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