2020年01月26日
「華麗なる相続人」公開作品紹介 雑誌「ロードショー」
今年はオードリー関連では「許されざる者」公開60年と「華麗なる相続人」日本公開40年、そして「オールウェイズ」日本公開30年に当たります。
こう並べてみると「華麗なる相続人」から遺作「オールウェイズ」の間がたった10年しかないことにびっくりします。
これ今は亡き集英社の雑誌「ロードショー」での新作公開映画紹介ということでの「華麗なる相続人」なんですけど、これもすでに切り取ってあるもので、本体はありません。

当時「ロードショー」を買っていた記憶もないので、もしかしたら誰かにもらった切り抜きかもしれません。
掲載号は1980年2月号(1979年12月発売)じゃないかと。
実際には東京地区では今日からちょうど40年前の1980年1月26日から当時の松竹系で最高に格のある丸の内ピカデリーで封切された「華麗なる相続人」ですけど、この新作紹介では2月公開、別の女性雑誌でも2月9日公開予定、となっています。
2月に公開予定だったとすると、1980年1月号(1979年11月発売)で紹介はちょっと早すぎるんですよね。
でも2月公開予定だったのに、1月26日に公開された、ということは?
今の若い方はご存知ないかと思うのですが、この当時は1館1作品だけで1日中上映という興行形態でしたから、ヒットしないと上映館の赤字がどんどん増える一方なので、上映を予定より早く打ち切ったりするんですよね。逆にヒットすると上映期間を延長したり。
今だったら封切日がハッキリしないなんて予定立てられへんやーん!と思いますが、当時はそういうものだったんですよね。
ましてやこの劇場は松竹のチェーンマスターの丸の内ピカデリーですから、当時の劇場の席数は1000人以上。おそらく1300〜1500人という今の日本には残っていない超大規模の劇場だったと思われます。
そんな規模の劇場を遊ばせておくことはできないので、ヒットしなかったらバッサリ打ち切られていたのではないかと。
この旧丸の内ピカデリーは1984年に閉館になっているのですが、その時のお別れ興行が「グレート・メモリーズ」という全9本の名作上映で、その中にはオードリーの「暗くなるまで待って」も含まれているのですが、その際に独自パンフレットも発行されています。
それによると「華麗なる相続人」の前は「あきれたあきれた大作戦」、さらにその前が「メーン・イベント」。
「あきれたあきれた大作戦」は「刑事コロンボ」のピーター・フォークと「暗くなるまで待って」でオードリーと共演しているアラン・アーキンの主演。
当時で考えてもちょっと地味なキャスティングで、松竹最高の格のある大劇場で上映するには微妙なラインナップ。
これが1月12日から公開されて2週間で興行を終えていますね。やはりヒットはしなかったんでしょうね。
でもまあ「あきれたあきれた大作戦」があんまりかもっていうのは松竹さんも織り込み済みだったでしょうね。となると原因は「メーン・イベント」の方かと。
「メーン・イベント」は1979年12月15日に日本公開。完全にお正月映画ですよね。主演はライアン・オニールとバーブラ・ストライサンド。
この2人ならお客さんも呼べそうですし、お正月興行にしかも丸の内ピカデリーでぶつけてきたということは、松竹で最も期待された作品だというのがわかります。
さすがに正月興行はゴールデン・ウィークと夏休み期間と並ぶ映画の稼ぎ時ですから、きっちり封切り日も決まっていたと思われます。
でもところがこれが1カ月もたないで4週で次の作品に交代したということは、松竹さんにも予想外だったんでしょうね。「華麗なる相続人」が2週も早く封切りされたのは、ここが原因だったのではないかと。
そうして「華麗なる相続人」は1月26日に東京地区で公開となったわけなんですが、関西では最初の予定通り2月9日に公開されています。
関西では「メーン・イベント」か「あきれたあきれた大作戦」が頑張ったんでしょうかね。
さてじゃあ肝心の「華麗なる相続人」の方ですが、こちらはどれくらい上映されたんでしょう?
これ、まだきちんと調べてないんですが、神戸での惨状をみる限りではこちらも2〜4週間程度だったのではないかと…。
というのもですね、「華麗なる相続人」の次の上映作品は邦画の「復讐するは我にあり」なんですよー(開始日不明)。
丸の内ピカデリーは基本は洋画の封切館ですが、まあたまに邦画の有力作品も上映してるのでそれはいいのですが、「復讐するは我にあり」って1979年4月に1度公開されている作品。
丸の内ピカデリーでも1週だけ上映されていて、その後なのか同時封切なのかはわかりませんが、同じ場所の地下にある丸の内松竹で6月まで上映されていた作品。
それを1年経たないうちに再映(リバイバルじゃないよ)って…。
ちなみにその次は当時飛ぶ鳥を落とす勢いのスティーブン・スピルバーグ監督の「1941」。
なので「1941」までに配給収入が連続してコケていて、間が空いてしまったので繋ぎとして前年に大ヒットしていた「復讐するは我にあり」を持ってきたんかなーみたいな。
さて、オードリーの作品ではかなり下位に置かれることの多い「華麗なる相続人」。オードリー本人よりオードリーのエージェントのカート・フリングスの方が乗り気で、「暗くなるまで待って」監督のテレンス・ヤングを担ぎ出し、さらにそのヤング監督に説得されて、オードリーはしぶしぶみたいな感じで出演したような感じですね。
アレグザンダー・ウォーカーの伝記によると、「華麗なる相続人」は高額所得者が節税のために作った映画シンジケートの出資で資金が賄われているらしく、ただし税金のために1979年以内に使い切る事という密約付きだったそうです。
なので映画はヒットしませんでしたが、ヒットしなくても出資者も製作者もスターも全員が得をする企画だったそうです。
で、他のスターは普通に無かったことにされてスルーされましたが、結局このあまり出来のよろしくない映画の悪評は主演だったオードリー・ヘプバーンが1人で被ることになってしまったんですよね。
筋に全然絡まない70年代特有のエロを入れて(と言っても原作にもあるから仕方ない)オードリー作品なのにR指定されてしまうし、犯人も意外でもなんでもないし、ミスディレクションから見え見えだし、他の親戚も筋に絡まないしそこにいるだけ(これも原作でもそんなもん)だし、原作ではパソコンを相棒にしている警部が犯人を暴くのに映画ではただそこにウロウロしてるだけだし、当時未成年の僕でもこれは双葉十三郎さんの「僕の採点表」の点数が怖い…と思ってしまいました。
さらにこちらのブログで、まるさんに教えていただきましたが、最初にオードリー演じるエリザベスが親戚で会議をするシーンでオードリーが入室する前と後で親戚の衣装が変わっている!(2度目の会議のシーンのフィルムを1度目の前に繋いでいる)などという編集のいい加減さもあって、大金がかかってる割に安普請になってしまってますよね。
「ロビンとマリアン」の後、オードリーが脚本を読んで出演を希望していたけれど、やはり「ロビンとマリアン」の時と同じようにじーっと正式なオファーが来るのを待っていたらアン・バンクロフトに役が回ってしまったという「愛と喝采の日々」、そして「華麗なる相続人」と同時期にオファーがあって、オードリーは乗り気でプロデューサーにフレッド・ジンネマン監督まで紹介したのに、カート・フリングスの采配で「華麗なる相続人」の方になってしまった「愛と哀しみの果て」。
もし「ロビンとマリアン」「愛と喝采の日々」「愛と哀しみの果て」と順に撮っていたら、復帰後のオードリーは50年代60年代のようにずっと傑作が続いていて、オードリーを語る上で60年代の後いきなりユニセフに飛ぶこともなく、後期の作品群も落とせないことになっていたのだろうなーと思います。
僕にとってはヒッチコックの「判事に保釈なし」よりももっともったいない作品群です。
当時映画館で見ていた時の印象では、“オードリー、董(とう)が立ってるなー” というもの。「ロビンとマリアン」では穏やかなのに…。
今なら原因は眉毛の描き方にあるとわかります。
オードリーがいつも頼んでいたメイクアップ・アーティストのアルベルト・デ・ロッシが亡くなって、この「華麗なる相続人」では別の人がやったんでしょうが、大企業のトップという役柄に合わせてか怒り眉みたいな描き方になってるのが残念。
意志を感じさせるというより、キツい、それこそ薹が立ってしまってる年齢の女性に見えてしまってます。
…とまああれこれ書きましたが、僕は「華麗なる相続人」が嫌いではありません。やっぱりオードリーが出ずっぱりの主演ですし、公開当時に映画館で見れた!という思い出補正も入っているかもしれません。なんせオードリーをずっと見れるというのはやっぱりファンなら嬉しいものなんです。たとえ作品が凡作でも。
こう並べてみると「華麗なる相続人」から遺作「オールウェイズ」の間がたった10年しかないことにびっくりします。
これ今は亡き集英社の雑誌「ロードショー」での新作公開映画紹介ということでの「華麗なる相続人」なんですけど、これもすでに切り取ってあるもので、本体はありません。

当時「ロードショー」を買っていた記憶もないので、もしかしたら誰かにもらった切り抜きかもしれません。
掲載号は1980年2月号(1979年12月発売)じゃないかと。
実際には東京地区では今日からちょうど40年前の1980年1月26日から当時の松竹系で最高に格のある丸の内ピカデリーで封切された「華麗なる相続人」ですけど、この新作紹介では2月公開、別の女性雑誌でも2月9日公開予定、となっています。
2月に公開予定だったとすると、1980年1月号(1979年11月発売)で紹介はちょっと早すぎるんですよね。
でも2月公開予定だったのに、1月26日に公開された、ということは?
今の若い方はご存知ないかと思うのですが、この当時は1館1作品だけで1日中上映という興行形態でしたから、ヒットしないと上映館の赤字がどんどん増える一方なので、上映を予定より早く打ち切ったりするんですよね。逆にヒットすると上映期間を延長したり。
今だったら封切日がハッキリしないなんて予定立てられへんやーん!と思いますが、当時はそういうものだったんですよね。
ましてやこの劇場は松竹のチェーンマスターの丸の内ピカデリーですから、当時の劇場の席数は1000人以上。おそらく1300〜1500人という今の日本には残っていない超大規模の劇場だったと思われます。
そんな規模の劇場を遊ばせておくことはできないので、ヒットしなかったらバッサリ打ち切られていたのではないかと。
この旧丸の内ピカデリーは1984年に閉館になっているのですが、その時のお別れ興行が「グレート・メモリーズ」という全9本の名作上映で、その中にはオードリーの「暗くなるまで待って」も含まれているのですが、その際に独自パンフレットも発行されています。
それによると「華麗なる相続人」の前は「あきれたあきれた大作戦」、さらにその前が「メーン・イベント」。
「あきれたあきれた大作戦」は「刑事コロンボ」のピーター・フォークと「暗くなるまで待って」でオードリーと共演しているアラン・アーキンの主演。
当時で考えてもちょっと地味なキャスティングで、松竹最高の格のある大劇場で上映するには微妙なラインナップ。
これが1月12日から公開されて2週間で興行を終えていますね。やはりヒットはしなかったんでしょうね。
でもまあ「あきれたあきれた大作戦」があんまりかもっていうのは松竹さんも織り込み済みだったでしょうね。となると原因は「メーン・イベント」の方かと。
「メーン・イベント」は1979年12月15日に日本公開。完全にお正月映画ですよね。主演はライアン・オニールとバーブラ・ストライサンド。
この2人ならお客さんも呼べそうですし、お正月興行にしかも丸の内ピカデリーでぶつけてきたということは、松竹で最も期待された作品だというのがわかります。
さすがに正月興行はゴールデン・ウィークと夏休み期間と並ぶ映画の稼ぎ時ですから、きっちり封切り日も決まっていたと思われます。
でもところがこれが1カ月もたないで4週で次の作品に交代したということは、松竹さんにも予想外だったんでしょうね。「華麗なる相続人」が2週も早く封切りされたのは、ここが原因だったのではないかと。
そうして「華麗なる相続人」は1月26日に東京地区で公開となったわけなんですが、関西では最初の予定通り2月9日に公開されています。
関西では「メーン・イベント」か「あきれたあきれた大作戦」が頑張ったんでしょうかね。
さてじゃあ肝心の「華麗なる相続人」の方ですが、こちらはどれくらい上映されたんでしょう?
これ、まだきちんと調べてないんですが、神戸での惨状をみる限りではこちらも2〜4週間程度だったのではないかと…。
というのもですね、「華麗なる相続人」の次の上映作品は邦画の「復讐するは我にあり」なんですよー(開始日不明)。
丸の内ピカデリーは基本は洋画の封切館ですが、まあたまに邦画の有力作品も上映してるのでそれはいいのですが、「復讐するは我にあり」って1979年4月に1度公開されている作品。
丸の内ピカデリーでも1週だけ上映されていて、その後なのか同時封切なのかはわかりませんが、同じ場所の地下にある丸の内松竹で6月まで上映されていた作品。
それを1年経たないうちに再映(リバイバルじゃないよ)って…。
ちなみにその次は当時飛ぶ鳥を落とす勢いのスティーブン・スピルバーグ監督の「1941」。
なので「1941」までに配給収入が連続してコケていて、間が空いてしまったので繋ぎとして前年に大ヒットしていた「復讐するは我にあり」を持ってきたんかなーみたいな。
さて、オードリーの作品ではかなり下位に置かれることの多い「華麗なる相続人」。オードリー本人よりオードリーのエージェントのカート・フリングスの方が乗り気で、「暗くなるまで待って」監督のテレンス・ヤングを担ぎ出し、さらにそのヤング監督に説得されて、オードリーはしぶしぶみたいな感じで出演したような感じですね。
アレグザンダー・ウォーカーの伝記によると、「華麗なる相続人」は高額所得者が節税のために作った映画シンジケートの出資で資金が賄われているらしく、ただし税金のために1979年以内に使い切る事という密約付きだったそうです。
なので映画はヒットしませんでしたが、ヒットしなくても出資者も製作者もスターも全員が得をする企画だったそうです。
で、他のスターは普通に無かったことにされてスルーされましたが、結局このあまり出来のよろしくない映画の悪評は主演だったオードリー・ヘプバーンが1人で被ることになってしまったんですよね。
筋に全然絡まない70年代特有のエロを入れて(と言っても原作にもあるから仕方ない)オードリー作品なのにR指定されてしまうし、犯人も意外でもなんでもないし、ミスディレクションから見え見えだし、他の親戚も筋に絡まないしそこにいるだけ(これも原作でもそんなもん)だし、原作ではパソコンを相棒にしている警部が犯人を暴くのに映画ではただそこにウロウロしてるだけだし、当時未成年の僕でもこれは双葉十三郎さんの「僕の採点表」の点数が怖い…と思ってしまいました。
さらにこちらのブログで、まるさんに教えていただきましたが、最初にオードリー演じるエリザベスが親戚で会議をするシーンでオードリーが入室する前と後で親戚の衣装が変わっている!(2度目の会議のシーンのフィルムを1度目の前に繋いでいる)などという編集のいい加減さもあって、大金がかかってる割に安普請になってしまってますよね。
「ロビンとマリアン」の後、オードリーが脚本を読んで出演を希望していたけれど、やはり「ロビンとマリアン」の時と同じようにじーっと正式なオファーが来るのを待っていたらアン・バンクロフトに役が回ってしまったという「愛と喝采の日々」、そして「華麗なる相続人」と同時期にオファーがあって、オードリーは乗り気でプロデューサーにフレッド・ジンネマン監督まで紹介したのに、カート・フリングスの采配で「華麗なる相続人」の方になってしまった「愛と哀しみの果て」。
もし「ロビンとマリアン」「愛と喝采の日々」「愛と哀しみの果て」と順に撮っていたら、復帰後のオードリーは50年代60年代のようにずっと傑作が続いていて、オードリーを語る上で60年代の後いきなりユニセフに飛ぶこともなく、後期の作品群も落とせないことになっていたのだろうなーと思います。
僕にとってはヒッチコックの「判事に保釈なし」よりももっともったいない作品群です。
当時映画館で見ていた時の印象では、“オードリー、董(とう)が立ってるなー” というもの。「ロビンとマリアン」では穏やかなのに…。
今なら原因は眉毛の描き方にあるとわかります。
オードリーがいつも頼んでいたメイクアップ・アーティストのアルベルト・デ・ロッシが亡くなって、この「華麗なる相続人」では別の人がやったんでしょうが、大企業のトップという役柄に合わせてか怒り眉みたいな描き方になってるのが残念。
意志を感じさせるというより、キツい、それこそ薹が立ってしまってる年齢の女性に見えてしまってます。
…とまああれこれ書きましたが、僕は「華麗なる相続人」が嫌いではありません。やっぱりオードリーが出ずっぱりの主演ですし、公開当時に映画館で見れた!という思い出補正も入っているかもしれません。なんせオードリーをずっと見れるというのはやっぱりファンなら嬉しいものなんです。たとえ作品が凡作でも。
この記事へのコメント
またお邪魔いたします。「華麗なる相続人」、公開時はスルーしていまい、ずっと後にTVでつまみ食いしたのみなのですが、何故か豪華キャストがチョイ役ばかりで不思議に感じていたら、ちゃんとカラクリがあったのですね。ジェームズ・メイソンやオマー・シャリフ、ゲルト・フレーベにイレーネ・パパスやロミー・シュナイダーと来れば何かオールスター歴史大作みたいなのに。音楽のモリコーネに撮影のフレディ・ヤングも。
また監督のテレンス・ヤングは意外にトンデモ作品が多いかと。三船、ブロンソン、ドロンを揃えた「レッド・サン」に「アマゾネス」、止めは空前の大駄作「インチョン!」ですから。
それにしても「愛と喝采の日々」「愛と哀しみの果て」がオードリーだったらさぞやと考えます。勿論、どちらも秀作ですが。
やはり最初に映画館で観たオードリー作品の印象は残りますね。当方も中3時の'71年にリヴァイヴァルで接した「おしゃれ泥棒」がまさにそうですから。その後の数ヶ月で立て続けに「ローマ~」「シャレード」「ティファニー~」「いつも~」「暗く~」と都内の名画座で観ることの出来た当時は良かったなあと。他の作はTV待ちでしたから。まあ今はソフトやその他で観られるわけで、それもまた結構ですが。
双葉十三郎氏が晩年「映画というメディアは二十世紀で終わったのでは」と書いておられましたが、つい氏の尻馬に乗ってしまいたくなる昨今の作品ばかりです。不悪…。
また監督のテレンス・ヤングは意外にトンデモ作品が多いかと。三船、ブロンソン、ドロンを揃えた「レッド・サン」に「アマゾネス」、止めは空前の大駄作「インチョン!」ですから。
それにしても「愛と喝采の日々」「愛と哀しみの果て」がオードリーだったらさぞやと考えます。勿論、どちらも秀作ですが。
やはり最初に映画館で観たオードリー作品の印象は残りますね。当方も中3時の'71年にリヴァイヴァルで接した「おしゃれ泥棒」がまさにそうですから。その後の数ヶ月で立て続けに「ローマ~」「シャレード」「ティファニー~」「いつも~」「暗く~」と都内の名画座で観ることの出来た当時は良かったなあと。他の作はTV待ちでしたから。まあ今はソフトやその他で観られるわけで、それもまた結構ですが。
双葉十三郎氏が晩年「映画というメディアは二十世紀で終わったのでは」と書いておられましたが、つい氏の尻馬に乗ってしまいたくなる昨今の作品ばかりです。不悪…。
Posted by Edipo Re at 2020年01月27日 08:40
Edipo Re さん、こんばんは!
そうですよねー、みんなチョイ役でビックリしますよねー。
当時はアガサ・クリスティの「オリエント急行殺人事件」や「ナイル殺人事件」が世界的ヒットをしてましたから、そういうオールスター・キャストのミステリーの一環の豪華版として製作されたのかなーと思いますね。
でもそれらの作品より原作と脚本が悪かったのかと…。
テレンス・ヤング監督、「レッド・サン」も良くなかったのですか?題名をよく聞くので、わりと出来はいいのかと思ってました。
でもそうすると監督作では「暗くなるまで待って」が最後の秀作だったということになるんでしょうか?既に「うたかたの恋」から迷走し始めてますもんね。
そして「インチョン!」はアカン笑。これはテレンス・ヤングのみならず、ベン・ギャザラかの汚点でもありますよね。
てかベン・ギャザラって「華麗なる相続人」「インチョン!」「ニューヨークの恋人たち」と全然作品選びの才能がないじゃないですか!
そんなギャザラに心惹かれて誘いにのって「ニューヨークの恋人たち」に出演してしまったオードリー…(-_-;)
だいたいオードリーは自分で良いと思わずに、誘いにのったり無理矢理説得されて出演した作品はあまり出来がよろしくないのが多いですよね。「緑の館」「華麗なる相続人」そして「ニューヨークの恋人たち」。
やはり自分を信じて「愛と喝采の日々」「愛と哀しみの果て」に出演して欲しかったです。
Edipo Reさんの「おしゃれ泥棒」71年リバイバルでご覧になれたというの、羨ましいです!きっと劇場に大きな看板とかあったんですよね??
しかも「おしゃれ泥棒」からっていうのが、僕の考える理想のオードリーへの入り方の作品ですし!
他にも73年リバイバルの「シャレード」ですか?それも羨ましいいい!!
「ティファニーで朝食を」や「いつも2人で」の劇場で見たなどというのも、中学・高校時代の僕が聞いたら、羨ましすぎて身悶えしそうです笑。
それと確かに最近の洋画はCGとアクションばかりで、これ!というのに出会えませんよね。ロマンティック・コメディの主役を張れる女優もメグ・ライアン以降大物が出てませんし…。なので僕もなかなか最近は洋画を見に行かなくなりました。
でもそういうのを00年代はじめに予見する双葉十三郎さんてやっぱりスゴいですよね!
そうですよねー、みんなチョイ役でビックリしますよねー。
当時はアガサ・クリスティの「オリエント急行殺人事件」や「ナイル殺人事件」が世界的ヒットをしてましたから、そういうオールスター・キャストのミステリーの一環の豪華版として製作されたのかなーと思いますね。
でもそれらの作品より原作と脚本が悪かったのかと…。
テレンス・ヤング監督、「レッド・サン」も良くなかったのですか?題名をよく聞くので、わりと出来はいいのかと思ってました。
でもそうすると監督作では「暗くなるまで待って」が最後の秀作だったということになるんでしょうか?既に「うたかたの恋」から迷走し始めてますもんね。
そして「インチョン!」はアカン笑。これはテレンス・ヤングのみならず、ベン・ギャザラかの汚点でもありますよね。
てかベン・ギャザラって「華麗なる相続人」「インチョン!」「ニューヨークの恋人たち」と全然作品選びの才能がないじゃないですか!
そんなギャザラに心惹かれて誘いにのって「ニューヨークの恋人たち」に出演してしまったオードリー…(-_-;)
だいたいオードリーは自分で良いと思わずに、誘いにのったり無理矢理説得されて出演した作品はあまり出来がよろしくないのが多いですよね。「緑の館」「華麗なる相続人」そして「ニューヨークの恋人たち」。
やはり自分を信じて「愛と喝采の日々」「愛と哀しみの果て」に出演して欲しかったです。
Edipo Reさんの「おしゃれ泥棒」71年リバイバルでご覧になれたというの、羨ましいです!きっと劇場に大きな看板とかあったんですよね??
しかも「おしゃれ泥棒」からっていうのが、僕の考える理想のオードリーへの入り方の作品ですし!
他にも73年リバイバルの「シャレード」ですか?それも羨ましいいい!!
「ティファニーで朝食を」や「いつも2人で」の劇場で見たなどというのも、中学・高校時代の僕が聞いたら、羨ましすぎて身悶えしそうです笑。
それと確かに最近の洋画はCGとアクションばかりで、これ!というのに出会えませんよね。ロマンティック・コメディの主役を張れる女優もメグ・ライアン以降大物が出てませんし…。なので僕もなかなか最近は洋画を見に行かなくなりました。
でもそういうのを00年代はじめに予見する双葉十三郎さんてやっぱりスゴいですよね!
Posted by みつお
at 2020年01月27日 23:34

エレーヌ役のロミー・シュナイダーは、実はこれより少し前に『ありふれた愛のストーリー』でセザール賞主演女優賞(2度目)を受賞していたのですね。(日本初公開はロミー亡き後の1991年)
小ネタで失礼しました。
完全な妄想キャスティングになってしまいますが、『高慢と偏見』のエリザベスも若き日のオードリーで見てみたかったような気もいたします。
小ネタで失礼しました。
完全な妄想キャスティングになってしまいますが、『高慢と偏見』のエリザベスも若き日のオードリーで見てみたかったような気もいたします。
Posted by take at 2020年01月28日 00:26
私も
おしゃれ泥棒
が初めてのオードリーでした。
オードリー映画3本立て
名古屋のミリオン座
通ってました。
20年待ったー緑の館
駄作ですが眈美的!
おしゃれ泥棒
が初めてのオードリーでした。
オードリー映画3本立て
名古屋のミリオン座
通ってました。
20年待ったー緑の館
駄作ですが眈美的!
Posted by 明智常楽 at 2020年01月28日 10:11
こんばんは!
愛と喝采の日々や愛と哀しみの果てなどは本当に観たかったですよね!。
オードリーが主演だったかも、と思いながら観ると、アンバンクロフトはバレリーナの軽やかさに欠けるし、メリルストリープの演技には華がないし、、、と勝手に映画の評価まで下げてしまう自分がいます(笑)。
成熟したオードリーの魅力がもっと堪能出来たはず!と思うと本当に勿体無かったですね。
それ以前にも企画で終わったキューブリックのナポレオンの映画化や、エーゲ海の旅情なんかも、もしオードリーが演じてたら素晴らしい作品になったんじゃないかと思います。
まぁそうは言っても、オードリー自身が子育てをじっくり出来たことに後悔がない!と言ってる姿を見ると無い物ねだりですよね(笑)。
愛と喝采の日々や愛と哀しみの果てなどは本当に観たかったですよね!。
オードリーが主演だったかも、と思いながら観ると、アンバンクロフトはバレリーナの軽やかさに欠けるし、メリルストリープの演技には華がないし、、、と勝手に映画の評価まで下げてしまう自分がいます(笑)。
成熟したオードリーの魅力がもっと堪能出来たはず!と思うと本当に勿体無かったですね。
それ以前にも企画で終わったキューブリックのナポレオンの映画化や、エーゲ海の旅情なんかも、もしオードリーが演じてたら素晴らしい作品になったんじゃないかと思います。
まぁそうは言っても、オードリー自身が子育てをじっくり出来たことに後悔がない!と言ってる姿を見ると無い物ねだりですよね(笑)。
Posted by KG at 2020年01月28日 19:07
>takeさん
ロミー・シュナイダーのファンの方って多いですよね!
僕は最盛期を知らないので、あまりよくわからないのですが…。
見たことあるのも「華麗なる相続人」と「太陽がいっぱい」くらいかもです…(^_^;)
「太陽がいっぱい」なんて特別出演ですもんね。
そういえばロミーには「華麗なる織んな銀行家」って出演作品もあるんですよね?「華麗なる…」おおはやり…
しかも「高慢と偏見」を読んだことがないので、イメージが全く湧かなくて…スミマセンm(_ _;)m
ロミー・シュナイダーのファンの方って多いですよね!
僕は最盛期を知らないので、あまりよくわからないのですが…。
見たことあるのも「華麗なる相続人」と「太陽がいっぱい」くらいかもです…(^_^;)
「太陽がいっぱい」なんて特別出演ですもんね。
そういえばロミーには「華麗なる織んな銀行家」って出演作品もあるんですよね?「華麗なる…」おおはやり…
しかも「高慢と偏見」を読んだことがないので、イメージが全く湧かなくて…スミマセンm(_ _;)m
Posted by みつお
at 2020年01月28日 21:12

>明智常楽さん
そうでした!明智常楽さんも「おしゃれ泥棒」でしたよね!(*^^*)
しかも名古屋ミリオン座ってのもオードリーゆかりの劇場でいいですよね!
70年代前半までの劇場でのオードリーは本当に羨ましいです。
僕は後半からだったので、ホントに苦労しました!
それにしても「緑の館」のリバイバルはホントにスゴいことですよね!
これまた「マイヤーリング」と同じで、一度だけのチャンスでしたよね!
そうでした!明智常楽さんも「おしゃれ泥棒」でしたよね!(*^^*)
しかも名古屋ミリオン座ってのもオードリーゆかりの劇場でいいですよね!
70年代前半までの劇場でのオードリーは本当に羨ましいです。
僕は後半からだったので、ホントに苦労しました!
それにしても「緑の館」のリバイバルはホントにスゴいことですよね!
これまた「マイヤーリング」と同じで、一度だけのチャンスでしたよね!
Posted by みつお
at 2020年01月28日 21:20

>KGさん
ほんとにその2作品はもったいないですよね。
オードリーは後悔してなくても、やっぱりファンはより良いものを期待してしまいますよね。
「華麗なる相続人」と「ニューヨークの恋人たち」のせいで、「ロビンとマリアン」まであまり触れられなくなってしまっているのが、あまりにも可哀想です。
そういえば「エーゲ海の旅情」もオードリーに最初オファーがいってましたよね。この時期「遠すぎた橋」といいリブ・ウルマンがオードリーの代わりに出演してることが多いですね。
でもキューブリックのナポレオンはわからなかったです!
いや、どこかで見てるかも知れないんですが、全く忘れてます…。
オードリーはなんの役ですか?もしかしてジョセフィーヌ?
でもほんとに自分の作品を振り返らないオードリーですから、「華麗なる相続人」が失敗作だと言われようと、どうでもいいのかもしれませんよね。
ほんとにその2作品はもったいないですよね。
オードリーは後悔してなくても、やっぱりファンはより良いものを期待してしまいますよね。
「華麗なる相続人」と「ニューヨークの恋人たち」のせいで、「ロビンとマリアン」まであまり触れられなくなってしまっているのが、あまりにも可哀想です。
そういえば「エーゲ海の旅情」もオードリーに最初オファーがいってましたよね。この時期「遠すぎた橋」といいリブ・ウルマンがオードリーの代わりに出演してることが多いですね。
でもキューブリックのナポレオンはわからなかったです!
いや、どこかで見てるかも知れないんですが、全く忘れてます…。
オードリーはなんの役ですか?もしかしてジョセフィーヌ?
でもほんとに自分の作品を振り返らないオードリーですから、「華麗なる相続人」が失敗作だと言われようと、どうでもいいのかもしれませんよね。
Posted by みつお
at 2020年01月28日 21:35

キューブリックのナポレオンは製作されなかったんですよ、もちろんオードリーがジョセフィーヌで、ナポレオンはジャックニコルソン!が候補の一人だったみたいです。
何年か前にスピルバーグがキューブリックのその企画をTVシリーズ化しようとしたり、膨大な資料が限定で書籍化(確か10万以上したはず!)されて、その中にオードリーがキューブリックのオファーを断る手紙も載ってたりと、一時話題になってましたよ。
予算が大きすぎて映画会社がゴーサインを出さなかったらしいけど、オードリーがOKしてたら映画化されてたかもしれませんねー。
実はオードリーは男臭い役者と合うと思ってて、ボガードやコネリーとも違和感なく、よりオードリーの魅力が引き立つ感じがするんですよねー。
ジャックニコルソンとの掛け合いを見てみたかったなぁ^ ^。
何年か前にスピルバーグがキューブリックのその企画をTVシリーズ化しようとしたり、膨大な資料が限定で書籍化(確か10万以上したはず!)されて、その中にオードリーがキューブリックのオファーを断る手紙も載ってたりと、一時話題になってましたよ。
予算が大きすぎて映画会社がゴーサインを出さなかったらしいけど、オードリーがOKしてたら映画化されてたかもしれませんねー。
実はオードリーは男臭い役者と合うと思ってて、ボガードやコネリーとも違和感なく、よりオードリーの魅力が引き立つ感じがするんですよねー。
ジャックニコルソンとの掛け合いを見てみたかったなぁ^ ^。
Posted by KG at 2020年01月28日 23:18
なんだかキューブリックの「ナポレオン」、製作されなかった映画としてはかなり有名な作品みたいですね!
あれっ、でもなんか聞いたことあるような…。もしかして以前にもKGさんから伺ってたのかな?
でもネットで調べてみたら、キューブリック、オードリーに愛欲のシーンを準備してたとか…。
そういうのはオードリーには合わないですよね。
なんかヴィスコンティの「家族の肖像」とかヒッチコックの「判事に保釈なし」などと同じ理由でオードリーが嫌がる感じがします。
しかしなんで大物監督は性的なことに関わる役にオードリーを使おうと思うんでしょうね。全く向いてないと思うんですけどね笑。
オードリーって演技の深化を望んでなかったし、自分が楽しいと思える映画に出演してましたから、時期が「暗くなるまで待って」より前だったとしても同じように断ってたんじゃないかなーと思いますよね。
ナポレオンが熱烈に愛した年上の女性として68年ごろのオードリーは合ってる気はしますが、ジョセフィーヌは最初のうちはナポレオンを愛してなくて浮気ばっかりしてましたからね~(^_^;)
後にジョセフィーヌがナポレオンを愛した頃にはナポレオンがジョセフィーヌに飽きてしまったと…。
ちょっとオードリーにはしんどそうな役ですよね。
でもキューブリックにヴィスコンティにヒッチコック。
オードリーはそうそうたる大監督をそでにしてますね。
あれっ、でもなんか聞いたことあるような…。もしかして以前にもKGさんから伺ってたのかな?
でもネットで調べてみたら、キューブリック、オードリーに愛欲のシーンを準備してたとか…。
そういうのはオードリーには合わないですよね。
なんかヴィスコンティの「家族の肖像」とかヒッチコックの「判事に保釈なし」などと同じ理由でオードリーが嫌がる感じがします。
しかしなんで大物監督は性的なことに関わる役にオードリーを使おうと思うんでしょうね。全く向いてないと思うんですけどね笑。
オードリーって演技の深化を望んでなかったし、自分が楽しいと思える映画に出演してましたから、時期が「暗くなるまで待って」より前だったとしても同じように断ってたんじゃないかなーと思いますよね。
ナポレオンが熱烈に愛した年上の女性として68年ごろのオードリーは合ってる気はしますが、ジョセフィーヌは最初のうちはナポレオンを愛してなくて浮気ばっかりしてましたからね~(^_^;)
後にジョセフィーヌがナポレオンを愛した頃にはナポレオンがジョセフィーヌに飽きてしまったと…。
ちょっとオードリーにはしんどそうな役ですよね。
でもキューブリックにヴィスコンティにヒッチコック。
オードリーはそうそうたる大監督をそでにしてますね。
Posted by みつお
at 2020年01月31日 23:34

確か以前ナポレオンのこと書いたかも!?^ ^
ジョセフィーヌは評価がいろいろ分かれる人でオードリーにふさわしくない気もするけど、若い頃は前夫とのことで危うく処刑されそうになったり、陽気であげまんで兵隊たちには人気があったとか。
なんかあの時代のホリーゴライトリーみたいなものかと勝手にイメージしてます(笑)、オードリーが演じることできっと新しいジョセフィーヌ像が出来たかもしれませんね。
それと恐らく世界で一番巨匠をソデにした女優でしょうね(笑)。
ジョセフィーヌは評価がいろいろ分かれる人でオードリーにふさわしくない気もするけど、若い頃は前夫とのことで危うく処刑されそうになったり、陽気であげまんで兵隊たちには人気があったとか。
なんかあの時代のホリーゴライトリーみたいなものかと勝手にイメージしてます(笑)、オードリーが演じることできっと新しいジョセフィーヌ像が出来たかもしれませんね。
それと恐らく世界で一番巨匠をソデにした女優でしょうね(笑)。
Posted by KG at 2020年02月02日 14:27
僕はジョセフィーヌは好きなんですよー。
途中でナポレオンを好きになっていって愛情深い妻になっていくのに、気づいた頃にはナポレオンが…というあまりにも可哀想なジョセフィーヌがあまりに気の毒で…。
確かにジョセフィーヌはホリーですよね。しかも映画のホリー。
原作のホリーよりはジョセフィーヌはもっとウェットですもんね。
僕もジョセフィーヌとホリーの共通点を考えてました!
過去の「スクリーン」や「映画の友」とかを見ていると、本当にオードリーはいろんな監督の依頼を断ってますよね。
一度組んだことのあるフレッド・ジンネマン監督の「ハワイ」も出演が決まってたのに、結局「マイ・フェア・レディ」の為に断ってますよね。
ジンネマン監督はよっぽど残念だったのか、自伝でも63年は準備していた「ハワイ」がポシャった年として記述してますね。
途中でナポレオンを好きになっていって愛情深い妻になっていくのに、気づいた頃にはナポレオンが…というあまりにも可哀想なジョセフィーヌがあまりに気の毒で…。
確かにジョセフィーヌはホリーですよね。しかも映画のホリー。
原作のホリーよりはジョセフィーヌはもっとウェットですもんね。
僕もジョセフィーヌとホリーの共通点を考えてました!
過去の「スクリーン」や「映画の友」とかを見ていると、本当にオードリーはいろんな監督の依頼を断ってますよね。
一度組んだことのあるフレッド・ジンネマン監督の「ハワイ」も出演が決まってたのに、結局「マイ・フェア・レディ」の為に断ってますよね。
ジンネマン監督はよっぽど残念だったのか、自伝でも63年は準備していた「ハワイ」がポシャった年として記述してますね。
Posted by みつお
at 2020年02月02日 20:11

ハワイがジンネマン監督の予定だったのは知りませんでした!、きっといい映画になったでしょうね ー^ ^。
尼僧物語のような演技を他でも見せていたら、きっとオードリーの女優としての評価ももっと正当に評価されてたでしょうしね。
またいろいろな情報教えてくださいね^ ^!
尼僧物語のような演技を他でも見せていたら、きっとオードリーの女優としての評価ももっと正当に評価されてたでしょうしね。
またいろいろな情報教えてくださいね^ ^!
Posted by KG at 2020年02月04日 11:17
そうですよねー。
「ハワイ」、アメリカではヒットしたみたいですけど、日本ではコケましたし、大味だっていう評価ですよね。
もしこれがジンネマン監督だったら、骨太のしっかりした作品になってたかもですよね。
ジョージ・ロイ=ヒル監督もいい監督ですが、「明日に向かって撃て!」「スティング」みたいな新感覚な作品の方が合ってる気がします。
でもオードリーが降りたら「ハワイ」の監督も降りるなんて、ジンネマン監督はオードリーをどうしても使いたかったんでしょうかね。
「ハワイ」、アメリカではヒットしたみたいですけど、日本ではコケましたし、大味だっていう評価ですよね。
もしこれがジンネマン監督だったら、骨太のしっかりした作品になってたかもですよね。
ジョージ・ロイ=ヒル監督もいい監督ですが、「明日に向かって撃て!」「スティング」みたいな新感覚な作品の方が合ってる気がします。
でもオードリーが降りたら「ハワイ」の監督も降りるなんて、ジンネマン監督はオードリーをどうしても使いたかったんでしょうかね。
Posted by みつお
at 2020年02月05日 19:12

こんにちわ
「華麗なる相続人」・・・・・初めてシェルドンの原作(「華麗なる血統」という題名になってました)を読んだ時、カバーに使われていた50歳当時のオードリーの写真が老けていて、ショックだったのを覚えています。
尼さん役だった「ロビンとマリアン」の時と違い、若作りの為の厚化粧が、逆にオードリーを老けさせていた気がしましたね。
私はオードリーはジョセフィーヌより、昔ジーン・シモンズが演じた「デジレ」(
マーロン・ブランド扮するナポレオンの恋人役。ちなみにジョセフィーヌ役はマール・オベロンが演じてましたね。)の方が適役だったのではと思ってます。「ソーン・バーズ」でオードリーが断った役を演じ、逆に「ローマの休日」
の時はシモンズが蹴ったアン王女役を、オードリーが演じた訳ですし。
あと、ピーター・オトゥール主演の「チップス先生さようなら」の、最終的にペトラ・クラークが演じたミセス・チップスの役も最初はオードリーにオファーが来てた役らしいですね。
ロシア革命の時に銃殺された「ニコライとアレクサンドラ」の皇后役も、オードリーが演じる筈だったと聞いています。これは見たかったですねえ。
50年代に、男装して少年役を演じる話も来てたそうですね。これ、たしかサラ・ベルナールの舞台の代表作だったと記憶してます。もし実現していたら、素敵だったでしょうね。
「華麗なる相続人」・・・・・初めてシェルドンの原作(「華麗なる血統」という題名になってました)を読んだ時、カバーに使われていた50歳当時のオードリーの写真が老けていて、ショックだったのを覚えています。
尼さん役だった「ロビンとマリアン」の時と違い、若作りの為の厚化粧が、逆にオードリーを老けさせていた気がしましたね。
私はオードリーはジョセフィーヌより、昔ジーン・シモンズが演じた「デジレ」(
マーロン・ブランド扮するナポレオンの恋人役。ちなみにジョセフィーヌ役はマール・オベロンが演じてましたね。)の方が適役だったのではと思ってます。「ソーン・バーズ」でオードリーが断った役を演じ、逆に「ローマの休日」
の時はシモンズが蹴ったアン王女役を、オードリーが演じた訳ですし。
あと、ピーター・オトゥール主演の「チップス先生さようなら」の、最終的にペトラ・クラークが演じたミセス・チップスの役も最初はオードリーにオファーが来てた役らしいですね。
ロシア革命の時に銃殺された「ニコライとアレクサンドラ」の皇后役も、オードリーが演じる筈だったと聞いています。これは見たかったですねえ。
50年代に、男装して少年役を演じる話も来てたそうですね。これ、たしかサラ・ベルナールの舞台の代表作だったと記憶してます。もし実現していたら、素敵だったでしょうね。
Posted by ヴェロニカ・ハメル at 2020年02月06日 06:00
「華麗なる相続人」は若作りだったんですか!?
もしそのつもりだったらレブロン(がメイク担当でしたっけ?)は大失敗てすね。
「ロビンとマリアン」と数年しか違わないのに、メイクは大違いですよね。
デジレの生涯はよく知らなくて、ナポレオンと婚約したところくらいしか知識がないのでオードリーに向いてるかどうかはわからないんですけどね。
でも映画「デジレ」の評価はあんまり高くないみたいなので、結果だけでみるとオードリーじゃなくて良かったかも(^_^;)
もし「華麗なる相続人」もオードリーが断って「愛と哀しみの果て」に出ていて、他の人が「華麗なる相続人」をやってたら、これもオードリーがやらなくてよかったー!と思っていたでしょうね。(^-^;)
「チップス先生さようなら」もオードリーでしたね。もし「マイ・フェア・レディ」でもピーター・オトゥールが法外なギャラを要求してなければ「マイ・フェア・レディ」「おしゃれ泥棒」「チップス先生さようなら」と3本連続で組んでいたかもですね。
「ニコライとアレクサンドラ」は映画を見たこと無いんですが、超時代劇っぽいので、オードリーで大丈夫ですか?
オードリーに対してよく言われるのは都会の妖精って表現なのでちょっと心配…。
そういえば「クレオパトラ」もありましたけど、オードリーのキャラからするとバーナード・ショーの「シーザーとクレオパトラ」の方が向いてるかもです(後半の陰謀を企むクレオパトラは違うと思いますけど)。
50年代の男の子役は「鷲の子」じゃないですか?たしかウィリアム・ワイラーが監督する予定だったとか。どんな役なんでしょうね。
他にも「ピーターパン」の実写化でピーターパン役をやる案も有ったようですが、ディズニーが許可しなかったそうです。
まあでもこういうファンタジーを50年代や60年代に映画化すると、当時の技術は今見ると陳腐になっているでしょうから、やらなくて正解かな、と思います。どうしても “こうやりたかったんだろうな”と観客が制作者の当時の意図を汲み取りながら見てあげないといけなくなるでしょうし、それでは現代の観客にアピールしにくいと思いますので。
もしそのつもりだったらレブロン(がメイク担当でしたっけ?)は大失敗てすね。
「ロビンとマリアン」と数年しか違わないのに、メイクは大違いですよね。
デジレの生涯はよく知らなくて、ナポレオンと婚約したところくらいしか知識がないのでオードリーに向いてるかどうかはわからないんですけどね。
でも映画「デジレ」の評価はあんまり高くないみたいなので、結果だけでみるとオードリーじゃなくて良かったかも(^_^;)
もし「華麗なる相続人」もオードリーが断って「愛と哀しみの果て」に出ていて、他の人が「華麗なる相続人」をやってたら、これもオードリーがやらなくてよかったー!と思っていたでしょうね。(^-^;)
「チップス先生さようなら」もオードリーでしたね。もし「マイ・フェア・レディ」でもピーター・オトゥールが法外なギャラを要求してなければ「マイ・フェア・レディ」「おしゃれ泥棒」「チップス先生さようなら」と3本連続で組んでいたかもですね。
「ニコライとアレクサンドラ」は映画を見たこと無いんですが、超時代劇っぽいので、オードリーで大丈夫ですか?
オードリーに対してよく言われるのは都会の妖精って表現なのでちょっと心配…。
そういえば「クレオパトラ」もありましたけど、オードリーのキャラからするとバーナード・ショーの「シーザーとクレオパトラ」の方が向いてるかもです(後半の陰謀を企むクレオパトラは違うと思いますけど)。
50年代の男の子役は「鷲の子」じゃないですか?たしかウィリアム・ワイラーが監督する予定だったとか。どんな役なんでしょうね。
他にも「ピーターパン」の実写化でピーターパン役をやる案も有ったようですが、ディズニーが許可しなかったそうです。
まあでもこういうファンタジーを50年代や60年代に映画化すると、当時の技術は今見ると陳腐になっているでしょうから、やらなくて正解かな、と思います。どうしても “こうやりたかったんだろうな”と観客が制作者の当時の意図を汲み取りながら見てあげないといけなくなるでしょうし、それでは現代の観客にアピールしにくいと思いますので。
Posted by みつお
at 2020年02月07日 21:15

『鷲の子』での設定はナポレオンの息子役で、かつて1900年の初演ではサラ・ベルナールが舞台で演じた役でもありました。
1937年のオペラ化でもソプラノ歌手のファニー・エルディがこの役を演じています。
https://en.wikipedia.org/wiki/L%27Aiglon_(opera)
これは珍しいグリア・ガースン(1939年版『チップス先生さようなら』に出演)とゲーリー・クーパーとの3ショットでした。(1961年4月18日撮影)https://thefashionofaudrey.tumblr.com/image/103148343808/the-actor-gary-cooper-photographed-between-the
1937年のオペラ化でもソプラノ歌手のファニー・エルディがこの役を演じています。
https://en.wikipedia.org/wiki/L%27Aiglon_(opera)
これは珍しいグリア・ガースン(1939年版『チップス先生さようなら』に出演)とゲーリー・クーパーとの3ショットでした。(1961年4月18日撮影)https://thefashionofaudrey.tumblr.com/image/103148343808/the-actor-gary-cooper-photographed-between-the
Posted by take at 2020年02月08日 01:31
補足:グリア・ガースンはこの時『ルーズベルト物語』で主演女優賞候補でした。クーパーは亡くなる1ヶ月ですね。
https://thefashionofaudrey.tumblr.com/image/103148343808/the-actor-gary-cooper-photographed-between-the
https://thefashionofaudrey.tumblr.com/image/103148343808/the-actor-gary-cooper-photographed-between-the
Posted by take at 2020年02月08日 01:35
takeさん、ありがとうございます!
やっぱり「鷲の子」で合ってたんですね!(*^^*)
しかしナポレオンの息子役だったとは…。
もし「鷲の子」とキューブリックの「ナポレオン」が実現していたら、「戦争と平和」と併せてナポレオン時代の周囲の人物が次々とオードリー化されていきますね。
それはそれで「ループ」の貞子のようで怖いです…((((;゜Д゜)))
それとこのクーパーとガースンの画像は1961年4月…ですか?
その時期のオードリーは「噂の二人」撮影後のはずなので、髪型と太さが違う気がします。
ちょっと調べてみますね。
やっぱり「鷲の子」で合ってたんですね!(*^^*)
しかしナポレオンの息子役だったとは…。
もし「鷲の子」とキューブリックの「ナポレオン」が実現していたら、「戦争と平和」と併せてナポレオン時代の周囲の人物が次々とオードリー化されていきますね。
それはそれで「ループ」の貞子のようで怖いです…((((;゜Д゜)))
それとこのクーパーとガースンの画像は1961年4月…ですか?
その時期のオードリーは「噂の二人」撮影後のはずなので、髪型と太さが違う気がします。
ちょっと調べてみますね。
Posted by みつお
at 2020年02月08日 10:12

調べてきました!やっぱり61年4月ですね!
「アパートの鍵貸します」に作品賞を手渡していますね!
じゃあこの「ティファニーで朝食を」のような髪型はいったい…。
もしかして「噂の二人」って61年始めの方に撮ってるかと思ってたんですが、実は撮影は61年半ばで、超早撮り、超早編集で61年中に公開されたんですかねー。うーん(-_-;)
「アパートの鍵貸します」に作品賞を手渡していますね!
じゃあこの「ティファニーで朝食を」のような髪型はいったい…。
もしかして「噂の二人」って61年始めの方に撮ってるかと思ってたんですが、実は撮影は61年半ばで、超早撮り、超早編集で61年中に公開されたんですかねー。うーん(-_-;)
Posted by みつお
at 2020年02月08日 10:24
